伊吹有喜のレビュー一覧

  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    どんな小説か、前知識なく読んだ。伊吹有喜さんや古内一絵さんなど、すきな作家さんがいたから。いろんな作家さんの食べることにまつわる短編小説、と思ったし、途中中弛みして、最後まで読まなくてもいいか?と思ったが大間違いで、一番最後の窪美澄さんの作品が大号泣…お母さん、娘、定食屋の聡美さん、だれの立場も、優しく、切なく大号泣…読んでよかった。娘の巣立ちという、ある意味子育てでは成功だけど、空の巣症候群…なるよね、シングルマザーで頑張ってきたら特に。でも自分を変えなきゃ!と思って新しいことに挑戦するのとでよかった。ひいては娘の萌香さんが聡美さんも救った。なんていい話。

    一つ前の古内一絵さんもさすが!ザおじさんが主人公だったのには驚いた。
    時代遅れな昭和セクハラも、とても素直に自分を振り返り、妻の苦労を分かるおじさん。また、そのお母さん(もっともっとしょうわなのにさすが!)
    素直な主人公たちは幸せになれる。

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    2026年08月04日
  • 雲を紡ぐ

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    ちょうど岩手県に向かう新幹線の中で読み始めた本で、運命を感じた。
    ホームスパンのやわらかさとかにおい、岩手県の澄んだ空気が文章から伝わってきて癒される一冊だった。
    ただ、美緒とと太一をくっつけようとする展開が見え隠れして、それはちょっと気持ち悪かった。いとこなのに…。恋愛が絡むとそれは違うと思ってしまう。

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    2026年08月02日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    私はこういう不意な胸キュンに弱いのかもしれない。堂々たる愛を語るみたいな恋愛ではなくて、小学生の恋愛のような知らず知らずの間に一緒にいる、一緒に何かを食べる、一緒に帰るとか、そういうちょっとした当たり前を共有しているという好きを大事にしたいなと改めて思った。駆け引きなんてない小学生の頃の純粋な恋愛に少しだけ懐かしく少しだけ羨ましく感じた。

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    2026年08月02日
  • 鎌倉茶藝館

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    う〜ん なんとも40代後半のまだ女としての男性に対する想いと もう更年期の始まる中年に入る狭間でゆらゆらと揺らぐ気持ちが切実に描かれている

    自分の気持ちだけでは突き進めない、相手の親やら周りの人の目や また、子供が産めないからだのことなど 悩む要素は事欠かない

    男の人はあまりこういうことは考えられないのだろうなぁ

    直哉とダメになって すぐに乗り換えたら嫌だな と思っていたが それはなかった

    2人は時間をかけていい関係が続いて欲しい 

    鎌倉だからこそ こんな素敵なお話になるのだろう

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    2026年07月31日
  • 四十九日のレシピ

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    私もちょうど読んでいる時に絶望していたので
    主人公の壮絶な状況と重ねて読んでいる自分もいて
    すごく救われた。
    こんなふうに明るい四十九日を迎えられたら、亡くなった方も喜ぶかもしれない

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    2026年07月28日
  • 地の星 なでし子物語

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    2作目は何歳設定なのだろうと思ったら、燿子が28歳で、しかも娘がいた。旦那は龍治。龍治って誰だっけ…?1作目では鈍臭くて要領の悪い子どもの燿子が描かれていたのに、高校時代は全国模試10番以内というびっくりエピソードがあり、実は賢いという設定は少ししらけたものの、旦那の顔色ばかり伺っていた燿子がパート先スーパーの立て直しと常夏荘の売却回避に向けて奮起する様子は徐々に自律していく姿そのものの。この小説の軸となるメッセージなのかもしれないと感じた。
    3作目は何歳設定なのか、2作目のラストで設立した会社はどうなったのか、立海の燿子に対する思いも、何か波乱がありそうで、楽しみ。

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    2026年07月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    おやつをテーマにした短編集。
    6名の作家さんが1つずつお話を書いてくれていて、こういうのをアンソロジーというらしい。

    タイトルに「やるせない」とついてるだけあって、どのお話にも切なさが漂うけれど、甘いおやつがそれを癒してくれたり、前を向くきっかけになったりして、読後は優しい感動に包まれる。

    「楽園の代わりのカッサータ」は、映画みたいなおしゃれな雰囲気。
    不倫はダメだけど、誰かや何かにすがったり、現状を変えてほしいっていう思いには共感した。
    しかしこの相手の政治家はひどい男だ。
    ピュアなんだけど、結局自分のことしか考えてないんだよね…。

    「ファースト・アンド・オンリー」はキュンすぎてまるで少女漫画。
    ラストのところ、素敵すぎて読み返しちゃった。
    お弁当を差し入れるのも、ピンチを助けるのも、勇気いるのにすごいな。
    結局、行動した者が人生を変えるのだ。

    「春とマーマレード」のジャムを作るシーンや「ストロベリーの歌」の苺ピクニックのシーンが素敵で憧れる。

    どのお話も、登場人物達のその後が気になるな〜。

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    2026年07月27日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    大好きなアンソロジーシリーズ。
    今回は、初読の作家さんも多かったけど
    タイトル通りやるせないんだけど
    暗さはなくて、読後感がすっきり。

