伊吹有喜のレビュー一覧

  • 風待ちのひと

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    「雲を紡ぐ」から続いて伊吹有喜さんの作品、やっぱり好きだな〜この温かい世界観。
    最後はどうなるの〜と思いながらあっという間に読み終わりました。

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    2026年06月22日
  • 鎌倉茶藝館

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    京都も好きだけれど、鎌倉も好き。
    一口に古都と言っても、その町々によって違った雰囲気をまとっているもの。
    鎌倉の特徴はやはり、湘南の海に面していることだろうか。
    海はキラキラと輝いて、いつでもサーファーが浮かんでいる。
    そして、さしたる距離もないところに小山の間の谷戸や切り通しといった仄暗い場所がある。
    光と闇のコントラストを強く感じるのが鎌倉だろうか。

    仕事を失った、48歳の美しき未亡人・相生美紀(あいおい みき)は生きる意味を見失い、東京の自宅を片付けて身辺整理をし、初恋の人との思い出の地である鎌倉に向かった。
    そこで、『鎌倉茶藝館』という店にたどり着き、マダムから心と身体を癒やすお茶の

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    2026年06月19日
  • 鎌倉茶藝館

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    いわゆる人生に疲れたアラフィフ女性が、鎌倉の人里離れた?場所に佇む場所で、人々と交わりながら自分を取り戻していく話でした。和服にも茶にも全く知識がないですが、楽しく読めました。最後の言葉が良かったな。

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    2026年06月18日
  • なでし子物語

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    穏やかな気持ちになれる一冊。
    最近睡魔に襲われがちな私には素敵な睡眠導入薬となった。

    伊吹有喜先生の描く昭和時代はノスタルジックで魅力的。建造物や景色の描写も素敵。

    自立、かおをあげていきること。
    自律、うつくしくいきること。

    とても美しく力強い言葉で印象に残る。

    立海と耀子のこれからが楽しみだ。

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    2026年06月17日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    あの人と過ごす「おやつ」の時間が、
    今日を乗り切る力をくれる。
    おいしいものを愛する作家陣が、
    心とおなかの空腹をあたたかく満たす短編小説集。

    ●作品紹介
    妻子ある政治家と逢瀬を重ねる画家の朱莉。
    マスコミを避けるため延泊した伊豆の山奥のホテルで回想する、
    これまでのこと。
    ――島本理生「楽園の代わりのカッサータ」 

    なりゆきから、派手めギャルとして高校生活を送る陽子。
    クラス替えで再会した関優征は、かつて放課後をともにした相手だった。
    ――織守きょうや「ファースト・アンド・オンリー」

    両親の交通事故がきっかけで瀬戸内海の島に住む叔父に引き取られた碧。
    果樹が茂る庭の手入

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    2026年05月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    全体的に読みやすかったです。
    個人的な事情で読書に集中できない時間が続いていましたが、短編で読みやすく、またお腹も空いていなかったのに読み終わると何か食べなきゃって思う不思議な一冊でした。

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    2026年05月13日
  • 四十九日のレシピ

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    知人の積本もらってきたシリーズ
    自分のセレクションでないから、どこか新鮮な感じ。
    最後…それはないやろ!とツッコミつつ、そうだったら、なんかいいかも

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    2026年05月01日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    シリーズの最終話とは知らずに読んでしまった。瀬里の母親、耀子は10歳の時に名家に引き取られた。常夏荘に来て変わったとあったが、大胆で行動力があってかっこよかった。台風の雨風がひどいところを娘のために山道をスクーターで迎えに行った場面はドキドキした。義母照子の行動力も惚れ惚れした。必要な時に蔵の中を整理してお金を作る。周りの友人、ミュージシャンも素晴らしかった。ほんとのお金持ちは品格があるということだ。自立は物理的、自律は精神的。「自立、顔を上げて生きること。自律、美しく生きること、新しい自分を作ること。」

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    2026年05月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    それぞれ全く違う味わいの作品ですがそれそれ大変、力作ぞろいで私はかなり好きですね

    概要

    「料理」をめぐる極上の7つの物語

    うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
    最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
    おやつに金平糖はいかがですか?
    物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。

    小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
    とびきり美味しいアンソロジー。

    【本書登場の逸品たち】

    塩むすびと冷たい緑茶
    ハルピンのイチゴ水
    全粒粉のカンパーニュに具を挟んだ
    サンドイッチ
    きときとの富山の海の幸・ゲン

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    2026年04月17日
  • 雲を紡ぐ

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    主人公の祖父が視野の広いひとだなと思った。
    美緒に若干イライラしてしまうし母親もきついなと思う反面、母親の状況を考えると中盤までの美緒の行動はしんどいものがある。10代てこんなかんじよなーとか祖父の追い詰めたらダメていう理解ある発言でハッとする部分があったから、自分も気をつけよ

