伊吹有喜のレビュー一覧

  • カンパニー(新潮文庫)

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    妻子に逃げられリストラ部署へと肩をたたかれ
    公私共に崖っぷちの40代サラリーマンが会社が後援しているバレエ団へと飛ばされた
    馴染みのないバレエの世界が垣間見れたのがなんだか嬉しかった
    読みながらも読んだ後も何度となく胸を張りたくなる作品
    面白かった

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    2020年05月14日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    普通の会社員がバレエ団に投げ込まれ、バレエを知らない目線から、舞台裏を垣間見る感で面白い!白鳥の湖見てみたくなりました。
    コロナで舞台がない今、彼らがどうしているか心配になります。

    最後には元気になれる小説で今!オススメです。

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    2020年04月23日
  • なでし子物語

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    父を亡くし、母に置き去りにされた少女。 耀子が祖父のもとに引き取られた。
    そこの女主人、照子も夫に先立たれ一人息子とは疎遠になっている。
    そして舅が他の女性との間にもうけた息子、立海。3人が同じ屋敷内に暮らすことで生まれる救い。

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    2020年04月12日
  • 天の花 なでし子物語

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    連作のうちの一編らしいけど前後を知らないままでも興味深かった。静岡は浜松にある旧家の遠藤家の人物たちが昭和から平成に移る時期に織り成す物語。中心は中学校から高校にかけてこの家で暮らした間宮耀子だけど、周りの人物相関図を頭に描きながら読み進めた。なんとも不思議な余韻の残った作品だった。

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    2019年06月01日
  • 地の星 なでし子物語

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    数年前に,「なでし子物語」を読んで非常に感動し,続きが読みたいと思っていました。
    最近,続編が出ていることを知り,早速手に取りました。

    本書では,耀子が立海ではなく,龍治と結婚していましたが,「龍治」って誰よというのが正直なところで,全く印象に残っていません。
    なぜ,あんなに強い絆で結びついていた立海が結婚相手ではないのか,意味が分かりませんでしたが,物語自体は面白く,一気読みでした。

    耀子が龍治と結婚するまでを描く物語も既に出版されているとのことで,読むのが楽しみです。

    なぜ時系列ではないのか疑問はありますが,きっと作者の何らかの意図があるのでしょう。

    ラスト近くの立海とのやり取り,

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    2026年01月07日
  • オムライス日和 BAR追分

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    うらぶれたねこみち横丁のBAR追分に関わる若者3人が、何らかの過去を引きづりながらも商店街の方との心温まる物語がホッコリさせられる。その一番の要因が、バール追分の料理を任されている桃子が作る美味しい料理ではないかと思う。私は、家族の絆を強くするのは、愛情たっぷりの料理だと常々思っている。

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    2026年01月17日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    これまで読んだ伊吹さんの作品が好きであったことに加えて、タイトルに惹かれて手に取りました。
    いろいろな挫折を経験した大人たちが、新たに知り合った仲間、縁が切れていた仲間たちと自らの経験を生かして、若い時とは異なる適度な距離感を保った中で、手を組み前に進んでいく様子は、何だか自分が励まされているような感じでした。
    一部の章では、それってついていないとはちょっと違いそうというところもありましたが、それはそれとして。

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    2026年01月18日
  • BAR追分

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    図書室。おいしい小説読みたくて。
    食べ物はそれほど魅力的かつ大々的に描かれているわけではないから当初の目的とは異なるけれど、新宿みたいな都会の澱みたいなところにもこういう場所があればいいなあ、と思いながら読んだ。

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    2026年01月18日
  • 犬がいた季節

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    わんちゃんだいすきだからその点でもう泣ける…笑
    一昔前の恋愛や友情はとにかく眩くて、今では考えられないようなワイルドさがあってよかった。
    とにかく登場人物たちが自由にのびのびと生きている感じ。
    けれども読む前の評価の高さを見てしまったからこそ、それを超えてきてくれなかったという印象….。

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    2026年01月16日
  • 鎌倉茶藝館

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    この作者の作品、今まであまりテンポが合わない印象があったけれどタイトルに惹かれて読み始めました。
    鎌倉の街が描かれていて お茶の魅力も伝わってきて、でもやはりテンポが合わず止めようかなと思っていたところに、思いもよらず艶かしい展開に驚きました!始めは特に魅力も感じなかった主人公がどんどん美しくなっていく様、奥深いお茶の世界、堪能しました。

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    2026年01月13日
  • 鎌倉茶藝館

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    心情はよく解る 情景描写も美しい 主題にあるお茶についてももっと知りたくなり、実際に飲みたくなる 一気に読み進めましたが、主人公である女性が素敵すぎて自分を投影することができなかったところが唯一残念

