古市憲寿のレビュー一覧

  • 絶望の国の幸福な若者たち

    Posted by ブクログ

    2019.4/27

    未来が下がるからという予想をしているからいつも今が頂点になるっていうのが、すごく面白い人間の心理
    どうにか自分が助かるための内的システムを抱えながら誰もが生きている その無意識の反応みたいなものにとても面白みを感じる

    0
    2019年04月27日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

    Posted by ブクログ

     最近の若者は「ムラムラ化」しているとのこと。狭いコミュニティで仲間たちとなんとなく楽しくつるんでいることを幸福と感じている。これを「村々化」という。 しかし、そうした日常に閉塞感も感じていて、なにか社会貢献とか世界を変える良いことをしたいとも感じて「ムラムラ」している。そんな状況なので例えば災害とかでボランティアが必要な状況がくると、率先して参加する。日本が戦争する国になると危機感をもって、デモに参加したりする。(その逆の立ち位置のデモ、例えば在特会とかの場合もある)要するにマンネリ化した日常を変化させる非日常が出現すると、それに喜んで飛び込んでしまうというこだ。

     言われてみればそうかも

    0
    2019年04月18日
  • 古市くん、社会学を学び直しなさい!!

    Posted by ブクログ

    「社会学とは何か?」を10名ほどの社会学者の対談相手に質問していく。素人には小難しい内容。確かに社会学を説明しろと言われると難しい。「○○社会学」となるとなんでもありになってしまう。メディアマーカーへの登録のタグもとりあえずジャンル分けに困ると「社会学」か「雑学」にしている。雑学といっしょにしてしまうのは失礼だけれども。

    0
    2019年01月20日
  • だから日本はズレている

    Posted by ブクログ

    最近何かと話題の古市氏の本。後半からSF小説の様相を呈してきますが、もはやSF小説とも言い切れないような混沌とした社会になりつつある今日この頃。

    0
    2019年01月10日
  • 保育園義務教育化

    Posted by ブクログ

    (いい意味で)偏屈だなと思っていた社会学者による、少子化問題・保育園待機児童問題についての論。
    テレビで見る古市さんと比べると、当たり前の正論ばかりで、全く偏屈じゃなかったし、最終章の結論まとめは、どこか温かくて、現代社会を過剰に絶望視したい性格と年頃の私でも『未来に希望を持ってもいいのかな』という気になったり。
    わたし自身、子ども関係の仕事に携わっており、かつ、結婚四年目でまだ子どもを持つ気もなく(きっと今後も産む気になれない)、なんかこのトピックにまとわりつかれながらの20代を過ごしてきたなと。自分が産むor産まないはさておき、この世に産まれてきた子どもには、せめて幸せであってほしいし(す

    0
    2018年12月21日
  • だから日本はズレている

    Posted by ブクログ

    先日、講演会を聞きに行って、ひたすら本の一文を多用しているのが笑えてしまったので手にとってみました(笑)あくまでも若者目線を崩さないんですが、どこかおじさんくさい雰囲気がちらほらと。最終章の2040年はこうなるみたいな未来予想がかなり偏っていますが面白かったぁー

    0
    2018年10月15日
  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

    Posted by ブクログ

    言いたいことはわかるが、やや散漫な印象。この表現や書きぶりだとターゲット読者のひとり「お父さん」は分からないだろう。

    0
    2018年10月13日
  • だから日本はズレている

    Posted by ブクログ

    「減速して生きる~ダウンシフターズ」消費社会から距離を置きながら自分たちの価値観を大切にする人たち.という言葉を知れただけでもまあ良し.

