伊吹有喜のレビュー一覧

  • なでし子物語

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    未読のまま続編を先に、いつか読む日がいまだった
    中途半端な救いじゃないこと、そして自立と自律に
    燿子だけじゃなく、照子に、そうやって巡る気持ち
    では、謹んで続編の再読と

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    2021年06月14日
  • 今はちょっと、ついてないだけ

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     現在不遇の状況にある元フォトグラファーの立花浩樹と、浩樹の住むシェアハウスでたまたま出会った失意の男たちのリスタートを描く、ついてない人々の再生物語。
              ◇
     かつて、秘境を訪れありのままの自然を撮るテレビ番組で人気を博した写真家の立花浩樹だったけれど、バブル崩壊によりネイチャリング・フォトグラファーという肩書きを失ったあとは転落も速かった。

     仕事だけでなく、家も失くし恋人も離れていった。バブルに踊らされ自分を見失っていたことに気づいたときは、後の祭りだった。

     厭世的になり、自堕落な生活を送っていたある日、入院中の母親から知人を撮影するように頼まれた。気が進まない

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    2021年11月01日
  • カンパニー(新潮文庫)

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     綿密な取材をもとに、細部まで気が行き届いた伊吹有喜らしい作品。

     テンポがよく展開にも飽きが来ないし、読者心理をきちんと汲んで書かれている。

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    2021年09月01日
  • なでし子物語

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    読んでいる間、自分が本を読んでいるのを忘れているぐらい、「なでしこ物語」の中にいた。
    毎晩就寝前に読書をしていますが、続きを読むというよりは、「常夏荘」に行く、といった感じでした。
    小説っぽいというか、上手く言葉で表せない上に、どこがどうでどう感じたとかいう感想が思い付かないのですが、理想とする小説はこういう作品だと感じた。設定されている年代が、昭和の自分も幼少の頃のお話で、主役である耀子や立海と同年代で懐かしさがあったからだろうか?
    最初から最後まで『なでしこ物語』の世界にはまったような、凄く好きな話でした。

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    2021年03月30日
  • 天の花 なでし子物語

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    子供のままで居られない
    純粋で せつない

    親の愛情を知らない耀子
    頼り方がわからない気持ち

    親の愛情が足りなかった龍治の
    寂しさや 優しさ

    似たもの同士だから
    立海ではないんやなぁ

    時系列順に読んでいます

    なんとも 引き込まれて
    余韻の残る話し

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    2021年02月14日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    子どもたちの成長から勇気をもらえ、わたしも頑張ろうと思えた作品だった。

    なにより、先生の存在が好きになった。
    ・自分で自分のことをいじめない。怪我をしても黙って治して自分を支えてくれる身体は自分のことが大好きだ。自信をもつこと。
    ・「どうして」と嘆くのではなく、「どうしたら」に置き換えてもがいていくこと。この置き換えは自分の中になかった。わたしも意識しようと思った。
    ここではあげきれないほど先生からわたしも学んだ。
    出会えてよかったとじんわり思える一冊でした。

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    2021年02月04日
  • なでし子物語

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    読みながら何度も表紙の絵を眺めました。出逢えて良かった、と思える作品でした。
    学校でいじめにあっている四年生の耀子と一年生の立海。友だちがいない二人は、お互い友だちになりたくてもうまく表現できなかったり、またいつもみたいに嫌われたらどうしよう‥‥と、もう一歩が踏み出せなかったり。その気持ちに読んでいて本当に胸が痛くなりました。
    立海の家庭教師の青井に耀子も勉強を教わるようになり影響を受けていく。

    自立、かおを上げて生きること。
    自律、うつくしく生きること、あたらしいじぶんをつくること。

    『どうして』と自分を責めずに『どうしたら』と前に進もうとする、世界中のみんなが自分を悪く言っても自分だけ

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    2021年01月28日
  • なでし子物語

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    「良かったなぁ」しみじみとそう思える作品。
    登場人物3人がそれぞれ自分だけの重荷を抱え周囲の人と関わりながら、少しずつ、静かに前に進んでいく。
    読み進める程にどんどん物語に引きこまれていきました。

    自分のことをグズでバカで何も出来ないと思い込んでいた不登校の耀子。でも決してグズじゃない。丁寧で言葉にするのに時間がかかるだけ。
    青井先生の言葉が優しく心に沁みる。
    そんなふうに受けとめて、言葉にするまで待ってあげられる大人が、今いったいどれだけいるだろう。
    耀子が青井先生と出会えて本当に良かった。立海と耀子も出会えて良かった。
    とても温かい物語。また読み返したい一冊です♪

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    2021年01月09日
  • 風待ちのひと

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    ネタバレ

    また大好きな本が増えたー。

    「大人のけじめの付け方が、子どもの人生に影響する」
    確かになー。また、喜美子がした渦の話もよかった。人生に喩えられるね。
    哲司と喜美子の関係がなでしこ物語のヨウヨとリュウカくんに通じてる気がして。
    それにしても伊吹さんのデビュー作、彼女は最初からこんな繊細で豊かな人間性を持つ登場人物を描けていたんだな。すごい。

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    2020年12月07日
  • 天の花 なでし子物語

