伊吹有喜のレビュー一覧

  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    ネタバレ

    シリーズ第三弾。これできっと終わりだな。
    主人公の宇籐くん、結果はまだ出てないけれどもう成功への道は見えてきました!?
    温かい『BAR追分』の勝手に想像している雰囲気と美味しそうな料理のお話しがもうおしまい…少し寂しいです。

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    2023年12月18日
  • オムライス日和 BAR追分

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    『BAR追分』シリーズ第二弾。
    前回ちょっとしか登場しなかった人がなかなかの曲者として話が進んでいきます。
    そして猫ちゃんも活躍!
    更に続きがあるので楽しみです。

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    2023年12月18日
  • BAR追分

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    読んでいるとお腹が空いてくる〜笑
    シリーズものですがキャラが皆魅力的。主人公の宇籐くんは、少々情けない感じですが彼の成長ぶりに期待!

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    2023年12月18日
  • 風待ちのひと

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    39歳、妻とうまくいっていないエリートサラリーマンが、心の病気を患い、亡き母の残した三重県の海辺の家に、整理しがてら、療養にやってくる。
    その海辺の町で、家族とうまくいかない男は、子供を海の事故でなくして心に傷を負っている同い年の女と出逢う。
    39歳という、もう若くはない年齢で出逢った二人が、お互いの傷をじっくりと癒しながら、リスタートをきっていく。
    小説を読んでいるだけで、雄大な景色、オペラが奏でられるような気がする美しい小説です。
    大人の素敵なラブストーリーですね。

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    2023年12月12日
  • 四十九日のレシピ

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    登場人物がみんな不器用で愛らしく、とっても素敵なお話でした。私たちの人生はテイクオフボードのようなもの、という言葉が胸に刺さりました。私も誰かのテイクオフボードになれるような人生を歩みたいと心から思います。

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    2023年12月09日
  • オムライス日和 BAR追分

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    BAR追分の2作目。今作も「ねこみち横丁」の人々の優しい雰囲気に包まれていますが、食べ物の描写があからさまに増えていて、いやでもお腹が空いてくる。
    表題のオムライス、出汁の効いたうどんと玉子焼き、水餃子焼餃子などなど。
    いつの間にか横丁の一員になったような優しい没入感に浸りました。

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    2023年12月05日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    とあるYouTubeで紹介されていて、
    何軒目かの本屋さんで見つけて思わず手に取りました。
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    バブルの頃、
    自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、
    ブームが過ぎると忘れられ、
    所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに
    四十代になっていた。
    カメラを捨て、すべてを失い。
    自分が本当に欲しいものとは、なんだったのか?
    問い返すうちに、ある少女からの撮影依頼で東京に行くことになった浩樹は思いがけない人生の「敗者復活戦」を挑むことになる。
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    読み終わってからだいぶ日が経過していますが、
    本書の中

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    2023年11月18日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    いいじゃん。って素直に思える小説。

    うまくいかない、そんな日常が自然にちょっとずつ変わっていく。物語やドラマみたいに劇的じゃない、でも確かな1歩が転機になっていく。 

    登場人物が多く、誰が誰だったっけ?と混乱はしたものの、文字の運びがきれいなのか、話の流れはすっと入ってきた。読み終わったばかりなのに忘れた頃にまた読みたいなぁと思わせてくれる不思議。

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    2023年11月01日
  • 四十九日のレシピ

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    随分前にドラマを見て、最近映画を見て、結末の違いに、原作が気になり手に取りました。
    また、著者の伊吹有喜さんは好きな作家さんで、最近少しずつ過去作を集めています。

    終盤に向かい、乙美母さんの四十九日法要の盛り上がりと、皆が帰ってしまった後の寂しさ。
    でも、もしかしたら失ってしまったあの人たちだったのかもしれないと思うことでどこか胸が暖かくもギュッと締め付けられるようなそんな結末でした。
    最後のからくりにほろりときました。

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    2023年10月22日
  • 四十九日のレシピ

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    4.0 ラストに、そういうことだったのか、という種明かしが。出会いがあれば別れもある。笑顔でまた会おう。

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    2023年10月20日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    タイトルが気になって読んでみた!
    人生山あり、谷あり、の山から転がり落ちた主人公と仲間達の敗者復活戦ストーリー。「今はちょっと、ついてないだけ」何故かじ〜んと来る言葉、 読後は清々しい気分になった作品です。

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    2023年10月19日
  • 地の星 なでし子物語

