大島真寿美のレビュー一覧

  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    寺地はるな、蛭田亜沙子、彩瀬まる、3作品がとても良かった。3人共初めて読んだが、それぞれの作品も読んでみようと思う。

    0
    2021年05月16日
  • ほどけるとける

    Posted by ブクログ

    初め、とても戸惑った。
    フジリネンのおじさんの、「」なしになっていく怒涛のセリフに。その後、美和ちゃんや佐紀さん、タエさんやおじいさん、みんなのセリフも、こんな調子でどんどん喋り倒していく。声が聞こえてきそうなくらい。すごい、生きてる人の、熱量を感じる。どんどん引きずり込まれてしまった。
    いっぽう、美和ちゃんが「3D」に見えてくる男性は、姿のみの描写で、一切の言葉を発しない。美和ちゃんが見たままの世界だから。

    「戦友の恋」の佐紀さんと、美和ちゃんで、映画にしてほしい。タイトルみたいにゆったりとしたテンポで、セリフだけで物語が進んでいくみたいな。瞑想キャスティングが始まるわ。

    0
    2021年02月05日
  • 戦友の恋

    Posted by ブクログ

    親友、という以上に、人生の一時期を濃密にわかちあった女友達を、突然失ってしまったとしたら。
    さみしい、とか、辛いという言葉では言い表せない喪失を抱えて、でも何気ない顔をしながら、その後の人生を生きていく、30代半ばの女性の話。
    死んだ彼女をともに知っていた人たちや、主人公がそうと知らない形で愛した人たちが搭乗するけれど、そこから何か、流行りの「エモい」ドラマに発展するわけではない。人生ってそんなものじゃない。淡々と日は流れるようでいて、でもそこかしこに、永遠に喪われた人の影がともにある。
    「喪うことに慣れてしまったからこそ、ようやく繋がった、ようやく見つけたこの細い線を手放してはならないのでは

    0
    2020年10月27日
  • 空に牡丹

    Posted by ブクログ

    この本、なんで読もうと思ったのかなぁ。大島真寿美さんだったからとは思うのだが、他には何かなぁ。

    明治初期、旧名主の次男・清助が、東京で観た花火に魅せられ、花火作りに身代かけて夢中になっていくという物語。
    しかし、何だかあっさりしているな。大きな事件が起こるわけでもなく、時代の波に翻弄されるわけでもなく、花火作りにのめり込んで傍から狂人扱いされるわけでもなく。
    東京で妾に焦れ込む長男に代わり曲がりなりにも家を守る次男に対し、周囲はその心情に寄り添うでもなく唯一の道楽には仕方なく目を瞑るといった体で進む話に、読者の私も同じような心境で読み進めてしまう。
    清助も悪い人間ではなく、読んだあと口も悪く

    0
    2020年07月16日
  • チョコリエッタ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いっきに読んだ。未就学児で母を失い、若い叔母とあまり接触のない父親と暮らす女子高生というだけで、計り知れない心の屈折があるだろう。掬い切れているのだろうか?

    0
    2020年07月05日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スカイツリーを見上げる下町のかたすみに、
    ひっそりと息づく商店街がありました。
    それがー『明日町こんぺいとう商店街』
    こんべいとうの角は、24個って知っていましたか?
    戦後の焼跡に、24軒のお店が集まって歩きだしたこの小胆がは、
    だから明日町こんぺいとう商店街。いつまでも味が変わらない。
    ひとつとして同じ形がないこのお菓子には。
    「商店街の永年の繁盛、お客様の健康長寿」を祈り、
    「個性のある商店街づくり、店づくり、そして人づくり」という
    願いが込められています。
    さあ、今日も店がひらきます。


    明日町商店街シリーズもこの本で第4弾です。
    それぞれのお店の話を、違う作家さんが書かれているアンソ

    0
    2020年04月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    前半はとてもとても良かったのに、四軒目からダメだった。
    がっかり。
    彩瀬まる、久しぶりにとても良かったなぁ。
    蛭田さんも、寺地さんもとても好みだった。
    でもやっぱり彩瀬まるの川平金物店が、1番良かった。

    0
    2020年03月16日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    シリーズ4冊め。
    気になるお店のみお邪魔する。

    寺地はるなさんの『サクマ手芸店』が良かった。
    どんなに仲良くてもどこか相手が妬ましかったり、隣の芝生は青い…あるよね…と頷く。

    大島真寿美さんの『カフェスイス』。
    話が思わぬ方向に。店貸し切りで好きなように厨房まで使えるのか?現実的にありえるのか?とちょっと疑問。

    0
    2020年03月09日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    とある町の商店街を描いたアンソロジー。作家さん方が様々なお店を書いていて、そのお店にお邪魔しているかのよう。
    大島真寿美さんの、『カフェスルス』。単行本になってくれないかな…。

    0
    2020年03月08日
  • 青いリボン

    Posted by ブクログ

    両親が不仲で家庭内別居という環境で育った高校2年生の依子。
    友人の梢の家で居候として暮らし知らなかった家族の形を知る。
    友情や恋の話もあり、すごく読みやすかった。

    0
    2020年02月23日
  • チョコリエッタ

    Posted by ブクログ

    すごくおおざっぱに言ってしまえば,不機嫌な10代のお話かな.
    母親の死を引きずっている知世子は,母親とのつながりの思い出をいっぱい残していた(かつ,一緒に育ってきた)愛犬のジュリエッタを亡くし,自分だけが取り残されていくような喪失感を感じている.
    そんな彼女が,人を殺したい衝動を持っていた正岡先輩と再会し,彼が撮影するビデオカメラの前に立つようになる.
    10代の頃のいらだちとそれからを鮮やかに切り取って描いた秀作.

