古市憲寿のレビュー一覧

  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    今までに読んだ恋愛小説で一番好きだった。
    多くの恋愛小説は主人公補正でお互いが惹かれ合うけど、この物語では主人公が港くんに惹かれていく様子をゆっくりと、徐々に追っていけた。人を愛することや、それを伝えることの意味みたいなところにも触れていて、それは今までの自分には無い感覚だったけど、とても腑に落ちた。
    私にとって、求めていた文章に出会えてよかった。

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    2025年06月27日
  • 百の夜は跳ねて

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    はじめは同僚の「美咲さん」がなにを考えているのかわからなかった。最後までよくわからなかったけど。悪い人じゃないみたい。
    老婆とのやりとりが好きでした。

    表紙の絵も古市さんが描かれていると読み終わる頃に気づきました。とても素敵だと思います。

    思ったよりレビューが低いけど、私はこの終わり方とても好きです。

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    2025年06月16日
  • 本音(新潮新書)

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    興味深い内容が多く面白かった。
    古市さんは人が聞けないこともズバッと聞けるのでインタビュアーとして、色々な人にインタビューしてほしい。

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    2025年05月13日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    読み終わりすっきりです。とても気に入りました。港くんずっと優しくて、素敵でした。文庫版の港くんの記事がよかった。いつから片思いしてた?のところめちゃくちゃかわいかった〜。。ふたりが振り返った場面をもう一度確認したくて、読み終わったあとにパラパラ読み返して…楽しかったです。またすぐに読み返したくなりました。

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    2024年10月05日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

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    話題作なことは分かっていたがようやく読破

    こんなに面白いとは思わなかった、もっと早くに読めば良かった
    「若者」とは何かという調査結果で内容がしっかりしている+とても共感出来る内容だった
    古市さんが若者代表としてTVに引っ張りだこになる理由もわかる

    佐藤健との対談もとてもいい

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    2024年09月06日
  • アスク・ミー・ホワイ【文春文庫版】

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    単行本の表紙も素敵でしたが、文庫版も良き。

    文庫版で増えた後日談がとてもよかった。
    物語はヤマトくん目線で語られているから、港くんはどう思っていたのかを数年越しで知ることができて感激。
    ヤマトくん愛されてますね。

    本編に挿絵が増えたのは良いのですが、文章が削られてる?
    中居くん、劇団ひとりさん、柳澤さんの登場がなくなってますよね?
    ちょっと残念。
    気付いてないだけで、他にも変わってるのかな。

    芸能界に復帰した港くんの映画はきっと素晴らしいものになったと思いますし、どんな映画が観てみたいなぁ。
    2ヵ月ちょっとくらい?離れて、またアムステルダムに戻ってからの二人の生活とか、続編も是非読みたい

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    2024年09月02日
  • 謎とき 世界の宗教・神話

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    キリスト教やイスラム教などメジャーな宗教だけでなく、我々にも馴染みの薄い宗教や神話についても書かれています。
    一つ一つの章は取り留めがない感じで読んでいてもそこまで頭に入らない感じがするのですが、最後の『おわりに』の内容が各章の内容に繋がっているのがとても面白いと思いました。
    これだけが全てではないと思いますが、人類の歴史を既存の宗教をベースに大枠で捉えることができると言う意味では良い本だと思います。

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    2024年08月21日
  • 社会の抜け道

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    古市さんと國府先生の対談。二人に接点あるかいな?と思ったけど、穏やかに噛み合わったり全く噛み合わなかったりする対話が粛々と進んでた。賢い人同士だと、分かり合えない部分で口論になったりしないんだなぁとしみじみ。

    最後の部分が良かったので引用。

    >(古市)僕たちがこの本を通してずっと話してきたのって、社会は革命的には変わらないってことだと思うんです。何か新しいシステムを導入するとか、新しい政治家が登場するとか、強大な敵を倒すとか、そんなことで社会は変えられない。社会はちょっとずつしか変わらない。
    >(國分)そうだね。「新しい何か」への願望って、本当に解決しなきゃいけない細かな具体的

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    2024年08月13日
  • 平成くん、さようなら

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    最愛の人に死にたいと言われたらどう答えるだろう。
    肯定するのか否定するのか…。
    何度もくる問いかけに私は最後まで答えを見つける事はできなかった。

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    2024年05月16日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    性別とか立場とか関係なく誰かを信頼して共に歩んでいく物語
    表面上はなんてことなく見えても、人って裏では凄く傷ついていると思う
    SNSが発達した世の中だから簡単に誰かを言葉で攻撃することはできるけど、あの人は大丈夫だからと勝手に決めつけないで、スマホの先の人を考えられる世の中になるといいよなあ
    そして身近な人には押し付けるのではなく寄り添ってあげる、難しいと思うけどそうありたい

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    2024年03月12日
  • 保育園義務教育化

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    冒頭の下記の文章に、小学生と幼児を育てながらフルタイムで働いている私の心は鷲掴みにされた。

    「日本には今、二つの大きな社会問題がある。少子化と労働力不足だ。
    そんな時代に子供を産んで(少子化解消の貢献)、なおかつ働きたいと思ってくれる(労働力不足に貢献)お母さんは、本来なら国から表彰してもいいくらいの存在だ。」

