古市憲寿のレビュー一覧

  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    非常にためになりました。
    この社会を作り上げた人たちの思惑とかがよくわかりました。
    問題点がはっきりしているのに解決できない政治絡みの権力争いとか一筋縄ではいかない社会の動きとか…社会学って面白いなぁと思いました。

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    2016年10月31日
  • 僕たちの前途

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     最近、自殺した東大卒の電通社員がTwitterに残していた死ぬまでのツイートが話題になっている。

     いい大学に入って、いい会社に入る。そうすれば人生上がり。

     そんな時代は終わっている。

     すり減らされるのは一般労働者だけではなく、エリートコースでさえも使い捨ての世の中だ。

     僕たちに明るい前途は見えない。


     この本はブラック企業という言葉が定着する前、2012年初版の本だ。

     著者の近しい人は遊ぶように働く仲間がいる一方で、世の中は将来に不安を持ちながら働く人、働かない人、様々だ。

     明治時代以前からの日本人の働き方を考察している。

     この先の働き方に答えを出しているわけ

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    2016年10月11日
  • だから日本はズレている

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    僕にとっては当たり前の感覚ではあるんだけど、そのあたりまえの感覚から感じられるズレを、ユーモアと皮肉たっぷりに連ねていて読ませる。エンタテイメントとして楽しい。

    後半は、前半に比べるとちょっと退屈かな。「当たり前すぎる」ってのがいくつかあったんで。

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    2016年08月28日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

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    ネタバレ

    若者論。
    日本は今後高齢化を始め様々な苦難が想定されている。
    けれど、若者たちは日々の日常に満足している、幸福だと答える。

    若者論は、大人の自分探しである。なるほど!
    社会運動をイベント化したり、居場所としながらもサバサバと解散していく。
    若者は一見あまりにも豊かで、簡単にsnsで繋がり、承認しあえる。
    そりゃ社会が変われば人間もかわるよなー若者じゃなくたって。
    社会学かじったことないからか、まーそう言われればそーかなーと思いながらバーっとよんでしまいました。(⌒-⌒; )
    タイトルは気に入りました!

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    2016年05月23日
  • 僕たちの前途

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    自身もベンチャー企業社員の一員である古市憲寿氏の「若者の起業」論。起業する若者たちの「現実」があまりにも世の中に伝わっていないという問題意識のもと、起業する若者たちのリアルに迫ることを意図している。
    著者が断っているように、サンプルが少ないこともあり、ここに出てくる「起業家」たちを一般化することはできないが、「下流でもなく、ホリエモンでもない」最近の若者起業家の等身大の姿っぽいものが描かれているとは思った。本書に出てくる起業家は、みな「つながり」を大切にしているというのが印象に残った。また、彼らを下支えしているトランポリンとしての「資本(経済資本、社会関係資本、文化資本)」の存在についての言及

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    2016年03月19日
  • 社会の抜け道

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    デモや消費社会、保育園に食料問題まで幅広く現代社会について対談している。当たり前の価値観が本当に当たり前かなんて比べてみなきゃ分からないし、社会は劇的になんて変わらない。何を選択して生きていくのかを考える本。

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    2016年03月09日
  • 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

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    「ワカモノ」の次は北欧フィンランドか、と古市さんの目のつけどころに感心させられます。
    もともとノルウェーに留学していたこともあり、フィンランドとも近いですが、石油資源を持つ国と持たざるために何度も「国が終わった」状態になったフィンランドならではの強さの源が何かに迫ろうとしている本です。
    単に教育が,福祉が進んでいる、というだけで思考停止しないために役に立ちます。

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    2016年03月08日
  • 誰も戦争を教えられない

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    各国の戦争博物館をまわって、戦争を知ろうとする切り口。
    ネットが全盛の時代に箱モノで伝えられられるものは何か、各国の展示方法の傾向などもおもしろい。

    確かに書いてあるように個々の体験を聞いたことが戦争を知ったことになるのか。
    誰が戦争を教えられるのか。

    切り口も語り口も面白い本。

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    2015年12月29日
  • 僕たちの前途

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    前半の企業の話は別の本でも書かれていたのか、あれこの本読んでいたっけなと繰り返し思う。後半も 就職、就業についてはデータを交えながら説明で興味深く頭の良い後輩と話しているようで楽しく本を読む。本著者の本を読みたいと思う所はここだろうな!他の社会学の本などを読んでもいまいちピンと来ないが、古市氏は我々と目線が近いので読みやすいのだろう。

    【学】
    人気会社のランキングより、3年離職率の方がはるかに有用

    2000年ネットバブルその後、1円企業、第三次ベンチャーブーム。今までは、大企業に就職し社長や役員になるのが成功イメージだったが、いまやベンチャー会社を立ち上げるとの方が成功イメージではないか。

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    2015年12月10日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

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    おもしろい!!!!!一章についてはとくに言えることはないが(若者論の振り返りと、若者論は今以降「ない」ということしか言っていないため)、2章では「私たち(の世代)に必要なのは目的ではなく仲間」ということと3章では「大戦にむかって作られた「日本」だが、大戦(敗戦後の敗者復活経済戦含む)が終わって用無しになったら解体してしまった」というのが、ほんとだ!!!と思った。4章以降はまたあとで読むつもり。

