大島真寿美のレビュー一覧

  • ほどけるとける

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    戦友の恋を読んだ。そして再びほどけるとける。ボヤッと覚えていた美和だけど、だいぶ違う印象ですね、仏頂面の無口な何を考えているのか分からない10代の女の子って思うてて、でも実に浮ついてなくて理論的に人に流されない性格なんだよね。ちゃんと折れる所は折れるし、憎たらしい言葉遣いの弟とも上手くやるしちゃんと恋人出来るし、将来を見てない様で見てるし、実際に得意分野を職業にしてしまったし。戦友の恋の美和は突拍子のない女の子って感じだったし。でも2つの本がシンクロしてるのが面白いしこうして読み比べると面白い。

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    2026年01月23日
  • ツタよ、ツタ

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    死の間際から始まり死の間際を終える。死の間際の説明もうなるし、ツタを2度読んでる慈しみを想う。とにかく自分自身との禅問答、もう哲学なんじゃないかと思わせる、教員に結婚に作家に全て自分が選択したけども、何度も何度ももしもの妄想が自身を苦しめて、そうか40年も1番の生きる場所の作家を諦めたのか。あの日あの時にツタを捨てて飛び立つ筈が、沖縄を捨てたけど、トートメイだけが気がかりで、最後は作家もトートメイも吹っ切れてなるようにしかならないと諦観する。きよ子さんしか親友いないけどきよ子さんでよかったよ。

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    2026年01月23日
  • かなしみの場所

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    淡淡と続く物語で誘拐犯がクライマックスなのかな、新しい展開になって来るのかなと思いました。それも物語の一つで、元旦那も出ずに回想シーンでした。移ろい行く日々の自分の気持ちを写しながら生きて行く果那は応援したくなる、悪口言わないからかな、大家さんとミナミちゃんのお母さんの思い出話が好きでした。最後は一人暮らし始めたし、ちゃんと地に足着いて生きてるよ。圭おじさんと奥さんのその後が凄く気になったのが未だにあります

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    2026年01月23日
  • 戦友の恋

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    あーあーほどけるとける、だね。どうしても思い出せないのでちょっと腐る。銭湯の美和が出てた主役で、あんな短い場面に美和の話を見てみて、よっぽど印象深いのね。おじいちゃんにパートのおばちゃん出ていたから、おそらく自分はもう一度読むでしょう直ぐかもしれないし一年後かもしれないし。2人の友情が描かれた直ぐに亡くなった、そこから喪に服す物語が始まるんだね。あわあわというか静かな一時だった、平凡な1日にする為の生活を送ると簡単そうで難しいところ、毎日同じ事をコツコツとやれる人間じゃないととてもじゃないが無理だ。

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    2026年01月23日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    うりんけんから始まり、もしかしていかんなのかもしれないが対話して考えを整理して自己表現する、そして成長していく物語なのだろうか。丁々発止のやり取りがほとんどだけど、その時その時に出会うことに恵まれていたから、正三とはしょっちゅう出ていたが亡くなって出来なくなって相当な落ち込みだった。奥さんとも話混んで一生添い遂げる仲になる。娘さんとも作品を書くうちにやり取りが増えてなくてはならない存在になったと、自分の跡を残すとか考えないでも嬉しい筈だ。貧乏長屋の生活も浄瑠璃に全て捧げる行き方だから、全部浄瑠璃って感動

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    2026年01月23日
  • うまれたての星

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    作者と同年代なので、子供の頃に読んでいたマーガレットのことを色々思い出したし、初めて仕事を始めた頃のことや、社会情勢のことも思い出して懐かしかった
    私の心の中にも少女の欠片は沢山残っている

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    2026年01月04日
  • たとえば、葡萄

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    美月 28歳 ほやほやの無職 先の見込みは無い
    そんな彼女は 母の友人達と沢山の話をする
    自分の友人とも話をする

    沢山の話言葉を読んでいると
    自分が美月になったり
    彼女の話し相手になったりする
    何人かで話していると話題が変わっていって
    何故 今 この話?と思う瞬間になる時がある

    ぐだぐたした話も しゃきしゃきした話も
    いつか何かに繋がるのかな
    何にも繋がらなくても良いかもしれない
    それがいつかは想い出になる きっと

    美月は何かを見つけた
    それがどう育っていくか 楽しみだよ~♪♪

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    2025年12月16日
  • うまれたての星

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    突然のことだけど、今出来上がったもの、存在するものは一人一人が紡いできたもので、この場合は、少女漫画はもう50年ほど前のことで。
    それらに、真摯に向き合う彼ら彼女らが凛々しく格好良い。

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    2025年11月01日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    2019年直木賞(上半期)受賞作
    江戸時代の大阪、人形浄瑠璃を描いた人情もの。
    後書き読んでビックリしたけど、主人公の近松半二は実在の人物なんやね。妹背山婦女庭訓も実在するなんて!こんな小話が知れるから文庫本はやっぱいいな♪

    半二を中心に台詞はコテコテの関西弁。
    妻のお佐久は京言葉。単身赴任者としてはちょっとホームシックになるがなっ的なお話。

    役どころのお三輪の語りは斬新な使い方

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    2025年10月29日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    シリーズ第四弾!

