古市憲寿のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
わかったようでわからない学問分野のひとつ、「社会学」が、何を勉強する分野なのかがよくわかります。
経済学、法律学、経営学のあたりはなにを勉強するかなんとなく想像ができます。
社会を学ぶ、と言われると、何を勉強したって社会勉強でしょ?となってしまいます。いわゆる「社会勉強」と社会学とが全然ちがうことは、日本の社会学の大家であるセンセイ方の言葉を読めば理解ができます。
年代も学ぶ対象のちがう複数のセンセイを並べ、それって〇〇ってことですか?と、無邪気に聞いてしまえる立ち位置は、今のところ古市センセイが独占しています。
自分が語るのではなく、語らせて、理解する。
聞き上手の進化系が学べるのが、 -
Posted by ブクログ
著名な社会学者と、若手論客?としてメディアで活躍する古市さんの対談集。1人1人の学者の専門を深く掘り下げるというよりも、社会学とは何かという問いを皮切りに、それぞれのバックグラウンドや研究者としての考え方を浮き彫りにする内容だった。
社会学を学んだ事が無い自分としては、抽象度が高くわかりにくい話題もあったが、概ね読みやすく他の学問領域にも繋がる話もあると感じ、面白かった。
例えば、古典の読み方や仮説の立て方についての鋭いコメントが飛び出すこともあり唸りながら読んでしまった。
また、対談が12回繰り返されているので、正直誰が何を言っていたか私はわからなくなってしまった。内容をきちんと理解して自分 -
Posted by ブクログ
「?」と思いつつ手に取った本だが、予想外に引き込まれてしまった。
インタビュアーの古市くんは、風来坊のように自在にルポして警句を吐きたいタイプと見える。さすがにインタビューの腕は、学問のプロらしくシャープでパワフルだ。現代日本を代表する錚々たる「社会学者」12人のアウトラインを明瞭にカッティングしていると思う。
全体を通じて、社会学者たちの明晰な言葉遣いに感心する。妬ましいともいえるレベルである。ただしそれゆえに、「評論家然」と寸鉄コメントを量産することが彼らの職業病であることが伺える。また、それが彼らのジレンマあるいは自責でもあり、その反動で、妙なイデオロギーポジションをとって、「アクティベ -
Posted by ブクログ
世界各国の戦争博物館を観光しながら社会学者の目線で、世界中の戦争教育のあり方を述べている。そして、エッセイ風なので読みやすい。
フツーの人が観光では行かない世界各国の戦争博物館を観に行き、その国と日本の文化比較しつつ、歴史教育としての敗戦教育のあり方を題名通り答えのない問題なのかを考えさせる。
また、アジアの反日国の市民が、その国の博物館を見学している風景の著述を読むと、ホッとしてしまう自分もありながら、反面、歴史教育の難しさをはっきりと理解させる。
著者のいう公共サービスの博物館にも、マーケティング観点が必要というメッセージには、本当にその通りだと思う。
著者は、私より若いのだが、次 -
-
Posted by ブクログ
絶望の国の幸福な若者たちに続いて読みました。前著に比べて、格段に読みやすく感じました。一年ぐらいしか出たのは違わないのに不思議でした。
もうこの本から、テレビで見る古市さんのキャラが確定しています。
ただほんを読むと、ルポをやったり脚注を読むといろいろな資料にきちんと当たっていることが分かります。
テレビのイメージで損しているように思いますけど、本人は気にしていなさそう。
厚い本ですが、最初は脚注を無視してドンドン読んでいけは、割とすぐに読めます。
本文を読んでその後、脚注を読んで参考文献にあたると理解が深まりますね。
やっぱり、タレントのコメントより研究者の本をきちんと読むことが、正解かと。 -
-
-