伊吹有喜のレビュー一覧
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数年前に,「なでし子物語」を読んで非常に感動し,続きが読みたいと思っていました。
最近,続編が出ていることを知り,早速手に取りました。
本書では,耀子が立海ではなく,龍治と結婚していましたが,「龍治」って誰よというのが正直なところで,全く印象に残っていません。
なぜ,あんなに強い絆で結びついていた立海が結婚相手ではないのか,意味が分かりませんでしたが,物語自体は面白く,一気読みでした。
耀子が龍治と結婚するまでを描く物語も既に出版されているとのことで,読むのが楽しみです。
なぜ時系列ではないのか疑問はありますが,きっと作者の何らかの意図があるのでしょう。
ラスト近くの立海とのやり取り,せつなすぎましたが,何となくこのままでは終わらなさそうと思っていたら,本書以降を書く連載があるとのことで,こちらも楽しみです。
G.W.の最後にこのような物語に心ゆくまで浸ることができ,とても幸せでした。 -
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感想
子供が成長する話。子供を信じて育てることが大事。
あらすじ
耀子は母親が蒸発して、小4の頃、峰生の祖父がいる常夏荘に間借りすることになった。照子は夫を早くに亡くし、義父や息子とソリが合わないことから峰生に住んでいたが、義父の再婚でできた次男で小1の立海の面倒を見ることになった。
耀子と立海は学校でいじめられるも常夏荘で、青井という家庭教師に従い、仲良く勉強する。耀子はグズな自分を卑下するも青井に諌められて心を入れ替える。そのうち耀子も立海も、地元の六田兄弟と仲良くなる。
耀子は初めてのクリスマス会を立海と友達と楽しむ。しかし、次の日に立海は父親である龍已に無理矢理東京へ連れて行かれる。立海が計画していた耀子の誕生会は常夏荘の面々と照子で準備をして執り行う。立海と耀子は青井を通じて連絡を取り合うのだった。 -
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不登校の高校生が、祖父のもとへ行き、そこで自らの道を見つけてゆく。母や祖母の言葉はヒリヒリするが、このような大人の言葉に息苦しさを感じている若者は日本中にたくさんいるのではないか。決して他人事でも遠いところの話でもないような気がした。祖父の存在にどれほど救われたかがひしひしと伝わる。
「黙っていること=抗議」なんてとんでもないし、言葉が出ないのは、相手への思いやりや、考えがまとまらない、などなど、様々要因がある。そこが待てないのが家族なのかなあなんて思いながらも、言葉が出ない人の気持ちを慮りつつ、言葉で伝える努力も同時にしたいものだと思った。
作中には、イギリスや宮沢賢治の物語の片鱗が多く登場する。そのあたりに精通していると、もっと深く読めるのだろうなと思った。 -
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台湾の色々なお茶や文化、着物の話が多く盛り込まれていて興味深かった。40代の女性が2人の男性から思いを寄せられて、心が揺れ動く様子が良く分かった。
ただ、年齢を重ねても若く見える美しさ、体格やスタイルの良さ、社会的地位や収入の高さ、というものに価値を高く置いているように思えて気になった。他者に対する思いやりや気遣い、居心地の良さ、お金や物に対する価値観、人生経験、そういったものを相性として大切にしたい自分にとっては、主人公の選択肢は疑問を感じた。まあ、それが恋なのかもしれないけれど。
マダムの言葉『思秋期を越えた女は、性欲から離れた「菩薩」を目指すか、恋の喜びと業を背負った「をんな」でいるか。』『さなぎの時期を越えれば、人生の紅葉の時の始まり。「菩薩」も「をんな」も、春以上に麗しい。』 -
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感想
作者の作品はいくつか読んだが、今回はいつもとちょっと違う感じがした。
何が違うかと言われると説明できないのだが。じんわりくる感動みたいなのがなかったような。
あらすじ
有明F&Pに勤める青柳は、ある日もうあなたと生活したくないと妻と娘に出ていかれる。さらに会社からは代えが聞く人材としてリストラ部屋へ行くか、バレエ団に出向するか迫られて、敷島バレエ団へ向かう。バレエ団のことをカンパニーと呼ぶ。
由衣は有明でトレーナーとしてマラソンランナーの舞を支えていたが、舞は妊娠を機に突然引退を決め、世界的バレリーナの高野のケアを任される。しかし、高野は、他人に触れられたくないと由衣に身体に触れさせない。
高野は加齢と怪我によって白鳥の湖のプリンシパルをつとめられないと言う。瑞穂が作った新解釈の白鳥の湖に挑戦したいという。青柳は会社の意向を受けてアイドルグループのバーバリーの那由多をプリンシパルに据える。それを不満に思った高野は、ウィーンに帰るも由衣が説得して連れて帰ってくる。高野は由衣にケアを任せることにした。青柳は妻に迫られて遂に離婚する。
ゴタゴタがあってチケットの売れ行きが芳しくない。団員は新宿での大胆なフラッシュモブを仕掛けることで話題になり、チケットは完売する。ぶつかりながらも迎えた最終公演で那由多が紗良のリフトを失敗して肋骨を骨折させる。高野も足を傷めてしまい、一時は中止を検討するまで行ったが、高野のやる気と那由多が精神的に回復し、紗良は美波と変わることで公演を成功に終わらせる。誠一はリストラ部屋から企画を上げて総務に戻れるように決まった頃、高野から会社の立ち上げに誘われる。 -
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鎌倉と京都って、こーゆーありそでなさそな時間がどこか止まった雰囲気が成り立つよね。
優しさに触れて人生再生物語り、を期待してて、ある意味そうだったんだけど、そこにそぐわないドロドロラブがあったなぁ。エロスがダメなんじゃなくて、親子は勘弁してほしかった。これね、都会だったらまた感じ方が違ったの。ある意味生々しさが調和してた。
それが鎌倉っていうので余計に厭らしさが増したきがします。直哉の親子関係もあまり好きじゃなかった。
なんで紫釉さんとの大人ラブにしてくれなかったんだ。。。
っていうモヤモヤ、
でもお茶コンセプトはとても好きだった。
2026.8.29
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あの人と過ごす
何気ない「おやつ」の時間が、
今日を乗り切る力をくれる。
おいしいものを愛する作家陣が贈る、
心とおなかの空腹をあたたかく満たす連作短編集。
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好きな作家さんが多く参加されていて購入しました。
これもかなり前に読んだので記憶が曖昧ですが。
ぱらぱらページをめくると少しずつ思い出してきました。
島本理生さんの「楽園の代わりのカッサータ」が好きでした。
議員と不倫という不毛なことと、
切ないけどなんか爽やかな部分もあって。
他の作品も同級生や親子等で、
忘れられない瞬間と食べ物が。
読後が良いアンソロジーでした。