古市憲寿のレビュー一覧
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確かなようで不確かなもの。
死んでいるようで生きているもの。
愛されていないようで愛されているもの。
存在するようで存在しないもの。
この小説の最大の特待は、主人公が徹底して「傍観者である」ということだろう。
主人公の香織は、17年前のある事故をきっかけにして、文字通り「奈落」におちてしまう。
そして、自分からは何も働きかけられず、自分の意思も表現できず、完全なる「傍観者」となってしまう。
その状態で、あの戦争や、あの災害も経験していく。
その間、彼女がずっと抱いていたのは、もはやゲシュタルト崩壊した怒りと絶望ばかりである。
この「漫然とした怒りと絶望感を抱きながらも自らは何もせず、ただ傍 -
Posted by ブクログ
古市さんは嫌いではない。むしろどちらかと言えば好きかもしれない。古市さんを見ているとなぜかピエロを思い出す。意識的にか無意識的にか、いつもピエロ的な立ち位置にいるような気がしてならない。
さて、ビルの窓拭きが偶然窓のあちら側の老婆と出会って人生観を変えていくようなお話なのだが、途中いかにも芥川賞っぽいエピソードはあるものの、最後は意外にもけっこう爽やかに着地してしまった。うーん、なんかちょっと物足りない。僕の好みとしては、あのまま老婆の世界へ行ってしまってほしかった。少なくても、もうちょっとのめり込んでほしかった。現代風な感覚もあり、つまらなくはなかったが、取り立てて共感するところもなかった。 -
購入済み
科学的な実験内容や、専門家の意見などから、現代の日本の育児の現状について書かれており、参考になった。
日本が一人っ子政策としては完璧だと言われないような、社会になってほしい。 -
Posted by ブクログ
最近の若者は「ムラムラ化」しているとのこと。狭いコミュニティで仲間たちとなんとなく楽しくつるんでいることを幸福と感じている。これを「村々化」という。 しかし、そうした日常に閉塞感も感じていて、なにか社会貢献とか世界を変える良いことをしたいとも感じて「ムラムラ」している。そんな状況なので例えば災害とかでボランティアが必要な状況がくると、率先して参加する。日本が戦争する国になると危機感をもって、デモに参加したりする。(その逆の立ち位置のデモ、例えば在特会とかの場合もある)要するにマンネリ化した日常を変化させる非日常が出現すると、それに喜んで飛び込んでしまうというこだ。
言われてみればそうかも