大島真寿美のレビュー一覧

  • 虹色天気雨

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    父親が失踪した美月のことを奈津の幼馴染である市子をはじめ、奈津の友人や知人がサポートしていく。運動会のシーン、美月が某テーマパークのポスターガール(言葉があってるか定かでない(汗)に採用されたため、リニューアルオープンイベントに皆で行くシーンが印象的だ。父親がいなくなったことによる暗いイメージを受けることはない。むしろ、逆で、本書に出てくる女性たち(ゲイを含む)は皆精神的に強い。男なんていなくたって生きていけるんじゃないか、そう思わせてくれる。

    大島真寿美さんの作品を読んだのはこれが初めてだったのだが、読みやすいテンポだし、女性たちのリアルな会話の描き方が上手だなと思った。僕は喫茶店でバイト

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    2014年10月13日
  • 戦友の恋

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    ともに青春時代を過ごした、戦友とも言うべき友人の編集者を亡くした漫画原作者の再生を描いた連作短編。

    1話目の時点で友人は亡くなってしまって、以降、何か大きな出来事等が起こるわけでもないが、取り返せない喪失感を抱えた主人公が、淡々とした日々を過ごすなかで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻していく過程がなかなか丁寧に描かれており、またそれを語る文章も、抑制が効いている分、余韻が残って印象的だった。

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    2012年05月15日
  • ふじこさん

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    ネタバレ

    短編集。
    表題作は、離婚調停中の両親に親権を争われうんざりしているリサと、
    父の愛人との妙な交流を描いたお話。
    タイトルの『ふじこさん』が愛人の名前。

    リサの自分自身への無関心さと人生への倦怠感が溢れている。
    リサは小学生。
    でも小学生は小学生なりに人生を悲観し、鬱屈としたものを抱えているのだよね、と自分の子供時代を重ねて思う。

    自分を支配しようとして、当然の権利のように自分を引き取ろうとする母&祖父母への反感と対になり父親への好意(いや同情か)が強くなるものの、
    物語を通して「男は身勝手で無神経」という側面を出すことで主人公は本当に自分自身の価値基準を自分の中に持てる子になったのかなと思

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    2012年02月29日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

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    前作に続いて面白い。
    3人に共感できる年齢なので、ときどき内容が刺さる
    この物語の中に、仲間に入れてほしい

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    2012年02月16日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

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    「ほっこりする」というと、なんか鄙びた印象を持ちそうだけれども、でも本当にそんなカンジがする。読み終わった時に。

    昔、好きで見ていた海外ドラマのフレンズを、雰囲気が似ているとかはないんだけど、思い出してみたりする。

    描かれることは、離婚の話だったり決して幸せだけを描いているわけじゃないのに、それでもなんというか素敵な時間を過ごしているなという、やや羨望にも似た気持ちにさせれる。

    読み終われると、もうちっと見ていたかったなぁという気にもなる。
    好きな物語。

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    2011年11月30日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

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    ネタバレ

    相変わらずザ・マイペースな市子、いきなり行方知れずになって、信州にすみだした旦那と膠着状態のまま、新たなキャリアに踏み出した子持ちの奈津、最愛の男、旭と別れたキャリアウーマンのまり。虹色天気雨から、3年後、四十路に踏み出した3人の友情と恋愛物語。

    四十路になって新しい道に踏み出す奈津とまり。変わらず皆のシェルターみたいな市子。変わる部分と変わらない部分。幸せと不幸せ。人生なんてどっちかじゃなくて、相反するどっちもまざった、苦い砂糖みたいなもの。すごく普通で不変で、わかってるのに忘れがちなことを、無理なく自然に楽しんで、味わっている姿を見ていると、なんだか気楽で、肩の力が抜けていいなー。

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    2011年12月05日
  • 虹色天気雨

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    男と別れて悠々自適マイペースにすごす女市子、旦那が失踪した子持ち女の奈美、夢を追いかける男に惚れた女まり。よくあるアラサー世代のそれぞれの恋愛事情と、それでも相変わらない、友情。

    失踪した旦那を探しに行く奈美の娘美月を預かった市子。美月との交流と奈美の旦那探しから、見えてきた、自分とまりの恋愛。恋愛で傷付きもするけど、もうそれだけで生きてるわけじゃないし、それなりに経験もあるし、それでも前向いて生きるしかないしなカンジがリアルだけど、何故か痛くはない、頑張りすぎず、肩肘はらないゆるさで書かれているのがいいカンジ。

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    2011年11月20日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

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    お話がサラサラと流れていくので、さくさくと読めました。軽い状況ばかりではないのですが、読後感は心地よいです。アラフォー女性の友情小説ですが、関係が羨ましくて、私も仲間に入れて欲しくなりました。

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    2011年11月05日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

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    虹色天気雨につづき、早速読みました。
    前作から3年後の物語。みんな少し変わっていたり、でも相変わらずなところももちろんあって、面白かったです。

    作中で市子が旭に話す土方さんの写真への評価は、そのまま私がこの本(と、虹色天気雨)に感じた印象にすごく近いなと思いました。現実感はあるのにどこか夢の中のような雰囲気。幸せばかりではないけど、なんとなく幸福感が漂っている感じ。

