椎名誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ非常に落胆してしまった一冊...、椎名さん好きなので正直つらい...!
椎名さんを知らない、読んだことがない人にとっては本書は何が面白いのか分からない一冊だと思う。
そして椎名さんや怪しい探検隊が好きだった人は、みんな心から落ち込むと思う。「どうしちゃったんだよ!」と...。
子供たちは海外の大学に通い、都心の高級マンションに簡単に引っ越せて、多くの連載をもってて、仕事で海外に時にはファーストクラスで頻繁で出かける、、、それなのにまったく羨ましさを感じず、感じるのは寂しさだった...。
もっとショックだったのは「年上の旅人の友人」だ...。
本当に野田さんなのだろうか、酒と眠剤におぼれて人にあたるって本当に終わってるし、「何やってるんだ」って...。芯の曲がってないみんなが尊敬していたあの野田さんはどこにいっちゃったんだよと...。
ただ本書は2006年刊行。ちなみに僕自身、野田さんには2010年にあるイベントでお会いしてて、そのときは病気の様子は微塵もなく素敵なカヌーイストの野田さんであった。2019年の今現在も川ガキ養成講座を開き、子供たちに愛され尊敬されている。
人生どうなるか分からない...。心の病は本当に怖い。お酒は美味しいけど、気を付けなければいけない。。。。 -
Posted by ブクログ
岳物語から10数年。椎名さんの2003年の私小説。長女、長男ともにアメリカで暮らすようになり、椎名夫妻は引越をする。不眠症に悩む椎名さん、体調不良から回復しつつある奥様。かつての友人たちもそれぞれに変化している。チベット旅行で健康を取り戻す奥様と、かつて訪れた地を再訪し、思いにふける椎名さん。
断片的な状況がまとめられている書なので、一貫したストーリーがあるわけではないのだが、岳物語の時代からの読者は、もうそんな時間が過ぎてしまったのだな、と感慨にふけりつつ読むことができる。
人生後半を迎えた一人の男性が生き方を模索する様子には、身につまされるものもありました。