伊吹有喜のレビュー一覧

  • 風待ちのひと

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    鬱で生きる気力のない哲司に否応なく関わってくる喜美子。いつも明るい喜美子も悲しみを抱えています。

    読んでいて平穏な日常の幸せを感じました。
    哲司と喜美子の他愛ない会話ややり取りに和む。
    伊吹さんの作品に共通して感じる“優しさ”、“安らぎ”みたいなものを、デビュー作からも感じました。
    読めて嬉しい。
    良い読後感でした。

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    2022年12月29日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    新宿の「ねこみち横丁」振興会の管理人をしながら、脚本家を目指す宇藤。
    コンクール作品を書き上げた直後、「BAR追分」にやって来たのは劇団を主宰する桜井義秀と出会う。
    この桜井は夜の「BAR追分」で働く純とも因縁があったが、桜井と二人三脚で劇団を支えて来た空開の後任として、宇藤を劇団付の脚本家として、誘う。
    念願の脚本家の道が開けてきた宇藤だったが、人生の大きな岐路に戸惑ってしまう。
    宇藤の心の迷いを丁寧に描きながらも、BAR追分に訪れる人々との出会いを描き、相変わらずモモちゃんの料理も美味しそう。
    特別な食材を使う訳でなく、作り方を変えることで、様々なメニューを生み出すモモちゃんの才能がとても

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    2022年10月17日
  • 地の星 なでし子物語

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    少し終わり方があっけなく感じた
    また、わりとあっさりと成功してしまったかな
    この作家の作品は家族関係のものをいくつか読んだ
    何も読みやすくわかりやすい
    人生の道標になることも多いと思う

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    2022年10月08日
  • オムライス日和 BAR追分

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    シリーズ2作目。
    新宿の「ねこみち横丁」にある、昼はバールで、夜はバーの「BAR追分」
    管理人もどきに慣れて来た宇藤と、「ねこみち横丁」の人たちの交流が1作目より濃厚になって来て、前作より断然面白い。
    他の方のレビューにもあるように、お料理の描写が別人のように良くなっていて、男性3人で食べにいった「おだしや」のうどんも、桃子が作るオムライスもピンチョスもとても美味しそうだった。
    奇しくも、コロナの後遺症で味覚・嗅覚がないので、妄想でおかしくなりそうなくらい。
    夜の「バー追分」で働く純くんの話もあり、登場人物の背景も徐々に見えて来た2作目。
    3作目も楽しみ。
    それにしても、オムライスにシチュー。

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    2022年08月22日
  • ミッドナイト・バス

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    独特の雰囲気だがこのトーンは嫌いではなくむしろ好み。ただ、登場人物が皆個性的というか支離滅裂で、こんな人たちでは穏やかな人生を送ることは無理だろうという感じ。特に元夫婦の2人は大嫌いなタイプで最後まで共感することは出来ず。子どもたちは早く経済的にも精神的にも自立しこんな親から卒業して、その呪縛から逃れるべき。

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    2022年07月17日
  • 天の花 なでし子物語

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    先に地の星を少し読んで何か話が飛んでる気がすると思い、天の花を先に読むことにした
    順番はこれで良かったのかしら

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    2022年07月11日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    シリーズ3作目で多分完結編。悪くないんだけど、メインが食べ物の話なんで私の心をくすぶらない。と云うか、ちょっとめんどくさい。でも、宇藤君の成長はなかなか良かった。もったいないかも知れないけど・・・

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    2022年05月08日
  • 天の花 なでし子物語

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    迷った末に時系列で読みました。うーん…読まなくて良かったかも。2人の回想で進む構成が安っぽく、話の展開も取ってつけたようでがっかりで、冒頭付近の一々の説明書きも余計でした。第1作だけだったら名作になったかも知れないのに、残念です。

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    2022年03月27日
  • なでし子物語

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    いい話なのかもしれないけど、悲しくて、やりきれなくて、苦しかった。そんな簡単に心は戻ってこない。負けない強さも少しの先延ばしにしかならない。この子たちみたいに本当に生きられたら、救われるんだろうな。

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    2022年03月09日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    シリーズものの第三弾。
    食べ物のタイトルに惹かれて読み始めました。
    主人公は脚本家の卵。
    お話の初めの方は面白味を感じませんでしたが、徐々に主人公と周りの登場人物に感情印入していき、最後にはシリーズ最初から読み直したくなっていました。
    第一弾から出直します。

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    2022年02月18日
  • 情熱のナポリタン BAR追分

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    シリーズ第三弾。

    「ねこみち横丁」振興会の管理人をしながら脚本家を目指す宇藤君。コンクール応募の為の原稿を書き上げて、昔の同級生に読んでもらったりしている最中、BAR追分に居合わせた売れっ子劇作家にその原稿を読んでもらう事に・・・。

