古市憲寿のレビュー一覧

  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

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    ○中澤氏と古市氏の共作。
    ○身近な商品を例に、ビジネスとは違った観点から、消費者の行動を分析した、社会学に関する著作。
    ○表現が分かりやすい一方で、緻密な分析で時代を捉えている印象。

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    2014年01月06日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    親の介護問題 差し迫った問題だけど 少し 気が楽になったかな。
    息子世代の若者の考えてる事が なんとなく解った気がする。
    息子と親友になる。。。 そうなれれば いや なりつつあるかな? 

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    2013年12月27日
  • 社会の抜け道

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    何かを変えたければ、いきなり大きくではなくて少しづつ変えていこうという國分さんの主張が色濃く出ている。
    古市さんのいい感じの脱力感も健在。

    ショッピングモールの役割から料理の意味、幼保一体化って一体なんだったのかというところまで幅広い話題を考えぬく過程がおもしろかった。

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    2013年12月23日
  • 社会の抜け道

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    ○社会学者、評論家である古市憲寿氏と哲学者である國分功一郎氏との対談本。
    ○“IKEA”や“ららぽーと”といったショッピングモールや有機農業を営む農場、保育園の見学、デモの実態など、様々な場所を訪問しつつ、お互いが考える「現在の社会の実情」を、それぞれの知見から幅広い観点で考察。
    ○とても面白い作品。

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    2013年12月17日
  • 社会の抜け道

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    古市さんと國分さんの対談本。

    イケアから始まり、いろんな話題が出てきます。お互い得意分野の社会学、哲学を交えながら保育、遊びetc、を論じます。何か画期的な答えが見つかるわけでも、発明されるわけでもないんですが、様々な気付きを与えてくれる一冊です。

    社会は革命的には変わらず、少しずつしか変えられない。革命への願望、欲望はなかなか抗えないが、だからこそ少しずつかいくことに慣れるしかない。想像力が無いからガラッと変えるという発想になりがちです。気をつけましょう。

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    2013年12月12日
  • 社会の抜け道

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    ネタバレ

    國分功一郎と古市憲寿。この2人の論客に共通するイメージは「中性的、もしくはフェミニン」な感じじゃないだろうか?「社会の抜け道」という一見、硬そうな政策論かと思わせるタイトルなのに、いきなり「IKEA, コストコ、ショッピングモール、農場→料理」と来る。さらに、デモ、公園、遊びときて、保育園→主婦論へと進む。
     徹底的に「日常生活」を出発点として話が進んでいくのですごく読みやすい。それで、随所に哲学的考察が入って来るので勉強になる。哲学が生活と切り離されていた学問として形骸化していったのに変わって台頭してきた社会学。でも、社会学書をいくら読んでも読み応えはなかなか味わえないわけだが、この本はサクサク読めるくせに、結構読み応えがある。
     たとえば、保育園→主婦論のところでは、専業主婦や家族主義なんて概念は「歴史の浅い幻影」であるとし、戦後高度経済成長を経て、主婦が労働力の調整弁として機能してきた経緯を考察し、家計が夫の労働だけで賄えなくなった現代では、ワークシェアリングの導入を含めた「ワークライフバランス」の制度設計が急務であると述べる。
     
     本書を通して、一貫した主張は「禁止して罰するような法整備ではなく、社会の持続力を支援するために望ましいモデルとなる制度を整備すること」である。法整備ばかりを急ぐ旧態依然とした政治や官僚の世界の現実とギャップを感じるばかりである。まあ、日本だけの問題ではないから難しいんだろうけどね。面白かった。

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    2013年12月08日
  • 僕たちの前途

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    著者の古市さんの文体は個人的にすごく読みやすい。なのでわかりやすい。最近の企業ブームをすごくシニカルに、でも決して敵意があるわけでもなく分析してる。きっと、現代社会とうまく付き合うにはこれくらいの温度がいいんだろうな。30代の子持ちのおじさんには、これからの育児と教育のどこに力を入れていけばいいかの参考になった。あと、本の中で紹介されるような起業家が増えたら、これからの日本はけっこう楽しそうだなー、とも思った。

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    2013年12月05日
  • 社会の抜け道

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    至る所でひずんでしまっている社会。しかし、自分だけでは、自分の周りにいる人たちだけではどうにもすぐには変わりそうもない。
    けれども、人間を天蓋のように覆っている制度や構造も完璧ではない、実は色んな所で水漏れをしている。
    得てして人は革命や劇的な変化を望んでしまうけれども、水漏れから覗く半径1メートルのアクチュアルな世界を、少しずつずらして変化させていくしかない。

    古市さんは現状をシニカルに観て肯定しているだけの社会学者だと思われている節があるけれども、むしろ現状を深く読み込み、そして読み替えた結果として現れたそうした社会の水漏れを大切に取っておこうとしているだけなのだと思う。國分さんが、そうした古市さんのスタンスには今までなかった観点から思想という骨を入れているのが面白い。

    すこーしだけホネットが言及されます。いろいろ端折られすぎだし、つっこみたかったけれども笑
    これだけ読んだ世の中の方は、ホネットをどういう人だと思うのだろう…?

