古市憲寿のレビュー一覧
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ネタバレ奈落には底がないのではないか。
そう思った。
痛い。ただひたすらに、痛かった。
底辺だと思った現実にはまだ底があって、何度も何度も叩き落とされる。活路かもしれないと思った先が更なる苦悶の始まりで、読んでいて途中で苦しくなるほどだった。
誰ひとり自分の気持ちを理解してくれない。
一筋の光すら閉ざされる。
しかも、自分のしたことが正義だと疑わない人の、何と多いことか。
さらに言えば、私だって明日どうなるかわからないのだ。
ステージからではなくとも、明日交通事故に遭って全身不随になる可能性がないわけじゃない。
もしくは自分の近しい人が、そうなる可能性だってある。
その時、周囲はどうするのか? -
Posted by ブクログ
お母さんになった途端、誰からも文句を
言われないストライクゾーンが極度に狭まって
しまう。
→わかる!お母さんなのに…と
悪い意味で使われる。
でも、個人的にはお母さんになってから、
「私はお母さんだから、こういう行動をしなくちゃ」
と逆にがんばれたり、他人に優しくなれたように
思う。
個人的には
“5章 草食男子が日本を滅ぼすというデマ”
が面白かったです。
あと子どもを幼少期、
ヨーロッパで育てていた時期があったけれど
その国から日本に帰ってきたときに
子連れ母に対して、若者や中年の方の
対応にがっかりすることが多かったし、
公共の乗り物などもほんとに優しくなかった。
ホームから改札へ -
Posted by ブクログ
ネタバレ古市憲寿さんを初めて見たのは日曜朝にやっているワイドナショーだと思う。遠慮のない発言をするくせ者コメンテーターという印象があった。
迎合しない切れ者をどう捉えるかは難しい。
最近、ホリエモンの著書が売れ筋であるが、どうも同じ臭いを感じてしまう。
それは、何か。この人は上から目線で人を小馬鹿にしているのではないかと思わせるものだ。
皆がAだと言っているものを、平然とBだ。と言える神経は、多く人の気持ちを軽んじているように感じるし、どうせ皆頭が悪いのだから相手にしないと舐めているように感じられる。
実際は、自分に劣等感があって、有能な人に対する嫉妬心がそう思わせているのだと思う。それと同時に、 -
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よくテレビで見る辛口のストレートにずばっと言う人だと思ってたが、これを読んで改めてすごい方なんだと感じた。
結婚もしてないし子供もいないけど、ここまで語れるのがすごい。
特に一章二章には共感しました。
世の中の親は教育費がかかるのは、高校大学だとおもってそれまでに一生懸命貯めることに専念して、学資保険とか入ってるけど、人生の成功は6歳までかかってる。脳みそが出来上がるまでの乳幼児時期という大事な時期に、もっと教育費を使うべきというのに納得。意欲忍耐という非認知能力は大切だと思う。
三歳児神話を信じている団塊世代、
国を動かす、政治家さんや働く男性にも読んでもらいたい -
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週刊新潮連載~乙武の不倫騒ぎ・東京五輪のスタッフは忍者とワンタッチ着物の衣装で・「村人」でも「旅人」でもなく「観光客」という生き方・トライ&エラーで巧くなる・呪いは気にしたときに始まる・観光名所は写真に敵わない・夏休みの宿題を後回しにしていた人ほど大人になってからの肥満率が高い・すべてがゆっくりだから昔の日本ぐらいに速めても良い・結婚や離婚の自由度が上がるのは良いこと・外国人の少なさや規制の多さで東京は排他的な田舎そのもの・中国ではキャッシュレス・身の丈に合う広さ高さ・年長世代の破壊力は侮りがたい・応援上映・防衛省は稲田下ろしに忙しく・週刊誌は噂を広めることに存在意義・韓国の反日ニュースに敏感
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古市さんのエッセイ!
テレビでは歯に衣着せぬ物言いで炎上しがちな彼ですが、エッセイはほどよく気が抜けててチャーミングでなんだか憎めない。夜中にチョコレート食べすぎてたり、とぼけながらちょくちょく誰かをいじってたりして面白い。笑
村上春樹のエッセイ読んでるときの感じに近いかも。
価値観は独特で少数派だと思うけど、私も世間の大多数より圧倒的に古市さん寄りなので、得られる共感も大きかった。
「仮に結婚するとしても、パートナーと玄関は分けたい。家に帰った時に誰かが自分を待っている姿を想像すると、ぞっとしてしまう。」←頷きすぎて前転した。
あとは、生まれ変わりを信じれば楽に生きられるということ。焦ったり