【感想・ネタバレ】新橋烏森口青春篇(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)のレビュー

あらすじ

23歳のシーナマコトが小さな業界新聞社に編集者として入社した。そこで出会う怪しくて個性的な人物たち。実話をもとにした明るくて楽しくて不思議な大人向けの青春小説。TVドラマ化もされた人気作が電子書籍になって登場。
本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。

<目次>
第1章 グリーンスネイク
第2章 塔屋の車座団
第3章 トタン雨
第4章 よかちんちん
第5章 まんじゅしゃげこわい
第6章 ハッタリ横丁の人々
第7章 派閥天丼
第8章 小瓶のウイスキー
最終章 さよなら鯨やん
あとがき
対談 椎名誠×目黒考二
電子書籍版あとがき
椎名誠の人生年表

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

久しぶりにシーナさんの本を読みたくなって読んだ。哀愁の街に霧が降るのだの続編らしいけど、それも読んだの何年前かわからない。
サラリーマン時代の話で、おおらかな時代背景もあり、新橋の風景が目に浮かんで読んでいて楽しい。特徴を掴みながらも、いやらしいところまで踏み込まない人物描写も良い。途中から酒乱になる同僚を面倒に思いながらも一緒につるんで飲みに行ったりしてるのもなんかいい。

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2025年05月29日

Posted by ブクログ

久しぶりの椎名誠。木村晋介、沢野ひとしとの共同生活に終わりを告げ、百貨店ニュース社に就職した椎名誠の半私小説的一人称小説。古き良き時代のサラリーマン生活と二十代前半らしい純朴な恋を描いて、のんびり楽しめた。肩肘張らずに読むには椎名誠のエッセイ or 小説くらいがほどよいなぁ。

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2017年11月24日

Posted by ブクログ

椎名誠の青春三部作の一つで、僕が一番好きな友人同士で同居していたアパート時代から、彼がサラリーマンとして働き始めた時の話しです。
自由で少しやさぐれた出版業界の端っこで、まだどうなるとも言えなかった、椎名青年の少しひねくれた男っぽい葛藤がとてもいいです。
まだ20代そこそこなのに、酒の飲み方ややる事がすでに荒くれたおっさんのようで、昔の若者ってげんきだったんだなあとしみじみ思います。僕の世代は大分大人しい世代だと思うし。やはり高度経済成長時に青春を送るというのはなんでも面白い時期だったんでしょうね。
やはり好きです椎名誠さん。僕の青春の一部です。

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2016年04月26日

Posted by ブクログ

私小説3部作の2部目。専門誌に入社した直後の話。相変わらずゆるくて笑える。解説の菊池って、3部に登場してきたあの菊池か!登場人物も名前を変えて同一人物が出てくる。

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2012年09月29日

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