【感想・ネタバレ】だから日本はズレているのレビュー

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Posted by ブクログ

日本の現状や問題点について著者独特の皮肉を交えながら語った本。

現代日本を動かしている「迷走しているおじさん」と、おじさんたちの割りを食っている「若者」の意識のズレから、日本の問題点が本書を通して見えてきます。

著者独特の皮肉の入ったユーモアは好き嫌いが分かれますが、その皮肉の中に日本が抱える問題の本質が見えるような気がします。

社会は強力なリーダーをもってしても一朝一夕に変えることはできません。しかし、私たちが身近なところから出来る範囲で変革を起こしていくことで、いつのまにか社会は変わっていきます。

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2019年02月06日

Posted by ブクログ

返却期限もあって、後半は乱読気味だったが・・・

「リーダー」なんていらない
「クール・ジャパン」を誰も知らない
「ポエム」じゃ国は変えられない
「テクノロジー」だけで未来は来ない
「ソーシャル」に期待しすぎるな
●「就活カースト」からは逃れられない
●「新社会人」の悪口を言うな
●「ノマド」はただの脱サラである
やっぱり「学歴」は大切だ
「若者」に社会は変えられない
●闘わなくても「革命」は起こせる
このままでは「2040年の日本」はこうなる
●の部分は未読
番号制度に関わっている関係でテクノロジーだったかな?はちょっと苦い思いをしながら読んだ。(でも、わかってはいることなんだよねぇ。)

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2018年10月12日

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ワイドナB面というニュースに言いたい放題の番組を見ていて、濃い出演者の中で一際目立ちながらも奇抜で斬新な観点が面白くて著書を読んでみる。文体は話言葉に近い形で書かれているので、非常に読みやすい。また、その番組同様、あり得ない位ぶっちゃけて書いているのが良かった。なるほどね、というのから、そこまで言っちゃう?!というのも多いので読んでいて爽快になる。ざっくり言うと、社会学者による分析のため、学ぶというよりはそういう考えがあるのかという感じ。随所に参考図書も多いことから、かなり勉強されているのも読み取れる。

この人は今後メディア(あえて笑)への登場機会は増えていくと思われる。本人も言ってるが、若者が若者を分析するというのは今後の社会の在り方や考え方に少なくとも影響を及ぼすんではないだろうか。

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2016年06月24日

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「終章 『2040年はこうなる』が具体的」
・具体性のない「おじさん」たち
・S.ジョブズの様なカリスマは必要ない
・今はGAF(M)Aの様な巨大企業の意見意思が国家を動かす時代
・偉人たちの「リーダー論」の矛盾
・監視社会、感情論批判のウソ
世の中はもっと冷静にかつ正しい数値で見るべき 根拠があれば批判されてもブレる必要はない

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2022年02月14日

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全てを同意出来る訳では無いが、納得出来る部分もある。ちゃんと過去の事実から分析もしていて否定ばかり内容では無い。

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2022年01月30日

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極端なことをさらっとコメントして炎上させてしまう、そんなイメージがあった。最近よくメディアに顔を出しているが、彼の発言を聞いていると、多くのことを学び、冷静に物事を見極めた上でのコメントなのではないかと思う。同調圧力が強い世の中で、こういう切れ味鋭い視点を持てる人を大切にしなければならない。

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2021年09月05日

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古市さんのバシバシ斬り込む感じ好きである。
ポエムやオリンピックの気持ち悪いプレゼンの部分は笑った。 

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2020年06月07日

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若者からの視点を切り口に日本の社会問題を考察した書。古市氏はテレビで見るような毒舌キャラとして知られており、本書では少々弱めだが、ところどころ見受けられ、独特の視点がかかれていて興味深い。

「学歴は結局重要」「若者に社会は変えられない」「クールジャパンは無意味」など現実的な立場から持論や批判を展開している。

「2040年の日本社会」も興味深い推察であった。かろうじて先進国の地位を維持しつつも、少子高齢化や海外への人材流出、東南アジアの発展などによって日本の権威は劇的に衰退する。非常に現実的な内容であった。

