椎名誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
筆者の旅に関するエッセイですが、怪しい探検隊等とは肌触りが違うように思います。旅の宿での体験が面白く書いてあります。面白くはありますが、おかしくはありません。これまでの面白おかしくという雰囲気とはいささか違うように思いました。少々報告文に近い印象。
「旅先のオバケ」という書名で、心霊関係の本かと思いましたが、そちらの内容は最初にフムフムとすぐに読み終えます。むしろ「オバケ」は心霊にあらず、人の情念こそが「オバケ」なのだ、ということかなあ。この書名をどう読むかで何かが大きく変わるように思います。
人の情念がオバケなら、情念で動く世界情勢もまたオバケ。
しかし、そんなオバケを目の当たりにしながらも -
Posted by ブクログ
椎名誠さんの旅エッセイの中でも、"霊的なもの"に特化したエッセイ。
正直、ここ十数年、椎名さんのエッセイはわりと使い回しのエピソードが多くて、読んだことあるような…という話がとても多い。
ましてや今回のはオバケ話を集めたものなので、確実に以前読んだことある話が満載だった。
もちろん、より詳しく書いてあるし、初聞き(読み?)の話もあったけれど。
若い時の椎名さんは、無人島や秘境にドカドカ行って、ビールをガバガバ飲んでっていう、ワイルド系のイメージだけれど、実は(?)わりと繊細で神経質な部分も持ち合わせている(と思う)
だから、一見、霊とか一顧だにしないように思うけれど、実は霊 -
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Posted by ブクログ
椎名誠の全著作を語る(尋問)するシリーズ2作目。
盟友目黒孝二ががっちり読んでから椎名さんに突っ込みを入れる評論集です。
この本はつまらないとか面白いとか平気で言うので、椎名さんがむっつりしている姿が目に浮かぶようです。これは完全に二人の信頼関係で成り立っている本で、全然知らない人だったらこんなに突っ込めないし、突っ込んだら椎名さん怒って帰るでしょう。
今回は20年くらい前までで、近代といってもいい時期のもので、一番脂が乗りきっている頃でもあり、僕がリアルタイムで読み始めた時期でもあります。
とはいえもっと初期ばっかり読んでいたので、この時期未読の物が多いんです。これは後追いで良さそうな本読