古市憲寿のレビュー一覧

  • 平成くん、さようなら

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    ネタバレ

    物語の終盤まで何故平成くんが安楽死を望んでいるのかわからず、賢いがゆえに私には理解できない次元の思想なのか…?などと感じていたが、明かされた理由ですべてが腑に落ちたというか…同じ立場なら自分でも安楽死を選択したかもしれない、と思った。
    最後は読んでいてどうしようもなく寂しくなり、気が付いたら涙をぼろぼろ流してしまっていた。
    次作も読んでみようと思う。

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    2024年10月04日
  • 楽観論(新潮新書)

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    性に合う のです

    偉そぶらない語り口で
    世のなかの さまざまな出来事を
    ご自分のことばで
    ひょうひょうと論じておられる

    かなり辛辣なことをおっしゃっておられるのに
    なぜか かろやかに 読み手に
    伝わってくる

    これは 芸ですな

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    2024年08月15日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    有名人ならではの悩み、海外で流通する麻薬の話など恋愛のほかにも考えさせられる内容が組み込まれていて勉強になった。
    海外旅行気分で読めたのも楽しかった。

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    2024年07月07日
  • 平成くん、さようなら

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    芥川賞候補作品が意外とポップで面白かった。

    読んでみた感想として感じたことを書きます。登場人物の生死感と性に対する考え方って似てるのかなって感じました。没頭でセックストイの話から始まるなかなかない話だったのでそう思ったのですが、もし安楽死の対義語があるならセックス(性行為)なのかもしれないですね。
    セックスをしたい女性、安楽死を望む男性、この対比が本を読む上で紡がれる生死感の訴えが読者に優しく問いかけてる感じがポップでマイルドに描かれてる気がします。文学作品として文章よりも内容で考えられる話だと思います。
    またタイトルにもある平成という時代が懐かしく感じられます、生きて来た時代のはずなのにとても不思議な感覚でした。令和に読む価値がある作品にもなっていると思います。

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    2024年06月28日
  • 平成くん、さようなら

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    5/2
    始まり方から度肝を抜かれました。
    あ、苦手なやつかも…と。

    だけど、読み進めたら安楽死をテーマに男女が対話を繰り広げる物語でした。

    どんなに仲がいい親友でも、
    どんなに大好きな恋人でも、
    相手の死生観って妙に腹落ちしないと感じます。

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    2024年05月05日
  • 本音(新潮新書)

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    お母様のエピソードと古市憲寿さんによる【ふるいちのりとし】の頭文字で示された小倉智昭さんの表現が印象的

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    2024年04月21日
  • 平成くん、さようなら

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    だんだーんと温かくなる、そんなお話だった。
    「平成くん」という名前も話に味が出て良かったな〜。
    「安楽死」とか「価値観の違い」がテーマに感じた。
    「ねえ愛ちゃん」「ねえ平成くん」という言葉が心に残っていて、「ねえ」って声をかけられる距離がとても幸せな日常なんだな〜って思った。

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    2024年04月18日
  • 本音(新潮新書)

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    小倉さんの人生を言語化して残しておきたいという古市さんの優しさというか思いが伝わってきた一冊。
    古市さんだからこそ「ずけずけ聞く人」でいられるわけで、古市さんだからこそ出てくる「本音」があるのかなと。
    小倉さんのことは『とくダネ』の小倉さんしか知らないのですが、テレビで見ていたときとは印象がかなり変わりました。
    遺言とは程遠い、言いたい放題の小倉節。
    古市さんとの掛け合いが、またこういう形で見られてよかったです。

    三章にわかれているのですが、その扉絵というのかな?
    章の始まりのページの古市さんが、どれもかっこよすぎて可愛すぎて、お写真を選ばれた人に感謝。

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    2024年02月23日
  • 平成くん、さようなら

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    死にたい理由の不確かさと死んでほしくないという確かな思いが釣り合うという不思議な関係が切なくもどかしい気持ちにさせてくれた。
    安楽死が実現し、死ぬことへのハードルが下がったら私たちの希死念慮や自殺願望はこのように変容するのだろうか?

