古市憲寿のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
おなじみの社会学者・古市憲寿と、若手の左寄り哲学者・國分功一郎の共著、対談集。國分もlifeで知って、とても面白いしっかりした人だなという印象を持っていた。哲学者って名乗るのは結構大変だと思う。哲学の仕事って真理の探究でしょ。思想とは違う、っていうのはイメージで線引きはわからないけど、でも逆にそう名乗っているのが新鮮。
本の内容としては、現状、日本の社会制度や流行りなんかをバシバシと批判する感じ。古市はノルウェーに、國分はフランスに、共に学生時代留学していた経験があるので、そこと日本との違いをいいところ悪いところを上げながらやり合うのは、結構面白かった。相変わらず古市は自由で現代の権化。でも -
Posted by ブクログ
テレビでよく見かける若手の社会学者、古市憲寿の社会学入門。社会学とは何か、という質問を、日本を代表する12人の社会学者に尋ねて回る対談の書籍化です。非常に読みやすく、かつ程よくアカデミックですごく読みごたえがありました。それぞれの社会学者が取り組む社会学者としてのアプローチをたどりながら、社会学の位置づけを多角度から理解できたと思う。
最近の学問は理論の探究から、事象の理解にシフトしている。そこに善し悪しはないだろう。だからこそ常にダイアローグを忘れてはいけない。個と全体の、一般と特殊の、理論と計量の。そしていつも問い続けることを忘れてはいけない。私たちの住む社会について、私自身について。
-
Posted by ブクログ
最近、自殺した東大卒の電通社員がTwitterに残していた死ぬまでのツイートが話題になっている。
いい大学に入って、いい会社に入る。そうすれば人生上がり。
そんな時代は終わっている。
すり減らされるのは一般労働者だけではなく、エリートコースでさえも使い捨ての世の中だ。
僕たちに明るい前途は見えない。
この本はブラック企業という言葉が定着する前、2012年初版の本だ。
著者の近しい人は遊ぶように働く仲間がいる一方で、世の中は将来に不安を持ちながら働く人、働かない人、様々だ。
明治時代以前からの日本人の働き方を考察している。
この先の働き方に答えを出しているわけ -
Posted by ブクログ
自身もベンチャー企業社員の一員である古市憲寿氏の「若者の起業」論。起業する若者たちの「現実」があまりにも世の中に伝わっていないという問題意識のもと、起業する若者たちのリアルに迫ることを意図している。
著者が断っているように、サンプルが少ないこともあり、ここに出てくる「起業家」たちを一般化することはできないが、「下流でもなく、ホリエモンでもない」最近の若者起業家の等身大の姿っぽいものが描かれているとは思った。本書に出てくる起業家は、みな「つながり」を大切にしているというのが印象に残った。また、彼らを下支えしているトランポリンとしての「資本(経済資本、社会関係資本、文化資本)」の存在についての言及 -
Posted by ブクログ
前半の企業の話は別の本でも書かれていたのか、あれこの本読んでいたっけなと繰り返し思う。後半も 就職、就業についてはデータを交えながら説明で興味深く頭の良い後輩と話しているようで楽しく本を読む。本著者の本を読みたいと思う所はここだろうな!他の社会学の本などを読んでもいまいちピンと来ないが、古市氏は我々と目線が近いので読みやすいのだろう。
【学】
人気会社のランキングより、3年離職率の方がはるかに有用
2000年ネットバブルその後、1円企業、第三次ベンチャーブーム。今までは、大企業に就職し社長や役員になるのが成功イメージだったが、いまやベンチャー会社を立ち上げるとの方が成功イメージではないか。 -
Posted by ブクログ
日本と同じく資源小国でありながら、高度な福祉や教育で知られ、またムーミンやマリメッコといった、アートやデザイン分野でも優れたブランドをもつフィンランドが現在抱える課題に関する現地調査やフィンランド人研究者による考察をまとめた一冊。
帝政ロシアやスウェーデンによる相次ぐ支配からの独立により国としてのアイデンティティを高め、一時は「北欧の日本」といわれるほどの急速な産業化を果たしながらその代表格であるノキアが衰退。教育についても国際的な高評価とは裏腹に国内では格差が問題視され、若者の引きこもりや自殺が社会問題化する。それでも今度は「起業家大国」として、グローバル社会の中で生き残る術をしたたかに探 -
-
Posted by ブクログ
乙武さんと対談形式での議論。
対談相手はお馴染みのメンバーともいえ、この本以外でも著作があったり、よく他の対談本でも登場したりする人物ばかり。
なのでその人の主張自体は他の本にも出てきて特に新鮮味はない、その意味では出てくる人本人が書いた本の方が詳しい。
ただ、この本の持つ新鮮味は内容よりも「乙武さん」が相手であることに尽きるようにも思う。
非常に稀有な経歴を持つ乙武さんゆえ、対談の中でも視点が新しいというか、広さを感じるので、その部分に対して面白さがあったと思う。
最後都知事、政治家への転身を勧められていたが、どうなんでしょうね。見てみたい気もするが、一議員としてではなく首長としてがい