【感想・ネタバレ】誰の味方でもありません(新潮新書)のレビュー

あらすじ

炎上したいわけではない。でも、つい言いたくなる。みんなが当然のように信じている価値観や正論って、本当にただしいのだろうか、と。いつの時代も結局見た目が9割だし、観光名所はインスタの写真に勝てないし、血がつながっているから家族を愛せるわけじゃない。“目から鱗”の指摘から独自のライフハックまで、メディアや小説など多方面で活躍する著者が「誰の味方でもない」独自の視点を提示する。

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Posted by ブクログ

炎上する人は頭が良いから、物事を多方面から評価することができるのか、と納得した。
炎上させるかは別にしていろいろな視点を持っていきたい。

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2022年07月11日

Posted by ブクログ

なるほどと思わせてくれる意見ばかりで、見識の狭い自分にとっては大いに参考になった。

予備知識全く無しに読んだ私が悪いのだが、本書の帯や紹介文を見て「正義の暴走」に一石を投じる論評なのかと勘違いしてしまっていた。

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2021年09月19日

Posted by ブクログ

週刊新潮での連載が本に!!
待ちに待ってた一冊です。
いろいろなテーマで書かれた古市さん言葉。

誰の味方でもありません

古市さんの人柄がよく表れていると思います。
序盤の「はじめに」だけで、古市さんの優しさがものすごく伝わります。

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2020年03月12日

Posted by ブクログ

テレビで良くみる古市さん。でもこの人がどういう人なのか全く知らないと思い本を手に取った。
結果、とても面白かった。
この人はすごく正直な人なのだなあ。色々なことに興味を持ち、率直な感想を言うからすぐに炎上する。でも、その言っている内容も一般の人から見るとすごく当たり前のことだったりして非常に好感が持てる。
チョコ依存症だったり、頭のいい人なのだろうけど、自分のダメな部分も普通に見せていて、周りの人から愛される人なんだろうなと思った。

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2023年10月17日

Posted by ブクログ

予想通りに面白かった。
予想通りにテレビよりも文章のほうが
数段面白かった。納得もできた。
なんか不思議だなと思ったのは、
「はじめに」と「あとがき」に
感銘を受けてしまった点。
それにより中身の毒舌が中和されている。
これ、狙ってならば凄いな。

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2023年05月20日

Posted by ブクログ

よく炎上している古市さんの著作なのですごく興味を持って読みました。この方は率直に思ったことを口にしてしまうだけであって、頭の中では至極まっとうなことを考えており、自分の意見や信念などもしっかりと持っている人なのだと思った。通勤で読みましたが、にやりとしてしまう内容も多く、少し前の連載をまとめたものですが、今読んでもその頃の出来事を思い出すような本だと思います。

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2023年04月16日

Posted by ブクログ

前から「ワイドナショー」でコメンテーターとして出ている著者の発言がツボで気になってた。本屋さんでぶらぶらしてたら、目に止まり思わず購入。物事を見る角度、とらえ方や考え方とか、自分とは違っていて面白かった。

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2023年01月04日

Posted by ブクログ

一番納得したのが、おじさんとおじいさんの定義
現状で満足して、これ以上の成長を望んでいない人が周りに沢山いるなと実感しました
読書するしないの違いかもしれません
いつまでも知的好奇心を持って吸収していきたいですね

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2022年08月08日

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1つの事柄に対して3ページ分もの文章を週刊で連載できるのはすげーなと思った。
普段からいろんなことに疑問をもって自分なりの考えを固めているんだなあ。
自分も「おじいちゃん」にならないようその姿勢は見習おうと思う。

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

相変わらず好き勝手言ってる感じですが若干マイルドになったような?チョコレート好き過ぎて虫歯が・・と痩せたいってのが印象に残りました笑

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2021年09月09日

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情報番組のコメンテーターとしての活動の方が目立っている印象の古市さん。
私自身はあまりテレビを見ないので、色々と評される(毒舌とか?)彼が、テレビでどんな風なのか分からないのだが。
この週刊新潮に連載されていたエッセイをまとめた新書は、なかなか面白かった。

ほぼ一回り歳が違うのだが、それ以上の世代間ギャップを感じる。
私はきっと、彼が言う「おじさん」「おじいちゃん」の部類に入ってしまうんだろうな〜(性別的にはおばさんだけど)。

こういう感覚の人たちが次世代を担ってくれているのなら、まだまだ日本も捨てたもんじゃない。
2018年に書かれたエッセイなので、日本や世界各地を飄々とした感じで飛び回る様子と文章が随分と懐かしい時代のように感じさせる。
コロナ禍の今、彼の行動パターンはどう変わったのだろうか。とても短いエッセイなので、もう少し彼の語りを聞いてみたくなった。2020.10.17

