椎名誠のレビュー一覧

  • さらばあやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入
    長い間、親しんできたファンにとって 
    シリーズが終わってしまうのは残念で寂しいですね。
    何だか分からないが、面白そうな事をする。
    行き先も、テキトーで
    ハチャメチャな探検?を゙する。
    飲んで騒いで、あー良かったで終わる。
    夢中になってワクワクしながら
    どうでもよい事に情熱を゙注ぐ探検隊の
    怪しさが大...続きを読む
  • 遺言未満、
    〝この道をどこまでも行くんだ〟〝ぼくがいま、死について思うこと〟
    この二冊と重なるような部分もある椎名誠の遺言未満という斬新なタイトルの本。

    椎名誠といえばやはり旅であり、その僻地の習慣や独特な部分をクローズアップして語りかけるような文章、これは…と面白く読む。
    ぼくがいま死について思うことでもあ...続きを読む
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    精神的不調、アルコール依存症、加齢の影響で、冒険心や行動力も衰えて来ているシーナ。お孫さんや奥さんの一枝さん、旧友の話がやたらと出て来て微笑ましいが、世界が狭くなって来ているようで昔からのファンとしては寂しい気もする。偏狭さが増しているように感じるのは自分だけだろうか...。
  • 続 家族のあしあと
    2023.12.25〜12.29
    じんわり、心に染みた。
    成長していく時の微妙な心の動きが、少年らしくて、「子供って、こんなだったよね」と思わせる。
    同じ私小説の岳物語とは違って、シイナ的満開ではなかったが、大人が読む本的で、よかった。
  • サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊
    シリーズ最終巻。シーナも歳をとったなあ。『怪しい探検隊』とそれに続くこのシリーズが一番好きだった。(『哀愁の町シリーズ』も)キャンプ、カツオ、ビールがあれば無敵の時代が懐かしい。
  • サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊
    シーナ節炸裂。
    新型コロナ感染・入院以降どうにも勢いというかバカさ加減というか、シーナさんの良さが削がれてしまった感が否めなかったのだが、雑魚釣り隊行状況にいたってはそんなことはなかった。何度も「わはは」と声を出して笑った。
    あやしい探検隊時代からずっとずっとシーナさんのキャンプ旅が好きだ。子供の頃...続きを読む
  • シルクロード・楼蘭探検隊
    1998年に「砂の海 楼蘭・タクラマカン砂漠
    探検記」を出版しましたが、今回はその旅の後
    で明らかになったことや、今だから書けること
    などを記しています。

    特に楼蘭に到着するまでの、砂漠での進行過程
    にページを割いており、過酷な行程であったこ
    とが伺えます。

    この時代の中国は、国家として外に向け...続きを読む
  • アド・バード
    文庫で読むのは初めてでした。(何も変わらないですが)
    何度読んでもおもしろい。
    父親になってから読むと、今まで感じなかった「地ばしり」の気持ちに感情移入しました。ちょっと驚きでした。
    最新のアニメ技術でぜひ映像化してほしい。
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    椎名誠氏ほど擬音が似合う作家はいないと思い
    ます。

    それもポジティブな擬音語です。

    どこでもドカドカと突き進み、何でもワシワシ
    と食べ、酒はグビグビとあおる。

    しかし彼に2022年で78歳の後期高齢者なので
    す。しかもコロナにもかかり、入院してしまい
    ました。

    救急車で運ばれる椎名氏を遠巻き...続きを読む
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    椎名誠さんも78歳になってしまったのか…とちょっとたじろいでしまった。
    元気で世界中を旅して、キャンプに釣りに、ビールをぐいぐい飲んで、彼のまわりにはいつも気持ちのいい仲間が集っていて…
    そんなイメージがずっとあった人だけれど、少し前から、例えば鬱のようなものを抱えていたり、死について語ってみたり、...続きを読む
  • この道をどこまでも行くんだ
    シーナさんの旅のエッセイ
    読みやすい文量で片手間でも読めるが、相変わらず引き込まれて行く。
    南米かと思ったらシベリア、ミャンマーにカナダの北極圏。地域の人の生活、動物たち、椎名誠の体内を通して出てくる言葉によってより興味深いものになるから不思議。

    絶対自分じゃ行かないなって場所や辺境の地での写真と...続きを読む
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。
    不登校の子、親御さんに勧めたい素晴らしい本だと思う。
    荻上チキさんの、「学校に行かなくても良い、だけでは不十分」という話はすごく納得。日本の教育のシステムを変えるべく、本気で取り組まないと未来はないと思う。
    北斗晶さんは凄い人だなぁと感動した。
  • 学校に行きたくない君へ
    面白い!学校だけでなく、人間という存在そのものに対する認識も改めさせられるような本。
    樹木希林さん、西原理恵子さんの肝の座りっぷりが印象的だった。手元に持っていたい一冊。続編もあるようなので是非読みたい。
  • 学校に行きたくない君へ
    不登校・引きこもりの当事者や経験者が、インタビューした記事をまとめた本。

    インタビューをする記者達は、自分が何を聞きたいか、知りたいかを一生懸命に考えてインタビューしている。

    インタビューされる側も、当たり障りのない常識で答えるのではなく、それぞれの内側にある考えや気持ちを丸出しにして答えてくれ...続きを読む
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。
    ☆「死ぬんじゃねーぞ!」中川翔子
    ☆一つの言葉には、決して一つではないたくさんの意味があるし、その意味を自分で作り出すこともできる、過去に何があったかではなく、今の状態とどう向き合うか、せっかく自由に使える一日があるんだからこの時間を何にいかそうか ヨシタケシンスケ
    ☆こんな自分になりたいという理想...続きを読む
  • 続・岳物語
    今日偶然野崎知佑さんが亡くなったというニュースをネットで見た。ちょうどこの本を読んでいたので不思議な感覚だった。岳がその後どうなったのかについて興味を持って少し調べてみた。岳は自分のことを小説にした父親に長く怒っていたそうだ。何をやっても椎名誠の息子であることが知られていてしばらくアメリカで暮らした...続きを読む
  • 岳物語
    作家と息子との素敵な親子関係を描いている。岳は興味を持ったことはとことん突き詰める子だ。この本では釣りに興味を持ち普段本を読まないのに釣りの本を読みその知識はすごいと思った。学校の勉強とは何かに興味を持ったときにそれに突き進むための基本的な知識や考え方を学ぶところだと思う。またはそれを見つけるための...続きを読む
  • 椎名誠 超常小説ベストセレクション
    椎名誠の独特な世界観の短編集。
    灰汁と百舌のシリーズを始め、北政府ものが多数収録されているため、シーナワールドを堪能出来る。
  • 続・岳物語
    思春期は自立の季節。岳少年の父母に接する態度はなんだか経験あるなーとしみじみ。うちの親も当時どんな気持ちだったのかななんてちょっと考えてみたけど、やめた。
  • 学校に行きたくない君へ
    ☆樹木希林
    お釈迦さんがね、人間として生まれることはきわめて稀なことだ、と言ってるの。だったらね、生き続けなきゃもったいないじゃない。
    ☆横尾忠則
    いまの大人社会で一番足りないのは、感性です。
    ☆玄侑宗久
    「救いたい」という気持ちも分かるが、共倒れになりかねません。「あなたが学校に行こうが行くまいが...続きを読む