伊吹有喜のレビュー一覧

  • 地の星 なでし子物語

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    幼少期、常夏荘に引き取られた燿子は、結婚しおあんさんとなっていた。

    3作目があり、2作目で一気にその先に進むことを知っての読書でした。

    燿子は燿子らしく大人になってました。
    可愛娘瀬里ちゃんが、みんなの愛情を沢山受けて、素直に育っていたことがとても嬉しかったです。

    常夏荘のおあんさんは、その土地をみんなで盛り立てられる人になりました。その根底にあった青井先生の教えはやっぱり素晴らしかった。

    切ない1作目より、私はこちらの方が好みです。
    何故燿子が龍治と結婚したのかを知りたいので、3作目を読もうと思います。


    2020.4.21


    再読。

    28になった耀子は、照子の息子龍治と結婚し

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    2018年07月06日
  • なでし子物語

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    途中までずいぶんことばがずっしりしていた。だんだんきれいなことが増えてきて、こんないいものあったんだな、みたいな。発見。すきです。
    と、思ったら四十九日のレシピの人だったのね。懐かしい。あの本も好きだった。

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    2020年10月14日
  • 鎌倉茶藝館

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    読み始めは、情景描写が多く
    『ん?外れたかな?』と思いましたが、少し読み進めるとページをめくる手が止まらず一気に読んでしまいました。
    GWに鎌倉に観光に行っていたのもあり
    鎌倉の景色を想像したり、Googleマップで地図を見ながら読むのも楽しかったです。

    主人公の美紀は…
    一般的には『可哀想なかよわい女性』というイメージなんですが
    直哉の母が言う『女友達がいない』女性に嫌われるタイプなのかなとも思いました。
    周りの男性がついひかれてしまう。
    当の本人はそんなつもりはなくても
    つい心配してしまう、気にかけてしまう。

    登場人物の誰にも感情移入することなく
    感動!とか共感!とかそういうものは全く

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    2026年06月13日
  • 鎌倉茶藝館

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    大人の恋。成熟した男と初恋の人の面影のある若い男から想いを寄せられ揺れる更年期な年頃の成熟した女性。語り口に引き込まれて胸キュン。風景とシチュエーションに引き込まれて映画のよう。風景や手触り香りも伝わってくる。女が死ぬまで女であるようにと言うマダムの言葉が美しい!一気読みした素敵な作品

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    2026年06月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    あの人と過ごす「おやつ」の時間が、
    今日を乗り切る力をくれる。
    おいしいものを愛する作家陣が、
    心とおなかの空腹をあたたかく満たす短編小説集。

    ●作品紹介
    妻子ある政治家と逢瀬を重ねる画家の朱莉。
    マスコミを避けるため延泊した伊豆の山奥のホテルで回想する、
    これまでのこと。
    ――島本理生「楽園の代わりのカッサータ」 

    なりゆきから、派手めギャルとして高校生活を送る陽子。
    クラス替えで再会した関優征は、かつて放課後をともにした相手だった。
    ――織守きょうや「ファースト・アンド・オンリー」

    両親の交通事故がきっかけで瀬戸内海の島に住む叔父に引き取られた碧。
    果樹が茂る庭の手入

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    2026年05月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    全体的に読みやすかったです。
    個人的な事情で読書に集中できない時間が続いていましたが、短編で読みやすく、またお腹も空いていなかったのに読み終わると何か食べなきゃって思う不思議な一冊でした。

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    2026年05月13日
  • 四十九日のレシピ

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    知人の積本もらってきたシリーズ
    自分のセレクションでないから、どこか新鮮な感じ。
    最後…それはないやろ!とツッコミつつ、そうだったら、なんかいいかも

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    2026年05月01日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    シリーズの最終話とは知らずに読んでしまった。瀬里の母親、耀子は10歳の時に名家に引き取られた。常夏荘に来て変わったとあったが、大胆で行動力があってかっこよかった。台風の雨風がひどいところを娘のために山道をスクーターで迎えに行った場面はドキドキした。義母照子の行動力も惚れ惚れした。必要な時に蔵の中を整理してお金を作る。周りの友人、ミュージシャンも素晴らしかった。ほんとのお金持ちは品格があるということだ。自立は物理的、自律は精神的。「自立、顔を上げて生きること。自律、美しく生きること、新しい自分を作ること。」

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    2026年05月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    それぞれ全く違う味わいの作品ですがそれそれ大変、力作ぞろいで私はかなり好きですね

    概要

    「料理」をめぐる極上の7つの物語

    うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
    最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
    おやつに金平糖はいかがですか?
    物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。

    小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
    とびきり美味しいアンソロジー。

    【本書登場の逸品たち】

    塩むすびと冷たい緑茶
    ハルピンのイチゴ水
    全粒粉のカンパーニュに具を挟んだ
    サンドイッチ
    きときとの富山の海の幸・ゲン

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    2026年04月17日
  • 雲を紡ぐ

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    主人公の祖父が視野の広いひとだなと思った。
    美緒に若干イライラしてしまうし母親もきついなと思う反面、母親の状況を考えると中盤までの美緒の行動はしんどいものがある。10代てこんなかんじよなーとか祖父の追い詰めたらダメていう理解ある発言でハッとする部分があったから、自分も気をつけよ