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    2026年07月23日
  • 鎌倉茶藝館

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    この作家さんすごく好き!
    なので贔屓目な感想ではあるけれど、とても良かった。
    文章が文学的な美しさで、贅沢な気分になる。
    彼らの関係がどうなったのか、微妙にわからない終わりだけれど、まあ、それでいいのかも。

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    2026年07月20日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    スルーしたくなる内容のもありましたが、日々の積み重ね、日常の食事等。
    見逃しがちなことが、大切なのだと感じられる作品集でした。

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    2026年07月20日
  • 鎌倉茶藝館

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    台湾茶についての説明、実際にお茶を淹れるシーン、お茶を飲むシーン、着物の美しさについての表現、その一言一言が想像力を掻き立てる作品だった。
    途中からは大人のエロス要素が濃くなっていく。いろんなことを経験してきた年齢の人間であるからこその深みや強さ、そして弱さが鎌倉という舞台でお洒落に描かれている。
    老いは少し悲しいものだけど、自分らしく誠実に生きていこう。

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    2026年07月20日
  • 鎌倉茶藝館

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    ちょうど鎌倉旅行で行った銭洗弁財天〜葛岡原神社までの参道が舞台で読み返すたびに鎌倉の街並みが頭の中で広がって本当に癒される。鎌倉大好き。でも終わり方が曖昧なので結局どっちの男に行ったのかは知りたかった。

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    2026年07月17日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    人気作家6人による、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編集。

    ■収録作

    ・幸せのカレーライス(伊吹有喜)
    雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。

    ・四十歳の栄養(中西智佐乃)
    美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。

    ・フレンチと返報性(藤野恵美)
    かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。

    ・二代目のミンチョさん(伊藤朱里)
    アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。

    ・五十の壁が高すぎる(古内一絵)
    よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。

    ・真っ赤な林檎のその上で(窪 美澄)
    娘の大学進学を機に一人暮らしとなり、食欲が湧かなくなってしまった。

    【個人的な感想】
    どの話もそんなにボリュームはないのに、そっと心に寄り添ってくれるような話が多くてほっこりしてたけど、飽きなかった。

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    2026年07月17日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どのお話も読み終わった時には少し元気が出てくるような、まさにご褒美のお菓子と似た味わいでした。「ファースト・アンド・オンリー」がお気に入りです。

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    2026年07月17日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    美味しいご飯を食べて、しっかり寝てというのが幸せの基本だなと改めて感じる本。そこが崩れてしまうと、たとえ充実していたとしても幸せとは言えない気がする。
    6編の物語は、どれも日常の「美味しい」が詰まった作品。特に好きだったのは藤野恵美さんの「フレンチと返報性」。自分のスタイルを崩さないゆかは、見ていて気持ちいい。つい周りに合わせがちなのに、女子大生でこれが出来るのはすごい。友達になりたいタイプだなぁ。そして、キャビアのお茶漬を食べてみたい。

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    2026年07月14日
  • 鎌倉茶藝館

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    中高年向けの恋愛もの、なのかな?
    孤独死が3件も出てくるし、主人公の美紀は48歳にして、夫も家も仕事も失い、死に場所を求めてかつての恋人の故郷である鎌倉へ赴く。そして、彼の面影のある男性を見かける。
    いつ死んでもいいとまで考えていたのに、雨宿りに招かれた台湾茶カフェでマダムに心にしみるお茶を淹れてもらい、やはり生きていたい、と思う。そして、そこで働く事にする。
    マダムの孫である髙橋紫釉(しゆう)は年齢不詳のちょっと素敵な中年男性だった。
    新しい土地で新しい仕事と新しい人間関係。やむを得ずとはいえ、羨ましいかも。まぁ、健康だからよかったのよね。
    恋愛小説ならではのドキドキの展開と台湾茶と着物や布の知識がふんだんに盛り込まれ、高等遊民という説明がピッタリの紫釉さんとの会話など、知的な雰囲気の小説。
    お茶は奥が深い。茶器も蓋椀?など日本のものと違い、小さめの飲杯で何回かに分けていただく。一杯目、二杯目と重ねていくたびに香りも変化して味わいも変わるとか。こんな素敵なカフェが近くにあれば通っちゃうよねー(^-^)
    なんとなく疲れていて人生を半分くらい投げてる人におすすめします。立ち直る気になれるかも。恋人が出来るかはわからないけど(´∀`*)

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    2026年07月12日
  • 鎌倉茶藝館

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    大人の本格的なお茶の世界を通して、マダムになっていく流れが素敵だった。
    五十音を味わい尽くした「をんな」という世代の存在がキラキラしたものであることを教わった
    -お茶も人も煎を重ねるたびに、さまざまな味と香りが花開く-

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    2026年07月12日
  • 鎌倉茶藝館

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    魯肉飯が食べたくなった。台湾茶も惹かれるし、着物も着てみたい!いや、いっそのこと、茶藝館で暮らせば早いか。

    人間模様はあまりすっきりしなかったけど、キャラもそれぞれ特徴的で魅力的だった。うん、溺れたい。

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    2026年07月11日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どのお話もとても素敵でした。
    それぞれの登場人物が抱えている陰を、おやつたちが彩り、背中を押してくれる。
    ほっこりするし、こんなおやつが食べたいなと思える作品でした。

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    2026年07月08日
  • 鎌倉茶藝館

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    台湾に行ったばかりだったので、作中のご飯などこんな味だったなと思い出しながら読めてよかった。鎌倉にも行ってみたい。

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    2026年07月02日