伊吹有喜のレビュー一覧
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ネタバレ読んでから時間が経ってしまったー。
天の花を読んでから、こちら地の星を読んだのでいきさつは色々と分かっていたけど。
耀子が仕事に奮闘する話がメインで、あんだけ耀子のことを好きになってくれた龍治とはなんか距離あるしなかなか立海が出てこないしで少し悶々。からの、最後の立海の登場場面。蔵での耀子と立海の会話。切なすぎて何度も読み返した。2人は心が通い合ってるはずなのに。耀子は一歩踏み出さない。ちゃんとわきまえてる。立海の手を掴んでしまえばいいのに。。
立海との場面の後も、耀子は仕事に切り替えてどんどん進んでいく。もしかして私は耀子以上に立海を引きずってるんじゃないか、、笑
もちろん耀子が仕事に奮 -
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ネタバレ2019/11/30
びっくり、ヨウヨが大人になってる!母になってるしおあんさんやし旦那は龍治って!
どういうことやねん、それは!リュウカ君は?
あの後どんな風に成長して、二人はどう再会してどんな関係になるのかすごく楽しみにしてたのに全部すっ飛ばしたよ!なんだそれ!と憤っていたのもつかの間、読んでいくうちに熱を帯びて物語にどっぷり引き込まれたのでした。
ヨウヨが頑張りだしてからは興奮して顔真っ赤になった。
頑張れ!負けるな!ってね。
最後は一緒に「やらまいかー!」って本を閉じたけど、やっぱりどうしても龍治と結婚したのは残念としか言いようがない。
最後まで読んでもわからなかった。
龍治がなぜヨウ -
Posted by ブクログ
なんて切ない。
時系列では、こちらが先との事でしたが、敢えて出版された順に読みました。
確かに、なぜ龍治だったのかと思っていましたが、天の花の隆治なら、耀子を任せられると思ってしまう。
リュウカくんはまだ子供過ぎる…
耀子と立海と隆治が3人で過ごした時間がかけがえのないものに思え、先が分かっているだけに胸が苦しくなるほどの切なさに身悶えました。
耀子はこの先強く逞しいおあんさんになります。
それがわかっていなければ読めなかったかも。
もう一度地の星を読み直したいと思います。
2020.4.24
再読。
おあんさんとなった耀子の空白の18年。
時系列通りに読むことを勧める方も多 -
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幼少期、常夏荘に引き取られた燿子は、結婚しおあんさんとなっていた。
3作目があり、2作目で一気にその先に進むことを知っての読書でした。
燿子は燿子らしく大人になってました。
可愛娘瀬里ちゃんが、みんなの愛情を沢山受けて、素直に育っていたことがとても嬉しかったです。
常夏荘のおあんさんは、その土地をみんなで盛り立てられる人になりました。その根底にあった青井先生の教えはやっぱり素晴らしかった。
切ない1作目より、私はこちらの方が好みです。
何故燿子が龍治と結婚したのかを知りたいので、3作目を読もうと思います。
2020.4.21
再読。
28になった耀子は、照子の息子龍治と結婚し -
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ネタバレ複雑な家族間、夫婦間と恋愛模様の中に鎌倉の美しい風景やお茶の香り、味わいが凛と混ざり合う、五感の表現が上手く上品な作品でした。
美紀、紫釉、マダムの言葉回しはスっと芯があるような感じで心地よく聞こえ、反面直哉の母、玲奈の言葉は子供のように素直で気持ちを混乱させ、直哉はとにかく情熱的でセリフを読む楽しさもありました。
ところどころ入ってくる修羅場、恋愛の三角関係はエンタメ要素が強めでしたがそれほどくどくはなくそれもそれで楽しめました。
美紀の決断がまたお茶のように彼女の香り、味わいを変えていく。
物語も同じように序盤は甘く新鮮な香りを感じていましたが終盤は深みのあるしっとりとした香りに変わっ