    0
    2018年10月09日
  • 遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

    Posted by ブクログ

    「マーケティングの嘘」ではコストコが流行った理由を「3世代消費」としていたが、本書は「遠足型消費」にあるとする。こちらの主張の方が、一般論としては受け入れられている気がする。
    「『遠足型消費』とは、小学校の遠足のように、日常の延長として消費やレジャーを体験型で楽しむスタイル。行く前の日はちょっと楽しみで、日常と少しだけ離れたキラキラした空間で、キラキラしたものを買い、キラキラした時間を過ごすこと。
     基本的に日帰りの日常の中で楽しむ、ささやかなオアシス。ハワイのオアフ島ではなく、車で行けるスーパー温泉やショッピングモール。高級レストランのフレンチではなくて、ちょっと素敵なキッチン道具を使っての

    0
    2021年08月08日
  • 大田舎・東京 都バスから見つけた日本

    Posted by ブクログ

    30歳前後の頃、2年間、通勤で都バスを利用したことがあります。それ以外はほとんど利用しないです。たまに乗ると面食らってます(^-^) 古市憲寿 著「大田舎・東京」2017.6発行。乗り慣れてくると安くて便利で楽しそうですが、この年齢からスタートするとなると、かなりテンションを上げなくては敷居が高そうです(^-^) でも、一日乗車券が500円だそうですから、1ヶ月、都バス利用楽しむ期間を設定してチャレンジするのもいいのかもしれません(^-^)路線図を入手し王子あたりからやってみますかw!

    0
    2018年09月17日
  • だから日本はズレている

    Posted by ブクログ

     脱原発のデモの光景が脳裏に浮かんだ。
    国会議事堂に向かって何かを騒ぎ立てる群衆。ニュースで見た光景。
    そこに安倍首相が敢然と矢面に立ち持論を展開しようとしているイメージを描いた。 なにかバゲット車のようなもので見渡せる高いところに立ち、街頭演説のようなマイクを握りながら、脱原発論に対する自身の意見を訴えているところだ。すると物が投げつけられる、もしかしたら銃撃されて死んでしまうかも知れない。そんな邪念が介在し、映画に出てきそうな防弾ガラスケースに包まれた首相に変わった。このままだと妄想が別の方向へ進みそうだったから、3Dホログラムを使って首相自身は官邸から群衆に対して主張をする状況に落ちつけ

    0
    2018年06月19日
  • だから日本はズレている

    Posted by ブクログ

    若い世代の視点から、日本の抱える「おかしな点」を指摘。最終章に今のままだと2040年の日本がどうなるかのフィクションが書かれるが、実現しそうで怖くなる。「おじさん」の一人として、出来ることから変えていきたいと思うが、思うだけで動かないのも著者が指摘するとおりだ・・。実は政府にできることは、少ないのではないかという指摘が印象に残った。

    0
    2018年01月16日
  • 大田舎・東京 都バスから見つけた日本

    Posted by ブクログ

    東京に住む圧倒的多数の人々の生活は、タワーマンションの中だけでは完結しない。表向きの東京の裏側には1300万人分の生活の東京が広がっている。それらをつなぐのが都営バスなのだ。

    観光客にとって電車はアクセスしやすいけれど、バスは敷居が高い。知ってる人同志のあるあるっぽいけど、知らない人には奥深さを楽しめるのでは。よくも悪くもニッポンな東京。

    0
    2017年11月25日
  • だから日本はズレている

    Posted by ブクログ

    現代におけるリーダー待望論や「クール・ジャパン」、さらにネット・バッシングや日本の雇用形態などといったさまざまなテーマについて考察をおこなっている本です。

    エッセイのようなスタイルで書かれているので、気楽に読むことができるというメリットはありますが、これらのテーマの全体を貫くような、来たるべき社会についてのグランド・デザインが示されているわけではありません。新書形式で刊行されているとはいえ、元来はさまざまな雑誌に掲載された著者のエッセイをまとめた本なので、やむを得ないのかもしれませんが。

