大島真寿美のレビュー一覧

  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    インスタで知って、表紙の美味しそうなマンゴーかき氷のイラストに惹かれて購入。(マンゴーは長男の好物)
    いままで読んだことのない作家さんが多かったのだけれど、どれも面白かった!
    私は韓国と台湾には旅行で行ったことがあるのだけど、またアジア旅行に行きたいな。ぶらっと、ゆっくり。
    そういう気持ちにさせる作品ばかりでした。
    私は特に「隣に座るという運命について」「猫はじっとしていない」が好きでした。
    「隣に-」はこの本の1作品目で、舞台の街が私の通った大学のあたりだったので驚きました。(もしかしたら主人公の通う大学のモデルかも?)
    初読の作家さんの他の作品も読んでみたいなぁ!

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    2024年09月30日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家作品からなる短編集。アジアというキーワードがどの作品に盛り込まれている。台湾、香港。
    どちらも中国変換を迎え過渡期で日本との関係も変わってきている。個人的に角田さんの「猫はじっとしていない」が好きだった。

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    2024年09月16日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    タイトルに「アジアの街角」とあったので、てっきりアジアのどこかの国が舞台になっているお話なんだと思い込んでいた。でも、実際に海外を舞台に展開する話は1つだけ。ほかは日本が舞台。そして日本でアジアの料理を食べる、もしくはアジアのどこかの国から来た人が登場する短編小説集。

    でも、なんか意外と好きだなと思う話があって、ハッピーな結末ではないのに、「あ、私この話すきだ。もしかしたら、この作家さん(島本理生さん)、私好きかもしれない」と思った。
    それと、初読み作家さんだった大島真寿美さんの小説。私ら日本人って香港が中国に返還されて、そのあと若者たちが抵抗して、自由が奪われていく様子をニュースで見てるけ

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    2024年09月12日
  • いつか、アジアの街角で

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    大島さんのチャーチャンテンがよかった。
    同じ1990年代に台湾に住んで自由になれたことを思い出した。夜市で鶏爪や鴨舌を食べ、夜は卡拉okで
    「月亮代表我的心」を歌ってたなぁ。

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    2024年09月03日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    人形浄瑠璃の世界。
    全く知らない芝居の世界を覗き見る面白さ。
    芝居に夢中で生活もままならないような男たちが、演じたり、作ったり、見に通ったり。
    生き生きとしていて、ワクワクする世界でした。

    終盤、妹背山婦女庭訓の筋書きを描くシーン。歌舞伎芝居の作者である善平がきて、俄に動き始める展開が良い。
    みんなで興奮して言い合いながら、どんどん先に進んでいく感じ。まるでアクションシーンのようなスピード感で、痛快でした。

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    2024年08月30日
  • いつか、アジアの街角で

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    不思議な話がたくさんある中、
    私は分かりやすい話が好きなので、
    この中なら、宮下奈都さんのやつが、好き。

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    2024年08月18日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港関連のひとコマ集だった。宮下奈都の作品が入っているので読んだ。さっと読めたからそれなりに面白かったのかな

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    2024年08月11日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    私の好きな作家、島本理生さん、宮下奈津さん、角田光代さんが入っていたので購入。

    本のタイトルが「アジアの街角で」とあったので、東南アジアを旅するテーマなのかなと思ったら全然違った。
    作品に出てくるのは台湾と香港のみ。しかも、実際に街角を旅するのは1作品だけで、あとは日本の日常風景の中で話が進んでいく。

    全作品を読んで頭に浮かんだのは、「台湾加油」「香港加油」という言葉。(「香港加油」は実際に作品の中に出てくる)
    政治情勢が不安定な二つの街を小説という切り口で応援したかったのではないかと思った。
    島本理生さん、大島真澄さん、宮下奈津さんの話が味わい深くて面白かった。

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    2024年07月07日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    江戸時代の大坂・道頓堀、浄瑠璃作家近松半二の物語

    テンポの良い大阪弁で語られ、生き生きとした登場人物たちに江戸時代ということを忘れてしまいそうで、文楽を題材にした架空の人物のストーリーかと思っていたら、近松半二は実在の浄瑠璃作家だったと知り、驚きました。
    物語を作り出す苦労。
    書いても舞台をヒットさせなければいけないプレッシャー。
    読んでいるこちらの方までそのプレッシャーに苦しくなってしまうほどでした。

    人形浄瑠璃といえば、今は文楽として知られていて、私も子供の頃大阪の国立文楽劇場に観に行ったことがありました。
    薄暗さとリアルな人形と言葉が難しいイメージしかなくて‥。
    でも、こうして今も続

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    2024年03月13日
  • 香港の甘い豆腐

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    街の雰囲気の描写に魅了させられた。「自分がどこにいるか、本当の意味で分からない」というのには共感出来たし、期限付きだからこそ、見えるものがあると思った。

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    2024年02月18日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    近松半二が実在する人物だと思わずに読んでいました。それほど会話が自然で他の登場人物との関係も面白かった。章ごとに父、幼なじみ、師匠、妻とどんどん関わっていく人が変わり、飽きません。
    本題の浄瑠璃との関係も純粋で良い。今まで全く知らなかった文楽について触れることができて良かったです。