    今回はその店がちゃんと背景にあるお話になっていてホッとしました。

    失望して過去を、もちながらも未来を楽しみに生きるようになる話しが多く、読んでいる私もワクワクできました。

    最後の山本幸久さんのお話しでは商店街の登場人物達が総出になってまとめられている。
    下町ならではの温かい雰囲気がとても良かった。
    このメンバーの一員になりたい…などと思うのです。

    とりあえず、シリーズもこれで終了かな?
    と、思うとちょっと寂しいです。

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    2025年07月17日
  • 香港の甘い豆腐

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    最初は独特の文体にかるーく読み流していたが、読み返す度にしみじみと、良い本に出会った!と思える作品。

    彩美が香港に来て、少しず変わってゆく様子が、読んでいて心地よい。
    日本にはない、ざっくばらんな率直さが羨ましい。

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    2025年07月11日
  • いつか、アジアの街角で

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    大島真寿美さんの「チャーチャンテン」
    島本理生さん「停止する春」
    角田光代さん「猫はじっとしていない」
    が好きでした。
    桜庭一樹さん「月下老人」、続きが読みたい〜

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    2025年03月24日
  • 戦友の恋

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    今まで読んだものの背景が過去だったので、現代の話も書くんだというのが読み始めた時の感想。主人公はマンガ原作者。戦友というのは編集者。デビュー当時から一緒に苦労した戦友。友達以上の関係。そして、この話は彼女が死んだところから始まる。短編集の形をとっているが、実際には話が続いている。とりとめのないようでいて、しっかりつながっている日々の生活が語られていて、どこかでほっとさせられる本だった。

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    2024年12月28日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    すごく読みやすいのに、すごく半二の気持ちがダイレクトに伝わってくる、不思議な本。虚が実を取り込む、まさにその渦に自分も巻き込まれたのだと思う。

    人形浄瑠璃の知識はまったくなかったけど、この本を読んで一度見てみたいと思った。ただ、もうその時点で近松半ニの描いていた未来とは今は大きく違うんだろうなと考えると、すごく切ない気持ちになる。時代は変わるもので誰が悪いわけではないけど、言い表せない悲しみが胸に来る。

    浄瑠璃の栄枯盛衰もさることながら、人の生と死も描かれているのが特徴的。そこにあったのに消えてしまった実感が、文章を通してひしひしと伝わるから、とてつもない喪失感にこちらも襲われる。

    作り

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    2024年11月28日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港の風景、日本で感じられる台湾や香港について思いを巡らせながら読んだ。人生の様々な出来事について深く考えるきっかけにもなる。

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    2024年10月24日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    久しぶりの明日町こんぺいとう商店街(^^)♪って…こんな大人っぽい話だったっけ?(・・;)ドキドキ
    ほろ苦、ぽわぽわアンソロジーだった気がしたんだけれど…でも、読み心地は良かった(*´∀`*)

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    2024年10月09日
  • いつか、アジアの街角で

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    久しぶりにアンソロジーを読んだかも。中島さん、大島さんが初めて…かな?どれも日常な感じでスッと馴染んで読みやすくて、その中に何か引っ掛かるものがあって良かった。

    隣に座るという運命について/中島京子
    読み始めからスッと読めて、この本読みきれそうだなと思った。なんか途中ふわふわしてて迷子になりそうになったけど、サッと読み終えて面白かったな、と思えた。

    月下老人/桜庭一樹
    どこかにありそうなハチャメチャストーリー始まって面白かった。

    停止する春/島本理生
    途中までごちゃごちゃしててわけわからんくなりかけてたけど、後半でスッと収束して心に残った。
    P95「生きたいと思うことと、死にたいと思う

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    2024年10月01日
  • いつか、アジアの街角で

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    読み終わった後、胸の中にアジア特有の、熱気を持った風が吹くのを感じた。
    6人の作家が生み出したそれぞれのエピソードが収録されている短編集で、どれも本当に味わい深かった。主に台湾、香港といった地が登場していた。
    直接アジア圏の国に足を運ぶ物語もあれば、日本で想うだけのストーリーもある。
    全て異なったルートで、でもどこかで日本以外のアジアと主人公が繋がっている。短編では物足りない!と物語を読み終える度に思った。
    アジア圏からの旅行から帰って来たばかりというこのタイミングで出会えたからこその魅力もあったと思う。何度でも、旅がしたい。

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    2024年09月27日
  • 結 妹背山婦女庭訓 波模様

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    まさか続編が出るとは思いもせず、しかも続編も面白い。おきみの気持ちが最後まで語られないのが心残りだけど、【硯】でしめるところはとてもしんみりしました。

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    2024年08月16日
  • モモコとうさぎ

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    少し分厚い本でしたが、スラスラ読めるくらいすごく面白かったです!
    モモコという女の子が突然家出を思いつき放浪します。
    もちろん住む場所が必要なので、相手をほとんど選ばず居候しちゃうんですが、やはり人生というものの描写がリアルというか、上手くて、笑笑
    とにかくいろんなあります。笑
    それが読んでいて面白い。

    ⑴居候の相手とどんなことが起きるか、
    ⑵住む場所を見つけ働きもしますが、お仕事ではどんな出会いがあり何を考える?
    ⑶ラストではモモコは一体《お仕事》について
    何に気づく?

    という点にぜひ注目して読んでみてください!

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    2024年06月10日