伊吹有喜のレビュー一覧
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なでし子物語シリーズ。4冊目
前作より随分年月が経ってしまった・・・
出も読んでいくうちにだんだん思い出してくる、あの時の感動もよみがえってきた。
遠州峰生の名家、遠藤家に祖父のつてで10歳の時にやってきた耀子、周囲の人たちに支えられ子供時代を過ごし、時を経て今は女主人として、新しい事業を展開し試行錯誤しながら盛り立てている。
夫の母、娘、そして手助けをしてくれる周りの人たちに助けられながら、日々忙しく過ごす彼女を軸に、大きく話は展開していく。
素晴らしい峰生という場所をもっと広く知ってもらう、もっと発信していく、それは大きなうねりとなって人々のつながりとなっていく。
4作目となる本作を読め -
Posted by ブクログ
伊吹有喜さんの新刊“常夏荘物語”が、シリーズものだと知って“なでし子物語”から読むことに。
序盤、物語になかなか入っていくことができなくて時間がかかりました。中盤から青井先生や照子、千恵や耀子のおじいちゃん他 皆 温かくて…涙が…
境遇が違うけれど耀子と立海、これからどんな成長を辿っていくのか楽しみです❗
ーーー印象に残ったーーー
•自立、かおをあげていきること。
自律、うつくしくいきること。
あたらしいじぶんを、つくること。p112
•『どうして、って思いそうになったら、どうしたらって言い換えるの』p376
•『どうして』と自分を責めない。『どうしたら』と前に進もうとする。やっぱりそれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ高宮利一
東京新潟を結ぶ定期高速バスの運転士。美越市に本社を置く白鳥交通。東京の大学を卒業して、不動産開発会社に就職した半年後の二十二歳の時に美雪と結婚した。母と美雪の不仲が原因で離婚。
加賀美雪
利一の元妻。利一の大学の後輩。再婚して加賀姓となる。乗車した夜行高速バスで利一に再会する。東京で夫と子供の三人暮らし。更年期障害。父の敬三の看護のため度々新潟に帰省する。
高宮彩菜
利一、美雪の娘。怜司の妹。交際相手の雅也とは結婚を控えている。副業で新潟市でゴシックロリータの服を販売している。絵里花、沙智子と「マジカルワンダー娘(ガールズ)」を結成。ウェブコンテンツとグッズショップを運営。
高 -
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ネタバレ間宮耀子
龍一郎の秘書をしていた間宮裕一の娘。母が出て行き、父のふるさと峰生に預けられる。
耀子の母
男と一緒に逃げた。
遠藤照子
家の跡継ぎだった夫、龍一郎を亡くした。
龍一郎
病弱で三十七歳で亡くなる。
遠藤龍巳
遠藤家の本家の当主。親父様。若い愛人との間に次男・立海をもうけた。
龍治
照子の息子。大学生。
間宮裕一
浜松の進学校に学び、遠藤家の援助を受けて一橋大学に進学した。卒業後は遠藤家の地所を管理する会社に入り、龍一郎の秘書の一人だった。龍一郎亡き後に会社を辞め、その数年後に亡くなった。
立海
龍一郎と同様に病弱。
間宮勇吉
遠藤家の山の管理をしていた耀子の祖父。
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ネタバレ百合子
三十八歳。五歳のとき、動物園に行った日。父に乙美を紹介された。お弁当を食べようと差し出した重箱をたたき落とした。乙美お母さんを縮めてオッカと呼んでた。
乙美
継母。父との間に子をもうけぬまま、七十一歳でこの世を去った。
熱田良平
百合子の父親。警備の仕事をしていた。釣りに出かける際に乙美が作ったコロッケサンドのソースがしみていて怒鳴りつけ持って行かなかった。
井本幸恵
十九歳。乙美がボランティアで絵手紙を教えていた福祉施設の生徒。乙美から、自分が死んだら、捨てるものとか整理するものがいっぱいあるから片付けとかの面倒を見て欲しいと頼まれていた。
万里子
百合子の産みの親。熱田の先 -
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ネタバレペコちゃん
福井喜美子。不二家のペコちゃんに似た腕利きの元理容師。夏の間、ミワという店で手伝いをしている。三十九歳。六年前に旦那が亡くなった。
須賀哲司
和歌山県から東京までトラックで鮮魚を運ぶ仕事を始めて五年目。三十九歳。美鷲水産。大学卒業後に入った銀行は相次ぐ合併で、気が付けば吸収された側の窓際にいた。
実塩
哲司の母。三重県の私立の女子校で教頭を務めていた。定年後も請われてその学園の運営に携わっていたが、六年前に完全にリタイアし、岬の家と呼ばれる、美鷲に家を建てた暮らしていた。持病が悪化して倒れ、五ヶ月の闘病の末に病院で亡くなった。
理香
哲司の妻。大学の同級生。外資系の証券会社に