古市憲寿のレビュー一覧

  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)

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    情報量は多いが、内容は非常にシンプルにまとめられており、わかりやすい。
    歴史を流れにそって振り返る章と、テーマ別に分析している章があり、読者を飽きさせない工夫が感じられた。
    「絶対に」とは言えないが、歴史に深い教養がない人でも楽しんで読める1冊だと思う。

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    2021年08月18日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

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    『絶対に挫折しない日本史』で古市さんのこの本が気になったので。
    若者の思考について終始共感しました。
    最終章に言いたいことが詰め込まれていて、伝えたい熱意を感じる文章。引き込まれました。
    全部読むとタイトルの皮肉にちょっと笑ってしまう。

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    2021年07月27日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    私はセクシュアリティに関してはストレートな人間ですが、ヤマトが港くんにドキドキする様子は自然に受け入れられたというか…正直私も2人の空気感にドキドキさせられました。
    しかも、それが爽やかに表現されているので作者さん描写が上手だなあと。
    応援したい2人(^^)!

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    2021年07月08日
  • 平成くん、さようなら

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    ネタバレ

    本屋さんで、なんとなくタイトルを聞いたことがあるなと思い、手に取った。
    冒頭が刺激的過ぎて、ちょっと動揺。
    え、どういう話なの、これ。
    しかもたまにTVで見かける古市さんじゃないか。
    小説書いてたの?
    しかも芥川賞候補作??
    というわけで色々気になり、購入に至った本。

    読み終わった感想は、色んな感情が残ったけど、やっぱり面白かった!というのが一番かな。
    設定も面白い。安楽死が認められているパラレルワールドの日本。変な言い方だけど、現実的っぽくて面白い。
    文章も新しいと思う。形容詞が少なく、固有名詞だらけ。人によっては拒否反応を示す人もいると思うけど、テスト的に敢えて使ってみたんじゃないかな、

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    2021年07月04日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    同性愛とドラッグの日常が知れる、そんなお話でした。想像しながら読み、よく分からず興奮している自分がいる

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    2021年06月12日
  • 頼れない国でどう生きようか

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    たぶんどちらの著者も初めて読む本だった。古市さんは、テレビでたまにみるけど、本では、社会学者でありながら、将来的には自分の専攻にこだわりはなくて、時代に合わせて変化しようとしているところがとてもおもしろかったし、参考になった。加藤さんは、古市さんとは対称的で、自分の使命を、中国に日本のことを正しく伝えるというようなことを意識していて、熱くてすごいなと思った。努力もたくさんしているようで、自分も追いつけるように頑張りたいと思った。

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    2021年06月11日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    きれいな作品。リアルと幻想の歯車が面白く噛み合わさっていて、読み終わったとき“まあ、ふたりとも世界にいるしな”と思う。ひねくれているようで擦れていない、まっすぐな文章だなと感じた。

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    2021年05月08日
  • 奈落

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    ネタバレ

    「嫌だっていう感情は、知らないか期待しすぎかのどっちかだと思うよ」

    期待ってのは傲慢な感情だって思った方がいいよ。君の期待する誰かは、君のために生きているわけじゃないんだから

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    2021年05月06日
  • 百の夜は跳ねて

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    ネタバレ

    夜空をかっぱいでいく。無数の光が降り注いでいた。その光は、誰が生きている証でもあるし、誰かの終わりを弔っているようでもあった。どちらにしても、ひどく眩しい夜だと思った。

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    2021年05月06日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

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    大きな流れで見ると、昭和から平成、令和と時代が変わっていくなかで経済成長の時代はすでに終わりを告げ、経済成長の時代を生きたおじさん世代の若者批判の論調はなんの説得力もない。
    そして「昔は良かった」「最近の若者は...」という議論がいかに意味のないものかがよくわかる。

    それを踏まえた上で若者論とは社会問題のネガみたいなものという。
    最も印象に残ったのは、日本という国は民主主義という制度の構築に失敗したのかもしれないという点(P352)。「明治維新が参考にした西欧諸国は産業革命の真っ只中にあり、これを参考にしたため経済成長が至上命題になった(民主主義よりも)。そしてそれがうまくいってきた。昭和は

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    2021年05月04日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    男とか女とかじゃなくて、この人が好きなんだ、という恋愛物語。なのが良い。

