伊吹有喜のレビュー一覧
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なんて切ない。
時系列では、こちらが先との事でしたが、敢えて出版された順に読みました。
確かに、なぜ龍治だったのかと思っていましたが、天の花の隆治なら、耀子を任せられると思ってしまう。
リュウカくんはまだ子供過ぎる…
耀子と立海と隆治が3人で過ごした時間がかけがえのないものに思え、先が分かっているだけに胸が苦しくなるほどの切なさに身悶えました。
耀子はこの先強く逞しいおあんさんになります。
それがわかっていなければ読めなかったかも。
もう一度地の星を読み直したいと思います。
2020.4.24
再読。
おあんさんとなった耀子の空白の18年。
時系列通りに読むことを勧める方も多いようですが、やっぱり発行順に読むことを私はお勧めしたい。
怪しい魅力の龍治が、立海と耀子と過ごした夏は、龍治にはとても大切な時間になったのだと思います。
だからこその、その後だったはず。
耀子の最大のピンチを助けるのは龍治で、あれはあの時の立海には出来なかった。
埋めることの出来ない年の差が切ないです。
真っ直ぐな立海の想いは、地の星にも描かれていて、天の花を読んでから思い出すと、更に切なくなります。
みんなが幸せになれたらいいのに。
私にとって、今後も大切な作品であり続けると思います。
2020/04/23
再読。おあんさんとなった耀子の空白の18年。時系列通りに読むことを勧める方も多いようですが、やっぱり発行順に読むことを私はお勧めしたい。怪しい魅力の龍治が、立海と耀子と過ごした夏は、龍治にはとても大切な時間になったのだと思います。だからこその、その後だったはず。耀子の最大のピンチを助けるのは龍治で、あれはあの時の立海には出来なかった。埋めることの出来ない年の差が切ないです。真っ直ぐな立海の想いは、地の星にも描かれていて、天の花を読んでから思い出すと、更に切なくなります。みんなが幸せを願います。
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幼少期、常夏荘に引き取られた燿子は、結婚しおあんさんとなっていた。
3作目があり、2作目で一気にその先に進むことを知っての読書でした。
燿子は燿子らしく大人になってました。
可愛娘瀬里ちゃんが、みんなの愛情を沢山受けて、素直に育っていたことがとても嬉しかったです。
常夏荘のおあんさんは、その土地をみんなで盛り立てられる人になりました。その根底にあった青井先生の教えはやっぱり素晴らしかった。
切ない1作目より、私はこちらの方が好みです。
何故燿子が龍治と結婚したのかを知りたいので、3作目を読もうと思います。
2020.4.21
再読。
28になった耀子は、照子の息子龍治と結婚しおあんさんになっています。
外の世界を知り、自分の足で立てる人になりたいと、スーパーでパートの仕事をする耀子。
大人になった立海との再会と、2人きりで蔵の中で器を探すシーンが切なかった。
青井先生の教えを胸に大人になった耀子が逞しく、常夏荘を守るおあんさんとして、そして一人の働く女として生きる姿にグッときました。
この巻では、龍治の魅力が今ひとつ伝わらないため、立海とのすれ違いが歯がゆいです。
天の花を続けて読みますが、この世界観にまたしばらく浸りたい気分です。
2020/04/21
再読。28になった耀子は、結婚し常夏荘でおあんさんになっています。外の世界を知り、自分の足で立てる人になりたいと、スーパーでパートの仕事をする耀子。大人になった立海との再会と、2人きりで蔵の中で器を探すシーンが切なかった。青井先生の教えを胸に大人になった耀子が逞しく、常夏荘を守るおあんさんとして、そして一人の働く女として生きる姿にグッときました。この巻では、龍治の魅力が今ひとつ伝わらないため、立海とのすれ違いが歯がゆいです。天の花を続けて読みますが、この世界観にまたしばらく浸りたい気分です。 -
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昼間は「バール追分」としてカフェや軽食、夜は「バー追分」としてお酒を楽しめるお店に。
