伊吹有喜のレビュー一覧
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ネタバレ高宮利一
東京新潟を結ぶ定期高速バスの運転士。美越市に本社を置く白鳥交通。東京の大学を卒業して、不動産開発会社に就職した半年後の二十二歳の時に美雪と結婚した。母と美雪の不仲が原因で離婚。
加賀美雪
利一の元妻。利一の大学の後輩。再婚して加賀姓となる。乗車した夜行高速バスで利一に再会する。東京で夫と子供の三人暮らし。更年期障害。父の敬三の看護のため度々新潟に帰省する。
高宮彩菜
利一、美雪の娘。怜司の妹。交際相手の雅也とは結婚を控えている。副業で新潟市でゴシックロリータの服を販売している。絵里花、沙智子と「マジカルワンダー娘(ガールズ)」を結成。ウェブコンテンツとグッズショップを運営。
高宮怜司
利一、美雪の息子。彩菜の兄。大学院を出て、東京で就職している。父親に似て体格が良い。東京のインターネット関連の企業で営業をしていたが辞めて実家に戻ってきた。皮膚疾患に悩まされている。
古井志穂
利一の交際相手。三十代後半。小さな定食屋を営む。利一が不動産開発会社で働いていたときの上司や娘。離婚を機に実家に戻り、母親が営む自然食の店を継いだ。
志穂の父親
徹夜明けの社内で倒れて帰らぬ人となった。
佐藤孝弘
白鳥交通のバス運転士。五十五歳。趣味は手相と人相見。
長谷川巌
白鳥交通のバス運転士。六十前。女子校で国語の教師をしていたので、先生と呼ばれている。
大山
白鳥交通の路線バスを運行している運転士。
相川真由美
利一が運転する夜行バスに遅れてきた。女手ひとつで育てた息子が東京の大学に進学。息子の日用品を買い、部屋を調え、バスで新潟に帰る。
仁志
真由美の息子。東京の私立大学に進学。
植田絵里花
彩菜とシェアハウスに住んでいる。母親がアフリカ系フランス人。日本語しかしゃべれない。「マジカルワンダー娘(ガールズ)」のメンバー。こゆ日焼けをした褐色の肌を持つ。
クリエイター志望。普段の一人称は「ワシ」。
木村沙智子
彩菜とシェアハウスに住んでいる。「マジカルワンダー娘(ガールズ)」のメンバー。彩菜とは中学時代の同級生。実家は寺。
漫画家志望。
上島有里
彩菜とは美越の小学校で同級生だった。同じビルの貿易会社で働いている。
佐々木祐介
有里の彼。
大島雅也
彩菜の交際相手。税理士。二歳年上。
江崎大輔
三十二年前、超人気バンドのボーカルだった。現在はミュージックスクールでボイストレーニングを務めている。ソロ歌手として全国のカフェやフリースペースでライブを行う。本名は宮島治雄。
池上明江
江崎のデビュー当時からのファン。
美希
江崎の孫。
山辺敬三
美雪の父。怜司、彩菜らの祖父。一人暮らしをしていたが持ち家を手放し、マンションに移った直後に事故に遭い入院。
宇佐美
志穂の店に来る客。
菊井綾子
志穂がバスセンターで泣いているところに出会う。夫が鼻血を出し、手ぬぐいをもらう。
綾子の夫
颯太
美雪の息子。
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ネタバレ間宮耀子
龍一郎の秘書をしていた間宮裕一の娘。母が出て行き、父のふるさと峰生に預けられる。
耀子の母
男と一緒に逃げた。
遠藤照子
家の跡継ぎだった夫、龍一郎を亡くした。
龍一郎
病弱で三十七歳で亡くなる。
遠藤龍巳
遠藤家の本家の当主。親父様。若い愛人との間に次男・立海をもうけた。
龍治
照子の息子。大学生。
間宮裕一
浜松の進学校に学び、遠藤家の援助を受けて一橋大学に進学した。卒業後は遠藤家の地所を管理する会社に入り、龍一郎の秘書の一人だった。龍一郎亡き後に会社を辞め、その数年後に亡くなった。
立海
龍一郎と同様に病弱。
間宮勇吉
遠藤家の山の管理をしていた耀子の祖父。
青井宇明子
立海の家庭教師。
佐々木鶴子
使用人。六十過ぎ。
佐々木信吾
鶴子の息子。一緒に長屋に暮らしている。運転手。
千恵
二十六歳。コック。
六田公一
体格のいい男子。
遠藤由香里
一学年上の女子。立海の親戚。
公介
公一の一つ下の弟。
小夜
立海の母。美和。
聡子
由香里の母。
ハナ
立海のシッター。
辰美
上屋敷の遠藤家の息子。
沙也香
上屋敷の遠藤家の娘。
天香
公一の妹。
公一の母
オッカン。奥峰生の診療所で看護婦をしている。
公一の父
オットん。大男。
大宮
龍巳の若い秘書。
絹江
耀子の祖母。