    最後お父さんが実家に行くシーンがよかった
    親は子供を思ってるんだなて

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    2026年04月16日
  • 雲を紡ぐ

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    伊吹有喜作品、初読み。

    山崎美緒、高校2年生。クラブ活動での出来事が原因で不登校に。
    美緒が未だに大事にし続ける、亡くなった祖母・香代が最後に織った赤いショール。
    両親、学校との悩みから居た堪れなくなった美緒は、祖父・紘治郎のいる盛岡へ。
    盛岡では紘治郎が、羊毛を染め、紡いで織る、ホームスパンの工房を営んでいた。

    自分でも自分の色を紡ぎたいと思い始める美緒…

    うまく自分の思いを人に伝えられない美緒。
    それゆえ、まわりから誤解されてしまう。
    父・広志も母・真紀もそんな美緒の思いを理解できずにいる…
    広志は広志で女の子だからわからないとばかりに真紀に丸投げ。
    真紀は真紀で不登校の娘・美緒の存

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    2026年04月14日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    短編はそれぞれの著者の作風が顕著に現れていて、ぐるぐる変わる世界観に飲み込まれながら、様々なおやつの複雑で繊細な魅力を味わい尽くすことができる。

    春とマーマレード
     一番好きな雰囲気だった。母の作ったマーマレードの味を、味覚や記憶を辿りながら追い求めていくなかで、徐々に明らかになっていく真実。

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    2026年04月01日
  • ミッドナイト・バス

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    自分の感情のままにただひたすら相手を求め続け、前へ前へと突き進んでいく時期を過ぎて、親となった今、相手の幸せや自分を客観的に評価し、葛藤しながらも冷静な判断で道を選む大人になる…
    一つの家族の人生の一部に寄り添っているようでとても共感できる展開だった。
    旅立ちの季節に読むのにぴったりの、思わず目頭が熱くなる大人の小説。

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    2026年03月17日
  • 四十九日のレシピ

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    なんとも不器用な人達が多い家族の物語。
    「犬がいた季節」でも思ったが、始まりの導入がいいのと、結末へと向かうほのぼの感が心地よい。

    厚みの割には会話も多いのですんなり読める。

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    2026年03月16日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

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    2026年03月15日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    昼下がりのご褒美と、それにまつわる思い出。
    同じ食べ物にも、そこには一人ひとり違う、誰かにとっての大切な記憶がある。
    中でも、「春とマーマレード」がとても好きだ。日々の生活の中で、「食」を通じたひととひとのつながりを、丁寧に繊細に描く友井羊さんの作品は、食や人に対する愛に溢れていて、いつ読んでも心が安らぐ。
    どの短編も、あたたかく、素敵なお話だった。

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    2026年03月10日
  • 注文の多い料理小説集

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    よいーーーーー暖かな気持ち
    苦かったり甘かったりピリ辛だったりほんのり優しかったりして奥深い味わいでした

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    2026年02月26日
  • 注文の多い料理小説集

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    フォロワーさんの本棚から美味しそうな匂いにつられ手に取った作品。
    タイトルからガッツリした料理と美味しいご飯のグルメ小説かと思いきや人間の毒や業のスパイスがピリッと効いた人間味溢れる話だった。

    特に面白かったのは柚木麻子の『エルゴと不倫鮨』、高級料理で女性をつまみ食いしようとした男達が、ある女性の注文によって食いっぱぐれてしまうのがなんとも滑稽でスッキリした後味が爽快!

    伊吹有喜の『夏も近づく』も良かった。
    拓実の優しさと美味しいご飯のセットが、葉月の心に刺さった棘の傷を癒してくれる。
    まさに「心の栄養」を与えてくれる一編。

    『味の分からない男』が不穏な話で後味が悪かったぶん、『どっしり

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    2026年02月13日
  • 注文の多い料理小説集

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    料理が出てくる本が読みたくて借りた1冊。伊吹有喜さんの『夏も近づく』で泣いてしまった。拓実も葉月も穏やかに幸せであれ。最後の柴田よしきさんの『どっしりふわふわ』はすごーく色んなパンが食べたくなった。

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    2026年01月28日
  • ミッドナイト・バス

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    映画化された作品。新潟が舞台。
    利一は高速バスの運転手をしている。子ども達も大きくなり、恋人の志穂との結婚も考えだしていたとき、利一のバスに離婚した元妻の美雪が乗り込んできた。
    それぞれの様々な人生が、ストーリーが交錯していく。時を経て、お互いに傷ついてきた人生経験が、元夫婦の二人の愛惜の感情を深くしていく。どうして、昔は出来なかったのか。
    東京と新潟を行き来する高速バスが、様々な人生を運んでいく。

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    2026年01月21日