そんなお店の2階は、ねこみち横丁の振興会事務所。そこに管理人として暮らすことになった宇藤輝良。一応、脚本家(シナリオライター?)を目指しているが、コンクールには落ち続けている。
そんな宇藤が、「BAR追分」にやってくるお客やねこみち横丁の人たちと交流していく。
意外と登場人物のみんな、なんらかの過去があったり、謎めいている部分もあるのだが、それを追求するのは野暮なこと。そこが大人の距離感を持ち続けた物語だなあと思い、読み進めていても安心できた。
「ねこみち横丁」は新宿のすぐ近くだけど、そこは昔ながらの人情あふれる下町風情漂う町で、大都会だからこそ、他者を詮索しすぎない。そして、他者の幸せをそっと温かく見守ることもあって良い。
話のなかで、美味しそうな食べ物を食べるシーンを妄想して語る部分が、もう、よだれが出そうなくらいで、読んでるとお腹が鳴る!! お酒の話もいっぱい出てくるので、お酒好きの人は楽しめるかも。私は全く分からんから、時々検索しながら読んだ。
伊吹さんの書き方の面白いところなんだろうけど、登場人物たちが食べ物の妄想で盛り上がって、もはや初めの話題から遠く離れたときに「みんな戻ってこい、○○さんと△をおいてけぼりにしてるぞ」っていう部分があって、吹き出してしまった。食べる幸せを感じる。
4つの章からなってるけど、最後の「ボンボンショコラの唄」がさ、めーっちゃ良かった。やられた。
だから、すぐに第2弾を読みはじめてしまった。 -
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なんですかこれ。年増の女に若いのと同じくらいの歳の人が言い寄る。そして別れ。ハーレクインですか!?なんだかな
人生に疲れ果てた美紀が、鎌倉茶藝館にたどり着く。求人募集の張り紙があり、ここで働くことになった。オーナーは林淑恵。隣に文筆業の孫の高橋紫釉が住んでいる。オーナーが階段を踏み外して骨折、入院。休業にしたが、毎日茶藝館に通って細々忙しく働いている。
オーナーは施設に入ったが、美紀は茶藝館を続ける。紫釉にお茶を教わり、和服の片付けなどする。夏乃子ちゃんと台湾から来ているコハルちゃんが手伝ってくれるという。
元彼の息子の直哉が近づいてくる。紫釉も交際を申し込んでくる。 -
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「香りや色が薄れても、そこにもまた美しい味わいがあります。人もまた同じ。そんなふうに私は教わりました。」
『茶藝館でマダムに初めてお茶を入れてもらったとき、散り散りになっていた自分の気持ちがまとまっていった』
『自分の人生をもっと愛したいという気持ち』
美紀が出会う鎌倉の茶藝館。台湾のお茶たち
マグカップで飲むお茶とは違う、飲杯でいただくお茶。中国茶の流れるような作法がなんとも素敵だ
直哉、紫釉との出会い、そして夫をケンちゃんと呼ぶ姪の玲奈との再会。
玲奈の存在にはらはらしたが、美紀が最後に生きる場所を見つけてほっとした。
台湾茶の魅力にも包まれた一冊でした。 -
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ネタバレ(あらすじ)東京での忙しすぎるデベロッパーの仕事を辞め、故郷の新潟で、深夜バスの運転手をしている利一。ある夜、バスに乗ってきたのは、16年前に別れた妻だった━━。
この小説は2018年に原田泰造主演で映画化もされており、確か観たように思う。(その時は小説は未読だった)
小説を読み、初めて気がついたこととしては、映画では利一(原田泰造)が完全に主役で、周りの家族とのやりとりが描かれていたが、小説では主人公の利一以外にも各章に深夜バスに乗る別の乗客・家族の小さな物語があった。深夜バスに乗る理由…人それぞれではあるが、もの寂しいイメージは確かにある。そしてそれらのサイドストーリーが挿入されることで、この話の本筋である「家族とは何か」というテーマが浮き彫りになっており、深夜バスが暗い中を走りやがて明るい終着地に到着するという、『人生』にも例えているのでは無いかと考えた。(人によっては、焦点が定まっていないと言うかもしれない)
ネタバレになるが、恋人(小西真奈美)を迎えにいく最後のシーンは小説のほうがいいなあ。