古市憲寿のレビュー一覧

  • 絶望の国の幸福な若者たち

    Posted by ブクログ

    10年以上前の本であるが、この時でさえ20代の子達は絶望の国で満足している
    それからさらに地獄になっていても満足しているのか
    平然と悪さをする親世代がいたり、働き口や賃金が上がらないことで外国人を差別する世の中になっているがそれでも絶望していないのか

    0
    2025年09月03日
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    星3.5くらい。
    彼の歴史観には共感できた。保守と自ら語っている連中の胡散臭さを改めて確認できた。
    前半、後半の2部構成になっているが、前半をもう少し詳しく書いて後半はなくてもいいかなと感じた。

    0
    2025年08月06日
  • 昭和100年

    Posted by ブクログ

    昭和が終わらないのは昭和のど真ん中世代がまだまだ居座っているからか。シニカルな筆者の未来予測として挟まれた戦後100年が秀逸。斜に構えた嫌味が最高。昭和後期に生まれたロスジェネ世代に明るい未来はみえないわ。

    0
    2025年07月26日
  • ヒノマル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この手の話にありがちな反戦!を強く推していなくて、ただただ恋愛小説として面白かった。
    とは言え「…多くの奇妙で理不尽な史実を参考にしています。」とわざわざ謝辞で皮肉っているところが良い。

    たまたまいまやっている朝ドラの「あんぱん」と時代が同じで、似た設定もあったので不思議な感覚で読み進んだ。

    プロローグとエピローグがきちんと繋がっていて、しかも随分とロマンチック。
    古市さんの作品好きだけど、読みながらご本人がどうしても思い浮かんでしまう笑笑。
    戦争とか恋愛とかからいちばん遠い人のイメージなのに。

    0
    2025年06月17日
  • 楽観論(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    古市憲寿のエッセイ。

    共感できる内容ばかりではなかったが、コロナ禍の頃の状況などを振り返って楽しむことができた。

    0
    2025年05月24日
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    展望台に上って、街を見るのが好きだという古市憲寿さんの俯瞰的歴史の本。小、中学校の歴史の教科書の捉え方とは全然違う。固有名詞のほとんど出てこない歴史本。もちろん受験とは無縁だ。
    通史もテーマ別の日本史もおもしろい。
    コメと農耕の日本史で、江戸時代になってやっと「見渡す限り水田」の風景が珍しくなくなったと知った。今まで弥生時代=現在の水田風景みたいなイメージでとらえていた。
    日本という国名にしても、中国目線の国名だと。極東を意味する一般名詞か。なるほど。
    古市さん特有のおちょくりも度々登場する歴史本。
    のせられて最後まで挫折なく読んでしまった。

    0
    2025年05月10日
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    以前『誰も戦争を教えられない』という古市さんの本を読んだ。戦争博物館を訪ねて、各国が戦争体験をどう保存し展示しているかを語るエッセイだ。テレビで見かける古市さんも面白いが、エッセイの古市さんも面白い。炎上を想定内にして、自分の考えをさらっと書くからだろう。それは誰も傷つかないような言葉選びをするNHKのアナウンサー的な世の中になるとつまらないと思っている。
    中島みゆきさんが、「失敗と成功の境界線を引くレフェリー気取りの奴、あたしレフェリー以外は全部支持する」と言っていたという。
    SNSのみならず社会全体が正義をふりかざす昨今。古市さんが言うように、槍玉にあがった人は叩きのめされて、これで社会はよくなるのだろうか。
    被害者不在の議論には加わらないという姿勢もいい。
    来世を信じて、やり残したことは来世でやればいいと思ったら、オリエンテーリングのような観光地巡りの旅をやめることができたともあった。
    「誰の味方でもない」というスタンスをもち、無類のチョコレート好きで中島みゆきさんの大ファンであることがよ〜く伝わってきた。
    エッセイの最後のつぶやきコーナーが村上春樹さんのようで秀逸。

    0
    2025年02月25日
  • 希望難民~ピースボートと「承認の共同体」幻想~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単純にピースボートの中というものに興味があったこと、そして昔この本とは全く違う所で、ピースボートが若者向けのものであることを(憤りを交えて)書いている乗船者のブログ?的なものを読んだことがあったことで読んでみた。共同体には現代的不幸に対するムラムラを諦めさせて冷却させる力がある。コミュニティに入り浸ることで、本来の目的が希薄になっていくというのは確かによく聞くことだ。冷静に目的性を維持するリーダーの存在というのが重要なこともよく分かる。