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ネタバレ百合子
三十八歳。五歳のとき、動物園に行った日。父に乙美を紹介された。お弁当を食べようと差し出した重箱をたたき落とした。乙美お母さんを縮めてオッカと呼んでた。
乙美
継母。父との間に子をもうけぬまま、七十一歳でこの世を去った。
熱田良平
百合子の父親。警備の仕事をしていた。釣りに出かける際に乙美が作ったコロッケサンドのソースがしみていて怒鳴りつけ持って行かなかった。
井本幸恵
十九歳。乙美がボランティアで絵手紙を教えていた福祉施設の生徒。乙美から、自分が死んだら、捨てるものとか整理するものがいっぱいあるから片付けとかの面倒を見て欲しいと頼まれていた。
万里子
百合子の産みの親。熱田の先妻。百合子が二歳の時に病死。
浩之
百合子の夫。都内で進学塾を経営。進学塾の事務をしている女と浮気している。
珠子
熱田の実姉。
笹原亜由美
浩之が経営する進学塾の事務員。浩之の子を妊娠した。
美保
浩之の妹。
カルロス・矢部
自動車関連会社の工場で働いていた日系ブラジル人。ハルミと呼ばれている。
カイト
亜由美の息子。
聡美
「リボンハウス」の元園長。乙美が独自時代に働いていた病院の同僚でもある。 -
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ネタバレペコちゃん
福井喜美子。不二家のペコちゃんに似た腕利きの元理容師。夏の間、ミワという店で手伝いをしている。三十九歳。六年前に旦那が亡くなった。
須賀哲司
和歌山県から東京までトラックで鮮魚を運ぶ仕事を始めて五年目。三十九歳。美鷲水産。大学卒業後に入った銀行は相次ぐ合併で、気が付けば吸収された側の窓際にいた。
実塩
哲司の母。三重県の私立の女子校で教頭を務めていた。定年後も請われてその学園の運営に携わっていたが、六年前に完全にリタイアし、岬の家と呼ばれる、美鷲に家を建てた暮らしていた。持病が悪化して倒れ、五ヶ月の闘病の末に病院で亡くなった。
理香
哲司の妻。大学の同級生。外資系の証券会社に勤める。スポーツクラブの若いインストラクターと体の関係を持つ。
友樹
喜美子の息子。七年前、海の事故で十二歳で死んだ。
藤原アキノ
岬の家の手伝いをしていた。実塩が指導していた音楽部の最長老のOGで、最高顧問。
由佳
哲司の娘。
マダム
ミワの店主。喜美子の亡くなった夫の叔母。
舜
マダムの孫。大学の留年が決まる。ガンプラに熱中している。
舞
マダムの妹の孫。干物工場の跡取り娘で、舜と同じ年だが、進学せずに工場で経理の仕事をしている。
孝弘
マダムの甥っ子。喜美子の亭主。名古屋の料亭で板前をしていた。
勝利
スタンドのオーナー。
絵凛
勝利の娘。 -
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〈ぼくはときどきユゲになるのよ。ここにいるんだけど、いない。〉
まるで、世間から取り残された様な撫子の咲く常夏荘。
そこに住む人々の佇まいにいつしか引き込まれる。
これは、2013年に単行本で読んだ時の感想。
『常夏荘物語』を読み終え
シリーズ一作目の内容をすっかり忘れてしまっていたので再読。
立海と耀子の出会い。
おあんさんと呼ばれると照子の過去。
自立し、かおを上げ
自律し、うつくしく生きる(生きた)人たち。
ここに全て書かれていた。
立海の可愛らしさ。
『常夏荘物語』では立派な男性になられて。
シリーズを順番に読まなくても
十分に楽しめる作品。
次は『天の花』『地の星』を読もうか。 -
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何気に手に取った本だったが、とても面白かった。
失ってみて、大丈夫がわかることは本当にある。
妻を突然亡くした妻とその娘の再生の話。亡き妻の乙美さんのレシピが深い。多くの恵まれなかった女性達や亡くなった家族にも素晴らしいレシピ、処方箋を残してくれた。愛情に溢れた素晴らしい女性だったんだろうな。
四十九日の宴会も良かった。熱田の姉があまりにひどい物言いで腹ただしかったかったが、ずっと頭が上がらず言い返せなかった熱田もついに言い返せた。これも大きな変化。怒って帰ってしまったと思えた姉だが、最後の展開もほろっとした。これもやはり乙美さん人徳だろう。
他にも、いろいろな展開があって面白かった。他の伊吹さんの作品を読むのも楽しみだ。