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    ネタバレ

    時系列順にシリーズ読書中。

    とにかく切なくて、特に229ページと230ページを何度も読み返してしまぅた。。
    ヨウヨ、リュウカくん、という2人の関係が大好きだったから辛かったーーー。リュウカくんはいつも真っ直ぐで、純粋で。「なでし子物語」で踊るふたつのなでしこが耀子と立海だったから、龍治に、悪い言い方したら2人の仲を邪魔されたような、いいとこ取りされたような気がしてもやもやが残った。はー切ない。

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    2020年09月19日
  • なでし子物語

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    一歩足を踏み出す勇気をもらいました。
    社会人1年目で、本当ならば研修とかがある中コロナの影響で全て中止。焦ってた自分を、おあんさんや青井先生、おじいちゃん、峰生の人たちが優しく包み込んでくれました。
    さあさあみんな、やらまいか。

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    2020年04月22日
  • なでし子物語

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    大人の事情に翻弄されるふたりの子供たち。
    ふたりのささやかな幸せがかなったと思うと、その矢先にくしゅっと大人の手でそれを潰されるようなシーンが何度もあり、その度に、切なく苦しい気持ちにされられます。

    適度な距離感でふたりを見守るおあんさんこと照子と立海の教育係青井の存在が救い。
    でもそのふたりの力も、さらに大きな力には及ばない。

    可愛らしく微笑ましい子供たちの姿が愛おしく、だからこそ切ない。

    自立と自律、前を向いて歩き始めた耀子の成長とその後を知るために、今回はこのままシリーズを続けて読む予定です。

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    2020年04月17日
  • オムライス日和 BAR追分

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    BAR追分の第2弾。宇藤くんがエッセイを書くようになる。今回は宇藤くん、桃子、純の3人が主役かな?
    周りの人達との関わり合いも面白いし、なにより宇藤くんの成長ぶりが良かった!

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    2025年08月31日
  • 天の花 なでし子物語

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    シリーズ3作目。時系列でいくと真ん中にくる話だ。女性2人の生き様を中心にそれを取り巻く人々の大河ドラマ的小説。2人の心の描写が細やかで、本の世界に没入してしまう。
    この巻では主人公の一人、耀子が人生の岐路に立ち、大きな決断をする。
    前巻の方が時系列では後の話で、そこに行き着く前振りが何も無かったので、この巻を読むと、なるほどね、そうなっちゃうよね…とそこそこ年齢を重ねた人なら腑に落ちてしまうかも。
    大金持ちの男性と恵まれない生い立ちの女性の設定が韓流ドラマ風?な空気を醸し出している気がする。2018.10.20

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    2018年10月22日
  • 天の花 なでし子物語

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    なんて切ない。

    時系列では、こちらが先との事でしたが、敢えて出版された順に読みました。
    確かに、なぜ龍治だったのかと思っていましたが、天の花の隆治なら、耀子を任せられると思ってしまう。
    リュウカくんはまだ子供過ぎる…

    耀子と立海と隆治が3人で過ごした時間がかけがえのないものに思え、先が分かっているだけに胸が苦しくなるほどの切なさに身悶えました。

    耀子はこの先強く逞しいおあんさんになります。
    それがわかっていなければ読めなかったかも。

    もう一度地の星を読み直したいと思います。


    2020.4.24


    再読。

    おあんさんとなった耀子の空白の18年。
    時系列通りに読むことを勧める方も多

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    2018年07月18日
  • 地の星 なでし子物語

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    幼少期、常夏荘に引き取られた燿子は、結婚しおあんさんとなっていた。

    3作目があり、2作目で一気にその先に進むことを知っての読書でした。

    燿子は燿子らしく大人になってました。
    可愛娘瀬里ちゃんが、みんなの愛情を沢山受けて、素直に育っていたことがとても嬉しかったです。

    常夏荘のおあんさんは、その土地をみんなで盛り立てられる人になりました。その根底にあった青井先生の教えはやっぱり素晴らしかった。

    切ない1作目より、私はこちらの方が好みです。
    何故燿子が龍治と結婚したのかを知りたいので、3作目を読もうと思います。


    2020.4.21


    再読。

    28になった耀子は、照子の息子龍治と結婚し

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    2018年07月06日
  • なでし子物語

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    途中までずいぶんことばがずっしりしていた。だんだんきれいなことが増えてきて、こんないいものあったんだな、みたいな。発見。すきです。
    と、思ったら四十九日のレシピの人だったのね。懐かしい。あの本も好きだった。

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    2020年10月14日
  • 注文の多い料理小説集

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    最高。どれも美味しく面白かった!気取ったお鮨屋さんと女性たちの話は爽快。夏を迎える前の叔父と甥の田舎暮らしはその風景にウットリ。色への感覚が鋭い町娘のアイデアに拍手。貧困生活の中での不思議な体験には生きていく為の活力を感じた。著書を読んでみたい作家さんが増えたなぁ。

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    2026年08月26日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    ドーナツ息子が良かった。上京する息子を想う母親の気持ち。幼かった頃の息子と一緒に食べた思い出のドーナツ屋さんを見つけて子育てに苦労したことや、ここまで成長してくれた息子を想う。上京してうまくやっていけるだろうかと、これからの息子を心配するやるせない気持ちと一緒に息子が買ってきてくれたドーナツをまた一緒に食べる最後の場面があたたかい気持ちになった。

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    2026年08月23日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    食と人生にまつわるアンソロジー集。
    「五十の壁が高すぎる」と「真っ赤な林檎のその下で」が自分の家庭環境に少し似ているからかぐっときた。

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    2026年08月22日