    なかなか今作の登場人物達のように、40歳を過ぎてもここまで自由にできることって少ないのかもしれないけど、それでもこういう友情とか恋愛、生き方っていいなぁと思いました。彼らはみんな「歳を取る」というより「歳を重ねる」っていう表現

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    2011年11月02日
  • 虹色天気雨

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    初大島真寿美作品。結構好きかも。
    ここがこう!って心に残るような話ではないんだけど、すごく心地よく楽しく読めた1冊でした。他の作品も読んでみたい。

    大人の女子の友情や恋愛を描いた話。登場人物がみんな普通…いや、普通ではないか。みんな結構キャラ濃いし。でも「女の浮気は本能だ!」みたいな考えの持ち主とか、なんか浮世離れしたぶっとんでる人がいなくて、みんな常識的でまっとうな大人だから気持ち良く読めました。常識的なんて言っても私目線だけど。なので私には合っていたようです。

    いろんな経験をして大人になったから強くもあり、脆くもある。
    でもそれはみんな一緒だから、頑張れるのかな。
    日常の些細な出来事や

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    2011年10月31日
  • 虹色天気雨

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    久々に、他の作品もよみたいと思った出会い。初めて読んだ著者で、最初の一文がだらだらと長いことに抵抗があったけど、読み進めるにつれ気にならなくなり。まあ、よくあるタイプの小説といえばそうかもしれないが、引き込まれたかな。年齢もあるかも、だけど(笑)

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    2011年10月23日
  • 香港の甘い豆腐

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    ずっと、女子高生が主人公かー、と敬遠していたのだが、まったく違和感なくおもしろく読めた。年齢とか立場とか関係なく、主人公の屈託にすごく理解できる感じで。読後感もさわやかで、月並みな言い方だけど、ほんと、元気がでる。香港に行きたくなった〜。わたし自身は旅行ってあまりしないし、たぶん苦手だけど、旅とか外国の話が好きかもしれない〜。

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    2011年09月18日
  • 水の繭

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    優しい気持ちになるんですよね。

    大島さんの作品全体に言えることですが。

    心のリフレッシュにオススメ。

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    2011年03月09日
  • 虹色天気雨

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    この著者の本を読むのは初めて。なんかもっとエキセントリックな、不思議ちゃん的なものを勝手に想像して敬遠していたのだけれど、そんなことはまったくなくて、すごくよかった。好きな作家かも。(文章は妙に一文が長くて癖があると思うけれども)。基本的に登場人物がみんな常識的な大人であることがとても気に入った。好きな生き方をしているけれども、ちゃんとしている。別にそんなつもりはなくても、思いやりのある、いい人たち。こういう人になりたいとすら思ったり。それぞれの日々のできごとや思いが丁寧にすくわれている感じがよくて。新年に、「年が改まったからといって何がめでたいわけでもないってことは誰しもが思い、だけど、それ

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    2011年09月18日
  • 水の繭

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    最後にもの凄く、清々しい気持ちになれた本。
    解説で角田光代さんが「大島真寿美さんの小説は、秘密基地を思わせる」と書かれていますが、ほんとうに正にそれだ!と思いました。
    そう思わせるのは、遊子さんと茂さんの存在、瑠璃の存在、そして“かつて空き家だった、今は開店準備中のカフェ”があるからかもしれない。
    始めの内は、とうこと一緒に、ずぶずぶと喪失と共に生きることについて考えをめぐらせてばかりいた。
    けれどいつしか、私も彼女たちと共に、次の季節に顔をあげ、目を向けられるようになっていました。

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    2009年10月04日
  • 水の繭

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    透明なお話。喪失と再生、かな。
    静に響いてくる感じ。
    双子の兄弟が欲しくなる。
    以前読んだ「宙(ソラ)の家」の作者だと
    知ってなんか納得。
    4/6

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    2009年10月04日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾旅行のお供に読みました。飛行機などの移動中に読むのがちょうどいいボリューム。台湾や香港の食べ物や文化にまつわる短編集。探偵事務所の話が好きでした

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    2025年12月21日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    購入済み

    いろんな作品たちによって構成されるこんぺいとう商店街シリーズ第3弾。重めの話もあったが、バリエーション豊かで楽しめた。

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    2025年12月13日
  • たとえば、葡萄

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    途中までテンポよく読めましたが
    主人公のぼやき、嘆き、現状模索が
    長すぎてちょっと中だるみしました。
    そして最後に
    いきなりぶどうジュース、、、
    急な展開でした。

    コロナ禍の息づまるような感覚は
    リアルに思い出しました。

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    2025年11月28日
  • うまれたての星

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    ネタバレ

    漫画が当たり前にあって、女性も男性も老若男女問わずに書いて、読んでいる時代に育ちました。何事も新しく初めてくれた人がいて、そこから発展していく。物事の黎明期に立ち会える機会はほとんどない。そんな機会を知ることができる素敵な作品だと思いました。ガラスの仮面や王家の紋章など、ずっと少女漫画を読み続けてきた人にぜひ読んでほしい作品だと思います。

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    2025年11月04日