伊吹有喜のレビュー一覧

  • なでし子物語

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    伊吹さんの物語は、登場人物たちが本当に存在しているような親しみを感じさせる。
    母親に育児放棄された耀子が常夏荘で色々な人々と出会い、たくましく成長していく。
    立海と耀子のその後を読んでみたくなった。

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    2024年05月23日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    あなたは、『ホットケーキとパンケーキって、どう違う』か知っているでしょうか?

     (*˙ᵕ˙*)え?

    チャーハンとピラフ、バターとマーガリン、そして、おしることぜんざいなどなど、この世にはどことなく似たような食べ物があると思います。さらには、桜餅と道明寺のように関東と関西での呼び名という話に展開するものもあり、一口に食べ物と言ってもなかなかに奥深い世界がありそうです。

    そんな中で今日のお題の『ホットケーキとパンケーキ』、これって何が違うでしょうか?『熱いパンケーキに、冷たいアイスをのっけたのが大好き』と美味しそうな『パンケーキ』。一方で、『外がカリッ、なかがフワッの極小サイズのホットケーキ

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    2024年05月22日
  • ミッドナイト・バス

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    ネタバレ

    壊れかけた家族の再生というか新たな局面を迎える物語。巻末の解説を読めば内容はすぐ思い出せそうだ。利一という中年の男に何故か惹かれる。深夜バスの運転手という地味目の職につきながら男手で子供を育てたというのも苦労が想像できる。そんな利一だから別れた元妻の父親のことも見過ごせないで援助することになり自分のことは後まわしになる。ラスト詩穂と京都で会ってどうなったかは語られてないけれどどうにか利一さんにも幸せになって欲しいな。

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    2024年05月20日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    宇土藤くんの今後が気になる…!!!
    いつも美味しそうなご飯と、登場人物達のストーリーが短編になってるので読みやすいし、面白い

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    2024年05月12日
  • 風待ちのひと

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    哲司と喜美子と同い年の時だったから、なんだか気になって手に取りました。

    39歳。
    それなりに生きて来て、それなりに色々持っていて、それなりに幸せだけど、何だかポッカリ隙間が空いちゃってるような気がしてる。
    何を探してるのか、自分でもわかんないのに、
    気ばかり焦ってバタバタしてる。

    幸せってひとつじゃないし、同じ形でもない。
    ゆっくり探せばいいじゃないって、背中を押してくれるような作品でした。


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    2024年05月05日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    シリーズ3作目。
    どこか冷めた感じがあって自信なさげで、頼りなさそうな宇藤くんが、最後情熱に突き動かされて走り出す感じがよかった!
    がんばれ!
    君の書いた脚本のドラマ観たいぞ!

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    2024年04月02日
  • ミッドナイト・バス

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    今まで読んだ作者の本の中で一番面白かった
    物語にも入り込めた
    繋がりもスムーズで、文章が上手いと思う
    4冊だけど、今のとこハズレ本もない
    今まで知らんかったけど、好みの作家さんだ

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    2024年03月28日
  • BAR追分

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    なんとも惹かれる場所、東京大都会の路地裏に美味しいご飯とお酒を出してくれるお店、昼間はバール、夜は本格的なバー追分。
    そして個性的なねこみち横丁の面々。
    追分とは分かれ道。
    人生に迷い分かれ道に立ったお客様が美味しそうな匂いや、猫に案内されて訪れるお店。
    心温まるお話だった。

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    2024年03月25日
  • 四十九日のレシピ

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    面白かった。とても読みやすくポップな感じですね。内容的には深みはあまりないですが、とても良いストーリーで読後感はとても良かったです。伊吹さんの作品は初めてでしたが他の作品も読んでみようと思います。

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    2024年03月19日
  • 犬がいた季節

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    優しい物語だった。
    昭和、平成、令和と時代背景と自分の過去を重ねて懐かしさでいっぱいになった。
    自分の高校時代は勉強しかしなかったから、若いうちにもっといろんな経験をしたかったな、と半ば憧れのような気持ちを抱いた。

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    2025年01月05日
  • 彼方の友へ

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    出征が決まった時、好きな人に想いを伝えるか?伝えないか? 
    幼馴染の慎ちゃん、自転車で2人乗りをしたあの少年部員、有賀主筆、、、
    みな、とても苦しい。戦争なんて絶対してはいけない。この時代でなかったら違う人生を送れただろうに…

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    2024年02月25日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    ちょっと年代が下の人達の話ですが、ちょうどこの年代の頃にから色々な多くの悩みが出てくる時期でした。 新たな道を見つけ、人生の敗者復活戦を成し遂げて欲しいです。
    コウキさんの元恋人が気になります。

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    2024年02月25日
  • 四十九日のレシピ

