古市憲寿のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
本作は、読みようによっては救いのない物語だ。
人気絶頂だった17才のミュージシャンが、ライブ中の事故で全身不随となり6139日目から話が始まる。
外界に対して何も意思表示できない体になってしまい、意識の有無さえも判断できない状態にある藤本香織。
だが、彼女の意識ははっきりしている。
意識が体の中に閉じ込められている。
家にいることに耐えきれずに、家を飛び出してミュージシャンになった彼女だった。
しかし、事故後には姉、母が彼女の財産を引き継ぎ、更には嘘を塗り固めた美談を騙るようになった。
動かなくなった体を父が弄る。
かつて共に語り合った男友達は、自分が音楽性を蔑んだ女 -
Posted by ブクログ
ネタバレ奈落には底がないのではないか。
そう思った。
痛い。ただひたすらに、痛かった。
底辺だと思った現実にはまだ底があって、何度も何度も叩き落とされる。活路かもしれないと思った先が更なる苦悶の始まりで、読んでいて途中で苦しくなるほどだった。
誰ひとり自分の気持ちを理解してくれない。
一筋の光すら閉ざされる。
しかも、自分のしたことが正義だと疑わない人の、何と多いことか。
さらに言えば、私だって明日どうなるかわからないのだ。
ステージからではなくとも、明日交通事故に遭って全身不随になる可能性がないわけじゃない。
もしくは自分の近しい人が、そうなる可能性だってある。
その時、周囲はどうするのか? -
Posted by ブクログ
お母さんになった途端、誰からも文句を
言われないストライクゾーンが極度に狭まって
しまう。
→わかる!お母さんなのに…と
悪い意味で使われる。
でも、個人的にはお母さんになってから、
「私はお母さんだから、こういう行動をしなくちゃ」
と逆にがんばれたり、他人に優しくなれたように
思う。
個人的には
“5章 草食男子が日本を滅ぼすというデマ”
が面白かったです。
あと子どもを幼少期、
ヨーロッパで育てていた時期があったけれど
その国から日本に帰ってきたときに
子連れ母に対して、若者や中年の方の
対応にがっかりすることが多かったし、
公共の乗り物などもほんとに優しくなかった。
ホームから改札へ