古市憲寿のレビュー一覧
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ネタバレちょいちょい強引な論理があるけどおおむね同意かな。
専業主婦家庭でも週何回とか気軽に預けられて、子供もいろんな人と触れ合う機会があって…というのが理想。
もちろん働きたい人は全員保育園に入れるのも前提で。
母親の人権ないってのは本当そう…。「取り締まり」ってうまいこと言うよなぁ。もうすぐ子供産まれるけどすごく不安。
「お母さん」として相応しいか、周囲の人が常にジャッジしてくる日本社会、嫌すぎる。
幼児期の質の高い教育は学歴や収入への正の影響が大きいというのは有名な研究だけど、その研究では親への積極的な介入もしてるわけで…。それも要因としてあるんじゃないかな~といつも思う。通わせればいいって -
Posted by ブクログ
なかなか難解で読みにくい箇所も多かった。
現代の若者は意外と幸福度が高いが、それは今の生活に満足しているということであって、社会や国、将来については不満も不安もある。
つまり、自分に近い部分では満足度が高いが、もっと大きなレベルの話になると満足度は下がるというもの。
そもそも若者論というのは、一億総中流社会になり、地域間や所得格差が薄まったことで出現したらしい。
それでも昔から「今時の若者は」という論調はあるから、中高年が自分達の優越感や肯定感を上げるために使われることが多いのは確かだと思う。
自分は、中年になってもそういう考えに陥らないように気を付けようと思う。 -
Posted by ブクログ
翔太は就職試験にことごとく失敗し、死んでもいい、と思った時に、ビルの窓拭き清掃の仕事に出会い、深い考えもなく、仕事に就く。
窓拭き作業中に、タワーマンションに暮らす一人暮らしの老女と出会い、そこから不思議な交流が始まる。
格差社会での身分の違う人たちの出会い、交流は日常的にはあまり見られないだろう。
住む世界の違いからの暮らし方、ものの捉え方の違いがある一方、心の中のどこかで、通じ合う部分もある。
表現するのが難しいが、現実味もみせながらも、幻想的、空想的な、もやがかかったようなくすんだ色味のある、不思議な話だった。
なぜ、老女は姿を消したのか。なぜ、交流をもちながらも二人ともお互いの名前を明 -
Posted by ブクログ
雑誌の対談ということで、誌面の関係か、対談もエッセンスだけ残しているという感じで、冗長でなくそれぞれが短く確かに10分で一冊のエピソードを読み切れる。
対談している相手のチョイスがよく、さほど関心が無い分野の本でも飽きずに読める。
アインシュタインがなぜ天才的な理論を生み出せたかという問いに対して、大学の研究室に雇ってもらえずに暇だったから、という解答は、膝を打った。暇のない現代、特に日本では独創的な理論を作り出す暇はないかもしれない。
ルソーの「社会契約論」の理想とする社会の在り方が、今の中国の統治と合っているという東浩紀の解釈は、なんとなくルソーは近代民主主義の祖のように感じていたので -
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文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい
その他
生と性と死のワードがないまぜになって話が進む。
頭の良すぎる天才の、始末のお話。
物語のラスト、愛と「平成くん」のかみ合わない会話がとても切ない。
物語上安楽死が合法化している設定。
いかにも現実的にありそうな事例としてその場面が表現されているので、少し混乱してしまった。
登場人物のセレブな生活が現実離れしているのも相まって、ありそうで無さそうな、「ファンタジー」。
時々出てくるワードが、実際に存在するモノなので、リアルな世界を描いているんじゃないかと思ってしまう。
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Posted by ブクログ
今なら当たり前のように思い描く将来大人になったらやりたい事や、海外のどこそこに旅行に行きたい…
美味しいものを食べてみたい…
そんは素朴な願いすら統制されて出来ない時代が、ついこの間まであったという事実。
自分は御国の為に身を捧げるから、大人まで生きることはないと当たり前のように小中学の子が毎日思って過ごす。
そんな世の中に希望なんてないよな…と感じながら読んでいた。
どんな小さな夢でもいいから自由に思い描いていられる世の中がいい。
統制だけ厳しくして、金持ちの上の官僚とかだけは酒に女に豪勢な食事や、金に溺れて暮らす。
そう言う未来にならない事を祈るばかり。 -
Posted by ブクログ
やたら固有名詞が多くて、君津ファンタジーキャッスルとか、若者の主張とか、思わず調べてしまった。安楽死も認められたのかとつい勘違いしてしまうほどに妙にリアルだった。
それを狙っての固有名詞の連発だったのか?
なんだか金持ちの生活をチラリと見せつけてられただけのような気もするけど、きちんと「安楽死」というテーマに目を向けると、切なく苦しい。
大事な好きな人からGoogleホームのようなスピーカーをもらい、相手が生きてるか死んでるのかもわからない状態とはかなりキツい。
でもある意味、見たくないことに背を向けて希望に縋ることもできる。
どちらにしろ、残酷なことだと私は思った。