椎名誠のレビュー一覧

  • 岳物語

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    ネタバレ

    高校受験で日本に帰るとが決めた日本語の拙い我が家の子どもたち。彼らに日本語を慣れさせるために本を渉猟し、夏の読書感想文課題図書などをネットで検索して出てきたのが本作。

    確か自分が小学生?だったころにも課題図書に指定されていた気がします。

    残念ながら子どもたちに読み与える時期を逸し、今更ながら父親たる私が手に取って読んだものです。でもこれ、多分親が読んでもよい、いや、親こそ読んでおいたほうがよい本、な気がします。

    ・・・
    子どもがまだ「子ども」である瑞々しい態度で父親と接する。そこがよろしい。

    子どもらしさの片鱗を残しながらも、自分なりに自我を形成してゆき、時に反発したり、親の言うことを

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    2026年07月12日
  • 続々 失踪願望。 病み上がり乾杯編

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    【はじめに】
     失踪シリーズも3冊目となった。軽い感じで読める以上に自分としては椎名さんの本を読めるという喜びを感じながら読んだ一冊だ。
     今の自分の体調にちょうどいいということもある。歳をとれば体調を維持し続けるのは大変だということがよくわかる。
    【感想】
     24年10月で突然体調不良により日記は中断となっている。本の記録からどうも体調が優れない記述もあったので我慢の限界だったのであろう。日記の中断からその後の「闘病記」がエッセイに書かれ、巻末に怪しい探検隊でおなじみだった木村弁護士と岩切靖治さんの病気自慢対談になっている。
     作家として第一線で書き続けるすごさもあるが加齢による身体の変化や

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    2026年07月10日
  • 超巨大歩行機ゴリアテ

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    カバーイラストがたむらしげるさんのせいか、透明感のある埃一つないSFのイメージだったが、絵柄でいえば小林誠さんの方がピッタリとくるSFたった。
    独特の設定や世界観があり、しかしそれを細かく説明はしない、読者を少し突き放しつつも想像の楽しみは残している、そんなところに好感を持てた。

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    2026年07月08日
  • 続々 失踪願望。 病み上がり乾杯編

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     前作 『続・失踪願望』では、日中からテレビばかり見て文句を垂れている著者に幻滅した。続々の本書では、病院に通いビールを飲んでいる著者があらわれる。表紙の写真は若々しいが、病気自慢の章にある写真はやはり80歳のおじいちゃんだ。

     僕が20歳の頃に読んでいた椎名誠さんのエッセイの内容は憧れだった。60歳になった僕は、いつのまにか椎名誠さんの当時のエッセイにあこがれを持たなくなっている。竹原ピストルさんの書く歌詞『必死じゃない大人なんかいないんだよ』の通り、有名人がことさら特別ではなく、誰もが尊敬される人生を歩んでいることを知ったからだ。

     椎名誠さんのエッセイは僕の成長になくてはならない指針

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    2026年06月14日
  • 岳物語

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    このような親子の関係性って、いいですね。
    くすくすと笑え、何だか他所の自宅の中を覗いているような、そんな気持ちになりました。

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    2026年06月09日
  • 続 失踪願望。 さらば友よ編

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    椎名誠の本を最初に読んだのは、何故か国分寺書店のオババではなく次の『気分はだぼだぼソース』だった。昭和軽薄体という言葉を知ったのもその前後。それまでいろんな作家のエッセイを読んだが椎名誠は別次元だった。次に読んだのが『わしらは怪しい探検隊』、ご存知東日本何でもケトばす会のキャンプ話。とにかく面白くてあとは手当たり次第に読んだ。純文学やSF路線に入って何となく敬遠し始めて、それでも本の雑誌社から出された『もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵』は本屋でなかなか入手出来ず、ようやく手にした時はやや熱は冷めていた。そんなこんなで何十年かまともに新作を読んで無かったが、目黒との対談、それも椎名誠の全作品を

