伊吹有喜のレビュー一覧

  • 四十九日のレシピ

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    乙美さんが愛情深く心優しいステキな人だったんだろうと至る所から感じた。お父さんとの出会い方も良かった!大事なものは失くしてから気付く事ってよくあるけどそうならないように毎日を後悔なく過ごしたいとしみじみ思う。最後のちょっとファンタジーちっくなのも好みでした。

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    2025年07月22日
  • 雲を紡ぐ

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    第8回高校生直木賞

    手洗いされた羊毛に触れてみたい。汚毛の臭いは強烈そうだけどホイップクリームのようになめらかな感触だと知って興味津々。
    1枚の布を作るまでの繊細な作業工程は読んでいて暖かな気持ちになった。
    太一が美緒に、糸は切れてもまた繋がることができるから大丈夫だと伝える場面が優しくて素敵だった。

    後半は工房よりも家族の問題に焦点があたる。
    美緒を追い詰める母親と祖母が毒キャラに感じていたけど、途中から母親の気持ちも理解できてくると、父親と美緒は言葉にするのが下手だし、夫婦の話し合いは拗れるし、この家族どうしたらいいの?!と頭を抱えたくなった。

    祖父が暖かく美緒を受け止めているのが

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    2025年07月15日
  • 娘が巣立つ朝

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    装丁があまり好みではないが、内容は面白かった。自分にも娘がおり他人事ではない内容。今まで彼氏だけ見てきたが、結婚に向かうことで、相手の家族や親族、これまでの生活習慣、周囲の環境などなど、初めて知ることだらけ。受け入れ難いことも多々ある。戸惑いながらも乗り越えるべく娘を応援する父母。まぁいろいろあったが、そこはいい。しかし、父のプライベートがいかん!それはカミさん怒るのは当然。言い訳いろいろあってもそこは納得いかない。

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    2025年07月06日
  • 犬がいた季節

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    犬好きの私は 題名からてっきり犬が主人公のお話かと、手に取った。
    脇役だつた。が 充分役目を果たしてくれていました。
    ある高校に迷い込んだ子犬と昭和、平成、令和とその時々の高校三年生たちの青春を描く。
    恋、初恋、友情、家族関係、成績や進路。
    悩み多き青春真っ只中。

    第一話の胸キュンから 最終話の涙ウルルンまで
    胸熱のお話でした。

    高校生活なんてずっと前のことだったけど
    状況は違うけど 思わず色々思い出してしまいました。

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    2025年07月04日
  • 雲を紡ぐ

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    ほんとに身体が動かないとか、無理っていう時は逃げていい。どこかで決断しなきゃいけない時は必ずくるし、そういう時向き合えれば。
    おじいちゃんという逃げ場があって良かった。

    けど、母方のおばあちゃんも両親もおじいちゃんも、考え方は違えど、美緒に幸せになってほしくて言っているというのが良かった。

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    2025年07月03日
  • 常夏荘物語

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    自立と自律
    自立、かおを上げて生きること。
    自律、美しく生きること。あたらしいじぶんをつくること
    この物語りの中の女性達がみんなそれぞれ素敵だった
    若い人には表現できない女性の機微が伝わってきた

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    2025年07月03日
  • 犬がいた季節

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    昭和…1988年のある日、三重県の高校に迷い込んだ一匹の白い子犬が「コーシロー」と名づけられ、平成、令和と入学し卒業してゆく生徒とともに学校生活を送ってゆく話。

    小説は5章あり、高校で飼われるようになり、時代とともに高校の生徒も変わってゆくが、コーシローはずっと高校にいて、青春時代を送る生徒らを見つめ続けている。
    ネタバレになってしまうが、その間にはF1レースが流行ったり、阪神大震災が起きたり、生徒の環境も家族とともに変わる。そして第5章のラストでコーシローは老犬として生涯を閉じる。
    最終章は令和元年、コーシローが逝ったあとに高校100周年のイベントがおこなわれ、各章に登場した高校生らが同窓

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    2025年07月01日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    伊吹有喜さんの連作短編集
     『今はちょっと、ついてないだけ』

    収録は以下7つの短編
    ・今はちょっと、ついてないだけ
    ・朝日が当たる場所
    ・薔薇色の伝言
    ・甘い果実
    ・ボーイズ・トーク
    ・テイク・フォー
    ・羽化の夢

    ●あらすじ
    バブル期に「ネイチャリング・シリーズ」という冒険番組でもてはやされた「タチバナコウキ」こと立花浩樹。

    バブルがはじけ、番組も終了し、プロデューサーの連帯保証人となっていた浩樹は、多額の負債を背負わされる。

    自己破産もせず、十五年かけて地道に全額返済した浩樹だが、ふと気が付けば、家庭も持たないまま、夢や希望も見失い、人生に行きづまっていた。
    そんな時、母の見舞い先

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    2025年06月27日
  • なでし子物語

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    自立、顔を上げて生きること
    自律、美しく生きること

    紙に貼り出して部屋に飾りたいくらい名言。
    お家のこととか、それぞれの話辛いのも多かったけど、最後、明るく踏み出そう!で終わってるのがすごくよかったし、子供達が純粋で癒される。

