椎名誠のレビュー一覧

  • すばらしい黄金の暗闇世界
    ナショナルジオグラフィックに掲載された
    エッセイをまとめた単行本です。

    ゆえに、表題以外にも世界中のヘンテコな
    いや奇天烈な生き物や、住居環境や、さら
    に宇宙についてまで怪しくも好奇心に満ち
    たシーナワールドが満載です。

    ナショナルジオグラフィックの写真も当然
    素晴らしく、より世界観を感じ取れる...続きを読む
  • 奇食珍食 糞便録

    タイトルは、奇食珍食糞便録ですが、ほぼ糞便録でした(笑)


    世界各地を旅する著者が体験したトイレ体験記。

    汚くて汚くて、想像すると卒倒しそうになるし、日本に生まれて本当に良かったと思います。

    自然の中での人間の排便・糞便は、今の日本人の私には考えられないことではあるけれど、想像の範...続きを読む
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。
    素晴らしい内容だった。
    我が子が不登校のため、なんらかの糸口がないかと読んでみたが、不登校反対論はまるでなく、容認が当たり前の考えに変わった、が、勉強は間違いなく必要という考えは変わらない。
    息子を信じて待とう!
  • 砲艦銀鼠号
    シーナワールドでは度々登場する灰汁と可児に、鼻裂を加えた三人組がオンボロ砲艦で海賊稼業に精を出す。
    北政府との戦争の残骸にまみれた海を往く、逞しくも強かな男達の冒険譚。
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。
    全国不登校新聞の記者たち(元不登校経験者)達が、著名人にインタビューする。

    インタビューする側もされる側も真剣に受け答えしているのがわかる。
    また説教的ではなく、いろいろな考え方を尊重している記事なのが良いところ。

    気になったフレーズ

    ・ヨシタケシンスケ
    一番きつかった時期に考えていたのは、「...続きを読む
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。
    不登校新聞からのいくつかの記事の抜粋である。これをもとに不登校新聞を気軽に手に取れるようにすることがいいのかもしれない。不登校になってから、不登校になる前に、大人になり不登校でなくなってから、いつでもどこでも読める新聞になってくれるといいと思う。
  • アド・バード
    最初に読んだ時に途中で挫折して、数年後に再チャレンジで挫折したところを頑張って読み進めて最後まで読んだら、あれっなんか分からないけれど凄く良いかもって思って、3回目じっくり読んで何故か透明フィルムで傷まないように表紙コーティングして大切な一冊になりました!
    でもやっぱり途中の樹木のところはしんどい(...続きを読む
  • 岳物語
    父・椎名誠と息子・岳くんの物語。エッセイ的な。とても読みやすくておもしろかった。切なく楽しく。旅に出ることが多く不在も多い椎名家だからこその少し特殊な関係かもしれない。いやでもそこは家族それぞれいろいろあるか。お互い没頭するものがあって同士の匂いもする。親目線だと岳くんがどんどん成長していく姿が逞し...続きを読む
  • 気分はだぼだぼソース(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

    1980年のブログ

    懐かしい、再読も楽しい。昭和軽薄体とも言われた文体の鮮やかなデビューでした。今のブログの走りかもしれません。電子ブックで読める沢野ひとしさんのイラストも良いです。
  • 遺言未満、
    椎名誠さんの「死」についての本第二弾。
    今回は漠然とした「死」についてだけでなく、各国・各宗派の死やお葬式に関する事なども書かれていた。
    世界的にみると、火葬を行っている国はすくないというのはうっすら知ってはいたけれども、それを"火葬が出来ない"とは捉えていたかったし、北極圏の国では燃やす事も出来な...続きを読む
  • 学校に行きたくない君へ
    とても良かった。もし我が子が不登校になったら再読したい。

    各界の著名人が不登校についてインタビュー形式で答えている。実際、子ども時代不登校だった人も多い。

    一人ひとり言うことは違うが、結局は行けないなら無理してまで行かなくていいということ。

    親が言ってはいけないのは、「何で普通にできないの」「...続きを読む
  • アド・バード
    四半世紀ぶりに再読。やはりこの独特の世界観には強く引き込まれる。この世界の話をもっと読みたいと思うが、未だ他の作品は出ていない。いくらかの重要な謎を残し、いかにも続編がありそうな終わり方なのだが。

     とても映像化向きの作品なのに、そうならないのは作者の意向なのだろうか(アニメ化の話はあったそうだが...続きを読む
  • 岳物語
    2回目かな?大分前に読んで再読。全然内容覚えてなかったな。読みやすくておもしろいけど、切ない、、、またよみます。
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(下)
    情報センター出版局の3分冊版。後書きが1982年だから、もう40年近く前に書かれたとは…過去の本ではあるが、当時のエネルギーが伝わってくるし、シーナ氏に傾倒していた自分の20代も思い出す。
    無くなってほしくない名作。
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(上)
    実家に戻ったら学生時代に買った情報センター出版局版が出てきて、25年ぶり?に読んだ。ぜんぜん色褪せない!
    改めて、自分の中にこの本をはじめとした氏の本の表現が色濃く残っていることを認識。この表現が染み渡っているんだろう。
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(上)
    「哀愁の町に霧が降るのだ」上巻 椎名誠(著)
    2014年 8/10 初版発行(株)小学館文庫

    悲しくツラい物語に疲れたぼくのリハビリに
    20代の頃読んだ大好きな椎名誠のこの本を選びました。

    あの頃何度も読み返したのですが
    久しぶり…30年ぶりくらいに今回読んで

    ほぼ内容を覚えていませんでした^...続きを読む
  • 岳物語
    父と子の成長や旅物語。
    入試の問題で出て以来、気になっていた作品。
    ついに手に取り読んだが、なかなか読み応えのある素敵な子育て本でした。
  • 家族のあしあと
    「岳物語」の流れをくむ、椎名誠さんの私小説。椎名誠さんが岳くんくらいの少年だった頃の物語。今までのエッセイにもちらちらとこの頃の話は出てきていましたが、まとって書かれているのは始めてで、でもご本人もたびたび書いているように、この頃の家庭環境はやっぱり分からないこと多いようです。
    考えてみれば自分も子...続きを読む
  • 続・岳物語
    懐かしかった。久しぶりに実家に帰って本棚から持って帰った一冊。
    当時は、社会人になったばかりで岳側の目線で物語を感じてた気がするが、一人息子の父親を20年やった今は、知らずうちにシーナさんの子育てに影響されてたかもと思ってしまった笑
    良書はいつまでも良書なのだ!
  • 続 学校に行きたくない君へ 大先輩たちが語る生き方のヒント。
    「続」も、前編に劣らず非常によかった。前編と同じ編集方針となっており、全国不登校新聞社に在籍する、不登校・ひきこもりの当事者・経験者である子ども若者編集部員が、「私が話を聞きたい人に話を聞きにいく」という方針で取材を行うことにより作られている。「世のため」「人のため」ではなく、「私」が話を聞きたいと...続きを読む