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    あ〜〜順番を間違えた

    とてもよく出来ているお話で
    上手いな〜〜
    一気に読み終えたくらい
    良かった

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    2023年10月18日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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    最初、一人称で語られる主人公は、本当に冴えない情けない人のように思えた。
    けど、語り手が変わるごとに、語り手以外の人の魅力的な姿が見えてくる。
    本人が語る自分は誰しも情けない姿だったものが、だんだんとお互い絡み合い、自分への視線が優しくなってくる。
    辛い時は一人で殻に閉じこもることも必要だけど、人と関わりあってこそ見えてくる自分の姿ってあるよなと思った。

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    2023年10月11日
  • 四十九日のレシピ

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    突然亡くなった女性、熱田乙美。
    傷心する乙美の夫と、その娘百合子。
    百合子にとって乙美は産みの母ではなく、継母であり、「乙母さん(おっかさん)」と呼んで慕っていた。
    百合子は夫の不貞問題で東京の家を出て実家で屍のように過ごしていた。
    その二人の前に現れた「井本」という金髪ギャルの女の子。乙美の絵葉書教室で世話になった、乙美の四十九日の大宴会のためにやってきたという。
    そこから、ブラジル人青年(名前はなく、熱田がハルミと愛称をつけた)も加わり、大宴会への準備を進めていく。

    この本、身勝手な大人が多数登場して、途中読むのも憚られるような場面もあった。
    でも、ラストへのたたみかけが、さすが伊吹さん

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    2023年09月27日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    ていねいさ、誠実さ、仕事にも生きるのにも大切だなと思わせてくれた内容です。エンターテイメントとしても、舞台の表も裏側も面白かったです。

    一生懸命に生きていたら、素敵な人たちとの出会いがあって、それがまた未来の自分を知らず知らずに変えてくれる…そういう希望を伝えてくれる物語です。でもそこには、ほんの少しの素直さが必要ということに、私たちも自覚できるといい、と思います。

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    2023年09月10日
  • 四十九日のレシピ

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    お母さんの死から物語は始まります。
    乙母さんが亡くなり、その夫は無気力状態。
    ある日突然、謎の女性現る!?
    頭が黄色のイモちゃん、外国人のハルミがいい味出してるよ。
    イモちゃんは、乙母さん(乙美)の四十九日まで家のことを手伝うことに。
    乙美が残したレシピ。それは料理だけじゃなく下さい掃除や美容に関すること、生活に必要ないろいろが書かれているレシピ。
    乙母さんの夫、そして娘の百合子が四十九日まで、どんどんと変わっていく様子が目に浮かんできて、一気に読みました。
    私もこんな素敵なレシピ、欲しいです。
    四十九日まで乙美の生きてきた過去が、ちょっと感動しました。

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    2023年08月25日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    ネタバレ

    Bar追分シリーズ第三弾。
    色んな人達の人生の分岐点。
    美味しそうな食べ物の数々。ちょっと何も食べたくない気分だったのに食べたくなってくる。
    宇藤さんには追分で書き続けてもらいたい。
    続きはもうないのでしょうか…。

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    2023年08月20日
  • 四十九日のレシピ

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    四十九日にお経で法事ではなく大宴会をしてほしいとの遺言で残された家族がその準備の中、立ち直っていく。
    亡くなった乙美さんは広い心ですごく優しい人だったことが、彼女の残したイラスト付の暮らしのレシピやあしあと帳などからわかる。
    血の繋がった子供を産めなくても、誰かの名前は残らなくても、踏み台となって誰かをどこかに飛ばすことができればなんて豊かな有意義な人生だったろう。

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    2023年08月09日
  • BAR追分

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    昼間はバールで夜はバー、新宿追分にあるというBAR追分でのお話。ねこみち横丁の中にある、知る人ぞ知る的な場所。
    劇的な何かは起こらないけど、隣の席に座った人の世間話やエピソードを盗み聞きしているような感覚になる。
    外から見ただけではわからない人情味やあったかさがあって、知らぬ間に物語の世界に浸ってしまう。
    さらっと読めてほっこりする良いお話でした。

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    2023年07月28日
  • 注文の多い料理小説集

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    2023/7/21

    食事を摂る人々の短編集。

    不倫やワンナイトを狙う男たちが若い女を連れてやってくるワインと寿司の店。
    そこへ赤子を抱いた女が「卒乳祝い」にひとりやってくる。
    柚木麻子「エルゴと不倫寿司」がインパクト強かった。

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    2023年07月22日