    この他にも頷きすぎて首がもげそうになるようなことがたくさん書いてあった。

    この本が出たのが2015年。9年経っても子供と働く母親をめぐる環境は大きく前進したとは言い辛い。

    既婚者も独身者も老若男女とも、これからの日本のために読んで欲しい本。

    そして少し苦手と思っていた古市さん

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    2024年02月24日
  • 謎とき 世界の宗教・神話

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    古市憲寿さんの解説が好きで手に取った本です。
    読み終えて評価をみると意外にも低めで驚いてる。

    日本人は無宗教者が多いと感じる一人で、私もその無宗教者である。
    だからこそそこに憧れ知りたいという気持ちがいつもあります。一つの見方を知っても、数多あるその考え方をまた知りたくなり際限ないものだと感じます。

    まず、一つのテーマが宗教でありますが、漫画で始まるのがとても良い。とっつき易いし文字より頭に残るからその後の解説が楽しみになった状態に持っていける。
    そしてその解説だが、その道の研究者が古市氏と対談し広げていく形式。
    以前は対談式がは本じゃなくてもと思っていたが、年々その良さを感じているところ

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    2024年02月23日
  • 正義の味方が苦手です(新潮新書)

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    いくら事実を重ねても、人は自分が信じたい情報を信じてしまう。(ファクトは感情に勝てない)



    根拠がなくても、結果が伴わなくても、力強く巧みな言葉に人々は動かされてしまう。(日本に呪文使いがいないことを喜ぶ)



    いちいちマナー違反に目くじらをたてないことによって、文化は国際化していく。(伝統を守る人が文化を破壊する)



    気ままで私的な感情の集積が「世論」である。(「10年後」から振り返ってみる視点を持つ」)



    民主制は既に「民」と認められた人にとって有利な決定ばかりがなされてしまう。「民」認定されていない人に対して冷淡だ。(「未来人の人権」は守らなくていいのか)



    いちいち文

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    2023年12月25日
  • 古市くん、社会学を学び直しなさい!!

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    社会学の見解は社会学者によっても異なる。
    そのくらい範囲の広い学問。
    日常をテーマにしたエッセイや物語が好きでそこに潜む日本文化やノスタルジックさに自分はいつも感動する。時代が変われば社会が変わるように世の中の風潮に適用させながら私たちは歳を取るが、一方で伝統的な文化も残り続けている。その理由は背中をみてきた親や身近な人から直接的に教わりメディアや新聞などで間接的に知ったからだろう。文化はまちを存続させるもの、つまりコミュニティ(つながり)としての共通理解になっている。繰り返しになるが自分は懐かしさが好きでたまに遭遇するあの何とも言えない心の揺らぐ感覚が好き。こういう抽象度の高い主観についても

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    2023年09月19日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    ネタバレ

    読み終わった次の日
    彼らが幸せで良かった、と思って仕事中ニヤリとしてしまった。そんな事初めてかも。映画化して欲しいな。

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    2023年06月25日
  • 平成くん、さようなら

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    ネタバレ

    平成くんを理解したい、でも納得したくない。安楽死という選択肢があるということは理解できても、やっぱり並んで歩きたいと思ってしまう。スマートスピーカーのコンセントを抜いた時の愛ちゃんの気持ちを考えると切ない。そしてセックス描写で泣いたのははじめてだった。注釈があることでよりリアルな出来事のような感じた。

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    2023年05月03日
  • 平成くん、さようなら

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    ネタバレ

    とても固有名詞が多くて、変にリアリティのある世界観での安楽死合法の世界線。人との関わりで自分が形成されていくんだなと感じた本でした。私個人としては、平成くんはきっと安楽死を選択するんだろうなと思った。きっとそれは愛ちゃんがスマートスピーカーのコンセントを抜いたときと平成くんが安楽死を選択したのが同じくらいのタイミングなのかな。きっとスマートスピーカーの、
    「いいよ。愛ちゃんの人生なんだから」
    は、平成くんのリアルタイムの言葉なんだろうなって。

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    2023年04月18日
  • 平成くん、さようなら

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    ネタバレ

    久しぶりに大当たりを引いた。
    安楽死というテーマが世の中の議題にあがり、肯定派の意見を聞く度に不安になってたことがドンピシャで描かれていたり、死にたいと言われたときに感じたモヤモヤした気持ちとかが作中にも出てきたから色々と重なって感情移入がしやすかった。
    死にたい人と死にかけの猫とどちらにも(死んで欲しくない)と願い自己中心的に死に抗う主人公。誰も間違ってなくて正しくもなくて、どうしもうもなく胸が締め付けられた。
    また読むと誓った。

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    2023年02月24日
  • 10分で名著

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    古市さんの本を初めて読んだ。
    日本や世界の名書の新訳等をされている各本の専門家達に対談形式で本の見どころや要約等を聞いている本。さらに各本の冒頭には構成を担当されている斎藤哲也さんが基礎知識をまとめているので本当に10分程でそれぞれの本の基礎的な知識と要点見どころが理解できる。また、はじめにとおわりにも非常に引き込む文章力があり、面白かった。

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    2022年12月18日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    ネタバレ

    めちゃくちゃすきな小説でした!!
    もうだいすき〜〜港くんとヤマトがひらいたお店ぜったい行きたいいいいしかも最後の終わり方めちゃくちゃいいんだけど!!すき!

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    2022年11月12日