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2020年10月18日

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古市くんの独特の感性、捉え方があったり、納得できる内容もあったり
ひとつひとつが短いのでとても読みやすい
何より出版時にコメント追加しているのが読んでて楽しい

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2020年06月09日

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ネタバレ

古市さんの本はこれが初めて。
とても面白く読みました。
意外にも芥川賞を逃した事にガッカリしたり、チョコレートを食べすぎて虫歯だらけだったり、ダイエットの事を気にしたりと、読みながも思わずクスッとしてしまいました。
小説も読んでみようと思います。

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2019年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古市憲寿さんを初めて見たのは日曜朝にやっているワイドナショーだと思う。遠慮のない発言をするくせ者コメンテーターという印象があった。

迎合しない切れ者をどう捉えるかは難しい。

最近、ホリエモンの著書が売れ筋であるが、どうも同じ臭いを感じてしまう。
それは、何か。この人は上から目線で人を小馬鹿にしているのではないかと思わせるものだ。
皆がAだと言っているものを、平然とBだ。と言える神経は、多く人の気持ちを軽んじているように感じるし、どうせ皆頭が悪いのだから相手にしないと舐めているように感じられる。
実際は、自分に劣等感があって、有能な人に対する嫉妬心がそう思わせているのだと思う。それと同時に、頭の良い人や強い者が他人を下手に見て馬鹿にすることは学校でも会社でも間違いなくあるのだ。だから難しい。

本書書き出しより、最近世の中では正論を持ち出して誰かを血祭りにあげるのが流行っているという。
それに対して、古市さんは正論を武器にするのはナンセンスだとし、そうならないよう心がけているそうだ。
私もブログで文章を書いており、今のところ誰かを批判するような内容を書いてはいないと思うが、自らの正しさを証明しようとする過程で、間接的に"そうでない人"を否定する表現をすることがあるので気をつけたい。

また、様々な物事に対し審判を下すレフェリーが増えているそうだ。芸能人のスキャンダルが賑わう度、謝罪するべきだの、咎める必要はないだの発言が飛び交う。
この現象の理由は、レフェリーになることで、自分が審判を受けることを免れることができるからと書かれている。これはなんとなく違和感を覚えるが、声の大きい者は攻撃の対象になりづらいという意味に置き換えると確かにそうだと思える。
じゃあ、物事を評価するのは良くないのかと言うと、著者はひとりのレフェリーが仕切るより、多くのレフェリーがいた方が良いとしている。私も世の中で生きづらい人のために少なからず意見を言えたら良いなと思う。

本書では、世の中の見方を変えてくれる事柄がまだまだたくさん載っているのでおすすめである。

ところで、私は古市さんをどう捉えたのか。人狼や脱出ゲームに勤しみ、チョコレートの誘惑と格闘している著者を、いちチョコレート好きとして好きになった。

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2019年11月17日

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テレビでよく見る古市さんの文章。週刊新潮に連載してたものに、加筆したもの。
テーマは何でも。
雑誌の連載なので、一つのテーマの文章が短く読みやすい。
古市さんの視点は面白いし、同年代のため、共感が持てることもあり、楽しく読めた。