    ただし、本書の最後の方に収録されている「闘わなくても「革命」は起こせる」というエッセイでは、著者はシェ

    0
    2017年09月12日
  • 大田舎・東京 都バスから見つけた日本

    Posted by ブクログ

    確かに都バスは面白い。紹介されている何路線かは乗ったことがあるが、少し上から目線で、かつ電車と違い建物や人がゆっくり観察できる。この本はその魅力を紹介しているが、あまりにも一路線の内容が陳腐で総花的に過ぎ、少し興醒めだった。付録的に書かれた大田舎論も昔からある東京田舎説の後追いの域を出ておらず退屈。とはいえ「都バス極私的超小旅行のススメ」を説いていることは全く共感出来るので評価3。
    都バス未経験者は是非ガイドブックとしてご使用あれ。「書を捨てよ、都バスに乗ろう」

    0
    2017年07月25日
  • 社会の抜け道

    Posted by ブクログ

    おなじみの社会学者・古市憲寿と、若手の左寄り哲学者・國分功一郎の共著、対談集。國分もlifeで知って、とても面白いしっかりした人だなという印象を持っていた。哲学者って名乗るのは結構大変だと思う。哲学の仕事って真理の探究でしょ。思想とは違う、っていうのはイメージで線引きはわからないけど、でも逆にそう名乗っているのが新鮮。

    本の内容としては、現状、日本の社会制度や流行りなんかをバシバシと批判する感じ。古市はノルウェーに、國分はフランスに、共に学生時代留学していた経験があるので、そこと日本との違いをいいところ悪いところを上げながらやり合うのは、結構面白かった。相変わらず古市は自由で現代の権化。でも

    0
    2017年06月21日
  • 古市くん、社会学を学び直しなさい!!

    Posted by ブクログ

    テレビでよく見かける若手の社会学者、古市憲寿の社会学入門。社会学とは何か、という質問を、日本を代表する12人の社会学者に尋ねて回る対談の書籍化です。非常に読みやすく、かつ程よくアカデミックですごく読みごたえがありました。それぞれの社会学者が取り組む社会学者としてのアプローチをたどりながら、社会学の位置づけを多角度から理解できたと思う。

    最近の学問は理論の探究から、事象の理解にシフトしている。そこに善し悪しはないだろう。だからこそ常にダイアローグを忘れてはいけない。個と全体の、一般と特殊の、理論と計量の。そしていつも問い続けることを忘れてはいけない。私たちの住む社会について、私自身について。

    0
    2017年03月09日
  • 絶望の国の幸福な若者たち

    Posted by ブクログ

    古市さんが大好き!w
    ワイドナショーではあんなにふざけているのに、一方ではこんなに文献調査や街頭調査を重ねていて本当に尊敬する。身近な楽しみに幸せを見出せる若者の姿はとても納得出来る。答えのない問題を扱っているので難しいが、もっとはっきりとした結論が欲しかったような気もする。

    0
    2017年01月13日
  • だから日本はズレている

    Posted by ブクログ

    勉強をする本ではなく、
    社会への視点をへ〜なんて言いながら楽しく読める本という印象。

    「おじさん」がつくってきた既定の枠組み、それをぶち壊す「おじさん」が思い描くファンタジー。

    ニュースを斜め見する感覚。
    サクサク楽しく読めました。

    0
    2017年01月03日
  • 古市くん、社会学を学び直しなさい!!

    Posted by ブクログ

     若手社会学者の肩書を持つ、古市憲寿が12人の社会学者と対談する。最初に聞く質問が、
    「社会学ってなんですか?」
     というもの。

     各人それぞれの社会学の定義を持っているが、その中で橋爪大三郎の定義が一番すんなり受け止められた。
     いわく、社会科学の成立と同時に社会学は誕生した。
     政府とは何か、法律とは何かを考え始めたら政治学ができた。
     市場がだんだん一般的になるにつれて経済学ができた。
     政治学も、経済学も扱わない「社会」というものについて、社会を丸ごと考察する社会学が誕生した。
     
     つまり、特定分野の社会科学が誕生していった結果の残り物が社会学である。
     そして、特定分野のタコツボ

    0
    2016年11月25日