    最後お父さんが実家に行くシーンがよかった
    親は子供を思ってるんだなて

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    2026年04月16日
  • 雲を紡ぐ

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    伊吹有喜作品、初読み。

    山崎美緒、高校2年生。クラブ活動での出来事が原因で不登校に。
    美緒が未だに大事にし続ける、亡くなった祖母・香代が最後に織った赤いショール。
    両親、学校との悩みから居た堪れなくなった美緒は、祖父・紘治郎のいる盛岡へ。
    盛岡では紘治郎が、羊毛を染め、紡いで織る、ホームスパンの工房を営んでいた。

    自分でも自分の色を紡ぎたいと思い始める美緒…

    うまく自分の思いを人に伝えられない美緒。
    それゆえ、まわりから誤解されてしまう。
    父・広志も母・真紀もそんな美緒の思いを理解できずにいる…
    広志は広志で女の子だからわからないとばかりに真紀に丸投げ。
    真紀は真紀で不登校の娘・美緒の存

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    2026年04月14日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    短編はそれぞれの著者の作風が顕著に現れていて、ぐるぐる変わる世界観に飲み込まれながら、様々なおやつの複雑で繊細な魅力を味わい尽くすことができる。

    春とマーマレード
     一番好きな雰囲気だった。母の作ったマーマレードの味を、味覚や記憶を辿りながら追い求めていくなかで、徐々に明らかになっていく真実。

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    2026年04月01日
  • 鎌倉茶藝館

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    初めて伊吹有喜さんの本を読みました。
    すごく読みやすく、背景が浮かびます
    鎌倉の台湾茶が飲みたくなる、40代後半の恋愛
    の物語

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    2026年04月01日
  • 鎌倉茶藝館

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    久しぶりに超速読で読んだ。面白かった。熱中した。

    大人の恋の話。
    相生美紀、紫釉(しゆう)、直哉、マダム。

    鎌倉茶藝館。こんなお店に是非行ってみたい!
    今私が1番探し求めてるのはこんな店な気がする。
    ゆっっっくりしたいな。

    もっと続きが気になる。
    ここまでの恋愛の本はなかなか読まないので、とても面白かった。

    やはり、マザコンの男の子、子離れしてない母親はすっごい嫌悪感。「きもちわるい。」と私と思った。

    川端康成の本、読んでみたいな。
    伊吹有喜さんの本もまた読みたい。

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    2026年03月26日
  • ミッドナイト・バス

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    自分の感情のままにただひたすら相手を求め続け、前へ前へと突き進んでいく時期を過ぎて、親となった今、相手の幸せや自分を客観的に評価し、葛藤しながらも冷静な判断で道を選む大人になる…
    一つの家族の人生の一部に寄り添っているようでとても共感できる展開だった。
    旅立ちの季節に読むのにぴったりの、思わず目頭が熱くなる大人の小説。

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    2026年03月17日
  • 四十九日のレシピ

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    なんとも不器用な人達が多い家族の物語。
    「犬がいた季節」でも思ったが、始まりの導入がいいのと、結末へと向かうほのぼの感が心地よい。

    厚みの割には会話も多いのですんなり読める。

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    2026年03月16日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

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    2026年03月15日
  • 鎌倉茶藝館

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    人は何か大きな壁にぶち当たった時、絶望しても前を向くしかない、と。
    それが一縷の希望の光になるのならそこにすがりつきたい、と。
    主人公が辿り着いたお茶との出会いがきっかけになったのは良かったと思った。
    そこに恋愛が絡んだのは良し悪しかな?
    主人公の幸せを願って······
    私としてはオーナーを選んで欲しいけど。

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    2026年03月14日
  • 娘が巣立つ朝

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    ネタバレ

    高梨家に長女・真奈の婚約者の渡辺優吾が結婚の挨拶に訪れます。幸せな結婚を予感するには、少し違和感のある高梨家での描写から物語はスタートします。実は優吾の両親はセレブなタレント一家で、渡辺家の親族と高梨家で結婚式の方針をめぐり意見が食い違いが生じます。さらに高梨家の内部でも夫婦の問題が。安らぎのある家庭を守ろうと必死な妻・優子と、家庭に息苦しさを感じ、外に楽しみを求める夫・健一。健一の浮気疑惑もあり高梨一家も崩壊寸前に追い込まれていきます。

    優子・真奈・健一と高梨家それぞれの目線で物語は進みます。価値観の相違やコミュニケーション不足によるすれ違いなどに苦しみながら、真奈の幸せだけを願って行動す

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    2026年03月10日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    昼下がりのご褒美と、それにまつわる思い出。
    同じ食べ物にも、そこには一人ひとり違う、誰かにとっての大切な記憶がある。
    中でも、「春とマーマレード」がとても好きだ。日々の生活の中で、「食」を通じたひととひとのつながりを、丁寧に繊細に描く友井羊さんの作品は、食や人に対する愛に溢れていて、いつ読んでも心が安らぐ。
    どの短編も、あたたかく、素敵なお話だった。

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    2026年03月10日