    やらまいか、か。

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    2025年06月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理と絡んだ7つの話。
    最後のパンの話がジンときた。
    そして最後の最後、これは本でしか味わえない。
    気に入ったのは水出しのお茶、ぜひ真似してみたい。

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    2025年06月05日
  • 犬がいた季節

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    感想を書き漏れていた。3ヶ月ほど経ってしまったが、思い返して。
    題名や事前の紹介文からなんとなく、犬と高校生との交流を描いた青春ものなのかと思って手に取ったのだが、読後の本棚整理で、「恋愛もの」カテゴリに分類し直した。時の流れが美しく描き留められた、まさに絵画のような物語だった。
    題名を正確に読み解けば、「そういえば私たちの通っていた高校には犬がいたよね」といった感じなのだろうか。子どもから大人へと変わっていこうとする「高校三年生」の旅立ちを、ただそこにいて変わらずじっと見つめ見送っていく犬の視点。その即かず離れずな距離感が絶妙。「四日市」という地域設定も絶妙で感服したのだが、実は作者は三重ご

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    2025年06月04日
  • 注文の多い料理小説集

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    エルゴと不倫鮨がよかった。元気になれる作品だった。そして思いがけず井上荒野の作品と出会えて嬉しい。どこか不気味な感じが良い。深緑野分の福神漬も心に残った。他の作品も読んでみたい。色んな作家さんとの出会いがあるから短編集はいいなぁ。

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    2025年05月30日
  • 犬がいた季節

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    一番切ない終わり方をした話が最後に回収されて心がやっと落ち着く。
    この本は他のエピソードがあろうが、やはりこの2人の物語だったのだと改めて気が付かされる。
    だから何か読んでてソワソワしていたのか。
    色々な青春が味わえる本。

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    2025年05月26日
  • 地の星 なでし子物語

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    おあんさん、強くなったなぁ。
    がんばったなぁ。
    でもヨウヨとリュウカくんはやっぱり切ないな。
    切ないよー。
    最後の一冊、また明日早起きして読み始めようかな。

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    2025年05月20日
  • 彼方の友へ

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    ネタバレ

    Twitterで海に眠るダイヤモンドが好きな人におすすめされていて読んだ。よかった。こういうの読むと今自分が悩んでいることがすごく小さく感じる。主人公のおじさんと有賀主筆は公安?的なやつだったのか気になる。

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    2025年05月19日
  • 犬がいた季節

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    ネタバレ

    あまりにも生活がカサついているため急遽キュンを摂取しようと恋愛小説(ただし甘すぎないもの)を検索し本作に辿り着いた30代女です。

    私の学生時代は、コーシローが生きた時代より10年ほど後かと思いますが、いつの時代にも変わらない思春期の甘酸っぱさや爽やかさ、苦さに共感が止まらず、心が若返ったような気がしました。

    一点だけ、女子のメインキャラ2人の容姿が突出して美しい点は違くても良かったのになぁと思ってしまいました。外見に関係なく素敵なキャラクターなので、中身に惹かれる描写がもっと見たかったかもしれないです。
    その分映像したらとても映える作品だと思います。主演は有村架純ちゃんかなーなんて、妄想し

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    2025年05月18日
  • ミッドナイト・バス

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    ネタバレ

    めっちゃ読みやすくてよかった。
    物語としては色々な人生の転換点にいる家族の内容なんだけど一人一人の家族の悩みがはっきりとは書かず、徐々に他の登場人物の視点も交えて描かれていて悩んでいる人の何処かもどかしい感じがすごい文章から伝わってきた。
    不器用ながらに少しづつ前に進もうとする登場人物達に元気をかなりもらえたので別の作品も読んでみたい

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    2025年05月16日
  • 娘が巣立つ朝

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    見送る側、見送られる側、どちらの立場にもなったことがないので参考になった。ちょうど最近の悩みと被る内容だった。自分が結婚で一番懸念しているのは、生活の違い、考えの相違よりも、双方の親との関係だと気付いた。毎日関わるわけではないけど、切り離せない。良くも悪くもそれだけ親の目を気にしてしまう自分なんだろうな。
    そこから派生して登場人物と重ね合わせ、いろんなことを考えてしまった。結果、未来のことは分からないから、いま自分がどうしたいか少し時間をかけて向き合おうと思った。

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    2025年04月24日
  • 娘が巣立つ朝

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    我が子が婚約者を連れてくる時
    それは見知らぬ誰かと唐突に親族になるということ
    自分とかけ離れた価値観の人たちだったら
    折しも親は思うところがいろいろな熟年期…
    これはそんなお話

    短章が娘、母、父と細切れに入れ替わる
    それぞれの思いや状況が細やかに綴られてるから、客観的にこの家族の経過を見守っている気分になるよね

    このストーリーは娘の結婚についてのみならず、年頃の子を持つ夫婦の在り方や葛藤、そしてすれ違いにも大きく焦点を当てている

    同年代として熟年の男女の心の機微が刺さる作品

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    2025年04月20日
  • 彼方の友へ

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    どんどんと続きが読みたくなり、一気に最後まで読みたくなった。
    この登場人物の詳しいところは?となる部分も残って読後はスッキリしないところもありますが、とても面白かった。

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    2025年04月20日