古市憲寿のレビュー一覧

  • 平成くん、さようなら

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    平成くんはその名の通り、平成生まれ。
    平成が終わろうとしているとき、同棲している恋人の愛に、安楽死しようと思うと伝える。

     安楽死が認められるようになり、制限はあるものの自分で死ぬ権利も持てるようになった世の中。
     苦しみの中で、生を断ち切りたいと思う人がいる一方、死へと周囲からの圧で追いやられる人もいて。

     本当に死を求めているのか、一時的な考えから死にたいのか、その線引きの難しさを思う。
     いつか日本も、安楽死が認められる日が来るのだろうか。

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    2022年06月19日
  • 保育園義務教育化

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    ネタバレ

    ちょいちょい強引な論理があるけどおおむね同意かな。
    専業主婦家庭でも週何回とか気軽に預けられて、子供もいろんな人と触れ合う機会があって…というのが理想。
    もちろん働きたい人は全員保育園に入れるのも前提で。

    母親の人権ないってのは本当そう…。「取り締まり」ってうまいこと言うよなぁ。もうすぐ子供産まれるけどすごく不安。
    「お母さん」として相応しいか、周囲の人が常にジャッジしてくる日本社会、嫌すぎる。

    幼児期の質の高い教育は学歴や収入への正の影響が大きいというのは有名な研究だけど、その研究では親への積極的な介入もしてるわけで…。それも要因としてあるんじゃないかな~といつも思う。通わせればいいって

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    2022年06月19日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

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    なかなか難解で読みにくい箇所も多かった。

    現代の若者は意外と幸福度が高いが、それは今の生活に満足しているということであって、社会や国、将来については不満も不安もある。
    つまり、自分に近い部分では満足度が高いが、もっと大きなレベルの話になると満足度は下がるというもの。

    そもそも若者論というのは、一億総中流社会になり、地域間や所得格差が薄まったことで出現したらしい。
    それでも昔から「今時の若者は」という論調はあるから、中高年が自分達の優越感や肯定感を上げるために使われることが多いのは確かだと思う。
    自分は、中年になってもそういう考えに陥らないように気を付けようと思う。

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    2022年06月17日
  • 百の夜は跳ねて

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    翔太は就職試験にことごとく失敗し、死んでもいい、と思った時に、ビルの窓拭き清掃の仕事に出会い、深い考えもなく、仕事に就く。
    窓拭き作業中に、タワーマンションに暮らす一人暮らしの老女と出会い、そこから不思議な交流が始まる。
    格差社会での身分の違う人たちの出会い、交流は日常的にはあまり見られないだろう。
    住む世界の違いからの暮らし方、ものの捉え方の違いがある一方、心の中のどこかで、通じ合う部分もある。
    表現するのが難しいが、現実味もみせながらも、幻想的、空想的な、もやがかかったようなくすんだ色味のある、不思議な話だった。
    なぜ、老女は姿を消したのか。なぜ、交流をもちながらも二人ともお互いの名前を明

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    2022年06月09日
  • 10分で名著

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    雑誌の対談ということで、誌面の関係か、対談もエッセンスだけ残しているという感じで、冗長でなくそれぞれが短く確かに10分で一冊のエピソードを読み切れる。

    対談している相手のチョイスがよく、さほど関心が無い分野の本でも飽きずに読める。

    アインシュタインがなぜ天才的な理論を生み出せたかという問いに対して、大学の研究室に雇ってもらえずに暇だったから、という解答は、膝を打った。暇のない現代、特に日本では独創的な理論を作り出す暇はないかもしれない。
    ルソーの「社会契約論」の理想とする社会の在り方が、今の中国の統治と合っているという東浩紀の解釈は、なんとなくルソーは近代民主主義の祖のように感じていたので

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    2022年06月04日
  • 僕たちの前途

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    お金や出世や名声ではなく、友達と楽しいことをする、を優先する価値観。合理的だけど、ほんの少しだけ寂しい気もする。

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    2022年05月29日
  • 誰の味方でもありません(新潮新書)

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    なんとなく性格がサバサバしているのが
    とても軽く読めてすきです。
    パーンっと発言していくので気持ちがいい。

    私自身あまりニュースなどみなくて疎いので
    時事的なこともわかって
    知った知識を次の日に人に言いたくなりました(笑)

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    2022年05月23日
  • 楽観論(新潮新書)

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    古市さん興味あるってことで読んでみた。TVのコメンテーターやってる時も素なんだなと改めて思った。飾らない皮肉屋そこが面白いのはこの人の持ってるとこなのでしょうか?!