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    2015年11月20日
  • 誰も戦争を教えられない

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    終戦から70年の今、気鋭の社会学者である著者・古市憲寿が世界中の戦争博物館を歩き語る。巻末の戦争博物館レビューも面白い。

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    2015年11月10日
  • 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

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    日本と同じく資源小国でありながら、高度な福祉や教育で知られ、またムーミンやマリメッコといった、アートやデザイン分野でも優れたブランドをもつフィンランドが現在抱える課題に関する現地調査やフィンランド人研究者による考察をまとめた一冊。

    帝政ロシアやスウェーデンによる相次ぐ支配からの独立により国としてのアイデンティティを高め、一時は「北欧の日本」といわれるほどの急速な産業化を果たしながらその代表格であるノキアが衰退。教育についても国際的な高評価とは裏腹に国内では格差が問題視され、若者の引きこもりや自殺が社会問題化する。それでも今度は「起業家大国」として、グローバル社会の中で生き残る術をしたたかに探

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    2015年08月02日
  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

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    お父さんのギラギラ消費から、女こどものキラキラ消費へ。日常と地続きではあるけれども、どこかで気分を浮き立たせてくれる魔法のようなものが、しっかり売れている。

    戦士がいない平和な世界は、女こどもの世界。

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    2015年08月29日
  • 頼れない国でどう生きようか

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    日々の生き方のノウハウ交換。語学をどう身につけるか、使える情報をどう集めるか、どうすれば読まれる文章が書けるか、自分をどう管理するか、人間関係をどうマネジメントするか、日本と中国どう見据えるべきか、若さという武器、これからどう生きていくか

    若者というより中堅、がんばってるなぁ。親にもなってもらいたい。

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    2015年08月29日
  • 誰も戦争を教えられない

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    戦争=平和博物館、後世に何を伝えるか。勝利を描くアメリカ、残すことへの執念アウシュビッツ、愛国教育の中国、様々な小さな物語の日本。関ヶ原は過去の別時代の戦争、国家による大戦も現代から見ると起こり得ない別時代。小さな、民間の、機械や遠隔操作の戦争。

    最初はなぜ博物館?と思いましたが、次第になるほどね、へ。今の戦争はもう昔の戦争じゃないんだ、大戦ももう昔なんだ、と気付かされました。

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    2015年11月27日
  • 社会不満足 ―乙武洋匡 対談

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    R25に連載されていた乙武氏の対談をまとめた一冊
    この本を読むと考えなくてはいけない事がけっこうある事に気付かされます
    そして考えた後に行動する事のなんと重要なことか…
    意見を言うのも大事だけど行動する事はもっと大事‼︎ そんな一冊です

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    2015年03月13日
  • 社会不満足 ―乙武洋匡 対談

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    乙武さんと対談形式での議論。
    対談相手はお馴染みのメンバーともいえ、この本以外でも著作があったり、よく他の対談本でも登場したりする人物ばかり。

    なのでその人の主張自体は他の本にも出てきて特に新鮮味はない、その意味では出てくる人本人が書いた本の方が詳しい。

    ただ、この本の持つ新鮮味は内容よりも「乙武さん」が相手であることに尽きるようにも思う。
    非常に稀有な経歴を持つ乙武さんゆえ、対談の中でも視点が新しいというか、広さを感じるので、その部分に対して面白さがあったと思う。

    最後都知事、政治家への転身を勧められていたが、どうなんでしょうね。見てみたい気もするが、一議員としてではなく首長としてがい

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    2015年02月20日
  • だから日本はズレている

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    社会学者古市憲寿氏の現代日本に対して鋭く切り込んだ一冊。

    氏いわく「おじさん」が作り出すズレであるクールジャパンやTwitterなどのソーシャルメディアやマイナンバー制度など今の日本に関して社会学者古市氏からみた視点で古市節炸裂で色々切り込んで持論を展開する一冊。

    印象に残ったところでは、ポエム化した日本国憲法とJ-POPとの比較や要らない機能だらけのスマート家電のところは凄く面白かったです。
    あと学歴に対しての考えは共感できるものがあるとも感じました。

    また自身のTwitter炎上時の対処法なども展開されていて社会問題、そして働くことに関しての古市氏の見解から『絶望の国の幸福な若者たち

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    2018年11月11日
  • 上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~

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    上野千鶴子・古市憲寿「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります」光文社新書

    上野千鶴子と古市憲寿の対談を書籍化した著書。

    テーマは副題のとおり「僕らの介護不安に答えてください」。

    団塊ジュニア世代にあたる古市氏が抱く、団塊世代の親の介護に対する不安を上野氏にぶつける。

    話は介護の話をきっかけに、家族のあり方、親子の関係性、弱者としての若者と女性の共通項、世代間格差…と展開する。

    最後に上野氏は、研究者として若者としての古市氏(あるいは当事者意識の低い若者)に対してこう述べている。

    「あなたをつかんで離さないものが、あなたの問題。ウザい、とかムカつく、とかいう感情を大事にしたらいい。まさに

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    2015年01月31日
  • 社会不満足 ―乙武洋匡 対談

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    すでに出ているものがほとんど、という話を聞いてはいましたが、リアルタイムに追ってはいないので、こういう本がまとめとして出ると読みやすくて助かります。

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    2014年12月23日