古市憲寿のレビュー一覧

  • 保育園義務教育化
    読んで良かった。「お母さん」にはぜひ1章を読んで欲しい。個人的に衝撃だったのが、古市さんが好きで、よく人に聞いてしまう質問。「親が人間だって何歳のときに気づきましたか?」というもの。自分も母親になった今でも、自分の「お母さん」が「人間」かどうかなんて考えたことがなかった…
    あとは出生率を上げようとし...続きを読む
  • 古市くん、社会学を学び直しなさい!!
    社会学とは?に対する複数の社会学者の認識を知ることができた
    この本をきっかけに、登場した社会学者の書籍を読んでいきたい
  • 絶望の国の幸福な若者たち
    「世界にはきっと誰にさえも気が付かれないような転轍機が無数に張り巡らされていて、僕たちの人生は何気ないきっかけで道が分かれている」
    「そこまでお金をかけなくても、そこそこ楽しそうな生活を送れちゃうのが現代の幸福であり不幸でもある」
  • 奈落
    残酷で悲しい。
    これほど救いようのない話ってあるだろうか。
    いっそ意識がないほうが、、なんて思ってしまう。

    密かに意識し合っていた彼との初めてのキスが
    相手に「腐ったザクロのような臭い」と思われるなんて
    地獄以外のなにものでもない。
    こんな表現を思いつく古市さん、すごい。

    古市さんの小説を読むの...続きを読む
  • 百の夜は跳ねて
     木村友祐さんの『天空の絵描きたち』のパクリと言われていたけど全然違う。同じくビルの窓清掃員が主人公だけど、大きな要素ではあるもののどちらかというと物語の背景として扱われていて、本筋は老婆との交流だ。とても奇妙な話で面白かった。おばあさんが、痴呆症なのかコミュニケーションが成立しているのか定かでない...続きを読む
  • 古市くん、社会学を学び直しなさい!!
    社会学とは何か、を対話の中で探っていく
    この営み自体が社会学なんじゃ?

    個人の体験と学問が密接に関わっているのが社会学の面白いところ

    社会学を研究する上で大切なことは、古典を読むことと自分の関心を知ること
  • 奈落
    奈落には底がないのではないか。
    そう思った。

    痛い。ただひたすらに、痛かった。
    底辺だと思った現実にはまだ底があって、何度も何度も叩き落とされる。活路かもしれないと思った先が更なる苦悶の始まりで、読んでいて途中で苦しくなるほどだった。

    誰ひとり自分の気持ちを理解してくれない。
    一筋の光すら閉ざさ...続きを読む
  • 百の夜は跳ねて
    これが芥川賞候補作かぁ。
    帯にあるように、確かに「青春小説」な感じがする。
    何者にもなれない自分から旅立ち。

    ただ、「これ、結局、何のために・・・?」が残る。
    途中で、「ふーん、そういうことか」と分かるけど、
    「で、何のために?」がどうしても残る。
  • だから日本はズレている
    若者からの視点を切り口に日本の社会問題を考察した書。古市氏はテレビで見るような毒舌キャラとして知られており、本書では少々弱めだが、ところどころ見受けられ、独特の視点がかかれていて興味深い。

    「学歴は結局重要」「若者に社会は変えられない」「クールジャパンは無意味」など現実的な立場から持論や批判を展開...続きを読む
  • 保育園義務教育化
    お母さんになった途端、誰からも文句を
    言われないストライクゾーンが極度に狭まって
    しまう。
    →わかる!お母さんなのに…と
    悪い意味で使われる。
    でも、個人的にはお母さんになってから、
    「私はお母さんだから、こういう行動をしなくちゃ」
    と逆にがんばれたり、他人に優しくなれたように
    思う。

    個人的には...続きを読む
  • 百の夜は跳ねて
    老女の依頼は 部屋の盗撮なんですが
    犯罪や好奇心というよりは
    記録のためというのが 
    現代の気分によく合ってる気がします
    インスタの切り取りみたいでしょ
    さらっと飄々としてでも明るさもある
    なかなか面白い小説でした
  • 百の夜は跳ねて
    全体的に内容が薄いように感じた。
    展開があまりなく、画竜点睛も粗雑である。
    しかし、自分の心の中で聞こえる声とを折り重ねながら書いていたのは新鮮であった。
  • 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由
    ファンタジーなだけではない
    フィンランドを知るにはよい一冊
    (2015年発行なので現状は
    また変わっているかもしれないが)

    当たり前だけど光があれば影もあるんだなと思う。
    しかしスウェーデンに統治され、
    ロシアに統治され、晴れて独立国となって
    まだたったの100年

    急激な近代化(農業社会から...続きを読む
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)
    古市さんの本はこれが初めて。
    とても面白く読みました。
    意外にも芥川賞を逃した事にガッカリしたり、チョコレートを食べすぎて虫歯だらけだったり、ダイエットの事を気にしたりと、読みながも思わずクスッとしてしまいました。
    小説も読んでみようと思います。
  • 百の夜は跳ねて
    働くこと、生きること、命の価値、物質の価値を考える一冊。主人公が社会的価値観に疑問や不安を感じる中、老婆に安心感や親しみを抱く気持ちにとても共感した。
    私も、電球と箱でできた街の一つの箱に住んでいる。私の箱は幸せの箱です。
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)
    古市憲寿さんを初めて見たのは日曜朝にやっているワイドナショーだと思う。遠慮のない発言をするくせ者コメンテーターという印象があった。

    迎合しない切れ者をどう捉えるかは難しい。

    最近、ホリエモンの著書が売れ筋であるが、どうも同じ臭いを感じてしまう。
    それは、何か。この人は上から目線で人を小馬鹿にして...続きを読む
  • 保育園義務教育化
    よくテレビで見る辛口のストレートにずばっと言う人だと思ってたが、これを読んで改めてすごい方なんだと感じた。
    結婚もしてないし子供もいないけど、ここまで語れるのがすごい。
    特に一章二章には共感しました。
    世の中の親は教育費がかかるのは、高校大学だとおもってそれまでに一生懸命貯めることに専念して、学資保...続きを読む
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)
    テレビでよく見る古市さんの文章。週刊新潮に連載してたものに、加筆したもの。
    テーマは何でも。
    雑誌の連載なので、一つのテーマの文章が短く読みやすい。
    古市さんの視点は面白いし、同年代のため、共感が持てることもあり、楽しく読めた。
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)
    週刊新潮連載~乙武の不倫騒ぎ・東京五輪のスタッフは忍者とワンタッチ着物の衣装で・「村人」でも「旅人」でもなく「観光客」という生き方・トライ&エラーで巧くなる・呪いは気にしたときに始まる・観光名所は写真に敵わない・夏休みの宿題を後回しにしていた人ほど大人になってからの肥満率が高い・すべてがゆっくりだか...続きを読む
  • 保育園義務教育化
    出産してから初めて読んだ本がこれでよかった!
    ポエ、あなたを誤解していました!
    ポエ、全国のお母さんの味方!
    ポエ、ありがとう。
    まさかあなたに共感する日がくるとは。がはは。
    うん。お母さん神話、はやく消えてくれ日本よ…。