古市憲寿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「スケッチ」という言葉は非常に便利だなと思いました。
働きかたのスケッチ集&これまでの労働観の再検証がメインの本。
古市さんの世渡り上手さがあってこその内容でした。
「当たり前だと思われていたことが、実は歴史や文献を読み解くと当たり前じゃないんだよ 」という、社会学系の一般書によくある手法がとられている章もありますが、確かにそういう目で見ると「働きかた」論も面白いです。
学術論文からイロモノ本まで膨大な資料を参照されているけれど、それを面白おかしく編集する古市さんの力は、批判はあれどやっぱり凄いです。
いつものごとく、結論ナシ。上手に煙に巻かれてしまいました。
イラッとさせてくれる脚注も健在です。
イライラさせられつつも、これからも読んじゃうんだろうなぁ。 -
Posted by ブクログ
この本を読んで思ったのは著者の古市さんの周りには華やかに活躍されている方が多いんだなと。
この本では起業論とか働き方とかを書いているんだがその具体例が古市さんの周りの人ばかりでスゴイ人が多いもんだから、「へー」みたいな感じだけになったりもした。やっぱり慶應とか名門校は強いなと、地方の大学に通う俺は思うわけです。
この本を読むにあたって自分のこれからの生き方や働き方を考えて読む必要があると思う。斜陽産業を目指している俺にとってはちょっと厳しい言葉が書かれているようにも感じたかな。
特に就職や働き方について意識しはじめる大学3年生は読んでおいてもいいかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ社会学者の古市憲寿と日・中・英の3か国語でコラムを執筆している加藤嘉一の対談本であり、加藤が日本の現状について質問し、古市が答える形が主となっています。
1章では語学について、必要性から習得するものであり、実際に使用することで身につくと、ごくごく一般的な内容。2章では情報収集について、加藤は1冊の本を時間をかけて読み、古市は必要な情報だけを読み無駄に時間をかけない。新聞については、加藤は何紙も読むのに対し、古市の認識ではゴミ。3章では執筆について、加藤は集中して一気に書ききり推敲をしないのに対し、古市は他のことをしながら同時並行で進め、集中せずマイペースで行う。4章では自己管理について、加藤は計画的に集中・無心状態をメリハリをつけて行っている。また予定は手書きで行うアナログ派。古市はその時に会う人に合わせて行動し決まった作法はない。予定はグーグルで管理するデジタル派。5章では人間関係について、両社とも人間関係は利害が必要だと考えており、勘定からの友人はいないとのスタンスをとる。また加藤は30~60代からは知的な刺激ないので用はないとしている。6章では日本と中国について(本来ならこの部分をより掘り下げるべきだが)、加藤は日本の存在感が乏しく首相が何度も交代し、首相には権威がないと感じている。古市は冷戦時代が終わり今はもう政治の時代が終わっているので問題ないとする。7章では若者論について、中国で若者論が存在しないのは大きな格差があるからで、日本では格差が小さく年功序列もあって世代による格差でないと階層を分けることができなからだとしている。8章では各人の今後について、加藤は日本人を正しく理解してもらうために活動しており常に社会を考えながら発信し続ける言論人、古市は自己の問題として考えられる範囲で愛着もっているから発信を続けており周りに流されず読者を一緒になれる存在を目指す、という。
対談なので読みやすいです。ただ内容に目新しさはなく、互いの経験を話し合っており、加藤・古市のどちらかに興味がある人には面白いと思います。対人での振る舞い方は参考になるかもしれません。