大島真寿美のレビュー一覧
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虹色天気雨につづき、早速読みました。
前作から3年後の物語。みんな少し変わっていたり、でも相変わらずなところももちろんあって、面白かったです。
作中で市子が旭に話す土方さんの写真への評価は、そのまま私がこの本(と、虹色天気雨)に感じた印象にすごく近いなと思いました。現実感はあるのにどこか夢の中のような雰囲気。幸せばかりではないけど、なんとなく幸福感が漂っている感じ。
なかなか今作の登場人物達のように、40歳を過ぎてもここまで自由にできることって少ないのかもしれないけど、それでもこういう友情とか恋愛、生き方っていいなぁと思いました。彼らはみんな「歳を取る」というより「歳を重ねる」っていう表現 -
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初大島真寿美作品。結構好きかも。
ここがこう!って心に残るような話ではないんだけど、すごく心地よく楽しく読めた1冊でした。他の作品も読んでみたい。
大人の女子の友情や恋愛を描いた話。登場人物がみんな普通…いや、普通ではないか。みんな結構キャラ濃いし。でも「女の浮気は本能だ!」みたいな考えの持ち主とか、なんか浮世離れしたぶっとんでる人がいなくて、みんな常識的でまっとうな大人だから気持ち良く読めました。常識的なんて言っても私目線だけど。なので私には合っていたようです。
いろんな経験をして大人になったから強くもあり、脆くもある。
でもそれはみんな一緒だから、頑張れるのかな。
日常の些細な出来事や -
Posted by ブクログ
この著者の本を読むのは初めて。なんかもっとエキセントリックな、不思議ちゃん的なものを勝手に想像して敬遠していたのだけれど、そんなことはまったくなくて、すごくよかった。好きな作家かも。(文章は妙に一文が長くて癖があると思うけれども)。基本的に登場人物がみんな常識的な大人であることがとても気に入った。好きな生き方をしているけれども、ちゃんとしている。別にそんなつもりはなくても、思いやりのある、いい人たち。こういう人になりたいとすら思ったり。それぞれの日々のできごとや思いが丁寧にすくわれている感じがよくて。新年に、「年が改まったからといって何がめでたいわけでもないってことは誰しもが思い、だけど、それ
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Posted by ブクログ
ネタバレ650ページくらいあっておおう、となって二週間で読めるのか、結構読んだと思ってもまだまだだったりして上下巻に分かれてるやつってそれなりの意味があるんだなーと思った
なんかまだめっちゃ面白いとは言えない…朝ドラみたい
毎日見てるうちにそれがあるのが当たり前になってじわじわ面白くなる感じ、面白くなるならね…
描きわけは上手だと思うけど
長いな〜まだ半分だ
ちょこちょこ山があるわけでもないんだよなあ…ずっと日常…
でも読みやすいからするする読める
それが狙いなんだろうけどな
いつのまにか話が進んでる
これさあ"兵どもが夢のあと"ってやっぱ天河のことかなあ…
あまり高低差がな -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ4作目。
明日町こんぺいとう商店街、という架空の町を共通の舞台にしたアンソロジー小説の4作目。
うーん、1番最後の山本幸久さん作の「うさぎや」にはシリーズ1〜3の作品も含めて他の作品のキャラクターがたくさん出てくるけども、どうにもキャラクターの解釈違い感があって、だいぶガッカリ。このシリーズの他の作品にも他の作者さんと物語のキャラクターが出てくることはあったけど、こんなガッツリは出てこなかったから余計かも…シリーズ3作目に出てきた銭湯の孫息子の三助くんのキャラクターが特に解釈違いでガッカリしてしまいました それ以外は他のシリーズ同様ほっこりしたりほろりとしたり素敵な作品でした -
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1969〜73年までの少女漫画雑誌編集部を舞台にした群像劇ですが、登場人物のキャラクターがみな立っていて漫画をほとんど読んでこなかった私のような人間にも最後まで面白く読むことができました。少女たちへ届ける綺羅星のような本を作る現場でさえも男社会だったジェンダー平等黎明期に夢を諦めざるを得なかった女性や諦念を抱えながら働き続ける女性の姿には胸が苦しくなりましたし、女性漫画家たちの裡にある描くことの業と力強さには気圧されるものがありました。一方でこの小説が公正なのは、そんな彼女たちのことがわからないと悩む男性陣のこともしっかりと書いている部分です。多くの人たちの一筋縄ではいかない苦悩や苦労があって
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