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2019年11月04日

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週刊新潮連載~乙武の不倫騒ぎ・東京五輪のスタッフは忍者とワンタッチ着物の衣装で・「村人」でも「旅人」でもなく「観光客」という生き方・トライ&エラーで巧くなる・呪いは気にしたときに始まる・観光名所は写真に敵わない・夏休みの宿題を後回しにしていた人ほど大人になってからの肥満率が高い・すべてがゆっくりだから昔の日本ぐらいに速めても良い・結婚や離婚の自由度が上がるのは良いこと・外国人の少なさや規制の多さで東京は排他的な田舎そのもの・中国ではキャッシュレス・身の丈に合う広さ高さ・年長世代の破壊力は侮りがたい・応援上映・防衛省は稲田下ろしに忙しく・週刊誌は噂を広めることに存在意義・韓国の反日ニュースに敏感なのは反韓の人々・高齢者はエネルギーを持て余している・来世があると思った方が楽・線引きをするレフェリーがあちこちに・限定は所詮限定・ノルウェー留学中にチョコ中毒に・ダイエットに励むと却って太る・<ユリコミクスも花粉症ゼロも覚えていない>・読書は消えないだろう・オリンピックより改元の方が景気刺激の費用対効果大・ちょっとしたトラブルもセックスで解消・人気のアメバTVは年200億の赤字・読解力よりも文章力・ジャニーズとか元宝塚ってのが擬似的出自・運慶の仏像は鳥山明のよう・タイアップが名曲を生む・何でも検証可能な世界はロマンチックじゃない・身体上の不安と人間関係の不安は解消されない・安倍さんと松本人志と焼き肉・がんばっていない成功者はいない・他人に開いてもらうより誕生日パーティーは自分が主催する方が良い・小室哲哉の引退(離婚を要求してるってね最近)・文字に残せない悪口を「声の文学」と呼ぶ・父の出身地の川野辺町の言葉とスーパーAtoZ・アフリカでアルビノが呪術に使われるらしいが日本のテレビの星座占いも呪術めいている・古代日本の納税は神への供物・脱出ゲームの本場はアムス・処女小説・受刑者限定GPSアンクレット・安倍昭恵さんは純粋な無私の人・人間は簡単に機械に支配されない(???)・生殖から自由になれる日は来るか?・牛丼は福祉と云ったらネットで炎上・LINEでアバター役はスタンプ・著作権侵害サイトにも功あり・シェアハウス流行は下火になるか否か・物理的移動時間短縮という1960年の予測と違いインターネット普及で世界は縮小・勝間さんはLGBTQのQuestioning・白村江に行ってきた・HINOMARUというのはRadwimpsの曲で批判に集中・2018年6月18日震度6を大阪で経験しテレビが役立たずだと知った・握手はミトラ教が広げたモノだが政治家は共通体験を重視する・いしだ壱成は家賃2万4千円のアパートに住む・江戸時代の切支丹は禁止されて流行した・トリップアドバイザーによるとベタな日本が外国人に人気・おじいちゃん:他人や社会に興味を持たず自分語りや昔話に終始する人・おじさんは傷つきやすい・伊藤洋介(東京プリン)・「平成くん、さようなら」の宣伝・ドイツも夏が猛暑になってきた・ストで登れなかったエッフェル塔を高層ビルから見たら綺麗だった・社会的に活躍している人の体力は尋常でない・ネット予約は便利・有事に現金しか使えなかったことで現金派は喜ぶが災害で死ぬ人は激減している・ZOZO前澤が月に行く話・お節介:どこまで第三者が他者を代弁できるか・Dadスニーカーで5cmアップ・アイランドミルナ・金持ちも貧乏人も持っているスマホは同じ・メンタリストのDaiGoは諦めるのが上手・fitbitで友人と競う・嫌な人は調査対象と考えよう~SFCって何だい?と調べると湘南藤沢キャンパスだって、横文字使うなよ!社会学者

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2019年10月25日

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古市さんのエッセイ!
テレビでは歯に衣着せぬ物言いで炎上しがちな彼ですが、エッセイはほどよく気が抜けててチャーミングでなんだか憎めない。夜中にチョコレート食べすぎてたり、とぼけながらちょくちょく誰かをいじってたりして面白い。笑
村上春樹のエッセイ読んでるときの感じに近いかも。
価値観は独特で少数派だと思うけど、私も世間の大多数より圧倒的に古市さん寄りなので、得られる共感も大きかった。
「仮に結婚するとしても、パートナーと玄関は分けたい。家に帰った時に誰かが自分を待っている姿を想像すると、ぞっとしてしまう。」←頷きすぎて前転した。
あとは、生まれ変わりを信じれば楽に生きられるということ。焦ったり不安になったりする必要は確かに無いのかもしれない。だって来世があるんだから!今世では今やりたい目の前のことだけを楽しくやっておけばいいのだ。

せっせと学級新聞をつくったり、悪口で炎上騒ぎを起こして学級会で批判の対象になっていた小学生の頃のエピソードが愛おしすぎる。
そしてイラストの古市さんが可愛すぎる。

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

以前『誰も戦争を教えられない』という古市さんの本を読んだ。戦争博物館を訪ねて、各国が戦争体験をどう保存し展示しているかを語るエッセイだ。テレビで見かける古市さんも面白いが、エッセイの古市さんも面白い。炎上を想定内にして、自分の考えをさらっと書くからだろう。それは誰も傷つかないような言葉選びをするNHKのアナウンサー的な世の中になるとつまらないと思っている。
中島みゆきさんが、「失敗と成功の境界線を引くレフェリー気取りの奴、あたしレフェリー以外は全部支持する」と言っていたという。
SNSのみならず社会全体が正義をふりかざす昨今。古市さんが言うように、槍玉にあがった人は叩きのめされて、これで社会はよくなるのだろうか。
被害者不在の議論には加わらないという姿勢もいい。
来世を信じて、やり残したことは来世でやればいいと思ったら、オリエンテーリングのような観光地巡りの旅をやめることができたともあった。
「誰の味方でもない」というスタンスをもち、無類のチョコレート好きで中島みゆきさんの大ファンであることがよ〜く伝わってきた。
エッセイの最後のつぶやきコーナーが村上春樹さんのようで秀逸。