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    2022年05月10日
  • ヒノマル

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    戦争というよりは、戦時下の日本での青春物語。
    愛国心に満ち満ちた軍国主義の少年・勇二が、兄の彼女でもある自由思想の涼子と出会ってすこしずつ変わっていく。
    戦争は軍事侵攻そのものも怖いが、影響を受けた人間をおぞましいモンスターに変貌させてしまうのが恐ろしい。
    「大人になったら」、と若者が未来を語ってはいけない時代があったなんて信じられない。未来はいつだって平和で明るくあるべきだ。
    参考文献の量がものすごかった。

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    2022年04月28日
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)

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    高校時代、日本史は未選択で、中学生レベルの内容しか知らなかったが、すらすらと読み進められた。固有名詞が少ないので、日本史の知識を得るには向かないかもしれないが、流れを掴む点ではいいかもしれない。

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    2022年04月25日
  • アスク・ミー・ホワイ【単行本版】

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    ボーイズラブの小説を初めて読んだ。内容自体は特段抵抗はなかった。読みやすい書き方ではあったが、意外と読み終わるまで時間がかかった。

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    2022年04月11日
  • 平成くん、さようなら

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他


    生と性と死のワードがないまぜになって話が進む。

    頭の良すぎる天才の、始末のお話。

    物語のラスト、愛と「平成くん」のかみ合わない会話がとても切ない。



    物語上安楽死が合法化している設定。
    いかにも現実的にありそうな事例としてその場面が表現されているので、少し混乱してしまった。
    登場人物のセレブな生活が現実離れしているのも相まって、ありそうで無さそうな、「ファンタジー」。
    時々出てくるワードが、実際に存在するモノなので、リアルな世界を描いているんじゃないかと思ってしまう。

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    2022年03月22日
  • ヒノマル

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    今なら当たり前のように思い描く将来大人になったらやりたい事や、海外のどこそこに旅行に行きたい…
    美味しいものを食べてみたい…
    そんは素朴な願いすら統制されて出来ない時代が、ついこの間まであったという事実。
    自分は御国の為に身を捧げるから、大人まで生きることはないと当たり前のように小中学の子が毎日思って過ごす。
    そんな世の中に希望なんてないよな…と感じながら読んでいた。
    どんな小さな夢でもいいから自由に思い描いていられる世の中がいい。
    統制だけ厳しくして、金持ちの上の官僚とかだけは酒に女に豪勢な食事や、金に溺れて暮らす。
    そう言う未来にならない事を祈るばかり。

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    2022年03月10日
  • 百の夜は跳ねて

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    書評が酷かったので、どうなのかと思っていたけど面白かった。参考文献になっている「天空の絵描きたち」を読んでみたいが手に入らないもどかしさ。
    自殺した人も死ぬための場所を探すときに空を見上げたのかな、というようなことが書かれていて優しい視点だなと思った。
    平成くんと百の夜は〜の2冊しかまだ読んでないけど、古市さんの小説は主人公が古市さんで脳内再生される。

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    2022年02月14日
  • 保育園義務教育化

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    子育てをお母さんだけに押し付けるのではなく、国が制度を整えて社会全体で行なっていくことが大切、というのが主な内容。

    ・お母さんもみんなと同じ人間である!
    ・「専業主婦」は高度経済成長期の幻で、歴史的に見ればお母さんも働くのが一般的。お母さんも、ひとりで孤独に育児だけに専念してると逆に気がまいってしまう…!
    ・日本は世界的にみて子どもや若者にお金をかけなさすぎる。
    ・乳幼児期の教育を充実させ非認知能力を育むことが日本全体のレベルの底上げにつながる。

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    2022年01月12日
  • 平成くん、さようなら

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    やたら固有名詞が多くて、君津ファンタジーキャッスルとか、若者の主張とか、思わず調べてしまった。安楽死も認められたのかとつい勘違いしてしまうほどに妙にリアルだった。
    それを狙っての固有名詞の連発だったのか?
    なんだか金持ちの生活をチラリと見せつけてられただけのような気もするけど、きちんと「安楽死」というテーマに目を向けると、切なく苦しい。
    大事な好きな人からGoogleホームのようなスピーカーをもらい、相手が生きてるか死んでるのかもわからない状態とはかなりキツい。
    でもある意味、見たくないことに背を向けて希望に縋ることもできる。
    どちらにしろ、残酷なことだと私は思った。

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    2021年12月20日
  • 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)

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    挫折しそうになったけど、なんとか第一部を読破。
    初めて日本史を最初から最後まで通しで学べました。
    固有名詞は飛ばしていいと言いつつも、ちょこちょこ出てきた歴史的事件や戦争の名前は知ってるべきなんだろうなと思ったので、メモしました。

    いつか、しらべます。(白目)


    さらに1/3くらいに圧縮して、マンガ本出してほしい。日本史で挫折した全「国民」に配ってください。

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    2021年12月05日
  • 百の夜は跳ねて

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    おばあちゃんが影ある人だし、主人公も色んな人にされるがままで断れない人なんだろうな。
    でも、いろんな景色をみたくなるおばあちゃんの気持ちもわかるで。

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    2021年11月17日
  • 楽観論(新潮新書)

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    1トピック3ページで読めるので、さくさく読めちゃう。
    過去の争いを忘却することで関係は良好になるというのが、確かになぁと思えた。戦争の歴史って、忘れちゃいけないと思いがちだけど、明治以前の戦争を今でも根に持ってる人、いないですよね。
    ちょっと目から鱗の発想でした。

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    2021年11月07日
  • 奈落

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    ネタバレ

    まさに“奈落の底”。
    最後元気になり社会復帰!というハッピーエンドではないだろうな…という気持ちで読み始めたので、ラストはそこまで衝撃的ではなかったかも。
    主人公の体が動かない=エピソードは全て受け身、かつ全て心の声で構成されているので、息が詰まる感覚はあります。
    彼女が振り返って欲しいのは、家族より音楽だったのかな、と思います。

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    2021年10月26日