大島真寿美のレビュー一覧

  • チョコリエッタ

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    懐かしさ

    イタリア映画の「道」「甘い生活」など観たことのない映画の題名が並ぶ。高校生のザラついた不安定さの中に純粋さがチラついた。払拭しきれない過去を持つ少女をほわほわと描いていた。

    #ほのぼの

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    2024年01月09日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    人形浄瑠璃は観たことがない。歌舞伎も現代風にアレンジされたもの以外、観たことがない。言葉が分からないと思ってるからかな。昔の話が分からないのではなくて、何を言ってるか言葉が分からないだろうから、、という先入観もあって観たことがない。
    時は江戸時代、近松半二という人形浄瑠璃の作者の生涯を、関西に居ない人は意味が分かるかなぁと思ったくらい思いっきりの大阪弁で語られるスタイルで話は進んでいく。最初はなかなか話に入っていけなかったけど、後半からはものすごい熱量が押し寄せてきて、ぐるぐるぐるぐる、渦の中に飲まれていました。物語はどこから生まれてくるのか。ぐるぐるぐるぐる渦の中に全部全部ある。
    これだけ人

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    2023年12月31日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    歌舞伎VS浄瑠璃という世界観が熱かった。作品よりも役者に人気が出てしまうのは今の時代にも通じるところがありそう。
    芸に捧げ、人を楽しませることに命を燃やす姿がかっこいい。

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    2023年09月18日
  • 宙の家

    購入済み

    大切なものをなくすこととは

    姉と弟、母と単身赴任中の父。そして、父の母、つまり姉弟のあばあちゃんの5人家族。おばあちゃんはゆっくりと認知症が進行する。家族の認知症の捉え方が危うくて、心配になった。関わり方次第だとも思う。でも、それはかなり難しいこともわかる。おばあちゃんが亡くなった後、姉は眠さに支配される毎日を送るようになる。弟の友人とその兄との交流。ふわふわと不思議な展開であった。大切な人の死がもたらすものをしみじみ感じた作品であった。

    #切ない #シュール #深い

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    2023年08月31日
  • 戦友の恋

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    読むのが怖い、で、北上さん・大森さんともに評価が高かった印象があり、読んでみよう、となった本書。
    文庫版では北上さんの解説もあり、ベタ褒め!

    ・・・なのに、私の評価は普通、、だ。北上さんごめんなさい。
    ただ、戦友を喪った佐紀が喪失感を抱えながら、それでも自分は生きていかなくてはいけない、その静かだけど深い悲しみが胸を打つのは確かだ。
    激しい悲しみを劇的な出来事を持って描くのではなく、佐紀の日常を追いながら、日常にこそ滲む寂しさが、何ともリアルで、親しい人を喪った時の喪失感て、こんな感じだよなあ、と思うのだ。
    「喪うことに慣れた」と思っていても、月日が流れても、急に波のように寂しさが打ち寄せて

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    2023年08月28日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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     明日町のこんぺいとう商店街を舞台にした群像劇の体裁で、商店街の7つの店舗の人々を7人の作家が描くアソート短編集。シリーズ4作目。

         * * * * *

     寺地はるなさんと山本幸久さんが決め手となって読むことにしました。

     自分のペースで楽しく読めたのは前川ほまれさんの「インドカレーママレード」です。タイトルの伏線回収も含めて好きな作りでした。

     大島真寿美さんの「カフェスルス」もいつもの (?) にぎやかな関西弁によく合った世界でおもしろかった。

     そして山本幸久さんの「おもちゃ屋『うさぎや』」。本巻の7店舗の人たちを見事に巻き込み、ほっこりするハーモニーを聴いているような

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    2024年04月01日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    寺地さん目当てで購入。
    こういうのって、難しいですね。
    芦原さんのが、するするっと読めて良かった。読めてっていうより、読ませるって感じで、もう終わり?もう少し続きほしー
    山本さんのは、バラバラな物語に一体感がでたし、未来に向かう展開がよかった。

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    2023年01月07日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    みんながちょっとづつ幸せになっていく商店街
    そして 明日…未来を考えたくなる
    明日町って名前がピッタリ

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    2022年10月15日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    浄瑠璃作者・近松半二の生涯を描いた作品。文三郎が好きでした。この時代の人たちの人情味に親しみが湧きますね。物語が進めば進むほど、読者であるはずの自分も渦に巻き込まれていく感覚があり不思議な物語でした!文楽を観に行きたくなります(^^)

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    2022年10月13日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    操浄瑠璃の作者・近松半二の一生。全く知らなかった人だが、人形浄瑠璃のことなど近松門左衛門の名前くらいしか知らないものな。その半二の『あちらこちらの芝居やら人形浄瑠璃やらを見にいったり、作者部屋でああでもないこうでもないと話しあったり、浄瑠璃の丸本やらなにやら読みふけったり、学びたいものがあればそれらを学びにいったり、食べたり飲んだり遊んだり、気が向けば少し遠出をしたり』といった生き様が、立て板に水の如くの独り語りや丁々発止の掛け合いの形で道頓堀の賑わいとともに創作の呻吟も暗くならずに軽やかにスルスルとテンポ良く語られる。ただ、頁に白いところがないくらいにぎっしり詰まった語り口に、これが延々と続