    設定では現実とのパラレルワールドという設定ではあるがところどころで現実とリンクしているところがあり「平成が終わる」ということ自体、実際に現実では起こっている。それが作品に奇妙なリアリティを与えていて、過去の私があのことをしていた時平成くんは他の世界でこのような生き方をしていたんだと思い出の中に紐付けることが出来るのは良いなと感じた。この作品のような結果を有耶無耶にする終わり方は好き。

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    2024年02月06日
  • 奈落

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    『怒り』のエネルギーって本当に強くて、その強さが今回は生きるエネルギーになってしまったんだけど…
    あまり良い感情ではないと思うんだよな…
    個人的には…
    でもそのエネルギーで生きた人もいるだろうし、実際に凄まじいエネルギーなんだよ…

    届かない怒りほど虚しいものはない。

    古市さんの話は、感情を学べるなって思ってて、今回もそれだった。
    時間の経過によって感じるであろう変化を、想像上だろうけど、繊細にリアルに描かれていると思う。

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    2023年10月25日
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)

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    テレビで良くみる古市さん。でもこの人がどういう人なのか全く知らないと思い本を手に取った。
    結果、とても面白かった。
    この人はすごく正直な人なのだなあ。色々なことに興味を持ち、率直な感想を言うからすぐに炎上する。でも、その言っている内容も一般の人から見るとすごく当たり前のことだったりして非常に好感が持てる。
    チョコ依存症だったり、頭のいい人なのだろうけど、自分のダメな部分も普通に見せていて、周りの人から愛される人なんだろうなと思った。

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    2023年10月17日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    コメンテーターしてる時の、あの怖いものなしで鋭い毒舌で切り捨てる、チョコレートだけ食べて生きてるイメージからは想像出来ないくらいに、優しくて、癒されて、でも人間の生々しさみたいなものが込められた、古市さんの繊細な部分が表された作品だった。
    外国に行った事がない私には、初めて知る発見がたくさんあったのと、行った事がないからこそその場所の景色なんかを自分勝手に想像しながら、自分もそこにいる気分になってたりw
    BL作品として読むと言うよりは、人間同士の愛情、信頼、敬愛みたいな色んな感情が表されてた気がした。
    そこまでBL得意じゃなくても、割とサラリと読めると思いました。

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    2023年10月04日
  • 奈落

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    突然の事故で体が不自由になってしまう主人公。
    その苦しみやもどかしさがリアルに綴られている。それも、オーバーな表現はなく淡々と。
    他人事とは思えないようなリアリティ。

    誰もが現実で感じうる些細なストレス、それを丁寧に掬い取って表現している。

    古市さんの特徴であるフラットな文章に慣れていくと、最後のショッキングなシーンに面食らう。
    しかし、そのショックすらも現実のものであると感じる。

    社会学者として多くの物に触れてきた古市さんだからこその視点、書き方であり、他の小説のはまた違った楽しみ方ができると感じた。

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    2023年07月21日
  • 正義の味方が苦手です(新潮新書)

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    共感することもちょくちょく。
    いつもコナン見て思うことなんだけど、言い回しがいいなぁ
    前にどっかで理論はすごいのに文章が壊滅的に下手な人には意味を汲み取ってわかりやすく書き換える人がついていた話を見たな
    多くの物事は結論って別に1人で出す必要ないんですよね、意見を聞いて考えが変わることだってそりゃあるし。ない方が頑なで怖い。進路の選択ですら過程でしかないから結論ではないし。
    竜宮城って蓬莱山だったんだ。
    能力がない人、誰かを傷つける能力に長けた人はヒロアカが描いてはいる。
    制度から社会の価値観変えるを地で行くのが元明石市長とかかも。
    コロナ有識者会議の議事録まじかよ……
    臥雲さんが松本市長になってたことも、行政と医療を繋いでコロナ禍で活躍していたことも知らなかったなぁ
    コロナが流行る前でも経済の専門家とか予測が当たらない姿は知っていた
    自分の生まれていない時代もまるでその時にいたかのような書き方があって不思議な感覚を覚えた。
    5 越える→超える

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    2023年08月15日
  • 保育園義務教育化

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    「昭和の政治家にマシュマロテストは難しい」

    親が福祉関係の仕事に就いていると保育園に受かりやすいという都市伝説がある。
    そのおかげかは知らないがうちの子は第一志望の保育園に入ることができはした。
    入園した保育園では第二子、第三子も結構ザラにいて、そのコミュニティでは少子化どこ吹く風である。
    問題は「保育力」の格差だろう。子供は居るところには居るし、居ないところには居ない。