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    2026年05月11日
  • 超巨大歩行機ゴリアテ

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    椎名誠さん、SF小説書くんだなぁ。 正直、小説の世界観、数字の単位、人の名前等々、馴染みがなく読みにくいのだけど、我慢して読むと中々イメージが広がる物語だった。旅をしてる椎名誠さんにしか生み出せないだろう世界観が面白く、説明もないその世界観をどう解釈し、イメージするのかが醍醐味だった。小説ってそうだよな。

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    2026年04月12日
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編

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    何年か毎に無性に椎名誠を読みたくなる。
    自分には出来ない生き方、豪快だけど芯のあるかっこいい生き方、奥さんも非常に丁寧な生き方、どれも羨ましい生き方で嫉妬してしまう。

    しかし、シーナも年取ったなぁ…

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    2026年03月09日
  • 熱風大陸 ダーウィンの海をめざして(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    北海道在住の方はわかると思うのだが、とんでもない雪でここ数日、読書どころでなかった
    仕事後の雪かきでヘトヘトマンになり、風呂入ってビール飲んで御仕舞の日々。どうやら統計開始から1月期で最大値らしい。そらそうなる

    というわけでここ何日か通勤でしか本を読んでいなかった
    で、読み終わったこれだ。
    椎名誠のオーストラリア旅
    実はこれを買った理由なのだけど、これまた北海道ローカルの、まあ全国区になってしまったが「水曜どうでしょう」という番組のオーストラリア回の始まりにこの本を読んで震えてるシーンがある
    僕は椎名誠が大好きだけれど追っかけではないので著作を全て見ているわけではない
    この震えている本なんて

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    2026年01月27日
  • 続々 失踪願望。 病み上がり乾杯編

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    椎名誠さんの日々と、過去の迷子体験(?)を集めたもの。
    椎名さんも80歳になり、前みたいに無謀なパワフル旅というのはもうできなくなっている。当たり前なのだけれど、すごく寂しい。
    それどころか、体のあちこちに不調を抱え、ついには入院までされていたと知って驚いた。
    若いときの元気なイメージの頃のファンがものすごく多いと思うが、みんなショックだろう。でも、自分の老い衰えを隠すことなく、こんな形でさらけ出すことも実は勇気がいることなのではないか。読者に、ファンに対して誠実なのかもしれないとも思う。それが作家の性なのか。ずっとそんな椎名誠さんのファンであり続けたいと思う。

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    2026年01月05日
  • あやしい探検隊 アフリカ乱入

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    スマホがない時代にアフリカ旅行、、しかもページめくるたびにお酒飲んでて、アフリカでの数々の出来事よりもこの5人組のパワーにびっくりしながら読んだ。偶然にも半分くらい同じようなルートを辿った1週間の旅行にこの本を持って行っていたので、ビーチで読んだり空港で読んだりして、旅の思い出の一つになった

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    2026年01月03日
  • あやしい探検隊アフリカ乱入(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    スマホがない時代にアフリカ旅行、、しかもページめくるたびにお酒飲んでて、アフリカでの数々の出来事よりもこの5人組のパワーにびっくりしながら読んだ。偶然にも半分くらい同じようなルートを辿った1週間の旅行にこの本を持って行っていたので、ビーチで読んだり空港で読んだりして、旅の思い出の一つになった

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    2026年01月03日
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編

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    祝日、ドラクエ1&2をやりたかったのだが
    「映画見に行きたい」と言われ出掛ける
    まったく興味のない映画(タイトルは伏せておく)だったので近くの本屋でこれを買い、モスバーガーへ行き読む

