伊吹有喜のレビュー一覧

  • 天の花 なでし子物語

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    なでし子物語から地の星までに何があったのか。
    ここではじめて耀子ちゃんの激動の4年間を知る。

    子どもは自分が無力だということを知らず突き進み、まわりを巻き込み、自分ではどうにもできない大きな渦になることがあるな、とぎゅっと酸っぱい思い出が蘇ったり。
    それでもまっすぐな気持ちは何よりも美しくて胸が締め付けられました。

    こういうことだったのだな、と、なかなか峰生からこの私の世界に帰って来られませんでした。

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    2026年05月09日
  • 地の星 なでし子物語

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    前作から時が経っており、はじめはびっくりすることばかり…!
    でも耀子ちゃんはやっぱり変わらずに耀子ちゃんで、とても嬉しく思いました。
    ゆっくりだけどしっかりと芯を持って、着実に一歩ずつ進む。
    「どうして」と思わず、「どうしたら」と考える。
    青井先生が耀子ちゃんの中にいる。
    ヨウヨはどうなるのかな。私の好きなヨウヨ〜。

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    2026年05月08日
  • 地の星 なでし子物語

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    没落していく遠藤家とは反対に耀子は未来へ進んで行く…そんな終わり方。立海の耀子に対する想いが切ない。もう大人ではあるが、耀子の前ではいつまでも少年のよう。北村匠海のイメージ。もう3冊目なので読み易く、安心できる。

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    2026年03月29日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どの短編も読んだ人を前向きな気持ちにさせてくれるお話でした。程度の差こそあれどの主人公も悩みを抱えているのですが、魅力的なおやつのおかげで読んでるこちらも重苦しい気持ちにならずに読むことできました。欠点は読んでる途中からすごくお腹が空いてくることでしょうか。
    個人的にはいちばん「ドーナツ息子」が印象深かったです。街中で誰もが見かけたことのある子育ての苦労を、その当事者目線で語られいるため胸に深く突き刺さるものがありました。
    この短編をきっかけにそれぞれの作家さんの長編作も読んでみたくなりました!

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    2026年03月19日
  • BAR追分

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    新宿追分にある細い路地「ねこみち横丁」の奥にある「BAR追分」。昼はヤドカリ食堂のバール追分、夜は心安らぐ時間と美味しいおつまみが味わえるバー追分と、それぞれに魅力のある店。古くからの横丁の店に人生に迷った客が夜な夜な集う。美味しい酒と食べ物、横丁の義理人情が温かく、思わず迷い込みたくなる。

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    2026年03月12日
  • 犬がいた季節

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    なんて素敵な青春小説。
    青春のキラキラしたところだけでなくて、進学の悩み、家庭環境による足枷、登場人物それぞれの心の葛藤や機微がとても繊細に丁寧に描かれている。そしてそれをぜんぶ含めて、眩しく、美しく、心地よい余韻に浸ることができる物語でした。
    平成の出来事や流行が物語に散りばめられていて、時の流れの速さを感じたり、“私もこれ好きだったな〜“と読んでいて楽しく、懐かしかったです。
    コーシローが可愛く、犬がもっと好きになりました。

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    2026年02月22日
  • 犬がいた季節

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    何の前情報もなく、なんとなく手に取った1冊。なんて素晴らしい本だったんだろう。

    私にも高校生の頃があったはずだ。忙しい日常に流されて生きてきた気がする。でも確かに、悩み、苦しみ、そして大声で笑った高校生の頃の自分を思い出せた。私にもそんな時間が確かに存在していた。

    短編連作はすごく好きだけれども、そこに時間軸がつくとこんなにも豊かになるんだと感動した。同じ時間を生きることも、とても素敵なことだ。
    しかし、時の流れの中で、変わっていったもの。そして変わってないもの。そんなことをすごく感じた。
    人とのつながりで、涙がこぼれた。私は3章の『明日の行方』が1番好き。おばあちゃん子やったから。

    どのストーリーも、どの場面も、きっと誰かの心に刺さると思う 素敵な本だった。

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    2026年02月22日
  • 犬がいた季節

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    胸がキュン。
    そんな人生の高校時代という季節に寄り添ってくれた犬のコーシローの愛らしさ。
    その周辺の高校生たちの、真剣で、あきらめてなくて、希望があって、でも自信がなくて、少し曲がってしまったり、そんな日々。家庭の事情で、いろいろうまくいかなかったりする子も。
    胸キュンって、なんか目の奥が、じわっとなるような感覚なんだよな、この年になると。笑
    そしてその子たちは、大人になってもやっぱり幸せをつかんでいく力があるのだ。

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    2026年01月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    柚木麻子さんのお話と出会ったのがこの一冊でした。
    不倫女子が登場する、お鮨屋さんのお話。
    世の中の男性陣がきっと(こうであって欲しい)と思っている女子たちの本音がいい感じに滲み出ていて、大好きなお話です。
    他のお話もよかったけど、このお話が好きで柚木麻子さんのこの話しか記憶にないくらいです。
    気持ちがいい話でした。

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    2026年01月23日
  • 注文の多い料理小説集

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    「料理」にまつわる、7人の作者のアンソロジー。
    柚木麻子さん「エルゴと不倫鮨」伊吹有喜さん「夏も近づく」柴田よしきさん「どっしりふわふわ」が特に好きだった。
    読むと、どれも丁寧に料理がしたくなる!