    そしてその格差は本人の努力では対処が難しいことも多い。頼れる親族が近くに居ないとか、職場の理解がないとか。
    自分は株式会社の運営する老人ホームで働いているが、幸いにも職場は子育てに理解がある。しかし妻が働いていた社会福祉法人の特別養護老人ホームでは「子供の体調不良でシフトに穴を空けるのはあり得ない」って本当に云われていたっぽい。しかもこの台詞を言い放った上司は、子育てをろくにしたこともない老害かと思いきや、働きながら3人の子供を育て上げた女性であったとか。本当ならぐうの音も出ませんわね。

    そんな中で、意識を変える意味でも保育園義務教育化というのは一つの解決策になるのではないかと感じた。
    だがそれだけで少子化の解決は困難かも知れない。経済的な事情で産みたくても産めない若者への支援も大切だろう。

    こういうことを云うと必ず財源はどうするんだという批判がくる。日本は票を持っている老人ばかりが優遇されると思われがちだが、介護業界では財源の不足を理由に「介護の社会化」の理念は放棄され、相次ぐ減算、利用者負担の増加が繰り返されている。
    社会全体で子育てを支援するという考えも早晩行き詰まる可能性はある。私見では現代貨幣理論とかも政策の一つとして検討されなければならないと思う。
    併せて幼少期の教育はコストパフォーマンスが良いとの研究結果が共有され、納得の上で税金が使用されるのが大切かも知れない。自分も貧乏暮らしではあるが、いわば恩返しとして子育てに税金が使われるのであれば払うのも吝かではない。某人材派遣会社を肥え太らせるよりは余程良い。(イメージです)

    思考が昭和の政治家は「少子化の原因は若者の努力が足りないからだ」と云いそうなイメージがある。
    票にならない世代に有利な政策を実行するインセンティブは少ないだろうし、少子化がいよいよヤバくなる頃にはどうせ鬼籍に入られている。それまでは若者批判でもしてれば偉くなったような気にもなれるでしょうからね。(あくまでイメージです)

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    2023年07月12日
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)

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    予想通りに面白かった。
    予想通りにテレビよりも文章のほうが
    数段面白かった。納得もできた。
    なんか不思議だなと思ったのは、
    「はじめに」と「あとがき」に
    感銘を受けてしまった点。
    それにより中身の毒舌が中和されている。
    これ、狙ってならば凄いな。

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    2023年05月20日
  • 誰も戦争を教えられない

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    うーん、読めなかったなあ…もちろん初めから終わりまできちんと読んだのだけど、結局のところ古市さんはどういうスタンスに立っているんだろうかということが良くわからなかった。
    各国各地の戦争博物館は、エンタメ性がなければ、そしてリニューアルをしなければ、来場者が見込めず、廃館となってしまい、その戦争の記憶を残せなくなってしまうという言い分はよくわかるのだが、やはり戦争にエンタメ性は求めてはいけないというように思うし、戦争は、テレビだったり映画だったり、もしくは本だったり体験した人から話を聞くなりそういうもののさまざまな視点から学ぶもので、『「誰も」教えてくれない』わけではないと思う。まあ、でも、コロナが始まって最初の緊急事態宣言が出てしまった頃、出る前に広島で原爆ドームや平和記念博物館を見たが、この本に書いてあるような視点から見たわけではなかったので、やっぱりこの本は買って、旅先に持って行って読んで、改めて観に行ってみたいなと考えさせる本だった。

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    2023年05月13日
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)

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    よく炎上している古市さんの著作なのですごく興味を持って読みました。この方は率直に思ったことを口にしてしまうだけであって、頭の中では至極まっとうなことを考えており、自分の意見や信念などもしっかりと持っている人なのだと思った。通勤で読みましたが、にやりとしてしまう内容も多く、少し前の連載をまとめたものですが、今読んでもその頃の出来事を思い出すような本だと思います。

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    2023年04月16日
  • 正義の味方が苦手です(新潮新書)

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    本書で指摘する「バイアス」は自分にも当てはまるところがあり、視点や視野を変えていく必要を感じた。
    相手を全否定するのではなく、部分的にでも評価するところは評価する著者の姿勢に好感が持てた。

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    2023年03月28日
  • 正義の味方が苦手です(新潮新書)

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    10年前のNHK番組『ニッポンのジレンマ』から気になっていた作者さん。とぼけた雰囲気、独特の発想・切り口で持論を述べる。自分の主観が入っているかもしれないという自覚に乏しく、正義を主張し、他人の考えを受け入れられない人は怖い…。独特の行動原理で、違う視点で話す彼の表現は面白い。

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    2023年03月12日