伊吹有喜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1年前あたりから私の中ではちょっぴりブームな作者さん。★も良かった初期の作品に行ってみる。
しかし、なんだな、歳を取るとこういう話に弱くて、最初のほうで妻(乙美)に先立たれた熱田が生きる気力もなくした姿を読むと、自分でもそうなってしまうだろうなと心が揺れる。
そこに、亡き妻から頼まれたという日焼けをした黄色い髪の女子(井本)が押しかけて、加えて、夫の不倫から離婚届を置いて家を出て来た娘(百合子)が戻ってきて…と始まる話。
『四十九日には明るくて楽しい大宴会みたいなのができればいいな』という乙美が遺した言葉に従って、井本と彼女が連れてきたブラジル人(ハルミ)にも後押しされ、熱田と百合子はゆるゆ -
Posted by ブクログ
ネタバレ乙女の友。その一冊に携わった多くの人が戦禍に巻き込まれながらも、彼方の友へと日々の美しさや楽しさを届けるために奮闘する物語。ハツコが幼くして夢破れた後、ほんの働き口として訪れた出版社。しかし、有賀主筆をはじめとした個性豊かな面々に支えられて、作家そして主筆へと成長する。
美しくて、面白くて、楽しいものを届けるという情熱がたまらない。様々な作家先生と編集部員が織りなすてんやわんやの日常の中で、少しずつ成長する主人公に胸が熱くなる。次第に戦争が影を落とす中で、有賀とハツコが離れ離れになった時、そして時を超えてまた通じ合えた時、人の想いや情熱は簡単には途絶えることはないと思えて感動した。
ちなみ -
Posted by ブクログ
とあるYouTubeで紹介されていて、
何軒目かの本屋さんで見つけて思わず手に取りました。
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バブルの頃、
自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、
ブームが過ぎると忘れられ、
所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに
四十代になっていた。
カメラを捨て、すべてを失い。
自分が本当に欲しいものとは、なんだったのか?
問い返すうちに、ある少女からの撮影依頼で東京に行くことになった浩樹は思いがけない人生の「敗者復活戦」を挑むことになる。
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読み終わってからだいぶ日が経過していますが、
本書の中