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もし保育園が義務教育になったら…?
子供の学力は向上し、児童虐待は減少し、景気も向上?
もう世界では始まっている!!
社会学者・古市憲寿が提言する、母や子供、日本を救う少子化対策!
「保育園義務教育化」はただ少子化解消に貢献するというよりも、社会全体の「レベル」をあげることにつながる。良質な乳幼児教育を受けた子どもは、大人になってから収入が高く、犯罪率が低くなることがわかっている。
同時に「保育園義務教育化」は、育児の孤立化を防ぐ。今の日本では、子育ての責任がとにかく「お母さん」にばかり背負わされている。
子どもが電車や飛行機の中で泣くことも、学校で勉強ができないことも、友だちと起こしたトラブルも、何かあると「お母さん」のせいにされる。
だけど、本当は育児はもっと社会全体で担ってもいいもののはずだ。しかも子育て支援に予算を割くことは経済成長にもつながる。いいことずくめなのだ。
(本文より)
はじめに 「お母さん」が「人間」だって気づいてますか?
第1章 「お母さん」を大事にしない国で赤ちゃんが増えるわけない
第2章 人生の成功は6歳までにかかっている
第3章 「母性本能」なんて言葉、そもそも学術用語でもなければ根拠もない
第4章 少子化が日本を滅ばす
第5章 草食男子が日本を滅ぼすというデマ
第6章 女性が今、社会から待望されている
第7章 0歳からの義務教育
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Posted by ブクログ
いっそ保育園を義務化してしまえば、誰もが気軽に安心して子どもを産めるのでは?
うっかり子どもを産んでしまいやすくなる
後ろめたさを感じなくなる
三歳児神話は合理的な根拠ないと国も否定
虐待死の44%か0歳児
専業主婦ほど育児不安になる
アメリカで1960年代に行われたペリー幼稚園プログラム実験
貧困地区のアフリカ系住民の3〜4歳児に質の高い教育を提供、40年間追跡調査、ペリー幼稚園に通った子は19歳で高卒率、27歳で持ち家率、40歳で所得が高かった
乳幼児期の教育が子どもの非認知能力を高める
子ども手当より保育園を整備して、女性の労働力を上げる方が効果的
Posted by ブクログ
冒頭の下記の文章に、小学生と幼児を育てながらフルタイムで働いている私の心は鷲掴みにされた。
「日本には今、二つの大きな社会問題がある。少子化と労働力不足だ。
そんな時代に子供を産んで(少子化解消の貢献)、なおかつ働きたいと思ってくれる(労働力不足に貢献)お母さんは、本来なら国から表彰してもいいくらいの存在だ。」
この他にも頷きすぎて首がもげそうになるようなことがたくさん書いてあった。
この本が出たのが2015年。9年経っても子供と働く母親をめぐる環境は大きく前進したとは言い辛い。
既婚者も独身者も老若男女とも、これからの日本のために読んで欲しい本。
そして少し苦手と思っていた古市さんが好きになった(笑)
Posted by ブクログ
「昭和の政治家にマシュマロテストは難しい」
親が福祉関係の仕事に就いていると保育園に受かりやすいという都市伝説がある。
そのおかげかは知らないがうちの子は第一志望の保育園に入ることができはした。
入園した保育園では第二子、第三子も結構ザラにいて、そのコミュニティでは少子化どこ吹く風である。
問題は「保育力」の格差だろう。子供は居るところには居るし、居ないところには居ない。
そしてその格差は本人の努力では対処が難しいことも多い。頼れる親族が近くに居ないとか、職場の理解がないとか。
自分は株式会社の運営する老人ホームで働いているが、幸いにも職場は子育てに理解がある。しかし妻が働いていた社会福祉法人の特別養護老人ホームでは「子供の体調不良でシフトに穴を空けるのはあり得ない」って本当に云われていたっぽい。しかもこの台詞を言い放った上司は、子育てをろくにしたこともない老害かと思いきや、働きながら3人の子供を育て上げた女性であったとか。本当ならぐうの音も出ませんわね。
そんな中で、意識を変える意味でも保育園義務教育化というのは一つの解決策になるのではないかと感じた。
だがそれだけで少子化の解決は困難かも知れない。経済的な事情で産みたくても産めない若者への支援も大切だろう。
こういうことを云うと必ず財源はどうするんだという批判がくる。日本は票を持っている老人ばかりが優遇されると思われがちだが、介護業界では財源の不足を理由に「介護の社会化」の理念は放棄され、相次ぐ減算、利用者負担の増加が繰り返されている。
社会全体で子育てを支援するという考えも早晩行き詰まる可能性はある。私見では現代貨幣理論とかも政策の一つとして検討されなければならないと思う。
併せて幼少期の教育はコストパフォーマンスが良いとの研究結果が共有され、納得の上で税金が使用されるのが大切かも知れない。自分も貧乏暮らしではあるが、いわば恩返しとして子育てに税金が使われるのであれば払うのも吝かではない。某人材派遣会社を肥え太らせるよりは余程良い。(イメージです)
思考が昭和の政治家は「少子化の原因は若者の努力が足りないからだ」と云いそうなイメージがある。
票にならない世代に有利な政策を実行するインセンティブは少ないだろうし、少子化がいよいよヤバくなる頃にはどうせ鬼籍に入られている。それまでは若者批判でもしてれば偉くなったような気にもなれるでしょうからね。(あくまでイメージです)
Posted by ブクログ
非認知機能や幼児期教育にコストをかけることの重要性など比較的話題になりやすい研究の話もそうですが、特に妊娠可能年齢や出産後の女性が抱える問題についてはとても悩ましいと感じさせてくれるものであったように思います。母乳を絶対視したり、ベビーシッターを否定するという人は流石に多数派ではないと思いますが、自分の育児論を絶対視して他の人を縛るのは筋違いというものかと改めて思える内容でした。自分と他人の境界線。
同じ話多かったですし、ホットドッグプレスの話そんなに掘り下げる必要あるのかと笑ってしまいましたが、とても学びがあると思います。
子どもの発見、日本の歴史を読み直すといった本に書かれているような過去の在り方と今を比較するのは大胆と思いましたが、それで救われる人がいるならそれも良いのかなと単純に思いました。
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