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    1年前あたりから私の中ではちょっぴりブームな作者さん。★も良かった初期の作品に行ってみる。

    しかし、なんだな、歳を取るとこういう話に弱くて、最初のほうで妻(乙美)に先立たれた熱田が生きる気力もなくした姿を読むと、自分でもそうなってしまうだろうなと心が揺れる。
    そこに、亡き妻から頼まれたという日焼けをした黄色い髪の女子(井本)が押しかけて、加えて、夫の不倫から離婚届を置いて家を出て来た娘(百合子)が戻ってきて…と始まる話。
    『四十九日には明るくて楽しい大宴会みたいなのができればいいな』という乙美が遺した言葉に従って、井本と彼女が連れてきたブラジル人(ハルミ)にも後押しされ、熱田と百合子はゆるゆ

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    2024年02月04日
  • ミッドナイト・バス

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    それぞれ年齢を重ねるに連れて感じる生きづらさをそれぞれの立場で表現してくれている。どの視点に感情移入できるかは自分の置かれている立場によって異なると思うが。

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    2024年02月01日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    これでシリーズ完結なのかな。
    宇藤くんの脚本家へ進むべき、選択を迫られる。
    宇藤くんの決断はいつも清々しさを感じる。
    脚本家を目指すために、本当の一歩を踏み出していく。

    宇藤くん、ももちゃん、純くん。
    ひとすじの光が見えてきた気がした。

    何をやり遂げるか、何に重きを置くかは人それぞれであり、情熱がなければ続けていくことはできない。そして、自分の都合だけでやり続けていくことは難しい。そんなことを思わされる巻でした。

    やっぱり出てくるごはんや飲み物はすべて美味しそう。

    表紙カバーのイラストが変わってしまったのは残念。

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    2024年01月31日
  • オムライス日和 BAR追分

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    前作よりこの物語の世界観に馴染んだ感じがする。

    お昼営業のバール追分での出来事を中心に進んでいくような。

    大きな事件が起こるわけではないけれど、色々な問題を心に秘めて、お店に来る人をあたたかく受け入れ、見守ってくれている。
    お昼の部の店主、ももちゃんがとても良い。かわいい。
    ももちゃんも宇藤くんも悩みを抱えて前を向いて進んでいく。

    前作同様に出てくるご飯はすべて美味しそう。


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    2024年01月31日
  • オムライス日和 BAR追分

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    昼間はパールで、夜はバーのBAR追分を中心に、新宿3丁目を舞台にした、ハートフルなシリーズ第2巻。前作よりもすっとストーリーに入り込めて、心温まる素敵な時間を過ごすことが出来ました❗

    オススメは、表題作の『オムライス日和』です♫オムライスに、餃子、豚の生姜焼きと、どれも今直ぐに食べたくなってしまう飯テロ作品です❗

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    2024年01月21日
  • ミッドナイト・バス

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    実は、自分の中で映画が先行しています。
    でも、映画とは全く違った印象を持ちました。

    リイチさん、新潟の人って感じがする。優しすぎる、待つことに慣れすぎている。でも、そこに人間味が溢れていて、たまらない。
    「いこい」に行ってみたい。癒されたいなあ。
    この本を読みながら、新潟市を訪れました。高速バスで。萬代橋やバスセンターの描写が素敵でした。実際に目にして、白鳥さんが来るような、そんな気さえしました。
    またいつか、読み返したいです。

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    2023年12月27日
  • 天の花 なでし子物語

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    龍治の魅力あふれる巻でした。
    『大切な人のために何かをすることを、迷惑だなんて誰も思わない』
    と耀子に真摯に伝える姿に、本当に大事に思っているんだなぁと感じました。耀子と立海が初恋同士だと気づいていても、それでも自分のところにおいでという、それでも好きなんだという龍治と耀子の関係がどうなっていくのか次作が楽しみです。

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    2023年12月22日
  • 彼方の友へ

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    ネタバレ

    乙女の友。その一冊に携わった多くの人が戦禍に巻き込まれながらも、彼方の友へと日々の美しさや楽しさを届けるために奮闘する物語。ハツコが幼くして夢破れた後、ほんの働き口として訪れた出版社。しかし、有賀主筆をはじめとした個性豊かな面々に支えられて、作家そして主筆へと成長する。

    美しくて、面白くて、楽しいものを届けるという情熱がたまらない。様々な作家先生と編集部員が織りなすてんやわんやの日常の中で、少しずつ成長する主人公に胸が熱くなる。次第に戦争が影を落とす中で、有賀とハツコが離れ離れになった時、そして時を超えてまた通じ合えた時、人の想いや情熱は簡単には途絶えることはないと思えて感動した。

    ちなみ

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    2023年12月20日