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2020年03月05日

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現代の若者論者、古市氏が問う、日本という国の不思議。おじさんには決して気付けない切り口を提供してくれる非常に面白い書。クールジャパンや「ポエム」に理解が深まるとともに、最後の2040年の日本は、非常にリアリティを感じた。

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2018年11月12日

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2040年の日本の姿は、20世紀の終わりに言われていた姿と重なるな。危機感が日本を良くする方向へ向かってこなかったつけは大きい。「おじさんは怖い」

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2016年06月13日

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面白かった!一見、新書のレビューにはそぐわないようだけど言葉の通り(^^)
社会は急には変わらない。だけど、個人は変えられる。変わることができる!
小さな変革が大きな革命につながる!
と、いう事でしょうか。

締めの日本の未来予想図も面白かったです!
いい本だったと思います(^^)

2020.22th
6年ぶりくらいに再読。
☆×4
最初に読んだときは確かこの人のことよく知らなかったような。今ではトクダネのコメンテーターとしてよく見てます。
世の中を斜めから見てるようなところもあるけど、古市さんらしくて面白い本かと。
前回読んだ時と同じく、日本の未来予想が面白いなと思いました!

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2020年11月10日

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コメンテーターとして、斜め目線からの斬新な意見が多い印象の筆者。この本も同様だ。改めて、このような視点もあるか!と思うところが多々あった。
ただ、発行されたのが約10年前になるので、いささか過去の出来事になっている部分もあった。
それにしても、膨大な情報量を駆使して、斬新な切り口を展開している点には脱帽。
福沢諭吉の「学問のススメ」。有名な冒頭部分の続きを紹介し、「天」は貧富の差をつくらないが、「学問」がそれをつくると解釈。私はそれに付け加えて、「学問」の差は親の経済力に起因し易いのではないだろうかと思った。

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2023年05月13日

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古市さんは今ではコメンテーターやバラエティに引っ張りだこの社会学者だが、テレビで拝見するようになった頃、新進気鋭な社会学者として注目されていた。いつの時代もズバッと言い切ってくれて、自分では言えないことを言える人を応援したくなる。古市さんの考えを得て、自分でも言葉にしていきたい。

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2023年01月22日

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日本における、「おじさん」と「若者」のズレを書いている。今回も、おじさんへの皮肉が痛快だった。

おじさん達が若者を批判するフレーズ「選挙に行かない、覇気がない。」などは、若者達がそれなりに幸福だから当たり前だと解説する。

前作「絶望の国の幸福な若者たち」と似たような内容だったため、星3つ。

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2022年07月08日

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言葉は平易で文章は流れるよう、サクッと読めたのですが、どう受け止めていいのかよく分からなかったです。著者が走りながら世の中での様々な現象を切り取って巧みにまとめ上げる、その手際はすごいな、と感じました。

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2021年10月16日

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2014年の作品。震災後の日本にさらなる閉塞感が漂う中で、クールジャパン、憲法改正、脱原発、ソーシャルメディア、ノマドなどに希望を寄せる人がいて、ちょっとしたブームになった。著者はそれらを冷めた目で斬る。根っこにあるのは、おじさんたちが安全な場所から、若者に社会課題の解決を望んでいるということなんじゃないかって。
とかく熱しやすく冷めやすく、集団で一つの方向にグワッと流れる傾向のある日本人ですが、こういう冷めた目線が世の中にあることは必要だと思います。

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2021年09月28日

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物事の見方はひとつじゃだめだなって思った。
一概にこうだ!って言えない。
ちょっと面白い。
最後の「やさしい革命」に救われた気持ちになった。

メモ

「失敗の本質」からの引用部分
・グランドデザインがなく場当たり的
・環境に適応しすぎてガラパゴス化
・現場の気づきが中枢に届いていない
・学習しない組織


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2020年10月27日

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新書をあまり読まないが、タイトルを見て気になって買った。社会の難しいことなどわからない私でも読みやすい本だった。ただ一つ気になったのは、「やっぱり『学歴』は大切だ」という言葉。さすが筆者は東大大学院生って感じ。