    0
    2025年02月11日
  • アスク・ミー・ホワイ【文春文庫版】

    Posted by ブクログ

    この方はこういう小説も書けるんですね。

    めちゃくちゃ意外でしたが、古市憲寿がBLロマンスを描いていました。
    正直なところあまり意外性はなくて普通、名作ではありませんが、読みやすい作品。
    人に勧めるかといえばそうでもないあくまで自分自身が辿り着く分にはいいのかなと思います。
    BLが好きな人ははっきりといえば期待するほどではないです。
    人としての成長を描く過程においては良いかもしれないし、悪いことが起きないネガティブな感情になりにくいことからメンタル面ではすごく落ち着く。
    ただ何度も言いますが意外性のない普通の作品です。

    0
    2025年01月27日
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    エッセイ集を初めて読んだが、想像していたキャラクターの内容の方だと感じた。しかし、古市さんは他人に興味が無いと思っていたが、色々な人と交流を持ち、たくさんの所に出かけているんだなと思った。また、ちょっとしたことにもいろいろなことを考えている人だと思った。

    その中で気になった文をまとめる。

    『気にしたときに呪いは始まる。』
    この言葉は言霊の考え方と似ているように感じた。顔色が悪いと言われ続けるとそうなのかなと感じ始めてしまう。逆にプラスのことを言い続けようと心掛けたいと思った。

    0
    2025年01月04日
  • 新版 文系でもわかる統計分析

    Posted by ブクログ

    統計がわかるようになりたいなあと漠然と思いながら何もせぬまま十数年。ことしはちょっと仕事上でもそんな世界に触れることがあり、動かぬからだにむち打ってようやくこの一冊を読んでみた。一番とっつきやすいかなと思ったから。
    まあ、こんなもんだよねという予想どおりのチンプンカンプン。覚えといたほうがよさそうなところに付箋を貼ってったらページからたくさん付箋が飛び出た状態に。さて、これをどうしましょう……。

    0
    2025年01月01日
  • 保育園義務教育化

    Posted by ブクログ

    古市さんらしい軽快な文章で読みやすかった。
    子供がいない男性が「母親も人間である」と主張してくれているのが嬉しい。

    0
    2024年11月27日
  • 誰も戦争を教えられない

    Posted by ブクログ

    世界の戦争博物館を古市氏の視点で巡る。時にイライラさせる脚注がテレビ出演時の氏の姿を彷彿させる。多彩な内容は興味深い。

    0
    2024年11月21日
  • アスク・ミー・ホワイ【文春文庫版】

    Posted by ブクログ

    古市さんの本を読むのはこれが2冊目。小説でフィクションなのだけど、古市さんは現代社会のネタを盛り込んでくるので勉強になるし、体験談かと思うほどリアル。
    この作品は同性愛がテーマだけど、主人公が男が好きなのではなく、港くんが好きだといったセリフが心に残っている。私の周りには同性と付き合った子がたくさん居て、そういう性的志向の子が近くにいるのだから受け入れよう、理解しようと考えていた。私には「その人だから好き」「人として好き」というストレートな感情が欠けていた。あまり難しく考える必要は無かったんだな。古市さんはメディアだと言葉がキツイ印象があったけど、小説では心理描写が丁寧であたたかい。

    0
    2024年11月16日
  • アスク・ミー・ホワイ【文春文庫版】

    Posted by ブクログ

    古市さんって古市さん?
    と思って読み始めて、
    懐かしのルビー文庫…いや、ホワイトハート??
    と読み進めて、
    その印象のままエンディングを迎えて…

    古市さん?と検索した。(合ってた。)

    20年強前に、阿呆ほど読んでました。今も栄えているのかしら、あの界隈。

    0
    2024年10月17日
  • 奈落

    Posted by ブクログ

    最後までどうなるんだろうと思いながら読んでいたけど、最後の段落はほんとによくわからなかった…どうなったの…?
    主人公視点のあとに他の登場人物視点で書かれているのは、おもしろかった。家族のそれぞれがちょっとずつ変で、どういう心理なの?と思うところは最後まで謎のままでした。気持ち悪くておもしろい。

    古市さんの小説は、これの前に「平成くん、さようなら」「アスクミーホワイ」を読んでますが、これは一番暗くて、一番よくわからない終わり方だったかも。嫌いではないですが。

    0
    2024年10月11日
  • 百の夜は跳ねて

    Posted by ブクログ

    窓の清掃員のお話。

    都内の高層ビルとかを
    どうせすぐに汚れ、
    人々は大して関心も持たないのに
    どうして、無数にある窓を清掃するのか
    無くても良いから自分に丁度いいと言い聞かせ
    虚無感を抱えながら、日々清掃する男。

    生きているからこそ、
    今日が明けたことを感じるため
    あるんじゃないかなと思えた。

    0
    2024年08月17日
  • 誰も戦争を教えられない

    Posted by ブクログ

    広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京…。本書は社会学者、古市憲寿氏が現地を旅して考えたことを綴ったものであります。