    0
    2020年01月27日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    ちょっと毛色の違う作品もあって面白いとは思いつつ、自分が気に入ってる「この商店街の空気」から外れてしまったような印象も確かに感じた3冊目。

    読むタイミング次第で★4つかも。
    (3.5にはならないやつ)

    0
    2019年12月21日
  • 戦友の恋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「戦友」だったひとの死、というところから始まる物語だけど、頑張ってるのになんだかのんびりゆったりしている。
    慟哭もなく、劇的な出来事もなく、感動的なセリフもなく、というのが良い。
    「喪うことに慣れてしまったからこそ、ようやく繋がった、ようやく見つけたこの細い線を手放してはならないのではないか。」
    そうだよね、と思う。いずれ失うものだとしても、だからこそ、しっかりつかんで、大事にしないといけないよね。

    0
    2019年09月28日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    スカイツリー近くにある架空の商店街、明日町こんぺいとう商店街。昭和の香りの商店街のお店を舞台に、それぞれの作家が一話づつ書き下ろす。
    それぞれの話に、他のお店が登場したり…。続編3まで刊行中。

    0
    2019年03月22日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    還暦後の遊び場‥探さなくては‥いや、自分で作るのか。さて、私はどんな遊び場を作ろうかな!
    商店街7つのお店の物語、「伊藤米店」が好みかな♪

    0
    2019年03月02日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    シリーズも第3弾に。

    「カフェ スルス 一年後」 大島真寿美
    「ブティックかずさ」 越谷オサム
    「エステ・イン・アズサ」 青谷真未
    「明日の湯」 秋山浩司
    「ドイツ料理屋『アイスバイン』」 島本理生
    「多肉植物専門店『グリーンライフrei』」 加藤千恵
    「赤城ミート」 綾瀬まる

    初読みは青木真未さん、秋山浩司さん。

    大島真寿美さんの「カフェスルス」はシリーズ第一弾の一年後を描いている。
    第3弾は『明日町こんぺいとう商店街』としてはちょっと不思議な物語もあり…
    ☆3つです。

    0
    2019年01月31日
  • ツタよ、ツタ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    明治の終わり、琉球の士族の娘として生まれたが、没落。名古屋へ嫁いだが、離婚。別の相手との結婚。投稿を繰り返していた雑誌から、突然掲載の話が持ち上がる。
    「千紗子」というもう1人の自分は、幼い頃から書きたい!という衝動を育んできた。ついにその時が来たのだ。全てを注ぎ込んだその手記は、掲載されるや否や、思いがけない反応が返って来る。
    離婚したものの、その後のツタの人生は、波乱とはいえない。ツタの密かな情念が生んだ衝動は実を結ばなかった。淡々と進む物語。大島さんらしく突き放した表現。入り込めない、込ませない客観的な視線が、物語の核心をあぶり出す。
    ツタよ、ツタと呼びかけたのは誰だったのか。作者の大島

    0
    2018年06月23日
  • ビターシュガー 虹色天気雨2

    Posted by ブクログ

    虹色天気雨の続編と知らずいきなり読んだので面白さは半分だったかもしれない。続きのようでわからないところもあったが中学、高校からの付き合いの市子、奈津、まりの何でも言い合える関係…絶妙な友達関係が大人になっても続くのはいいなぁーと思った。

    0
    2018年04月12日
  • あなたの本当の人生は

    Posted by ブクログ

    後ろ表紙に曰く“書けなくなった老作家、代わりに書く秘書、書きたい新人…。書くことに囚われた三人の〈本当の人生〉は?”とあって何だか面白そうな設定だと思ったのだけど、そこから想像する話とはだいぶ趣きが違ったな。
    この作者で言うと、「ピエタ」のような話を想像していたが、寧ろ「ビターシュガー」という感じ。サクサクと読めたけど、何だかとっちらかった印象が大。
    錦船のつづきが出て来て欲しかったけどな。
    凝ったコロッケが一番印象に残るって、どうよ?

    0
    2017年11月03日
  • 宙の家

    Posted by ブクログ

    解説にもある通り、この作者はあまり詳細を敢えて語らない
    そのため、全体的にふわっとしている印象を受ける。一見どうでもよいことに主人公はじめ登場人物がこだわってその分セリフのかさが増すので話の進みが遅いと感じる時がある。

    個人的には2つ目の作品のほうが、話に動きがあって好み。

    0
    2017年07月11日