伊吹有喜のレビュー一覧

  • 今はちょっと、ついてないだけ

    Posted by ブクログ

    これまで読んだ伊吹さんの作品が好きであったことに加えて、タイトルに惹かれて手に取りました。
    いろいろな挫折を経験した大人たちが、新たに知り合った仲間、縁が切れていた仲間たちと自らの経験を生かして、若い時とは異なる適度な距離感を保った中で、手を組み前に進んでいく様子は、何だか自分が励まされているような感じでした。
    一部の章では、それってついていないとはちょっと違いそうというところもありましたが、それはそれとして。

    0
    2026年01月18日
  • BAR追分

    Posted by ブクログ

    図書室。おいしい小説読みたくて。
    食べ物はそれほど魅力的かつ大々的に描かれているわけではないから当初の目的とは異なるけれど、新宿みたいな都会の澱みたいなところにもこういう場所があればいいなあ、と思いながら読んだ。

    0
    2026年01月18日
  • 犬がいた季節

    Posted by ブクログ

    わんちゃんだいすきだからその点でもう泣ける…笑
    一昔前の恋愛や友情はとにかく眩くて、今では考えられないようなワイルドさがあってよかった。
    とにかく登場人物たちが自由にのびのびと生きている感じ。
    けれども読む前の評価の高さを見てしまったからこそ、それを超えてきてくれなかったという印象….。

    0
    2026年01月16日
  • 鎌倉茶藝館

    Posted by ブクログ

    この作者の作品、今まであまりテンポが合わない印象があったけれどタイトルに惹かれて読み始めました。
    鎌倉の街が描かれていて お茶の魅力も伝わってきて、でもやはりテンポが合わず止めようかなと思っていたところに、思いもよらず艶かしい展開に驚きました!始めは特に魅力も感じなかった主人公がどんどん美しくなっていく様、奥深いお茶の世界、堪能しました。

    0
    2026年01月13日
  • 鎌倉茶藝館

    Posted by ブクログ

    心情はよく解る 情景描写も美しい 主題にあるお茶についてももっと知りたくなり、実際に飲みたくなる 一気に読み進めましたが、主人公である女性が素敵すぎて自分を投影することができなかったところが唯一残念

    0
    2026年01月10日
  • 雲を紡ぐ

    Posted by ブクログ

    夢中っていいね。
    覚悟って迫られて無理やり決めるものじゃないんだろうな、きっとそうしたら辛くなる。
    夢中になれるものを見つけて、心の底から「やりたい!」って思ったとき、その道を進む中で出会う苦難を分かっていて、でもそれが気にならないくらいにやりたくて輝いていた時に自然と決まるものなのかな、というかそうであって欲しいなと感じた。
    無理して決める覚悟は、辛いし長続きしないだろう。
    やりたくてやりたくてやるのが、いいな。

    鉱物や色など宮沢賢治の世界がたくさん盛り込まれていたところも美しかった。
    岩手の景色を思い出しながら読んだ。

    0
    2026年01月04日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ



    料理に関する短編小説集。

    どの話も美味しそうで、ストーリーにも一癖あったり味がある。

    その中でも一番のお気に入りは
    伊吹有喜の「夏も近づく」。

    複雑な家庭の事情で、家を追い出された葉月という少年と、主人公の拓実。
    ぎこちなかった彼らの関係が、
    拓実の作った美味しい料理を二人で食べることで新しい人間関係が作られていく。

    夏の風景の清涼感もあり、大のお気に入りとなった。
    この作者の他の本も読んで見たくなった。
    こういう新しい世界が広がるのも、小説集の醍醐味ですね。

    0
    2025年12月30日
  • 雲を紡ぐ

    Posted by ブクログ

    好きなものと暮らすことと家族の変化に思い馳せた 岩手県の名前の由来になったという説のある和歌の意味も感慨深い

    0
    2025年12月28日
  • 常夏荘物語

    Posted by ブクログ

    読み始めてみると、何だか登場人物が多いし、彼らの設定がなんとなく確立されてるし、なんとなく置いてけぼり感が否めないなーと思いながらそれでも読み進めた。途中からイベントが盛り上がってきて高揚感を感じ始めた頃にやっと、シリーズものの第4弾だと知る。しまったー。伊吹さんの作品でここまで感情移入できないのは珍しいと思ってたら。。失敗失敗。ラストは読んでしまったけれど、第1弾から振り返ってみたい!過去があるとこの第4弾もきっとまた違った印象になるんだろうなーと文章の端々から予感する。
    印象に残ったのは、耀子が娘の瀬里に言った言葉。「お父様にとって大切な人は、私たちにとっても大切な人だ。ヴィンセントさんを