    新世代の社会学者、古市憲寿氏が本書で選んだテーマはズバリ『戦争』でありました。僕自身もまた、古市氏と同様、戦場に行ってドンパチをやったことも無ければ、戦時下で生活をしたことも無い、あるフォークソングの歌詞で言うところの『戦争を知らない子どもたち』の一人ではありますが、それでも、断片的に祖父や、母方のおじなどから戦地での話を聞いていたり、取材などで戦場に行っていた、なんていう経歴を持った方と会って直接話を聞いていたりしていたりはしているので、学校教育で習ったことなどを除いてまったく何も知らない、ということはおそらく無いであろうと、そんな認識でございます。

    本書の内容を大まかにまとめてみますと、『古市氏と行く戦争記念博物館の旅』といったものでしょうか。『負の世界遺産』の代表格といえる『アウシュビッツ強制収容所』を初めとする国内外の戦争に関する博物館、記念館に古市氏が足を運んでは、そこであったであろう出来事や、来し方行く末について考察を重ね、また現地で古市氏が遭遇した様々な出来事についてもここでは書き留められております。僕が古市氏の書いた書籍のスタイルに慣れたのは本書からで、かつて読んでここでも紹介をさせていただいた『絶望の国の幸福な若者たち』や『僕たちの前途』の2冊は、正直なところ、相当読むのに苦労してしまいました。

    本書を読んで古市氏が行っていたことは(考えることはおそらく別なことであろうが)僕がやりたかったことでもあり、(時間はかかるかもしれませんが)いつかやってやろうということに他ならないものでもあり、その辺のところは素直に『羨ましい』とさえ感じるほどでありました。最後のほうになると、日本人ならば誰もが一度は耳目にするであろう古戦場、関が原の地で出会った『ノーモア、セキガハラ』と『ユーモア、セキガハラ』の2つの看板と事象に吹き出しつつも、古市氏の言う
    『僕たちは、戦争を知らない。そこから始めていくしかない』
    という言葉は、先の戦争(太平洋戦争。もしくは大東亜戦争)から何世代も時が流れ、その間に自国が戦火にさらされることが無かった我々の「偽らざる現在」なんだろうなと、そんなことを考えておりました。

    補章として収録されている古市氏と『週末ヒロイン』で有名なアイドルグループ、ももいろクローバーZとの対談を通して、僕自身もまた戦中、戦後に関する細かい知識が欠如していたことを認識して呆然となったり、巻末に収録されている『戦争博物館ミシュラン』を読みながら
    「あぁ、こことこことここには一度足を運んでおこう」
    と思う一方で、人間の持つもっともダークな部分が浮き彫りになる戦争というものが、それと同時に映画や小説を初めとする様々な芸術やエンターテイメントのテーマとして取り上げられる「キラーコンテンツ」になっているという「矛盾」に思いを馳せるのでありました。

    本書は2015年7月25日、講談社より『誰も戦争を教えられない (講談社+アルファ文庫 G 256-1)』として改題、文庫化の上、再販されました。

    0
    2024年08月06日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これだけ世代間格差が叫ばれ、少子高齢化が社会問題になっているのに、圧倒的に不利益を被っているはずの当の若者たちは「幸福」と思っている。
    主題が面白い。
    古市さんが世に出てからは社会学者ということで興味があった。意外にも浜崎あゆみの歌詞の考察みたいなことをしている番組を見て、面白い人だなと思っていた。
    もう今の若者とも違くなってるのかもしれないけど(本書を読んだ後に若者って括るのも微妙だけど)、身近な社会が楽しければ概ね満足っていうのはかなり当たっていると思った。
    私は著者よりある程度下の世代だけど、周りの人たちの多くは国や経済などの大きい社会にはあまり関心がないように思う。酷いなぁそれって他人事みたいな感じ。
    それでいて仲の良い友達とお金のあまりかからない遊びができる日々を楽しんでいるように思う。社会を動かそうとはしない。
    だからと言って不満や不安がない訳ではない。お金はあまり持っていないし。ただ今より良くなる未来が想像できないから、今で概ね満足と認識してるイメージ。「さとり世代」って言葉が表してる感じ。
    「相対的剥奪」って言葉が印象的だった。
    そう思うと、あまり変わってないのかなと思う。
    ただ今概ね満足だったとしても、未来や有事の際に困ってしまう現若者は多いと思う。この不安を抱えて生きていくのが今やこれからの若者たちなんだろうな。

    0
    2024年07月15日
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    「サピエンス全史」に影響を受けて書いたそうで、前半は日本の歴史を固有名詞少なめで一気に駆け抜けて行き、後半は「土地」や「稲作」などのテーマごとに歴史をまとめた一冊。面白い試みで、少し捻くれた注釈も含めて読んでいて楽しかった。

    自分は日本史の知識が浅く、所々調べたりしてスピード感を持って読めた訳ではないけども、そんな人にちょうど良い一冊かもしれない。

    参考文献にも面白そうなものが多くあったのでいくつか読みたい。

    0
    2024年07月10日