    舞台が外国だから成り立つ感じもある、空気感

    2021.4.30
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    2021年05月01日
  • 百の夜は跳ねて

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    色んな人がいて、色んな生き方がある。同じ世界なんだけど、ちょっと見方をずらした世界。なんとなく、全てを肯定しているように思えた本。

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    2021年04月26日
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)

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    私は、歴史コンプレックスがある。割と学校の成績は良かったが、歴史だけは全然興味が持てないのだ。で、予備校の本から小説やら漫画やら沢山所有しているわけだが、初めて通読したのがこれ。初めて。小学校の教科書ですら通読できない私が。

    ただし、これを読む前に比して歴史を理解できたかといえば微妙。教養が身についたかっていうのも微妙。

    私のイメージする歴史の本というより、国家とか歴史というものに対する古市さんのエッセイっていう感じ。古代は日本が一つにまとまってて、バラバラな時代があって、また「日本」としてまとまったんだよ。この先はどうなるかわからないよね、ってことでまた他の本を読んだ後に読んでみようと思

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    2021年04月25日
  • 百の夜は跳ねて

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    もう少し盛り上がりがほしかったけど、淡々とした感じが古市さんっぽいなあと。
    前作同様、固有名詞の使い方もグッとくるところが多くてさすがです。デサントの水沢ダウンとか。
    主人公と同年代として共感できる部分も多かった。

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    2021年03月19日
  • 保育園義務教育化

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    待機児童や子育てと仕事の両立など子育て支援には多くの問題が残っている中、保育園を義務化することで解決し、教育格差や少子化問題も解消していこうという考え。

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    2021年03月10日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    ネタバレ

    「あのね、夢を叶えることと同じくらい、願った夢を忘れている人も多いんじゃないのかな」

    「同じ才能を持っている二人がいたら、勇気があるほうが勝つに決まっているんだよ。だって勇気がない人は、才能を発揮することなく人生を終えていくんだから」

    Een vervelend misverstand(オランダ語」で「悲しい誤解」

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    2021年03月06日
  • 百の夜は跳ねて

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    ネタバレ

    近年の、貧困と虚無感に溢れた若者に、わずかばかりの光を当ててくれるような作品であるのかな…と感じた。

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    2021年02月19日
  • 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

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    ネタバレ

    自殺者数が調査できるということは、自由な民主主義国家だからこそ。フィンランドの教育の成果は、平均値が高く、底上げの意味が強く、高得点者の割合は日本を含む他国の方が高い。男女平等により、力仕事や学生時代に真面目に学習する男女の違いが顕著になり、若い男性による保守と若い女性によるリベラルという傾向が見られる。

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    2021年01月24日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

    購入済み

    「平成くん、さようなら」を読んでとても良かったので、こちらも購入。
    冒頭は回想シーンへの入り口のような書き出しになっていて、本の最後まで読むと冒頭につながる作りなんだと思うのですが、冒頭で持つ印象と本の末尾との印象が違いすぎて、「え??」 となりました。

    この本を読んでよかったなと思った点は、話の途中に出てくるモネのエピソードが、原田マハさんの「美しき愚かものたちのタブロー」に出てくる<睡蓮、柳の反映> を国立西洋美術館で実際に目にした時の感動を思い出させてくれて胸が熱くなった点かな。原田マハさんの小説はこちらの小説とは全く関係ないですし、この本の中のモネのエピソードも私が見たモ

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    2021年01月19日
  • 保育園義務教育化

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    本当にそう!!と言い続けた一章。笑
    もちろん子どもが欲しくて出産したし、仕事も必要だからしている。
    だけど!
    小さい子ども育てながら正社員するのって本当に厳しい。

    頑張って働けば子どもが可哀想と言われ、せめて病気の時くらいはと、子どもの熱で帰りますと職場に言えば仕事に覚悟がないと言われる。
    どうすりゃ良いんだ!!てなるこの育児家庭を取り巻く社会環境。

    労働力として経済成長にも、子どもを産み育てて少子化にも、貢献している。
    なのに貢献度に見合った社会的サポートがあるとは残念ながら思えない。

    どんなに覚悟を持って子育てと仕事の両立に臨んでも予想外のことってあるし、そもそも妊娠も出産も育児も、

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    2021年01月05日