伊吹有喜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
料理にまつわる短編のアンソロジー。
小洒落た創作寿司屋、土鍋ご飯、金平糖、蕗の薹(ふきのとう)、パン…。
どれも美味しそうで、お腹がすいてくる本だ
★5が2本
★4が2本
★3が3本
やはり大好き作家さんのは面白かった!
男たちの下心が渦巻く隠れ家的な高級寿司屋。
男たちが落としたい女性にお寿司のウンチクをスマートに披露している場面に、唐突にのしのしと現れたのは…。
乳児を抱っこ紐で抱え、母乳で汚れたカットソーにスウェットを履いた体格良い中年女性。
ドスンとマザーズバッグを置き、ツウなお料理を野太い声で次々と注文し始める。
お母ちゃんに支配されていく店内の様子が痛快!
このストーリーは柚木麻子さんの。
伊吹有喜さんのは唐突に始まった中年男性と中二男子の同居生活を軸にした素朴でほっとするストーリー。
井上荒野さんの小説家の妻の話はジワジワくる。日常にかすかにサスペンス要素が見え隠れするような…。
時代小説も挟み込まれて、それぞれの作家さんの個性ある短編集で飽きずに楽しめる。
ちょっとした時間つぶしにも適した1冊。
装丁もすき。 -
Posted by ブクログ
「なでし子シリーズ」続編♪
刊行順ではなく、時系列順で読みました♡
父が亡くなり母には捨てられ、祖父のいる「常夏荘」で過ごす事になった小4の耀子。
あれから4年、そしてそのまた4年後の物語。
✎︎____________
1998年、18歳になった耀子の話と、その4年前の話とが交互に語られる。
だけどその大半は 4年前の話で、11歳になった立海が、また常夏荘にやって来た夏の日々の出来事の話だった。
今回はヨウヨ(耀子)とリュウカ君(立海)に加え、1作目ではほとんど出てこなかった照子の息子である龍二が 深く関わってくる内容だった。
立海の父は龍二の祖父。
年齢は龍二の方がずいぶん上だけど、立海の事を"おじさん"と呼ぶ。←間違ってはないんだけども笑
なんだかそんな2人の関係が楽しい♪
周囲の人から、なかなか手に負えないと思われてきた龍二だったけど、心根は優しくて頼もしいみたいだ。
そして18歳になった耀子はというと、、これがまたせつない(Т^Т)
そして予想もしない展開へΣ( °□° ;ノ)ノ
え〜〜なんか複雑〜〜
次は「地の星」へ。
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Posted by ブクログ
戦前を主な舞台として、雑誌作りに携わる少女の成長を描いた物語。
成長モノ、恋愛モノ、仕事モノと色んな要素が良い塩梅で組み合わさっている。個人的に当時の出版業界の描写もとても興味深かった。
前半は登場人物が活き活き描写されており、当時の時代背景とその先に起こることを知っているからこそ先が気になり続けた。
暗躍していた組織、有賀さんの過去とその後、主人公の父の事など、結構あやふやなまま終わってしまったのが気になるけれど、ページ数の関係で説明しきれなかったのだろうという程度で小説としての軸はしっかりしていた印象です。
何より‥平和って本当に大事ということを改めて思いました。 -
購入済み
タイトル通り、世知辛ぁぁ、、、ってなるようなお話が多かった。キラキラだけじゃなくて、大人になるというのはこんなこともあるんだよって。立花の母からのお手紙がグッと来た。今はちょっとついてないけど、それでもなんとかやっていこうともがきながらも頑張る大人たち。
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Posted by ブクログ
伊吹有喜さんの新刊“常夏荘物語”が、シリーズものだと知って“なでし子物語”から読むことに。
序盤、物語になかなか入っていくことができなくて時間がかかりました。中盤から青井先生や照子、千恵や耀子のおじいちゃん他 皆 温かくて…涙が…
境遇が違うけれど耀子と立海、これからどんな成長を辿っていくのか楽しみです❗
ーーー印象に残ったーーー
•自立、かおをあげていきること。
自律、うつくしくいきること。
あたらしいじぶんを、つくること。p112
•『どうして、って思いそうになったら、どうしたらって言い換えるの』p376
•『どうして』と自分を責めない。『どうしたら』と前に進もうとする。やっぱりそれが今を変える魔法の言葉。p377