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2025年02月25日

Posted by ブクログ

エッセイ集を初めて読んだが、想像していたキャラクターの内容の方だと感じた。しかし、古市さんは他人に興味が無いと思っていたが、色々な人と交流を持ち、たくさんの所に出かけているんだなと思った。また、ちょっとしたことにもいろいろなことを考えている人だと思った。

その中で気になった文をまとめる。

『気にしたときに呪いは始まる。』
この言葉は言霊の考え方と似ているように感じた。顔色が悪いと言われ続けるとそうなのかなと感じ始めてしまう。逆にプラスのことを言い続けようと心掛けたいと思った。

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2025年01月04日

Posted by ブクログ

テレビではなく、文章ではどんなことを書いているか気になり手に取った。あまり乖離はなかった。いろんな場所に行き、人に会い、コソッと感想を教えてくれる友人のようなエッセイだった。

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2024年02月19日

Posted by ブクログ

古市さんね、嫌いでも好きでもないかなぁ。
世間的にアンチも多いと思うんだけれど、そんなに嫌いにはなれないというくらい。

小説の「平成くん、さようなら」も読んだし「絶望の国の〜」とかも読んだ。

考え方が、いやそれはどうかと…と思うところもあれば、それは分かるわぁ〜!となるところもあって、考えを聞いていて楽しいと言えば楽しいかな。

今回もある意味、らしいなぁ〜と思いながら読んでた。

ちょいちょいと、この方の本はまた読むだろうなと。

そして、こんな風な本出してみたいなと。

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

なんとなく性格がサバサバしているのが
とても軽く読めてすきです。
パーンっと発言していくので気持ちがいい。

私自身あまりニュースなどみなくて疎いので
時事的なこともわかって
知った知識を次の日に人に言いたくなりました(笑)

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2022年05月23日

Posted by ブクログ

数ページずつの単発の話が続くと思ったら、週刊新潮に連載されているコラムをまとめたものであった。本全体で何かを伝えてくれるかというよりも、古市氏の視点を垣間見させてくれることを期待して読んでもらいたい。やはり、知識と経験が豊富で見方が鋭い。

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2021年09月10日

Posted by ブクログ

様々な話題を古市さん目線で書いた本。空気を読むことなく、誰かに忖度もなく、文章も分かりやすく、なんだか潔いエッセイ。

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2021年04月27日

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軽妙というより軽い印象です。なので、サクサク読めます。けれは、連載をまとめたものなので、リアルタイムで読んでいた人は、また印象が違うのかも?

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2020年06月06日

Posted by ブクログ

週刊新潮に毎週連載していたものに加筆、後日談をつけて新書化した。
クスッと笑える毒舌⁉︎、書くのが苦しかったんだろうな、というこじつけ回など、気楽に読むには楽しいと思う。

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2020年03月11日

Posted by ブクログ

斜に構えてて尊大なイメージ勝手に抱いてたけど、自分にも他人にも寛容で素直な方なのかも、と。緩い感じでおもしろかった。

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2020年02月14日

Posted by ブクログ

頭がいいんだなと思う文章。
初読み。

生まれ変わりを信じれば楽に生きられる、というところ。そんな考え方するのも、いい。

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2020年02月06日

Posted by ブクログ

週刊新潮2017-2018連載コラム。正論は、切れ味があまりにも鋭すぎる。誰も否定できない。時に過剰になり、凶器にもなり得る。結局、そうした炎上が何をもたらしているかといえば、人々の口が重くなったことくらい。誰も逆らえない正論という武器を使う時には、よほどの抑制が必要だ。そして正論を疑ってみること。一歩引いて社会を見るくらいが丁度いい。

いろんな人に会って、本を読んだり書いたり、映画や演劇を見たり、旅したり、ゲームしたり。多彩な行動、すごいな。

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2019年12月18日

Posted by ブクログ

初めて読んだ古市君の本が、とても面白かったので
続いてこちらを。
なんだかね、ネットのニュース記事を読んでるみたいでした。
さらりと短くわかりやすく。
読んだ後すぐに内容を忘れてしまうところも一緒かな。
なんでだろ、読んでる最中は結構面白いのにね。

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2019年10月10日

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