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    2023年08月03日
  • 香港の甘い豆腐

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    17歳の主人公。
    生きづらさを感じ学校はサボり癖がついてしまった。
    振り返るととにかく疲れていた。
    それが父親がいないせいだとは本気で思っていないのだが、『どうせ父親も知らない私ですから』と母に反論した事で知らされていなかった父がいる香港に連れて行かれてしまう。
    それが香港じゃなくても良かったのかもしれない、きっかけさえもらえれば。
    でも主人公にとっては自分を主張する怒っていそうな口調だけれど優しい人々のいる香港の街が丁度良かったのだろう。
    やり場のないエネルギーを賑やかな街で発散できた。
    日本に帰ってからのおばあちゃん、エミリー、テツヤ、ロイの関係性がとても良い。
    特に何度も香港を訪れたおば

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    2023年05月26日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

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    わーわー騒げる仲間。
    そりゃ心配もイロイロするけど、基本そのコ達の人としての強さを信じてる。だから踏み込みすぎない。存在に励まされる。いいな友達。

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    2023年03月31日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    ネタバレ

    2019年上期直木賞受賞作。

    江戸時代の大阪、人形浄瑠璃の作者・近松半二の人生を描いたエンターテイメント。

    歌舞伎や能、狂言は、見たことがありますが、人形浄瑠璃はありません。
    以前、母がもの凄い昔に見た時の話を聞いたことがあります。人形を操る人が見えなくなって、人形が生きているように見えるくらい、その世界に引き込まれた。と。
    「妹背山婦女庭訓」は、そんな浄瑠璃だったのかもしれませんね。一度見てみたくなりました。

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    2023年02月05日
  • ふじこさん

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    ふじこさんは、離婚調停中である父の彼女

    小学6年生のリサは、周りの大人と違って自分を大人扱いしてくれて、無邪気でキラキラしてるふじこさんを好きになる

    「ある日出会うの。リサはリサの宝物に」

    大人の世界への不信感や不安を抱えるリサに、同じ目線で語りかけるふじこさんが魅力的

    文中に多用される繰り返し言葉は、緊張感をほぐすためなのか

    ひょいひょい、ほいほい、ふらふら、不承不承、ぽくぽく、ぴりぴり、へなへな、ふふふふ

    ハ行は呑気で何だか愛らしい

    前向きに生きるための金言も沢山ありました

    大人として、子どもの不安を優しく包み込んで光ある未来を示すためにも

    子どもから「キラキラしてんなー

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    2023年01月03日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    人形浄瑠璃作者、近松半二の一代記。
    浄瑠璃が下火になっていく時期に、大ヒット作「妹背山婦女庭訓」を書いた人だ。
    うん、むか~し、文学史の教科書でちらっと見たような。

    その半二を、エンパシーの人として(そんな言葉は使っていないが)描く。
    これが、この作品の肝なのではないか。
    なんでも取り込んでいく人。
    一見、人柄としては天才的な感じには見えないのが面白い。

    勃興していく歌舞伎も、衰退していく浄瑠璃も、作り手たちは混然一体となって、何か面白いものを作ってやろうという熱気を持っている。
    それが、この時期の道頓堀というところ。
    半二も、物語や、キャラたちに呼びかけられたように作品を作り出す。
    読ん

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    2022年09月12日
  • ふじこさん

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    3編ともめちゃくちゃ好きやった!
    ふじこさんは素敵過ぎたし、小椋さんも素敵過ぎたし、手品師さんは最強に素敵過ぎた!!
    どのお話も心がふんわりするような話で、最後の終わり方も先をこちら側にそっと想像させてくれるような終わり方でとても素敵やった。
    是非とも他の本も読みたい!!

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    2022年03月10日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる下町の片隅にある商店街の物語、第4弾。
    戦後の焼跡に24軒集まって始まった商店街ということだったけれど、今では80軒近くの店があるという。
    毎回、冒頭に地図が載っているけれど、その本に載っている短編のタイトルのお店だけなので、これは・・・あの物語のお店の場所なのだが・・・と迷ってしまう。
    今回の桜さんのように、お店を出て歩きながら紹介してくれると、ふむふむ、川平金物店は、水沢文具店の向かって左隣なのだな?とわかって嬉しい。
    今までに登場した、全部のお店が載った大きな地図が見たいなあ〜

    老朽化した二階建てで、一階がお店で二階が住居という作りが多い。
    看板も古い言葉で、若い

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    2022年03月02日
  • 戦友の恋

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    ネタバレ

    大切な人を失った山本佐紀の失意と再生の物語。

    泣けた。
    第一章のワタルくんとの出会いの場面からもう涙が出た。

    私自身が大事な人を亡くしてしまったような、なんだかそんな気持ちになりました。

    喪失感に苛まれながらも、自分を取り巻く環境は何かが変わったようで、でも何も変わってないようで。
    心にポッカリ開いた穴も、いつの間にか塞がっているようで、でも実は塞ぎきれてなくて。

    大事な人は亡くなってしまったけれど、でも自分は彼女のいない世界で生きて行かなくてはいけない。
    っていうもどかしさというか切なさというか、そういう空気が漂ってるのが、なんか胸に刺さるなー。

    という感じもしたけれど、でも、スラ

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    2022年02月17日
  • 戦友の恋

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    戦友を突然亡くし、でも、日常は続く。
    亡くなってもなお、どこかしらに彼女の存在があり続けていくが、決してそれは囚われているわけではなく、いい意味で人生に関わっているところが、前向きだなと思った。

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    2021年12月12日