    「〜アクセル・ホネットの講演会に行ったことがあります。そこでフランクフルト第三学派と第二学派の子育て論争の話を聞きました。第二学派が第三学派に対して、おまえら生産性が低いって文句をいったら、第三学派のアクセル・ホネットが、俺たちはおまえたちと違って子育てをしているんだっていい返した。」(187)

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    2013年10月31日
  • 僕たちの前途

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    ノマドやフリーランスと騒がれる中で、「起業」を客観的に分析した本。

    学歴を否定して起業を肯定する人は低学歴な人が多い、と著書が述べているように、起業にはリスクが伴います。

    何人かの起業家が紹介されていますが、どの人も起業を目的としてやっていたのではなく、好きな事をやっていて気づいたら起業していた、というスタイルです。

    起業を目的にすることが悪いのではなく、起業には文化的資本(人脈)や専門性がないと厳しい、など客観的に分析しているところが好きです。

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    2013年10月28日
  • 社会の抜け道

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    古市君の新刊(國分さんとの対談)。社会システムと現実は一致してない。故に、逆に不自由っぽく見える現実を楽しむ術がある(求められるんじゃない?)ということを、IKEAや保育園をフィールドワークして論考したもの。子どもかわいくないか?という國分さんの問いに「だったら猫の方がかわいくないですか?」とか、東京には「テンションの低い遊び」が少ないとか、相変わらずのクールで素直な古市君に、ますます感心。

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    2013年10月15日
  • 社会の抜け道

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    個別の現場に足を運び、それを元にした社会観察日記。実は速水健朗さんも関わっているという一冊。
    なんとなく、このままではよくないと思いがちな社会。ガラッと変わる革命の不可能性、実際には自分の問題なんだという方向への気づき。
    古市くん流の注釈を國分さんもやっていて、それも面白い。

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    2013年10月12日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    最近や介護や市民社会についても発言することの多い上野千鶴子さんと、新進気鋭……もとい若手の社会学者とされる古市憲寿さんの対談。話題は自分の親の将来の面倒を見る覚悟のない古市さんに対して、上野さんが介護保険など社会の仕組みを説明しつつ、古市さんの漠然とした不安に迫り、緩和させる相談に乗っているといったところ。
    とにかく、古市さんがカッコつけたり知ったかぶることなく、情けない青年っぷり丸出しで上野さんに教えを乞うているのがいい。このくらい地に下りないと、読者は実感をもって上野さんの教えが染み込んでこないだろうから。
    介護保険制度はなかなかによくできた制度で、ある程度、下りていく覚悟を持って将来を見据えて生きていけば、いたずらに不安になる必要はないんではないかな。
    ややヨコな話だが、古市さんの育った家は、友達のような親子関係で、食事中にケータイいじるのなんか普通の家なのだとか。自分との世代差も感じたし、こういう家だから親に対する責任の持ち方、距離感に迷うのかなとも思った。

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    2013年08月25日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    上野千鶴子と古市憲寿の対談集。
    基本的には「介護」がテーマなのだが、お互いの専門であるジェンダーや若者論だけでなく、経済、歴史と幅広く議論している。

    大学院に入ることを本学のごく一部の先生は「入院」という。この言葉結構広まっているみたい。本書では次のように説明されている。(p.29)

    入院……大学院に進学すること。特に文系大学院に進学すると、将来が非常に限定されてしまうため、「入院した」と皮肉られる。一般の病院とは違い、入院したからといって「病気」が治るとは限らず、むしろより病状が悪化する可能性が高い。

    団塊世代は親からの援助が得られない人がほとんど。何が何でも歯を食いしばって就職せねばならんという覚悟はあった。スキルがなくても魚をゲットできた時代かもしれないけど、(団塊世代は)親は釣った魚を与えてくれないという予期はあったはず。(p.33)

    親が突然死ぬのは珍しい。病気になってジワジワ弱っていく。それに気づかずに(心の準備ができずに)突然親が弱ると驚く。介護するのも大変。その準備のためにも、親と関係を気づくことが大切。「あそこが痛い」と話を聞いているうちに親の介護(どのように死にたいか、老後はどうしたいか、お金はどれくらいあるか)について話をしておくことが大事だと上野はいう。(pp.62-63)
    家での食事で各人が違うものを食べたり、一人だけコンビニ弁当を食べたりといった「食卓の崩壊」をセンセーショナルにレポートした岩村暢子『変わる家族 変わる食卓』(勁草書房)が気になる。

