伊吹有喜のレビュー一覧

  • 犬がいた季節

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    何の前情報もなく、なんとなく手に取った1冊。なんて素晴らしい本だったんだろう。

    私にも高校生の頃があったはずだ。忙しい日常に流されて生きてきた気がする。でも確かに、悩み、苦しみ、そして大声で笑った高校生の頃の自分を思い出せた。私にもそんな時間が確かに存在していた。

    短編連作はすごく好きだけれども、そこに時間軸がつくとこんなにも豊かになるんだと感動した。同じ時間を生きることも、とても素敵なことだ。
    しかし、時の流れの中で、変わっていったもの。そして変わってないもの。そんなことをすごく感じた。
    人とのつながりで、涙がこぼれた。私は3章の『明日の行方』が1番好き。おばあちゃん子やったから。

    ど

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    2026年02月22日
  • 犬がいた季節

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    胸がキュン。
    そんな人生の高校時代という季節に寄り添ってくれた犬のコーシローの愛らしさ。
    その周辺の高校生たちの、真剣で、あきらめてなくて、希望があって、でも自信がなくて、少し曲がってしまったり、そんな日々。家庭の事情で、いろいろうまくいかなかったりする子も。
    胸キュンって、なんか目の奥が、じわっとなるような感覚なんだよな、この年になると。笑
    そしてその子たちは、大人になってもやっぱり幸せをつかんでいく力があるのだ。

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    2026年01月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    柚木麻子さんのお話と出会ったのがこの一冊でした。
    不倫女子が登場する、お鮨屋さんのお話。
    世の中の男性陣がきっと(こうであって欲しい)と思っている女子たちの本音がいい感じに滲み出ていて、大好きなお話です。
    他のお話もよかったけど、このお話が好きで柚木麻子さんのこの話しか記憶にないくらいです。
    気持ちがいい話でした。

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    2026年01月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    「料理」にまつわる、7人の作者のアンソロジー。
    柚木麻子さん「エルゴと不倫鮨」伊吹有喜さん「夏も近づく」柴田よしきさん「どっしりふわふわ」が特に好きだった。
    読むと、どれも丁寧に料理がしたくなる!

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    2026年01月11日
  • 雲を紡ぐ

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    岩手県の柔らかで朴訥として温かい雰囲気がそこかしこに表れていて、岩手県好きとしてはたまらない作品。手触りの感触や心地よさを素直に感じ取るとこで、主人公美緒は癒やされ、また前を向ける。どの登場人物も優しくて不器用で、愛らしかった。岩手旅行の折に、また読み返そう。

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    2026年01月11日
  • 彼方の友へ

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    戦争中も
    「乙女」のために
    自分自身のために
    雑誌作りに力を注ぐ人々を描いた一冊

    主人公の設定が必要かと思いながら読み進めたが
    最後まで読んで納得した

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    2025年12月31日
  • 雲を紡ぐ

    匿名

    購入済み

    とても素敵なおはなしでした。彼女にお祖父さんとの出会いがあってよかった。苦しい時に素敵な出会いがあれば救われると思います。今苦しんでる人達にも、そんな出会いがあればいいなと思ってます。

    #ほのぼの #切ない #タメになる

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    2025年12月27日
  • 犬がいた季節

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    学校に住むコーシローが見る生徒たちの青春模様の話です。オムニバス的な。恋愛はもちろん人間ドラマもあり。
    最初の話の恋愛が最後の話で綺麗に回収されて良きでした。

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    2025年12月25日
  • 犬がいた季節

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    第一話が終わって感傷に浸り、第二話からまた時代が流れていくのか…と分かった時、展開がなんとなく理解出来てしまい読み始めたのを後悔する。

    絶対泣かせに来るやつや…

    昭和の終わりから平成が流れ、令和の始まりまで。高校生ならではの進路・恋愛・家族の悩み。私の拙い文章ではうまく伝わらないのがもどかしいほどとにかく良かった。
    いろんな世代に読んで欲しい。

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    2025年12月17日
  • 天の花 なでし子物語

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    シリーズ物とは知らず、最後から読んでしまったので最初のなでしこ物語から読んでいます。なぜ耀子が龍治と結婚したのか謎が解けました。そして瀬里が生まれ、最後の『常夏の光』に続くのですね。一度、読んでいますが又、読みます。これで繋がります。何度も読みたい物語です。

