古市憲寿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
芥川賞候補作品が意外とポップで面白かった。
読んでみた感想として感じたことを書きます。登場人物の生死感と性に対する考え方って似てるのかなって感じました。没頭でセックストイの話から始まるなかなかない話だったのでそう思ったのですが、もし安楽死の対義語があるならセックス(性行為)なのかもしれないですね。
セックスをしたい女性、安楽死を望む男性、この対比が本を読む上で紡がれる生死感の訴えが読者に優しく問いかけてる感じがポップでマイルドに描かれてる気がします。文学作品として文章よりも内容で考えられる話だと思います。
またタイトルにもある平成という時代が懐かしく感じられます、生きて来た時代のはずなのに -
Posted by ブクログ
ネタバレ宗教と神話
とタイトルにあるが、神話から離れたものも紹介している。
目次を羅列してみると
聖書
ロシア正教
コーラン
ゾロアスター教
インド神話 マハーバーラタ
ジャイナ教
↑ここまではいわゆる宗教
↓ここからは神話?と言うわけでもない
どういう選別なのかよく分からない
論語
最遊記
北欧神話
万葉集
禅と日本文化
聖と俗
後半は思ってたのと違うけど、
各書籍についてそれぞれの専門家が分かりやすく説明してくれているのはありがたい。
また、毎回古市さんが入門書はありますか?
と聞いて、素人が読むのに最適な本を紹介してくれるのが嬉しい。
読みたいと思う本が増えた。
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Posted by ブクログ
小倉さんの人生を言語化して残しておきたいという古市さんの優しさというか思いが伝わってきた一冊。
古市さんだからこそ「ずけずけ聞く人」でいられるわけで、古市さんだからこそ出てくる「本音」があるのかなと。
小倉さんのことは『とくダネ』の小倉さんしか知らないのですが、テレビで見ていたときとは印象がかなり変わりました。
遺言とは程遠い、言いたい放題の小倉節。
古市さんとの掛け合いが、またこういう形で見られてよかったです。
三章にわかれているのですが、その扉絵というのかな?
章の始まりのページの古市さんが、どれもかっこよすぎて可愛すぎて、お写真を選ばれた人に感謝。 -
Posted by ブクログ
死にたい理由の不確かさと死んでほしくないという確かな思いが釣り合うという不思議な関係が切なくもどかしい気持ちにさせてくれた。
安楽死が実現し、死ぬことへのハードルが下がったら私たちの希死念慮や自殺願望はこのように変容するのだろうか?
設定では現実とのパラレルワールドという設定ではあるがところどころで現実とリンクしているところがあり「平成が終わる」ということ自体、実際に現実では起こっている。それが作品に奇妙なリアリティを与えていて、過去の私があのことをしていた時平成くんは他の世界でこのような生き方をしていたんだと思い出の中に紐付けることが出来るのは良いなと感じた。この作品のような結果を有耶無耶 -
Posted by ブクログ
コメンテーターしてる時の、あの怖いものなしで鋭い毒舌で切り捨てる、チョコレートだけ食べて生きてるイメージからは想像出来ないくらいに、優しくて、癒されて、でも人間の生々しさみたいなものが込められた、古市さんの繊細な部分が表された作品だった。
外国に行った事がない私には、初めて知る発見がたくさんあったのと、行った事がないからこそその場所の景色なんかを自分勝手に想像しながら、自分もそこにいる気分になってたりw
BL作品として読むと言うよりは、人間同士の愛情、信頼、敬愛みたいな色んな感情が表されてた気がした。
そこまでBL得意じゃなくても、割とサラリと読めると思いました。