    最後に考えたいこと。(pp.241-242)

    古市:ブラック企業に勤めている人や、非正規雇用ですごい低賃金で働かされている人がいたとします。客観的には不幸なんだけど、本人はその状況に不満を感じていない。その時に「本当はあなたはこんなに不幸なんです」っていうべきなのかどうか。それとも主観的に幸せなら、何の問題もないと放っておけばいいのか。

    上野:(略)その余計なおせっかいをフェミニズムはしてきたわね。「あなたは幸せそうな顔をしてるけど、ほんとは不幸だ」っていうことを、たくさんんお女に言ってきたから。そう、やってきましたね。

    古市:(略)上野さんの本を読んで不幸になった人も多いと思うんです。たとえば専業主婦とかの人が読んで「こんなことだったの!?」と気づいてしまって、平穏な日常が崩れる、なんてことがあったかもしれない。それはすべきなんですか、しないべきなんですか。

    上野:たとえばどんなにつらい現実であっても、まず事実を知ることが必要。それに対処する選択肢が生まれるから。選択肢を示すってことは大事だと思う。(略)選択というのは、知っていて選ぶのと、知らずにそれだけしかなくて選ぶのでは、大きな違いがある。たとえ結果が同じになってもね。


    (まっちー)

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    2013年08月12日
  • 僕たちの前途

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    私たちはかつてないほどの「自由」がある。
    しかしそれと引き換えに日本を支えていた「確かなもの」は
    失われつつある。かつ、この「自由」もいつまで続くか分からない。

    この最後に語られる前提の社会で、どう生きていくか。
    もちろん回答は書かれいてないが、そのヒントは多数本書にある。

    ”独立して会社を起こさなくても、人を巻き込めば「新しいこと」は
    始められる。”

    ”もし会社をたちあげるなら「企業理念」を考えないといけない。
    ビジネスが軌道に乗ったらもっと忙しくなるので、はじめに
    決めておかないと会社はバラバラになる。”

    ”自分の「専門性」は人と人をつなぐ力。ただその人を知っているだけでは
    だめ。その人たちが所属する「世界」のことを知らなければならない。”

    希望を目指して、考えて行動していくしかない。その一点のみ。
    古市さんの本は、難しくなくてほんとうによいですね。

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    2013年05月14日
  • 僕たちの前途

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    著者の会社の宣伝を兼ねた著作。
    やはり、具体的なエピソードが面白い。
    なにより、著者自身が楽しんでいることがよくわかる。

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    2013年05月11日
  • 僕たちの前途

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    この本で取り上げられている、古市さんと親交のある若き起業家の生き方、考え方、能力の高さに刺激を受けました。従来の働き方に囚われない新しい働き方の可能性について考えさせられました。

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    2013年04月26日
  • 僕たちの前途

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    前著「絶望の国の幸福な若者たち」が面白かったので、古市さんの本二冊目。前作同様、ペーソス効いた脚注が秀逸。

    若者の働き方とか、"起業家"が持て囃される背景について、自身もベンチャー企業のパートナーであり、その交遊関係からの知見をもとに批評する。

    起業家が成功するためには、やる気や熱意、或いは経済資本としてのお金でなく、文化資本や社会関係資本が必要だ、とフランスの思想家ブルデューを引きながら、東京ガールズコレクションの成功ストーリーをしなやかな筆致で語るあたりが、この本の真骨頂だな。

    今どきの若者は凄い!!

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    2013年04月16日
  • 僕たちの前途

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    「起業家」って言葉のあいまいさ、都合よく使われているさまを、皮肉っぽく批判する文体は、いつもの古市節。小気味がいい。
    起業家とかイノベーションの必要性を解く人は、具体的な中身を言わなくてもいい、責任を取らなくていいってのは、確かにおっしゃるとおり。

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    2013年04月16日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    正社員が期待できないこれからの社会、これからはいろいろ複数のことで細々と稼ぎ、小金をかき集めて生きること、という上野千鶴子のコメントがいいなと思う。

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    2013年03月28日
  • 頼れない国でどう生きようか

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    古市さんファンとして、書いてある内容が具体的なもので
    おもしろかった。

    熱い加藤さんと冷めている古市さんの対話はおもしろい。
    そして、正反対の二人だけど、お互いの軸や信念は結構
    似てる。

    がんばっている二人を見て、私もがんばろーと素直に思えた。

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    2013年03月10日