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    2025年12月08日
  • 彼方の友へ

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    明け方まで、一気読みしました。
    自分の気持ちに忠実で素直な主人公にも、賢くプライドが高い女性作家にも、生真面目で不器用な主筆にも、全員に共感しました。
    私もハッちゃんのように、素直に生きることができたらなあと思います。自分の好きなことであれば、結果でなく過程を大切にできます。その経験が、自分自身をより高みに連れていってくれるのだと気付かされました。

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    2025年12月07日
  • 雲を紡ぐ

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    高校に行けなくなった17歳の美緒は、家族との折り合いが悪く、一人で新幹線に乗って父方の祖父が住む盛岡へ向かう。
    祖父が営む「山崎工藝舎」では羊毛を手仕事で染め、紡いで織るホームスパンを作っていた。
    盛岡の美しい景色と、膨大な量の手作業から羊毛が一本の糸になっていくその魅力にどんどん引き込まれ、羊毛の感触までもが手に伝わってくるようです。

    これは、三世代の家族の物語です。
    家族は時に激しくぶつかり合ったり離れたり、だけど羊毛の糸のように切れてもつながるものなのです。
    物語の中で、おじいちゃんが美緒やその両親に語りかける温かく包み込むような言葉がたくさんあります。
    中でも、「今は決められない、そ

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    2025年12月03日
  • 彼方の友へ

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    戦争の足音が近づく時代に憧れの雑誌「乙女の友」の編集部で働くことになったハツ。戦中の生々しい描写は読んでいてツラいけど、力強く前に進む姿に涙が止まらなかった~!「友よ、最上のものを。」を合言葉に…。お仕事小説としてもオススメ★

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    2025年12月01日
  • ミッドナイト・バス

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    人生に正解も無いし,答え合わせもできません。ただ悩みながらも前に進むだけなんですね。大丈夫!人には前に進む強さが必ずあります。

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    2025年11月25日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    シリーズものとは知らずに読みました。
    しかも最終巻!

    女の生き様を見せていただいた感じですが
    最初から読んでみると
    違う感想が出てきそうで

    とにかく
    ハッピーな終わりで良かった!

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    2025年11月22日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    シリーズ第1巻。先にシリーズものだと知らず最後の第4巻を読んでしまった。4を読んで1を読むのはどうかと思ったが先を知っているだけに耀子と立海の幼少期と周りの関係性がよくわかり、逆にとても面白く感じた。二人とも両親に恵まれていなかった事もあり育ってきた環境もいいとは言えずそれがお互い惹かれあう。2巻、3巻でどうなるのか。耀子は新しい自分をつくれているのだろうか。

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    2025年10月27日
  • 風待ちのひと

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    面白かった。一気に読んだ。ラストも良かった。
    30代後半の大人の恋愛小説っぽい。それぞれに色々な経験を持った男女が、たまたま偶然出会い、お互いに大切な人になっていく。伊吹有喜さんのデビュー作。伊吹さん3冊目。刺激的ではないけれど、いつも穏やかな、優しい気持ちにさせてくれる作家さんです。好きかも。人との繋がりの大事さを教えてくれる。他の作品も読んでみたい。

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    2025年09月22日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    相変わらず優しいタッチで美味しいお料理と追分に関わる人たちが描かれていました。
    まだまだ続くと思っていたけどこれで終わり?
    宇籐くんのこれからはどうなっていくのか、気になります。目標に向かってまっすぐ進んでほしいな

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    2025年09月08日
  • 四十九日のレシピ

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    タイトルに、四十九日、とあるくらいだから涙的な作品なんだろうなとは思っていたが、やっぱりじんわり泣けた。人が人を思う気持ちに心が熱くなった。この作者の作品は2冊目だが、前回も似たような感想をもったなぁと思い出した。「人が人を思う気持ち」たぶん、そこが私のツボなんだろうなぁ。他の作品も読んでみたい。


    「夢はかなわぬこともある。努力は報われぬこともある。正義は勝つとは限らない。だけどやってみなけりゃわからない。さあ、頑張ろう」 

    きっと人生には何かが必要だ。
    食って寝て起きての日々を鮮やかに彩る何かが。幸せな気持ちを作り出す何かが。笑い、喜び、驚き、ときめき、期待する、心を動かす美しい何かが

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    2025年08月28日
  • 犬がいた季節

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     題名を見て、犬好きの私は躊躇なく手に取りました。「コーシロー」は高校で飼われている白い犬で、さまざまな悩みを乗り越えて卒業していく生徒たちを、優しく温かく見送っています。一つ一つの話は時間的には離れていますが、しっかり繋がっていて、最後は「 そうきましたか」という感じです。読みながら、若さ・熱さ・切なさを味わい、最後まで大切に読ませていただきました。

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    2025年08月03日