伊吹有喜のレビュー一覧
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ネタバレ【あらすじ】
人気作家6人による、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編集。
■収録作
・幸せのカレーライス(伊吹有喜)
雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。
・四十歳の栄養(中西智佐乃)
美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。
・フレンチと返報性(藤野恵美)
かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。
・二代目のミンチョさん(伊藤朱里)
アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。
・五十の壁が高すぎる(古内一絵)
よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。
・真っ -
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中高年向けの恋愛もの、なのかな?
孤独死が3件も出てくるし、主人公の美紀は48歳にして、夫も家も仕事も失い、死に場所を求めてかつての恋人の故郷である鎌倉へ赴く。そして、彼の面影のある男性を見かける。
いつ死んでもいいとまで考えていたのに、雨宿りに招かれた台湾茶カフェでマダムに心にしみるお茶を淹れてもらい、やはり生きていたい、と思う。そして、そこで働く事にする。
マダムの孫である髙橋紫釉(しゆう)は年齢不詳のちょっと素敵な中年男性だった。
新しい土地で新しい仕事と新しい人間関係。やむを得ずとはいえ、羨ましいかも。まぁ、健康だからよかったのよね。
恋愛小説ならではのドキドキの展開と台湾茶と着物や布 -
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台湾茶葉の種類と作法に則り淹れたお茶の一煎毎の表現が何と豊富な事か。
人生に疲れた美紀が思い出の鎌倉で出会った茶藝館。
死への思いに囚われていた美紀も、マダムの淹れたお茶を飲むうちに少しずつ癒されて行く。
鎌倉に引っ越し、茶藝館で働くようになった美紀はだんだん自分の人生にも前向きになって行く。
マダムは美紀のメンターのような存在だ。時に優しく包み込み、時には大胆に美紀をけしかける。
同い年の紫釉とのお互いの弱みを見せられるやり取りも、元カレの息子の直哉との溺れるような恋も、美紀は一煎毎に開いてゆく茶葉のようだ。
奥深さに虜になったお茶とずっと携わって来た大好きな着物が再び仕事となり、居 -
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京都も好きだけれど、鎌倉も好き。
一口に古都と言っても、その町々によって違った雰囲気をまとっているもの。
鎌倉の特徴はやはり、湘南の海に面していることだろうか。
海はキラキラと輝いて、いつでもサーファーが浮かんでいる。
そして、さしたる距離もないところに小山の間の谷戸や切り通しといった仄暗い場所がある。
光と闇のコントラストを強く感じるのが鎌倉だろうか。
仕事を失った、48歳の美しき未亡人・相生美紀(あいおい みき)は生きる意味を見失い、東京の自宅を片付けて身辺整理をし、初恋の人との思い出の地である鎌倉に向かった。
そこで、『鎌倉茶藝館』という店にたどり着き、マダムから心と身体を癒やすお茶の -
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読み始めは、情景描写が多く
『ん?外れたかな?』と思いましたが、少し読み進めるとページをめくる手が止まらず一気に読んでしまいました。
GWに鎌倉に観光に行っていたのもあり
鎌倉の景色を想像したり、Googleマップで地図を見ながら読むのも楽しかったです。
主人公の美紀は…
一般的には『可哀想なかよわい女性』というイメージなんですが
直哉の母が言う『女友達がいない』女性に嫌われるタイプなのかなとも思いました。
周りの男性がついひかれてしまう。
当の本人はそんなつもりはなくても
つい心配してしまう、気にかけてしまう。
登場人物の誰にも感情移入することなく
感動!とか共感!とかそういうものは全く