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    2022年05月22日
  • ふじこさん

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    子供の成長と大人の理解
    子供の成長は大人にはない想像力があるが、経験不足から荒唐無稽となる。子供は向日葵のように一夜にして大きく成長(経験)することもあり大人はそれをしっかり受け止め理解してあげなければならない。特に現代、利己主義的な社会の所為でそんな子供心を理解しない大人が増えたことは悲しい。

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    2022年05月11日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    良くも悪くも、いわゆる時代ものというより現代ふうに書かれた小説だと思った。
    モノローグや台詞が多いのがその理由の一つであるが、とっつき安い分、その世界、つまりその時代に入り込んだ感がそれほどなかった。
    小説の世界、つまり登場する人物たちと接している気持ちにはなるのだが、その意味では入り込んでいると言えるのだが、江戸時代を生きている感じが持てなかった。

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    2022年04月08日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    仕事に打ち込む人間の生涯を追う作品は、良い。
    主人公の年が若くなくても、舞台が江戸時代でも、青春を感じる。人形浄瑠璃に明るくなくても、主人公の熱量に引っ張られてしまう。

    主人公近松半二が言い表す「渦」。浄瑠璃・歌舞伎の過去から今までの作品、人々が混じりあって、そこからまた新しく何かが生まれてくる。死ぬまで「もっと良くなる、もっと良くしなくては」と挑む姿に、著者もまたこういう気持ちで作品を書いているのだろうか、と思いながら読んだ。

    割と人物の描かれ方がさっぱりしている印象だった。半二という浄瑠璃を書く以外の欲が薄い人物を中心に世界を見ているからなのか。現実にいたらやりづらい人物もいるが、「顔

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    2022年03月14日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    明日街こんぺいとう商店街という架空の商店街を舞台に7人の異なる作家さんからなる短編集。

    人情くさくて、温かい〜。
    行ってみたいと思わせる商店街。
    特に千早茜さんの「チンドン屋」が良かった。短い中に希望と哀しみのドラマがあった。

    こういう人情物は好き。読んでいてあったかい気持ちになれるし、人に優しくなりたいと思う。

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    2022年02月28日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    操浄瑠璃を見たことがないのだけど、「面白さ」があまり伝わらなかったかな。
    物語の進みも遅いし、途中で飽きてしまった・・・・。
    書き上げた話がどんな物語なのだろうと興味は覚えるんだけど、
    調べてみたようとか、見てみたいとはならない程度の本だったなー。

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    2021年12月24日
  • 渦 妹背山婦女庭訓 魂結び

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    それまでなかった、
    新しいコンテンツを作ろうと
    奮闘するクリエーターの物語。
    現代にも通じる普遍性をもつ。

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    2021年12月19日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

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    腐れ縁でもなんでも続いている友情とその距離感が絶妙です。そして振り回されてばかりの市子の避難所のごとき存在感に乾杯です。

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    2021年06月10日
  • チョコリエッタ

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    西加奈子『円卓』のこっこからの、チョコリエッタ。
    個性的というか、偏屈で凶暴な何かを心に住まわせている少女の小説を、偶然にも立て続きに読むことになった。

    幼時、家族旅行での車で事故を起こし、母を失った知世子。
    それから父親との関係もうまくいかない。
    事故以来母親代わりを務めてくれた従妹の霧湖とも、愛犬のジュリエッタが死んで以来、うまくいかない。
    霧湖は自分のために就職もできなかった。
    今、霧湖は結婚を考え始めている。
    知世子は成長につれ霧湖からも心が離れつつあるが、いなくなるのも受け入れられない。

    知世子の高2の夏、映画研究会の先輩、正岡正宗のバイクで連れまわされ、あちこちで映像を撮ること

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    2021年05月23日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    寺地はるな、蛭田亜沙子、彩瀬まる、3作品がとても良かった。3人共初めて読んだが、それぞれの作品も読んでみようと思う。

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    2021年05月16日
  • ほどけるとける

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    初め、とても戸惑った。
    フジリネンのおじさんの、「」なしになっていく怒涛のセリフに。その後、美和ちゃんや佐紀さん、タエさんやおじいさん、みんなのセリフも、こんな調子でどんどん喋り倒していく。声が聞こえてきそうなくらい。すごい、生きてる人の、熱量を感じる。どんどん引きずり込まれてしまった。
    いっぽう、美和ちゃんが「3D」に見えてくる男性は、姿のみの描写で、一切の言葉を発しない。美和ちゃんが見たままの世界だから。

    「戦友の恋」の佐紀さんと、美和ちゃんで、映画にしてほしい。タイトルみたいにゆったりとしたテンポで、セリフだけで物語が進んでいくみたいな。瞑想キャスティングが始まるわ。

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    2021年02月05日