トゥーッカ・トイボネンの作品一覧 「トゥーッカ・トイボネン」の「国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由」ほか、ユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 3.6 社会・政治 / 国際 1巻1,222円 (税込) フィンランドと日本、それぞれの国を代表する若手社会学者2人が、 “折れない国家”フィンランドの秘密を探る社会文化論。 フィンランドと聞いて思い浮かべるもの。ムーミン、サンタクロース、マリメッコ、ノキア、森と湖‥、高い教育水準と高福祉を挙げる人もいるかもしれない。そういった、あまりにも素晴らしすぎる、理想の国フィンランドのイメージに常々疑問を持っていた古市憲寿が、フィンランドの同じく社会学者であるトゥーッカ・トイボネンに出会ったことから、このプロジェクトは始まった。 まず、トゥーッカ・トイボネンがやったことは、フィンランドの社会に内包するジレンマを取り上げデータに基づき考察する論文を、フィンランド国内の著名な研究者たち十数名に依頼したことだ。それを日本語に翻訳し、古市憲寿と分析した結果、そこに、フィンランドが「何度も挫折を経験した国」であり、同時に「何度も復活を果たした国」である理由を見い出す。 さらに2人は、2014年に実際にフィンランドを訪ね、フィールドワーク(現地取材)を敢行する。起業家、若者、子供、先生、デモ隊の人‥、数多くの場所を訪ね、人に会った様子を、読者は追体験しながら、上記の論文とフィードバックできる4つの章(「総論」「教育」「若者」「イノベーション」)で本書は構成されている。 最終章の「これからもフィンランドは復活し続けるか」まで待たずして、持たざる国である日本がフィンランドから学べるヒントが満載の社会文化論である。 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> トゥーッカ・トイボネンの詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 社会・政治 / 国際 3.6 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 自殺者数が調査できるということは、自由な民主主義国家だからこそ。フィンランドの教育の成果は、平均値が高く、底上げの意味が強く、高得点者の割合は日本を含む他国の方が高い。男女平等により、力仕事や学生時代に真面目に学習する男女の違いが顕著になり、若い男性による保守と若い女性によるリベラルという傾向が見られる。 0 2021年01月24日 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 社会・政治 / 国際 3.6 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ ファンタジーなだけではない フィンランドを知るにはよい一冊 (2015年発行なので現状は また変わっているかもしれないが) 当たり前だけど光があれば影もあるんだなと思う。 しかしスウェーデンに統治され、 ロシアに統治され、晴れて独立国となって まだたったの100年 急激な近代化(農業社会から情報化社会へ)も たかだか60年そこらの出来事なんだよなあ。 福祉の詳細については描かれていなかったが、 昔から教育を主軸にしてきたことはわかるし とても羨ましく思った。 「余裕」と創造性の関係、あるよなあ。 0 2019年11月24日 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 社会・政治 / 国際 3.6 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ "フィンランドはもう福祉国家じゃないよ" 文中に出てきたフィンランド人の言葉。そもそも「北欧」と強引に一括りにされたもののイメージをすべての国にほぼ同一に当てはめて考えていたけれど、もちそんそれぞれの国に別の歴史文化価値観があって。フィンランドという国であっても、外から見えるものと、数値と、Aさんのいうことと、Bさんの言うこと、それぞれ全く違っていて。隣の芝生は青く、数値と実態は必ずしも一致しないことを念頭において色んな世界を見て考えないといけないなと思わせてくれる本だった。 0 2019年05月08日 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 社会・政治 / 国際 3.6 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ スウェーデン、ロシアに統治された時代、敗戦からも這い上がったフィンランド。資源がなく、隣に大国の脅威があること、排他的で自助を促す社会など、精神面でも日本と近いところがある。教育や男女平等など(日本人には隣の芝が青く見える部分も)多分に問題点をはらんでいるが、フィンランド人はそれらを解決しようとする。それは歴史から育まれた忍耐と不屈の精神かもしれないが、時代や情勢の変化に合わせることは、国家としてのアイデンティティを否定するものではない。「変わり続ける勇気を持つ限り、国は終わらない。」 0 2016年03月21日 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 社会・政治 / 国際 3.6 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ 感想 福祉は自分事。日本内部を見ていては国内の福祉について議論することは難しい。福祉は平等を目指すか公正を目指すべきか。これからの課題が見える。 0 2022年08月01日