伊吹有喜のレビュー一覧

  • なでし子物語

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    「良かったなぁ」しみじみとそう思える作品。
    登場人物3人がそれぞれ自分だけの重荷を抱え周囲の人と関わりながら、少しずつ、静かに前に進んでいく。
    読み進める程にどんどん物語に引きこまれていきました。

    自分のことをグズでバカで何も出来ないと思い込んでいた不登校の耀子。でも決してグズじゃない。丁寧で言葉にするのに時間がかかるだけ。
    青井先生の言葉が優しく心に沁みる。
    そんなふうに受けとめて、言葉にするまで待ってあげられる大人が、今いったいどれだけいるだろう。
    耀子が青井先生と出会えて本当に良かった。立海と耀子も出会えて良かった。
    とても温かい物語。また読み返したい一冊です♪

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    2021年01月09日
  • なでし子物語

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    三人の出会いがそれぞれの人生を少しずつ動かしていく温かい物語。登場人物の視点に移りながらの展開。

    それぞれ重荷を抱え周囲の人と関わりながら、少しずつ、静かに前に進んでいく。
    読み進める程にどんどん物語に引き込まれていきました。クスッと笑えて面白くて、子供の頃の懐かしい感覚を思い出しました。そして心もほっこり。

    自分のことをグズでバカで何も出来ないと思いこんでいた耀子に、青井先生がかけた言葉が優しく心に沁みる。
    耀子が青井先生と出会えて本当に良かった。立海も耀子と出会えて良かった。
    とても温かい物語。
    良かったなぁ。しみじみとそう思える作品でした♪また読み返したい一冊。

    『自立、かおをあげ

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    2020年12月26日
  • 風待ちのひと

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    ネタバレ

    また大好きな本が増えたー。

    「大人のけじめの付け方が、子どもの人生に影響する」
    確かになー。また、喜美子がした渦の話もよかった。人生に喩えられるね。
    哲司と喜美子の関係がなでしこ物語のヨウヨとリュウカくんに通じてる気がして。
    それにしても伊吹さんのデビュー作、彼女は最初からこんな繊細で豊かな人間性を持つ登場人物を描けていたんだな。すごい。

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    2020年12月07日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    読んでから時間が経ってしまったー。
    天の花を読んでから、こちら地の星を読んだのでいきさつは色々と分かっていたけど。
    耀子が仕事に奮闘する話がメインで、あんだけ耀子のことを好きになってくれた龍治とはなんか距離あるしなかなか立海が出てこないしで少し悶々。からの、最後の立海の登場場面。蔵での耀子と立海の会話。切なすぎて何度も読み返した。2人は心が通い合ってるはずなのに。耀子は一歩踏み出さない。ちゃんとわきまえてる。立海の手を掴んでしまえばいいのに。。

    立海との場面の後も、耀子は仕事に切り替えてどんどん進んでいく。もしかして私は耀子以上に立海を引きずってるんじゃないか、、笑

    もちろん耀子が仕事に奮

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    2020年10月08日
  • 天の花 なでし子物語

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    ネタバレ

    時系列順にシリーズ読書中。

    とにかく切なくて、特に229ページと230ページを何度も読み返してしまぅた。。
    ヨウヨ、リュウカくん、という2人の関係が大好きだったから辛かったーーー。リュウカくんはいつも真っ直ぐで、純粋で。「なでし子物語」で踊るふたつのなでしこが耀子と立海だったから、龍治に、悪い言い方したら2人の仲を邪魔されたような、いいとこ取りされたような気がしてもやもやが残った。はー切ない。

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    2020年09月19日
  • なでし子物語

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    一歩足を踏み出す勇気をもらいました。
    社会人1年目で、本当ならば研修とかがある中コロナの影響で全て中止。焦ってた自分を、おあんさんや青井先生、おじいちゃん、峰生の人たちが優しく包み込んでくれました。
    さあさあみんな、やらまいか。