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2020年04月08日

Posted by ブクログ

日本の首相が毎年コロコロ変わるのは誰がやってもさほど影響を受けず、それは悪いことではないという。国民がしっかりしているので、それでもうまくまわっている訳で、独裁政治になるよりはよっぽどよいらしい。確かに救世主みたいな人が現れても、すぐに飽きられる可能性が高い。欧米と合わせる必要はないだろう。
給料をあえてさげてでも自由時間を増やし、充実させることを「減速生活者」(ダウンシフターズ)と呼ぶらしい。それもひとつの考え方だ。

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2019年07月08日

Posted by ブクログ

日本に強いリーダーはいらない、
クール・ジャパンは日本国外では誰も知らない、
テクノロジーだけじゃ未来は来ない、
ノマドはただの脱サラだ、
など
まあ、そうだよな、というような本音を語る本
すっきり感は多少あるが、新しい視点を提供するということはない。

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2019年05月21日

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最近何かと話題の古市氏の本。後半からSF小説の様相を呈してきますが、もはやSF小説とも言い切れないような混沌とした社会になりつつある今日この頃。

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2019年01月10日

Posted by ブクログ

先日、講演会を聞きに行って、ひたすら本の一文を多用しているのが笑えてしまったので手にとってみました(笑)あくまでも若者目線を崩さないんですが、どこかおじさんくさい雰囲気がちらほらと。最終章の2040年はこうなるみたいな未来予想がかなり偏っていますが面白かったぁー

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2018年10月15日

Posted by ブクログ

「減速して生きる~ダウンシフターズ」消費社会から距離を置きながら自分たちの価値観を大切にする人たち.という言葉を知れただけでもまあ良し.

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2018年10月09日

Posted by ブクログ

 脱原発のデモの光景が脳裏に浮かんだ。
国会議事堂に向かって何かを騒ぎ立てる群衆。ニュースで見た光景。
そこに安倍首相が敢然と矢面に立ち持論を展開しようとしているイメージを描いた。 なにかバゲット車のようなもので見渡せる高いところに立ち、街頭演説のようなマイクを握りながら、脱原発論に対する自身の意見を訴えているところだ。すると物が投げつけられる、もしかしたら銃撃されて死んでしまうかも知れない。そんな邪念が介在し、映画に出てきそうな防弾ガラスケースに包まれた首相に変わった。このままだと妄想が別の方向へ進みそうだったから、3Dホログラムを使って首相自身は官邸から群衆に対して主張をする状況に落ちつけた。
彼らの熱量に見合うほどの情熱を込めて訴える安倍首相。今まで見た首相とは全くの別人だ。 正反対の意見を主張する彼らの中にも、この後彼への評価を改める者が出てきそうな、誠実さと気持ちのこもった訴えだった。

 場面は室内に切り替わる。安倍首相とデモの代表者達が直接討論を行う場面。 実際にそのような事が行われていた気がするし、何かでその様子をチラ見したような気もする。だからその記憶を膨らませた光景なのかも知れない。安倍首相、そして野党代表で枝野氏、そして代表者数名。 原発は今の国民生活水準を維持するため、そして今後も増えるであろう電力消費量を賄うために必要であるとする首相。
「あなた方にはスマホやパソコンが自由に使えなくなる生活を受け入れる覚悟がありますか」と聞かれ閉口する参加者。 一方、コストを考えるなら営利企業が電力を扱うのではなく、国有企業に戻してもいいのではないかという意見が参加者から出る。 論理的な意見と讃えつつも自民党および現行の政府にはその意思はない。それが実現するにはその意思を持っている他の政党が与党になる必要がある。と枝野代表に意見を求めるが参加者の意見に同意を示す事ができない。

そして討論は我々が描くべき日本人像、日本社会の理想像についてへと移っていく。自分たちがどのような人間となり、どのような社会を創っていくべきなのか。これがあらゆる問題や選択肢にとって必要な前提だとわかったから。 一昔前のムラ社会のように同じ生活圏にいる者同士のつながりを必須とする世界。 ネット上でのつながりも前者と同様に意義ある者として認め、場所にとらわれず個の自由が尊重される世界。そんな選択肢がいくつか提起される中で妄想は終わった。

 日本のリーダーに過剰なほどの期待を押し付けているのかもしれない。すべての国民が納得いくような道を示せ、と。そんな無理難題を突き付ける一方で、そんなことが到底なしえないこともうすうす感じていたりもする。だから大した期待もしない。
されど、せめて、妄想の中で躍動していた首相のように、立ち居振る舞いがナイスな人物がこの国のリーダーであってくれれば、それだけで変わる気持ちもあるのではないか。