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    2026年01月10日
  • 雲を紡ぐ

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    夢中っていいね。
    覚悟って迫られて無理やり決めるものじゃないんだろうな、きっとそうしたら辛くなる。
    夢中になれるものを見つけて、心の底から「やりたい!」って思ったとき、その道を進む中で出会う苦難を分かっていて、でもそれが気にならないくらいにやりたくて輝いていた時に自然と決まるものなのかな、というかそうであって欲しいなと感じた。
    無理して決める覚悟は、辛いし長続きしないだろう。
    やりたくてやりたくてやるのが、いいな。

    鉱物や色など宮沢賢治の世界がたくさん盛り込まれていたところも美しかった。
    岩手の景色を思い出しながら読んだ。

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    2026年01月04日
  • 鎌倉茶藝館

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    鎌倉の雰囲気に浸りながらお茶や着物の蘊蓄をたっぷりに堪能していたら恋愛要素が入ってきて、なんだかがっかりしちゃったかな。煮え切らない態度だったり、欲望にまみれたりスイッチの入れ加減が不可解で、共感できないままにラストまできてしまったかな。恋愛パートの占める割合がおおくなってくるにつれ自分の中では失速。

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    2026年01月02日
  • 鎌倉茶藝館

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    鎌倉に台湾茶に着物、心惹かれるものが満載で楽しみにしていた本。鎌倉茶藝館の雰囲気も、マダムや紫釉も、鎌倉らしい魅力的で神秘的な場所と人物。ただ主人公の美紀や直哉の人物像が掴みきれず、心を逆撫でされるような気がして、物語にどっぷり浸れなかった。さらに、美紀の元夫、姪、直哉の母親は、あまりに感じ悪くて、素敵な設定が台無しだと感じた。装丁は素敵。

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    2025年12月30日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理に関する短編小説集。

    どの話も美味しそうで、ストーリーにも一癖あったり味がある。

    その中でも一番のお気に入りは
    伊吹有喜の「夏も近づく」。

    複雑な家庭の事情で、家を追い出された葉月という少年と、主人公の拓実。
    ぎこちなかった彼らの関係が、
    拓実の作った美味しい料理を二人で食べることで新しい人間関係が作られていく。

    夏の風景の清涼感もあり、大のお気に入りとなった。
    この作者の他の本も読んで見たくなった。
    こういう新しい世界が広がるのも、小説集の醍醐味ですね。

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    2025年12月30日
  • 鎌倉茶藝館

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    伊吹有喜さんが描かれる、古き良き趣を大切にした世界観が好きだ。
    今回は、お茶と着物の美しくて繊細な描写が多く、
    古都鎌倉が舞台とあって興味深く読み進めた。
    まぁ最近の鎌倉は、混みすぎで風情も何も感じにくいのが残念ですが・・・

    2人の男性の間で揺れる主人公の相生美紀は御年48歳。幾つになっても艶っぽい話があるって素敵だなぁとつくづく。
    ただ、お相手に少々難ありなので、何となく結末は予想出来てしまうのだが、途中のたがが外れたかのような燃え上がる大人の恋模様は、エロスというより成熟した艶のある美しさが描かれていて素敵だった。

    心根の悪い女性が複数出てくる一方、常にブレない軸で存在感を放つ紫釉に何

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    2025年12月29日
  • 雲を紡ぐ

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    好きなものと暮らすことと家族の変化に思い馳せた 岩手県の名前の由来になったという説のある和歌の意味も感慨深い

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    2025年12月28日
  • 鎌倉茶藝館

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    夫も仕事も失い、過去に恋人と訪れていた鎌倉で偶然見つけた台湾茶のお店で働き始める女性。二人の男性から好意を持たれ、得意の着物などで新しい一歩を踏み出すお話。20歳以上年下の男性や着物を着こなす男性が主人公の女性に夢中になる設定だが、そこまでのことをもたらすような女性像が見えてこなかった。

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    2025年12月26日
  • 常夏荘物語

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    読み始めてみると、何だか登場人物が多いし、彼らの設定がなんとなく確立されてるし、なんとなく置いてけぼり感が否めないなーと思いながらそれでも読み進めた。途中からイベントが盛り上がってきて高揚感を感じ始めた頃にやっと、シリーズものの第4弾だと知る。しまったー。伊吹さんの作品でここまで感情移入できないのは珍しいと思ってたら。。失敗失敗。ラストは読んでしまったけれど、第1弾から振り返ってみたい!過去があるとこの第4弾もきっとまた違った印象になるんだろうなーと文章の端々から予感する。
    印象に残ったのは、耀子が娘の瀬里に言った言葉。「お父様にとって大切な人は、私たちにとっても大切な人だ。ヴィンセントさんを

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    2025年12月19日
  • 鎌倉茶藝館

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    人生はままならない。だからこそ、人は足掻くのかもしれない。一つの道が正しさを孕んでいるわけではない。そのことに気づけるまでには、相当の時間と経験が必要なのかもしれない。生と死を見つめる時間を得られる物語。

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    2025年12月11日