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    2026年01月11日
  • 雲を紡ぐ

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    岩手県の柔らかで朴訥として温かい雰囲気がそこかしこに表れていて、岩手県好きとしてはたまらない作品。手触りの感触や心地よさを素直に感じ取るとこで、主人公美緒は癒やされ、また前を向ける。どの登場人物も優しくて不器用で、愛らしかった。岩手旅行の折に、また読み返そう。

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    2026年01月11日
  • 彼方の友へ

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    戦争中も
    「乙女」のために
    自分自身のために
    雑誌作りに力を注ぐ人々を描いた一冊

    主人公の設定が必要かと思いながら読み進めたが
    最後まで読んで納得した

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    2025年12月31日
  • 雲を紡ぐ

    匿名

    購入済み

    とても素敵なおはなしでした。彼女にお祖父さんとの出会いがあってよかった。苦しい時に素敵な出会いがあれば救われると思います。今苦しんでる人達にも、そんな出会いがあればいいなと思ってます。

    #切ない #ほのぼの #タメになる

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    2025年12月27日
  • 犬がいた季節

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    学校に住むコーシローが見る生徒たちの青春模様の話です。オムニバス的な。恋愛はもちろん人間ドラマもあり。
    最初の話の恋愛が最後の話で綺麗に回収されて良きでした。

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    2025年12月25日
  • 犬がいた季節

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    第一話が終わって感傷に浸り、第二話からまた時代が流れていくのか…と分かった時、展開がなんとなく理解出来てしまい読み始めたのを後悔する。

    絶対泣かせに来るやつや…

    昭和の終わりから平成が流れ、令和の始まりまで。高校生ならではの進路・恋愛・家族の悩み。私の拙い文章ではうまく伝わらないのがもどかしいほどとにかく良かった。
    いろんな世代に読んで欲しい。

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    2025年12月17日
  • 天の花 なでし子物語

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    シリーズ物とは知らず、最後から読んでしまったので最初のなでしこ物語から読んでいます。なぜ耀子が龍治と結婚したのか謎が解けました。そして瀬里が生まれ、最後の『常夏の光』に続くのですね。一度、読んでいますが又、読みます。これで繋がります。何度も読みたい物語です。

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    2025年12月08日
  • 彼方の友へ

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    明け方まで、一気読みしました。
    自分の気持ちに忠実で素直な主人公にも、賢くプライドが高い女性作家にも、生真面目で不器用な主筆にも、全員に共感しました。
    私もハッちゃんのように、素直に生きることができたらなあと思います。自分の好きなことであれば、結果でなく過程を大切にできます。その経験が、自分自身をより高みに連れていってくれるのだと気付かされました。

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    2025年12月07日
  • 雲を紡ぐ

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    高校に行けなくなった17歳の美緒は、家族との折り合いが悪く、一人で新幹線に乗って父方の祖父が住む盛岡へ向かう。
    祖父が営む「山崎工藝舎」では羊毛を手仕事で染め、紡いで織るホームスパンを作っていた。
    盛岡の美しい景色と、膨大な量の手作業から羊毛が一本の糸になっていくその魅力にどんどん引き込まれ、羊毛の感触までもが手に伝わってくるようです。

    これは、三世代の家族の物語です。
    家族は時に激しくぶつかり合ったり離れたり、だけど羊毛の糸のように切れてもつながるものなのです。
    物語の中で、おじいちゃんが美緒やその両親に語りかける温かく包み込むような言葉がたくさんあります。
    中でも、「今は決められない、それも選択の一つだ」という言葉が心に残りました。
    ひとつ屋根に暮らしていても、親も子も年を取り、いつかはそれぞれの道を行くことになる。
    だけど離れて暮らしても、家族への愛は決して消えたりはしないはず。

    盛岡に行ってみたい…。宮沢賢治のイーハトーブの町。
    この物語に出てくる、隠れ家的な美味しいコーヒーの店を探してみたいです。

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    2025年12月03日
  • 彼方の友へ

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    戦争の足音が近づく時代に憧れの雑誌「乙女の友」の編集部で働くことになったハツ。戦中の生々しい描写は読んでいてツラいけど、力強く前に進む姿に涙が止まらなかった~!「友よ、最上のものを。」を合言葉に…。お仕事小説としてもオススメ★

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    2025年12月01日
  • ミッドナイト・バス

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    人生に正解も無いし,答え合わせもできません。ただ悩みながらも前に進むだけなんですね。大丈夫!人には前に進む強さが必ずあります。

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    2025年11月25日