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2018年06月19日

Posted by ブクログ

若い世代の視点から、日本の抱える「おかしな点」を指摘。最終章に今のままだと2040年の日本がどうなるかのフィクションが書かれるが、実現しそうで怖くなる。「おじさん」の一人として、出来ることから変えていきたいと思うが、思うだけで動かないのも著者が指摘するとおりだ・・。実は政府にできることは、少ないのではないかという指摘が印象に残った。

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2018年01月16日

Posted by ブクログ

現代におけるリーダー待望論や「クール・ジャパン」、さらにネット・バッシングや日本の雇用形態などといったさまざまなテーマについて考察をおこなっている本です。

エッセイのようなスタイルで書かれているので、気楽に読むことができるというメリットはありますが、これらのテーマの全体を貫くような、来たるべき社会についてのグランド・デザインが示されているわけではありません。新書形式で刊行されているとはいえ、元来はさまざまな雑誌に掲載された著者のエッセイをまとめた本なので、やむを得ないのかもしれませんが。

ただし、本書の最後の方に収録されている「闘わなくても「革命」は起こせる」というエッセイでは、著者はシェア・ハウスをおこなっている若者たちの取材を通して、「今、ここ」にある身近な幸せを大切にする「コンサマトリー」(自己充足的)な生活スタイルに、社会のグランド・デザインを描くこととは別の仕方による社会変革の可能性についての希望を見ようとしていると言えるように思います。

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2017年09月12日

Posted by ブクログ

勉強をする本ではなく、
社会への視点をへ〜なんて言いながら楽しく読める本という印象。

「おじさん」がつくってきた既定の枠組み、それをぶち壊す「おじさん」が思い描くファンタジー。

ニュースを斜め見する感覚。
サクサク楽しく読めました。

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2017年01月03日

Posted by ブクログ

僕にとっては当たり前の感覚ではあるんだけど、そのあたりまえの感覚から感じられるズレを、ユーモアと皮肉たっぷりに連ねていて読ませる。エンタテイメントとして楽しい。

後半は、前半に比べるとちょっと退屈かな。「当たり前すぎる」ってのがいくつかあったんで。

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2016年08月28日

Posted by ブクログ

社会学者古市憲寿氏の現代日本に対して鋭く切り込んだ一冊。

氏いわく「おじさん」が作り出すズレであるクールジャパンやTwitterなどのソーシャルメディアやマイナンバー制度など今の日本に関して社会学者古市氏からみた視点で古市節炸裂で色々切り込んで持論を展開する一冊。

印象に残ったところでは、ポエム化した日本国憲法とJ-POPとの比較や要らない機能だらけのスマート家電のところは凄く面白かったです。
あと学歴に対しての考えは共感できるものがあるとも感じました。

また自身のTwitter炎上時の対処法なども展開されていて社会問題、そして働くことに関しての古市氏の見解から『絶望の国の幸福な若者たち』でも書かれていた若者についてなどこれからの日本を考えるきっかけになりました。
特に最後に書かれていた氏の想像する2040年は現在の自分達では想像できないですが、決してあり得ないわけではない未来かもしれないとも感じました。
氏のいち見解でもあるのですが、本当に日本という国やこれからの未来について考えるきっかけになる一冊でした。

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2018年11月11日

Posted by ブクログ

若者の価値観や生き方を研究している論客の観察録で、日本の社会的リーダーのズレとその影響を受けた若者たちの価値観を説明している。ソーシャルや若者に社会は変えられない、「正しさ」ではなく「もっともらしさ」が勝つ、能力は遺伝する、など面白い意見も多い。2001年発刊の雑誌には夢に向かってひたむきに生きる若者たちがまぶしく肯定的に取り上げられていたが、彼らの現在の話も興味深い。30年後は「貧困問題」や「格差社会」は社会の前提で語る人はいなくなるという、幸福な階級社会の姿を予測しているが、納得できる部分は多い。

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2020年10月26日

購入済み

価値なし

つまらない本でした

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2014年10月25日

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