あらすじ
「東日本何でもケトばす会」がさまざまな島に旅する「あやしい探検隊」」シリーズの第三弾。
与那国島でカジキマグロ漁にのぞんだり、イソモシリ島でカニ鍋をつついたりと旅情をそそる冒険エッセイ。怪しいラッキョ仮面が登場するスリランカの旅やモルジブでのカツオ釣りも収録。
本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。
*当時の写真を可能な限り復元していますが、判別困難なものも含まれていますのでご了承ください。また、復元が不可能な画像はカットしております。
*書籍版ではモノクロだった画像を7枚分、カラーで復元しました。また、書籍版未収録の4枚のカラー画像を追加しました。
<目次>
与那国島 シケの東シナ海でカジキマグロに偏愛する
瓢箪島 うけけけ、と泡だち海ボウズが夜更けに笑う
由利島 公衆電話をヤブ蚊が守る怪しの無人島
猿島 オシルコ波のむこうに浮かぶ「サルではなくてネコ」の島
浮島 ゴーマン・ハラダチお説教島の夜は更けない
スリランカ(その1) ニッポン日和見(ひよりみ)カレーあかつきに玉砕す
スリランカ(その2) ラッキョ仮面の凶器攻撃について
モルジブ 南海の楽園にカツオブシ島があった
竹生島 カヌーでめざしたドンブリ島
イソモシリ島 北の果ての無人島でカニ鍋を食う
単行本版あとがき
対談 椎名誠×目黒考二
電子書籍版あとがき
椎名誠の人生年表
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あやしい探検隊シリーズ第3弾。
いつもの沢野ひとし氏が今作では一度も参加していないのが少し寂しい。
日本には知られざる島がたくさんあるんだな。
椎名誠氏は石川の舳倉島には行ったことあるのかな?
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
日本の最南端、与那国島でカジキマグロの漁に出る。北端のイソモシリ島でカニ鍋に満足しながら、国境という厳しい現実を知る。スリランカで純正ニッポンカレーの勝負に出たり、お説教島浮島に愛想をつかす。東ケト会の面々が心と足の赴くままに、さいはてや無人の島々にワッセワッセと出かけて行った、ユニークな探検記である。東ケト会の黄金期といえる’80年代後半、原始的手作りの、焚火、酒宴の夜は、陽気に、あやしく、更けていくのであった―。「あやしい探検隊」シリーズ、第三弾。
大分最初の頃から様変わりして、完全に仕事となりつつある過渡期の怪しい探検隊で、東ケト会のメンバーは大分減り、盟友沢野氏は一回も出ず。うーんそうなんですねえ。既に野田さんが居たりして大分職業的な感じですね、言い換えれば商業的。音楽で言うと初期衝動の頃が終了して音楽的成熟に向かっていくほんのり寂しさも感じる頃のものですね。