    今回も美味しい料理が盛り沢山の連作四話でお送りする本書。全体を通して、宇藤君の進路といいますか、人生の岐路に立たされた彼の葛藤を軸にしつつ、BAR追分を訪れる人々の物語が絡んでくる展開です。
    個人的に第三話「蜜柑の子」が好きでした。特にラストで柊君が長距離バスの窓からメロンパンの入った袋を宇藤君に投げるシーンが印象的で、この場面を芥川龍之介の『蜜柑』とリンクさ

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    2021年11月11日
  • 地の星 なでし子物語

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    ネタバレ

    口コミで次作を先に読むべきか、
    出版順に読むべきかが議論されていたので悩んだが、
    出版順に読んでみることにした。
    そこに作者の意図があるのかも。

    まず、18年も経っていて、
    燿子は結婚し子どももいて(しかも相手は立海ではなく)、
    スーパーで働いていることにしばらくついていけなかった。
    燿子は高校生の頃かなり優秀で、海外で働きたいと思っているくらいだったが、
    あっさり結婚したらしい。
    そして自身が「おあんさん」に。
    遠藤家は更に没落していて、以前に働いていた人々は今は皆いない。
    まだ若いのに、何回も転回している人生だなあ。
    1作目のなでしこ物語から時間をあけずに読んだので、
    あまりにも違うスト

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    2021年10月18日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    職を失ったら、どうなるのだろう。最近、始終思っている。働けない自分に価値はあるのだろうか。働けても働けなくなっても、自分に価値を見出してくれる人はいるのだろうか。それが家族だったのかもしれないのに、、。

    「 もしかしたらお役に立つかもしれない。そのためのグッズです。いつ、どこで、どんな状況であろうと、自分のところに来た球は必ず拾う。そのためのもの。気にしないでください」

    「 でも子供を産んだり、人を育てたりできる人は強い。どちらもできない人間は仕事とプライベートが行き詰まると、身の置き所が見つからない」

    「 あらたまった話じゃないんで、イチさんの席がいいです。みんなよく隣に座ってしゃべっ

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    2021年08月16日
  • なでし子物語

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    ネタバレ

    引き込まれる文章で最後まで読めた。
    面白かった。

    自己肯定感が低い主人公が、友や心ある大人によって、前向きに生きて行こうとするストーリーだ。

    ハイジ、赤毛のアンなどが思い浮かぶエピソード、設定もあり、オマージュ?なのかな?

    時代設定が1980年代だが、もっと昔のような感じがする。どうしてこの設定なんだろう?


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    2021年08月01日
  • 風待ちのひと

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    ネタバレ

    読み残してたデビュー作
    「心の風邪」この発想ができるからこその作品たちなのだなあと
    ガソリンスタンドのくだり、そうやってくしか生きていけない感じはあるけど、キンコなら前を向いて生きててほしかったような

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    2021年04月12日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    「雲を紡ぐ」が良かったので伊吹さんをもう一度。
    一番大事な場面を書かずに想像させるのね。世界で戦うソリストとバレリーナとダンサーがつくる世界。サラリーマンは会社から言われたらなんでもできる。強く心惹かれる場所で生きる。

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    2020年12月14日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    11月-10。3.5点。
    会社が合併し、リストラの対象になった主人公。
    スポンサーになっているバレエ団の公演を手伝うことに。
    一方、マラソン選手のトレーナーの女性、選手が妊娠、引退しバレエ団の手伝いへ。

    ただの再生物語かなと思ったが、そこはさすが。
    ヒネりながら、上手くまとめて盛り上がる。

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    2020年11月11日
  • 風待ちのひと

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    人生には行く時か風待ちの時間が必ずある。
    風待ち、港に泊まる船のように。
    共に39歳、人生を四季に例えると最後の夏の年(本編では2,30代を夏としている)
    傷ついた風待ちの男女がひと夏をとある田舎町で過ごす物語。
    今後の自分の人生に本当に必要なもの、ひとは誰なのか。幸せとはなんなのか。
    そんな答えを出すかけがえのない年の物語。

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    2020年09月15日
  • 天の花 なでし子物語

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    8月-28。3.5点。
    なでし子物語完結編。
    高校卒業と同時に、峰生を出ようとする耀子。その理由と、立海との関係を描く。

    第二弾、地の星の前日譚。地の星での疑問点が腑に落ちた。
    複雑な事情だが、よくぞ強くなったな、という感じだった。

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    2020年08月31日
  • カンパニー(新潮文庫)

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    面白かったです。誰かの為や夢に向かって頑張ることを思い出させてくれました。もう少しロマンス的な場面もあれば、と思いました。

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    2020年08月01日