伊吹有喜のレビュー一覧
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心が風邪を引いてしまったら、どうする?
そんなことで寝込んでなどいられないと、自身を叱咤激励するか、それとも、癒されるまで、ゆっくり過ごすか。
心が風邪を引いてしまったら、無理をしちゃいけない。周りの速度が速いから、取り残されてしまうのではないかと心配になるかもしれないけれど、焦らなくていい。
「風待ち中。いい風が吹くまで待機しているだけ」
いい風が吹いてきたら、帆を上げて漕ぎ出せばいい。
でも、それは一人じゃ無理。傍にいてくれる誰かが必要。支え、励ます、時にはユーモアをもって。その中で、もしかしたら、風邪が治りきっていなかった自身も癒されていく。
読後感がとてもあたたか -
Posted by ブクログ
数年前に,「なでし子物語」を読んで非常に感動し,続きが読みたいと思っていました。
最近,続編が出ていることを知り,早速手に取りました。
本書では,耀子が立海ではなく,龍治と結婚していましたが,「龍治」って誰よというのが正直なところで,全く印象に残っていません。
なぜ,あんなに強い絆で結びついていた立海が結婚相手ではないのか,意味が分かりませんでしたが,物語自体は面白く,一気読みでした。
耀子が龍治と結婚するまでを描く物語も既に出版されているとのことで,読むのが楽しみです。
なぜ時系列ではないのか疑問はありますが,きっと作者の何らかの意図があるのでしょう。
ラスト近くの立海とのやり取り, -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルで買ってしまった。
北信の湯田中の古本屋併設のフレンチのお店「やまブイブイ」。読書好きの女将さんの、おそらく読んだ本だろう。
折しも、宮沢賢治の『注文の多い料理店』という短編集を読んだところだったので、目について、思わず手に取ってしまった。きれいな古本。200円はお買い得♪
さて、誰から、どの作品から読むか?
折しも、短編集を編むなら、作品の掲載順はどうあるべきかを読み友たちと語る機会があったので、果たして順番は大切か、それとも……、という思いを確かめる意味でも、この短編集は、今、読むべきだとも思ったのだった。
結果、最初に読んだのは柚木麻子から。「エルゴと不倫鮨」
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Posted by ブクログ
若い頃、台湾茶にハマって、茶葉を求めて台湾まで旅したこともある。
茶藝館、しかも鎌倉。
題名を聞いただけでワクワクし手に。
懐かしいお茶が登場する度に、杯を重ねる毎に変化していく香りを思い出す。
そして、台湾茶の様々な個性が豊かに表現されていて、またあの香りに癒されたくなる。
20年前、この本に出会えていたら、もっと台湾茶が好きになっていたはず。
ただ、茶藝館が舞台のほのぼのとした小説というイメージとは裏腹に、大人の恋愛小説にちょっと戸惑ってしまった。
自死を考えていたアラフィフ女性が急にこんなにモテるのはちょっと無理があるし、誰が見ても紫釉さんの方が素敵なのに…とやっかみながらの読書。