    0
    2025年12月19日
  • 娘が巣立つ朝

    Posted by ブクログ

    娘の結婚の頃には親の介護や定年とかを考えなくてはいけないタイミングとも重なる。結婚式にかかる費用をどうするのか、両家の考え方や価値観の違いをどうするのかいろいろと考え、話し合わないとなくてはいけないことが多くなる。
    娘が家を出ていくだけではなく、それとともに夫婦の関係性も変わる可能性をもっている。
    父親の自分中心の考え方、自分はそんなには悪くないという考え方がよくないと認識させられた。

    0
    2025年12月07日
  • 娘が巣立つ朝

    Posted by ブクログ

    まっすぐ終わらないとこがいいなー
    なんかぐっと共感させられてしまった。。。
    頑張りすぎは良くないけど、ゆるゆる離れていくのも寂しいものだな。

    0
    2025年11月11日
  • 注文の多い料理小説集

    Posted by ブクログ

    料理をテーマにした7人の作家さんによるアンソロジーです。

    こちらのお目当ては柚木麻子さんと伊吹有喜さん。あと未読の井上荒野さんが気になってました。装丁のデザインとタイトルがなかなか洒落てますよね。

    『エルゴと不倫鮨』柚木麻子
    最初は不倫の話かぁ…ちょっと嫌だな、と思いきや、さすがの柚木さん。吹き出しそうになるくらい痛快でおもしろかったです。

    『夏も近づく』伊吹有喜
    自然の中で食べるちゃんと手をかけた料理が本当においしそうでした。

    『好好軒の犬』井上荒野
    初めましての井上荒野さん。最初から最後まで独特で不穏な雰囲気のあるお話でしたね。

    『色にいでにけり』坂井希久子
    こちらも初めましての

    0
    2025年10月28日
  • 雲を紡ぐ

    Posted by ブクログ

    自分は通り過ぎてしまったからなんとでも言えるけど、小学生から高校生までって学校が世界の全て、みたいなところがあるから学校でうまくいかなかったらとても辛いと思う。これで家にも居場所がないとなったら最悪だと思う。
    美緒は岩手のおじいちゃんのところに逃げることができてよかったと思う。
    ほぼ会ったことのないおじいちゃんとの生活はどうなんだろう?と思ったけどうまくいっているようでよかった。人の顔色を伺って相手の気持ちを勝手に考えてしまうのは、私もしてしまうことだからなんとなくわかる。相手の気持ちなど、相手にしかわからないのに。
    岩手でのおじいちゃんとの生活の中で少しずつ自分がしていきたいこと、自分の色を

    0
    2025年10月26日
  • 娘が巣立つ朝

    Posted by ブクログ

    予想外のラストに少しモヤモヤ。
    結婚が決まった娘と、その父親、母親の目線から話が進む。都内で一人暮らしをしていた娘が結婚までの半年、色々訳あり郊外の実家に戻ってくる。最後の家族水入らずの3人での生活。その中でそれぞれに色々悩みがあり、お互いに気を遣い、すれ違ったりする。花嫁のドレスの仮縫い場面はかなりショッキングで印象に残った。いつも緩やかなフワフワしたイメージの娘真奈が義母にハッキリとした凛とした態度をとったところは最高!でも後にエピローグで涙ぐむ真奈と母智子、義母マルコにこちらまで涙を誘われた。それぞれ生きてきた環境が違うし、勘違いや、上手く思いが伝わらないこともあると思うけれど、女3人が