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    2020年04月22日
  • なでし子物語

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    大人の事情に翻弄されるふたりの子供たち。
    ふたりのささやかな幸せがかなったと思うと、その矢先にくしゅっと大人の手でそれを潰されるようなシーンが何度もあり、その度に、切なく苦しい気持ちにされられます。

    適度な距離感でふたりを見守るおあんさんこと照子と立海の教育係青井の存在が救い。
    でもそのふたりの力も、さらに大きな力には及ばない。

    可愛らしく微笑ましい子供たちの姿が愛おしく、だからこそ切ない。

    自立と自律、前を向いて歩き始めた耀子の成長とその後を知るために、今回はこのままシリーズを続けて読む予定です。

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    2020年04月17日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    よかった。バレエの講演にかける人たち
    バレエをする人だけでなく周りで支える人たちにも目を向けて
    「カンパニー」の意味
    どんなところでも言える

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    2020年02月02日
  • オムライス日和 BAR追分

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    BAR追分の第2弾。宇藤くんがエッセイを書くようになる。今回は宇藤くん、桃子、純の3人が主役かな?
    周りの人達との関わり合いも面白いし、なにより宇藤くんの成長ぶりが良かった!

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    2025年08月31日
  • 天の花 なでし子物語

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    シリーズ3作目。時系列でいくと真ん中にくる話だ。女性2人の生き様を中心にそれを取り巻く人々の大河ドラマ的小説。2人の心の描写が細やかで、本の世界に没入してしまう。
    この巻では主人公の一人、耀子が人生の岐路に立ち、大きな決断をする。
    前巻の方が時系列では後の話で、そこに行き着く前振りが何も無かったので、この巻を読むと、なるほどね、そうなっちゃうよね…とそこそこ年齢を重ねた人なら腑に落ちてしまうかも。
    大金持ちの男性と恵まれない生い立ちの女性の設定が韓流ドラマ風?な空気を醸し出している気がする。2018.10.20

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    2018年10月22日
  • 天の花 なでし子物語

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    やっぱりなでしこ物語ほんとに好き。地の星の謎はわかったけどほんとに切ない...(恋愛小説みたいに読んでしまう)
    1弾目→3弾目→2弾目で読んだ方がいいって言う人もいたけど個人的には2弾目でえ?!なんで??って疑問をもってから3弾目読んで納得してほしい。1弾目→2弾目→3弾目→2弾目かな。

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    2018年10月05日
  • 天の花 なでし子物語

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    なんて切ない。

    時系列では、こちらが先との事でしたが、敢えて出版された順に読みました。
    確かに、なぜ龍治だったのかと思っていましたが、天の花の隆治なら、耀子を任せられると思ってしまう。
    リュウカくんはまだ子供過ぎる…

    耀子と立海と隆治が3人で過ごした時間がかけがえのないものに思え、先が分かっているだけに胸が苦しくなるほどの切なさに身悶えました。

    耀子はこの先強く逞しいおあんさんになります。
    それがわかっていなければ読めなかったかも。

    もう一度地の星を読み直したいと思います。


    2020.4.24


    再読。

    おあんさんとなった耀子の空白の18年。
    時系列通りに読むことを勧める方も多

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    2018年07月18日
  • 天の花 なでし子物語

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    今回も面白かった。あっという間に読んでしまった。一気に読むのがもったいない気もする。
    2作目で、なんで龍治と結婚したんだ?と思っていて、今作の最初の方は、だからなんでこんな龍治と?と嫌な気持ちになりかけたところで、龍治の味が…。最後は、まあ、立海もいいけど龍治でもいいかもな…な感じになった。変な愛憎劇な感じは全くなく、とても面白かった。続きを出してほしい。早く読みたい。

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    2018年07月14日
  • 地の星 なでし子物語

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    幼少期、常夏荘に引き取られた燿子は、結婚しおあんさんとなっていた。