    かなしい
    僕はとても悲しい哀しい
    あの、椎名誠がコロナで生死を彷徨い
    カテーテルで排尿し、紙おむつに便をされている
    しかも、大変真面目な文体で。
    ああ、本当に駄目かもと思ったらここまで大人しくなってしまうのか
    僕は憧れていた
    ガハハハと笑いながら気のいい仲間たちと酒を飲み、馬に乗り、山を登り、海に潜り、砂浜で相撲を取り、なんでもかんでも入れた鍋を「うめえ!ガハハハ」とまた酒を飲む
    男の憧れだ
    その椎名誠が奥さん

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    2025年11月03日
  • 真夜中に吠えたくなって

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    いろいろ日々の雑感が語られているけれど、やっぱり旅の話が面白いですね。80歳かぁー

    矢部ちゃんのほのぼの挿絵がなんともほっこりします。

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    2025年10月14日
  • 真夜中に吠えたくなって

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    子ども時代の教科書に載ってた作家さんだ、と思い、手に取る。日々の感じた事などを徒然と綴るエッセイ。日常や旅先での人や文化との出会い。コロナ体験、政治に思うところなどなど…。さらさらっと読めた。
    もうおじいさん、の年齢なんだなぁ。若い女性には卑猥に感じる表現もある。相手方が言った言葉だったりするけど、うーん、年齢的にも仕方ない、そうゆう表現になるんだろうな。

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    2025年09月20日
  • 続 失踪願望。 さらば友よ編

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    人生終盤になると懐古録が書きたくなる?
    日記パートの奥様との関係、後段の懐古録を読むとシーナ氏の心情が腑に落ちる。
    後段に懐古録を付けたり、友人との別れの中で過去の出来事を反芻する。
    単なる懐古録でなく、私小説でも日記でも無い。こんな本を作るあたり、生涯現役なんだろう。

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    2025年09月08日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    寝る前に読んだ。
    本当にどうでもいいことばかり話していて、何か知識を得るとか役に立つということがない。ここまでゆるい本って今もあるのかな?

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    2025年07月30日
  • 机の上の動物園

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    作者であるシーナさんがこれまで旅してきた世界中の街で集めて来た様々なものを紹介する本。写真と簡単な紹介文が主ですぐに読めるページ数。装丁もかわいい。

    シーナさんの本をよく読んでいる人なら思いおこせる「ここでかったんだな」という物も多く、ファンならより楽しめると思う。大きなフライパンの話は当時から気になっていたので写真で見れてよかった。

    椎名誠のエッセイを読んだあとに見ると副読本的で楽しいかもしれない

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    2025年03月07日
  • アド・バード

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    さびれた未来都市
     解説の目黒考二も書いてゐるとほり、オールディスの『地球の長い午後』のオマージュ。

     第1章はまあ冒険の始まりとしてワクワクして面白い。広告戦争が過剰になった世界。アドバードのアド。広告。
     第2章「戦闘樹」になると、酸出しだのなんだの、架空生物の生態が事細かに綴られて、興味がない。となる。実際、しんどい。

     題材は、椎名の業界紙を扱った経験から。架空生物はもともとの嗜好から。着想を得たのではないかと思った。
     しかし、現実としてこのやうな広告戦争は起きてないし、実際は少子高齢化で日本全体では購買意欲が減退してゐる。そこが時代性を帯びたSF小説として感じられるところだ。

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    2025年02月15日
  • 時にはうどんのように

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    亡き父が読んでいた椎名本。中には2011年国立西洋美術館で開催されていたレンブラント展の入場券が挟まれていた。1998年文庫本第1刷を購入しているが、この時間差は積読だったのかなと思わせる。中身は1994年から1995年までの椎名さんのエッセイなのだが、この年はもちろん阪神大震災の年で私は渦中の人だったので外部の人がどのように見ていたのかは想像の範囲であった。ほんとにものごとは渦中に放り込まれないと実感できないものなのだと思う。震度7の地震を体感し、神戸の空を文字通り昼間も暗くした長田の街を焼き尽くす炎と煙。あんなこともしたらいい、こんなこともしたらいいと提案されてもその時にはできないんですよ

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    2025年01月13日