    0
    2025年10月25日
  • カンパニー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    伊吹有喜さん14冊目。文庫派の私としては、これでこの作者さんの文庫になっているものには追いついた(と思う、多分)。

    妻子に逃げられた47歳総務課長・青柳と、選手に電撃引退されたトレーナー・由衣。製薬会社のリストラ候補の二人が、出向先のバレエ団で世界的プリンシパル・高野が踊る「白鳥の湖」の公演の成功を目指して…というお話。
    全く門外漢の二人が次々発生する難題に見舞われながらも誠実に行動することでバレエ団の人たちの心を掴み、頑なだったプリンシパルの心も溶かしていく。バレエ団やダンサーたちのバレエにかける熱量やその裏にある経済的事情なども良く描けており、とても気持ちよく読めた。
    『いくらでも替えが

    0
    2025年10月11日
  • 地の星 なでし子物語

    Posted by ブクログ

    なでし子物語は、何冊かシリーズになっているのを知らずに、これを読んでしまったので、登場人物の関係性がうまく掴めなかった。

    シリーズの中でこの作品は、主人公が、名家に嫁いだが、自分の力で立っていたいという思いから、スーパーでパートを始めるところから始まる。
    働くことにやりがいや生きがいを見い出していくところが、夢があって、胸が躍ります。

    まあでも、現実は、こんなことはなく、、、お金のために働いている人がほとんどじゃないかな?
    やりたいことを仕事に出来たらサイコーなのに、と思っても、金になりそうなやりたいことが見つからないーーー。

    0
    2025年09月13日
  • 娘が巣立つ朝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他人と家族になるということの難しさ、熟年夫婦のすれ違いなどとてもリアルに描写してあり、読んでいて、重苦しさを感じました。

    読書に何を求めるかにもよりますが、私は、どうせ読むなら、明日も頑張ろうとか、人生捨てたもんじゃないとか、前向きになれる作品を読みたい派なので、その観点からはこの小説は好みではなかったです。

    マルコさんの発言は、天然とかいう問題ではないし、それに対する真奈の発言は私は支持しますが、互いにそこまで言われて、今後、親戚として果たしてやっていけるのだろうかと、色々、考えさせられました。
    相手を傷つける可能性のある不用意な発言には気をつけないといけないですね。

    0
    2025年09月14日
  • 風待ちのひと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アラフォーの男女の恋愛が、ゆっくり進んでゆくストーリーですが、ところどころ違和感が⋯

    喜美子が全体的に39歳とは思えぬ所作や話し方だったのが気になって気になって⋯苦労の多さを鑑みても老けすぎてて60歳くらいの描写に感じられてしまった。10年以上前の作品とはいえ⋯

    また、主人公の妻が分かりやすい悪役すぎて、ちょっと男性視点だけのご都合主義に見えました。

    まあ最後までスルスル読みやすかったのは良かったかな。

    3.4

    0
    2025年08月31日
  • 四十九日のレシピ

    Posted by ブクログ

    淡々とゆっくり穏やかな語り口はこれまでに読んだ伊吹さんの作品と同様ですが、ストーリーは違っていました。
    家族の温かさが描かれる一方で、ボタンの掛け違いによるすれ違いも。
    49日のシーンでもいろいろありますが、最終的にはほっとしました。
    亡くなっても皆に慕われるような人生を送ることができたら素敵だなと思いました。

    0
    2025年09月01日
  • BAR追分

    Posted by ブクログ

    新宿追分と呼ばれた街の一角にある
    昼はバール、夜はバーの「BAR追分」
    「追分」は道が左右にわかれるところ。
    人生の追分にそこを訪れた人たちは
    おいしい定食やカクテルを楽しんだ後
    自然と気持ちが落ち着いていく…。

    商店街の管理人として
    BARの上に住まう宇藤くんを狂言回しに
    バールのほうの店長モモちゃん
    バーのバーテンダー2人
    謎の美女オーナー遥香さんなど
    魅力的な住人たちが集う場所。

    シリーズ化しているようなので
    また続きも読んでみようかな。

    0
    2025年08月22日