大島真寿美のレビュー一覧

  • 虹色天気雨
    NHKでのドラマ化。女性3人の友情や生き方を書いたストーリー。以前読んだ時によかったなと思ったことだけを覚えていたのですが、今回はあまりすっきりせず。でも続きが気になってスラスラと読めました。
  • ビターシュガー 虹色天気雨2
    「虹色天気雨」が好きだった気がするんだけどな……。
    うーん、ドラマ化もされるらしいけど、そういえば脚本を読んでいるような感じ。ほとんど会話で進んでいくような。あんまり登場人物の内面には踏み込まないような。なんだか全体的にものすごーく薄い印象なんだけど。主人公も、外からほかの人々をぼんやりながめている...続きを読む
  • 香港の甘い豆腐
    (★★★より上の ★★★+ )

    香港の喧騒が彩美さんの価値観の素 ( みたいなもの ) を刺激したようだ。

    下を向かず、ひたすら前だけを見つめて歩いてきた麻也子さんの強さと弱さと悲しみと大変さを少し感じたのかもしれない。
  • 香港の甘い豆腐
    こういう思春期の子がいろいろ悩んだり成長する話がすごく好き
    これも最初から最後まで爽やかな感じですーっと読めて良かった
    都合よく進みすぎ、と思う人もいるかもしれないけど、これはこれでいいと思う
    香港行きたいなー
  • 香港の甘い豆腐
    香港に行きたくなった。“やる気のない思春期の少女”というところまでは共感できるのだけれど、お父さんが香港人で香港に連れて行ってもらえて、そこでの楽しい出会いが人生を変える・・・というところが、羨ましすぎて、現実には起こりえないこと過ぎて興醒めしてしまう。自分の気持ちの持って行き場がなくなってしまう。
  • 水の繭
    幼いころ両親が離婚したことで、母親と双子の兄と離れて生活することになった20歳の女子大生が主人公です。一緒に暮らしていた父親が急死したことで、大学を休学し、けだるい日々を送る主人公。そんな時、子供のころから何度も家出を繰り返している従妹が、主人公の暮らすマンションに転がり込んできます。従妹はもう何年...続きを読む
  • チョコリエッタ
    新入部員が集まらず、廃部になりかけている映画研究部に所属している、知世子という女子高生が主人公です。知世子は幼いころ、両親と出掛けたドライブ旅行で事故にあい、母親を失ってしまいます。亡くなった母親の忘れ形見が、ジュリエッタと名づけられた犬。知世子とジュリエッタは姉妹のように、ずっと一緒に過ごしてきま...続きを読む
  • 宙の家
    表題作である「宙の家」の続編である「空気」を含む二編の連作。
    とあるマンションの1105室に暮らす家族の物語です。宙空の4LDKに住まうこの一家の家族構成は、主人公の女子高生・雛子のほかに母親と、小学生の弟と、祖母。父親は九州に単身赴任中。
    ある日突然、祖母が交信不能(痴呆症)になったことで、平穏な...続きを読む
  • チョコリエッタ
    とくに好ましいとも思わなかった。

    犬になりたくても、死んでしまいたくても、
    つらいことがあっても、けっきょく私たちは生きるしかない。
  • 水の繭
    喪失と再生の物語。

    文中の「ああ楽しいっていう時間が増えるのがとにかく楽しいってことだよ」
    と言う言葉に共感した。

    楽しいことは、自分で探す。楽しいところへは、自力で移動する。
  • 水の繭
    文章がとにかくやさしくて、淡々と読むことができた1冊です。
    なんていうか、本が苦手な方にもすすめたい1冊です。
  • 水の繭
    現実と夢のようなものがごっちゃになっていたりして、なんか不思議な話ですね。
    離婚のときに母に置いて行かれ、自殺に近い死に方で父親を失ったとうこ。とうこを置いて出たことを悔やみ、精神を病みかけた母親。その母を支えるためにとうことの二役を演じる陸。息子に先立たれた祖母。厳しすぎ、身勝手な両親から逃れよう...続きを読む