    3作目があり、2作目で一気にその先に進むことを知っての読書でした。

    燿子は燿子らしく大人になってました。
    可愛娘瀬里ちゃんが、みんなの愛情を沢山受けて、素直に育っていたことがとても嬉しかったです。

    常夏荘のおあんさんは、その土地をみんなで盛り立てられる人になりました。その根底にあった青井先生の教えはやっぱり素晴らしかった。

    切ない1作目より、私はこちらの方が好みです。
    何故燿子が龍治と結婚したのかを知りたいので、3作目を読もうと思います。


    2020.4.21


    再読。

    28になった耀子は、照子の息子龍治と結婚し

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    2018年07月06日
  • なでし子物語

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    途中までずいぶんことばがずっしりしていた。だんだんきれいなことが増えてきて、こんないいものあったんだな、みたいな。発見。すきです。
    と、思ったら四十九日のレシピの人だったのね。懐かしい。あの本も好きだった。

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    2020年10月14日
  • 四十九日のレシピ

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    知人の積本もらってきたシリーズ
    自分のセレクションでないから、どこか新鮮な感じ。
    最後…それはないやろ!とツッコミつつ、そうだったら、なんかいいかも

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    2026年05月01日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    シリーズの最終話とは知らずに読んでしまった。瀬里の母親、耀子は10歳の時に名家に引き取られた。常夏荘に来て変わったとあったが、大胆で行動力があってかっこよかった。台風の雨風がひどいところを娘のために山道をスクーターで迎えに行った場面はドキドキした。義母照子の行動力も惚れ惚れした。必要な時に蔵の中を整理してお金を作る。周りの友人、ミュージシャンも素晴らしかった。ほんとのお金持ちは品格があるということだ。自立は物理的、自律は精神的。「自立、顔を上げて生きること。自律、美しく生きること、新しい自分を作ること。」

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    2026年05月01日
  • 注文の多い料理小説集

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    それぞれ全く違う味わいの作品ですがそれそれ大変、力作ぞろいで私はかなり好きですね

    概要

    「料理」をめぐる極上の7つの物語

    うまいものは、本気で作ってあるものだよ――
    最高級の鮨&ワイン、鮪の山かけと蕗の薹の味噌汁、カリッカリに焼いたベーコンにロシア風ピクルス……
    おやつに金平糖はいかがですか?
    物語の扉をそっと開ければ、今まで味わった事のない世界が広がります。

    小説の名手たちが「料理」をテーマに紡いだ
    とびきり美味しいアンソロジー。

    【本書登場の逸品たち】

    塩むすびと冷たい緑茶
    ハルピンのイチゴ水
    全粒粉のカンパーニュに具を挟んだ
    サンドイッチ
    きときとの富山の海の幸・ゲン

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    2026年04月17日
  • 雲を紡ぐ

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    主人公の祖父が視野の広いひとだなと思った。
    美緒に若干イライラしてしまうし母親もきついなと思う反面、母親の状況を考えると中盤までの美緒の行動はしんどいものがある。10代てこんなかんじよなーとか祖父の追い詰めたらダメていう理解ある発言でハッとする部分があったから、自分も気をつけよ

    最後お父さんが実家に行くシーンがよかった
    親は子供を思ってるんだなて

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    2026年04月16日
  • 雲を紡ぐ

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    伊吹有喜作品、初読み。

    山崎美緒、高校2年生。クラブ活動での出来事が原因で不登校に。
    美緒が未だに大事にし続ける、亡くなった祖母・香代が最後に織った赤いショール。
    両親、学校との悩みから居た堪れなくなった美緒は、祖父・紘治郎のいる盛岡へ。
    盛岡では紘治郎が、羊毛を染め、紡いで織る、ホームスパンの工房を営んでいた。

    自分でも自分の色を紡ぎたいと思い始める美緒…

    うまく自分の思いを人に伝えられない美緒。
    それゆえ、まわりから誤解されてしまう。
    父・広志も母・真紀もそんな美緒の思いを理解できずにいる…
    広志は広志で女の子だからわからないとばかりに真紀に丸投げ。
    真紀は真紀で不登校の娘・美緒の存

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    2026年04月14日