大島真寿美のレビュー一覧
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ネタバレ相変わらずザ・マイペースな市子、いきなり行方知れずになって、信州にすみだした旦那と膠着状態のまま、新たなキャリアに踏み出した子持ちの奈津、最愛の男、旭と別れたキャリアウーマンのまり。虹色天気雨から、3年後、四十路に踏み出した3人の友情と恋愛物語。
四十路になって新しい道に踏み出す奈津とまり。変わらず皆のシェルターみたいな市子。変わる部分と変わらない部分。幸せと不幸せ。人生なんてどっちかじゃなくて、相反するどっちもまざった、苦い砂糖みたいなもの。すごく普通で不変で、わかってるのに忘れがちなことを、無理なく自然に楽しんで、味わっている姿を見ていると、なんだか気楽で、肩の力が抜けていいなー。 -
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虹色天気雨につづき、早速読みました。
前作から3年後の物語。みんな少し変わっていたり、でも相変わらずなところももちろんあって、面白かったです。
作中で市子が旭に話す土方さんの写真への評価は、そのまま私がこの本(と、虹色天気雨)に感じた印象にすごく近いなと思いました。現実感はあるのにどこか夢の中のような雰囲気。幸せばかりではないけど、なんとなく幸福感が漂っている感じ。
なかなか今作の登場人物達のように、40歳を過ぎてもここまで自由にできることって少ないのかもしれないけど、それでもこういう友情とか恋愛、生き方っていいなぁと思いました。彼らはみんな「歳を取る」というより「歳を重ねる」っていう表現の方がしっくりくる感じ。私もそんな風に歳を重ねて、人生に深みをだしていきたいな。 -
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初大島真寿美作品。結構好きかも。
ここがこう!って心に残るような話ではないんだけど、すごく心地よく楽しく読めた1冊でした。他の作品も読んでみたい。
大人の女子の友情や恋愛を描いた話。登場人物がみんな普通…いや、普通ではないか。みんな結構キャラ濃いし。でも「女の浮気は本能だ!」みたいな考えの持ち主とか、なんか浮世離れしたぶっとんでる人がいなくて、みんな常識的でまっとうな大人だから気持ち良く読めました。常識的なんて言っても私目線だけど。なので私には合っていたようです。
いろんな経験をして大人になったから強くもあり、脆くもある。
でもそれはみんな一緒だから、頑張れるのかな。
日常の些細な出来事や言葉に励まされて生きてるのかもしれない。 -
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この著者の本を読むのは初めて。なんかもっとエキセントリックな、不思議ちゃん的なものを勝手に想像して敬遠していたのだけれど、そんなことはまったくなくて、すごくよかった。好きな作家かも。(文章は妙に一文が長くて癖があると思うけれども)。基本的に登場人物がみんな常識的な大人であることがとても気に入った。好きな生き方をしているけれども、ちゃんとしている。別にそんなつもりはなくても、思いやりのある、いい人たち。こういう人になりたいとすら思ったり。それぞれの日々のできごとや思いが丁寧にすくわれている感じがよくて。新年に、「年が改まったからといって何がめでたいわけでもないってことは誰しもが思い、だけど、それでも、おめでとうと言葉を交わし合うのは、励まし合うのにちょっと似ているのかもしれない」っていうのが、すごくよかったな。ちょっと新年のおめでとうが好きになる。友人の旦那の失踪という事件が、のんびり淡々としてはいるけれどもちょっとミステリっぽくて読ませるし。(辻房江の秘密?についてはわたしは全然気づかなかくて、主人公と一緒に「なるほどなるほど」と思った。旦那の失踪の原因もあと味が悪いものじゃなくてよかった。)
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ネタバレ評価の難しい作品であった。
個人的には物語後半の話のたたみ方というか終わり方は好みであり、伝聞調でありながらも当時の人々になりきって読むことができたし、一昔前の話でありながら、その光景を想像できるものであった。
読物として面白いか否かでいうと、やはり難しい。読み終わったあとで言えば、読み応えはあったのかなと思えるので、面白いといっても良いとは思うのだが、人物一人一人の心情に、地方で生まれ上京した身としては共感はできつつも、深く登場人物に思いを重ねることはできない。ましてや静助は晩年までどこか彼の本心が分からず煮え切らない感じがして、読み進めるのがやや億劫になる瞬間もあったような気がした。なので、両手放しで面白かったと言い切るのが少し難しい作品であった。
本書の冒頭にある静助に関する紹介を読むかぎり、人たらしで、どこか憎めない愛しさのある人物なのだろうと推測していた。しかし実際には、会話の中で相手の意図を察するのが鈍かったり、注意力が抜けていたり、財産に無頓着だったりする人物として描かれており、彼に対する興味や関心、愛着をあまり持つことができなかった。
一方で、兄を失った後に花火を上げたいと願う気持ちには、共感できる部分もあった。どちらかといえば了吉に賛同したいところではあるが、家の財産を注ぎ込みすぎて破産しかけたあとも変わらぬ態度を見ていると、そこには彼なりの一貫性や、価値観が垣間見えるように思えた。
一読者でありながら、後半では、その一族の子孫たちの発言にあるのと同じように、静助の死後や彼をめぐる話について、「静助だから仕方のないことなのだ」と思えるようになった。そうした親近感を抱かせてくれる、どこか憎めない存在であると、最後の最後に思わせてくれた。
登場人物を通して見る静助の印象に対して、彼の死後に出てくる話の中の静助はかなり美化されているようにも思えたが、それも含めて、静助という人間の裏表のなさが人の恨みをかわず、改めて思いふけたときに「良い人だった」と思えるに至ったのかなと思った。 -
ネタバレ 購入済み
う〜ん
よく分からん。
色んな人の色んな感性が有って。ドイツ料理、アイスバイン、みたいなのは、理解出来ない。何で、一番好きな人とは結婚せずに、SEX出来ない男と結婚して、姑の介護してんの?一番好きな人とは、不倫関係で居て…………。 -
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ネタバレ650ページくらいあっておおう、となって二週間で読めるのか、結構読んだと思ってもまだまだだったりして上下巻に分かれてるやつってそれなりの意味があるんだなーと思った
なんかまだめっちゃ面白いとは言えない…朝ドラみたい
毎日見てるうちにそれがあるのが当たり前になってじわじわ面白くなる感じ、面白くなるならね…
描きわけは上手だと思うけど
長いな〜まだ半分だ
ちょこちょこ山があるわけでもないんだよなあ…ずっと日常…
でも読みやすいからするする読める
それが狙いなんだろうけどな
いつのまにか話が進んでる
これさあ"兵どもが夢のあと"ってやっぱ天河のことかなあ…
あまり高低差がなかった、高がなかったなあ
こうゆうお仕事があったんだってことは興味深く読めたけど
それだけで十分なのかなあ… -
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ネタバレシリーズ4作目。
明日町こんぺいとう商店街、という架空の町を共通の舞台にしたアンソロジー小説の4作目。
うーん、1番最後の山本幸久さん作の「うさぎや」にはシリーズ1〜3の作品も含めて他の作品のキャラクターがたくさん出てくるけども、どうにもキャラクターの解釈違い感があって、だいぶガッカリ。このシリーズの他の作品にも他の作者さんと物語のキャラクターが出てくることはあったけど、こんなガッツリは出てこなかったから余計かも…シリーズ3作目に出てきた銭湯の孫息子の三助くんのキャラクターが特に解釈違いでガッカリしてしまいました それ以外は他のシリーズ同様ほっこりしたりほろりとしたり素敵な作品でした