椎名誠のレビュー一覧

  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    椎名さんの若い頃からの旅日記、写真展、映画制作やトークショーまで、色々読んだり参加したりしてきました。 世界中旅する様子、面白い友人関係等楽しかったなぁ。今回の失踪願望、いつもその時その時の自分を書かれていて、今の椎名さんはこうなんだなと。この先も元気で、その時の椎名さんを綴ってほしいなと思います。
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    30代に探検記や岳物語を読んでました。
    何十年ぶりかの椎名さん作品で、幕張少年マサイ族からのつながりで読みました。
    人生初めてのお酒がこんなジイジと飲めるお孫さんが羨ましいのと椎名さんがうらやましいです。
    奥様も素敵です。
    読んで良かったです。
    追記
    沢野さんのジジイの台所も参考に実践してます。
    ...続きを読む
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    もう30年以上、椎名誠氏に憧れている。
    ・自由
    ・明るい
    ・アクティブ
    ・おもしろい
    なのに
    ・知的
    実際に自分の生き方に大きく影響を与えた人だ。
    だが、ここ10年くらいの著作は暗い内容が多くて、
    読んでいるこちらまで「歳を取ったなぁ」と暗くなっていた。

    本作は比較的明るい。
    老いを表現する部分も...続きを読む
  • 新装版 武装島田倉庫
    椎名誠のエッセイを中心に読んでいたので、本作、名作の誉れは高かったですが読んだと事無かった。30年ほど前に「アド・バード」を傑作だ!と興奮して読んだ割には薄情だなと自分でも思います。

    椎名誠特有の擬音や描写が効いており、陰鬱陰惨な世界観にどこかディフォルメされた空気がマッチして、松本大洋のスチーム...続きを読む
  • 岳物語
    以前に読んだ時の岳物語は息子さんとのこと、 私的なことが描かれていて、なんとなく新鮮に読めた、という記憶がありました。
    でも、今読んでみると印象がかなり変わっていることに気づきました。
    今、自分の子供が、この中に書かれている岳少年と大体同じ年だし、 どうしても親の視点で読んでしまうのです。
    ...続きを読む
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    【きっかけ・目的】
     また、椎名さんの本を読みたいなぁと、やはり盟友目黒考二さんが亡くなった前後の動向を知りたかったのが一番の動機だ。
    【感想】
     帯にもあるが、「よろよろと生還す」ということなんだろう。まさしく文章もそう。「よろよろ」とという表現が加齢による見えないものへの抗いも相まっておもしろか...続きを読む
  • 飲んだら、酔うたら
    第一章は世界のイロイロ変わった酒の探訪記、第二章はシングルモルトウイスキーを集中取材して、そして第三章はもちろんシーナ氏のビール話、第四章は「月刊たる」という酒専門誌に連載した酒がらみのよもやま話。読めば呑みたくなる、極上の酒エッセイ。
  • 新装版 武装島田倉庫
    名十年ぶりかで、再読。
    相変わらずおもしろい。今のアニメ技術で映画化したら受けそうだなと思った。


    北政府って、北〇鮮・・・んー預言書にならないことを祈ります。
  • 孫物語
    「椎名誠」の私小説『孫物語』を読みました。

    「椎名誠」作品は昨年9月に読んだ私小説『三匹のかいじゅう』以来なので4ヵ月振りですね。

    -----story-------------
    「子どもより孫(まご)の方がかわいい」と言うけれど、そんなことは……ありました!

    あまり大きい声じゃ言えないけれど...続きを読む
  • 椎名誠 超常小説ベストセレクション
    「椎名誠」のSF短篇集(超常小説集?)『椎名誠 超常小説ベストセレクション』を読みました。
    『孫物語』に続き「椎名誠」作品です。

    -----story-------------
    「シーナワールド」全開の「超常小説」ベストセレクション!

    “お召し送り”に選ばれた妻……三ヵ月も毎日降り続ける雨……と...続きを読む
  • 大きな約束
    「椎名誠」の私小説『大きな約束』を読みました。

    『本の夢 本のちから』、『カツ丼わしづかみ食いの法則 ナマコのからえばり』、『海ちゃん、おはよう』に続き、「椎名誠」作品です。

    -----story-------------
    『岳物語』から25年。
    「シーナ」、「じいじい」になる
    忍びよる老いを意...続きを読む
  • カツ丼わしづかみ食いの法則 ナマコのからえばり
    「椎名誠」のエッセイ集『カツ丼わしづかみ食いの法則 ナマコのからえばり』を読みました。

    『本の夢 本のちから』に続き、「椎名誠」作品です。

    -----story-------------
    人気エッセイシリーズ文庫化第9弾!
    社会問題からカツ丼の食べ方まで、「シーナ」が五感でとらえる森羅万象。
    ...続きを読む
  • 三匹のかいじゅう
    「椎名誠」の私小説『三匹のかいじゅう』を読みました。

    『大きな約束』、『続 大きな約束』に続き、「椎名誠」の私小説です。

    -----story-------------
    父と息子とマゴたちの、「シーナ家」三世代の物語。

    『岳物語』から30年。
    「じいじい」の大変で幸福な毎日

    出産のためアメリ...続きを読む
  • 定本 岳物語
    椎名誠の息子岳君と家族、父と息子の物語。
    ベストセラーであり、名作と言えるだろう。息子に好きなようにさせ、プロレスごっこをして、カヌーや釣りをして、一緒になって遊び回る。
    椎名誠氏の一番の教育方針は、自分のことは自分でする。いいなぁ、こういうの。
    だけど、こんなふうに書かれた息子が怒るのは、当然だよ...続きを読む
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    78歳、コロナに翻弄され、老いと向き合う浦島太郎的カナシミをシーナ節で綴るパンデミック禍の日録。壮絶書下ろし「新型コロナ感染記」も収録。
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    椎名さんも年老いたものよのお。それにしても、このシリーズよてもよい。
    現在、web連載されているつづきも早く書籍化されないかなあ。
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    手にとった表紙に、はっと胸をつかれた。まっさおな空をバックに草原にすわる椎名さん。サングラス姿はまちがいなくカッコイイのだけど、それははっきりカッコイイ「おじいさん」なのだった。

    自分の心の中には、いつまでもパワフルなシーナ隊長の姿があるのだが、現実の椎名さんは当然年齢を重ねている。愛着のあった車...続きを読む
  • 失踪願望。 コロナふらふら格闘編
    椎名さんもう本当に老人なんだなと実感しました。78歳、もはや会っても気が付かないかもしれません。
    しかしそれでもこうやって本を出してくれることに感謝です。骨折やコロナ感染などかなりハラハラしますが、あれだけ頑強を極めた人であっても時間には敵わないんですね。それをリアルタイムで教えてくれる本です。
    ...続きを読む
  • 岳物語
    岳さんの成長を見守る気持ちとまわりからいろいろ言われただろうなぁという岳さんに同情する気持ちが同居しています。
  • 春画
    「椎名誠」の私小説『春画』を読みました。

    『南洋犬座―100絵100話』、『家族のあしあと』に続き、「椎名誠」作品です。

    -----story-------------
    母が逝き、「私」宛てに古びた春画が遺された。
    旅先の小さな島で、その奇妙な絵を眺めながら、後妻であった母の人生を想う―。

    ...続きを読む