椎名誠のレビュー一覧

  • 学校に行きたくない君へ
    「全国不登校新聞」というメディアがあることを少し前に初めて知った。樹木希林さんの本を読んだ際に、フォローさせて頂いている「夜型さん」に、希林さんがこのメディアへメッセージを寄せられているということをコメントで教えて頂いたからだ。

    このメディアは、全国不登校新聞社の発刊ですでに20年以上の歴史があり...続きを読む
  • わが天幕焚き火人生
    新書版の出版であるにもかかわらず、内容は
    過去のエッセイなどの集約です。

    テーマなども特になく、散文的なものをこう
    して新書スタイルにするのは、椎名氏の著作
    としては珍しいですね。

    でも著者の近況を知ることは面白いですし、
    図らずもアクティブエイジング的な生き方
    をしている著者の姿勢を学ばせても...続きを読む
  • メコン・黄金水道をゆく
    メコン川というのは,昔は遠くの異世界の話だったが,何回かメコン沿いの街に行くようになり,こういう本を読んだときにリアルに浮かんでくる光景がある。ルアンパバーンとかビエンチャンとかは実際に行ったしな
    ということもあって,本に載っている地図はもうちょっと詳細にしてほしいなあ,と思うとともに,写真ももう少...続きを読む
  • 学校に行きたくない君へ
     『不登校新聞』に掲載された,著名人へのインタビューを再編集した本。
     これらのインタビューアは,不登校・引きこもりの当事者・経験者である子ども・若者編集部たち。代表理事の奥地恵子さんの言葉を借りると「自分が本当に聞きたいことを聞くという真剣さが引き出すのか,二十名の方々の深い人生観に出会えました」...続きを読む
  • 学校に行きたくない君へ
    当事者の視点や思いで当事者参加型を目指して
    発行されている不登校新聞の
    インタビュー記事がまとめられている。

    インタビュアーは当事者、経験者で
    本人が話を聞きたいと思った人のところへ赴くという。

    当事者同士で話し合い、共感をすることは重要だが
    経験者、先達と話をすることで
    先が見通せたり、新しい...続きを読む
  • 岳物語
    岳さんと私は歳が近く、実家も近いこと、我が家にも元気な男の子がいましたので、なんとなくその空気がリアルに感じられた。
    ただ、あまりにリアルタイムでの連載だったためご本人はとても嫌だったようですね。
    もう少しフィクションの要素がを強くした小説にしてしまえばよかったのかな。読み手としては大変楽しい父子の...続きを読む
  • 孫物語
    8月22日の読書:孫物語 椎名誠

    カバー裏より
    『世界を飛び回っていたシーナが自宅に落ち着くことが多くなった。その理由は、なんと「孫」。本好きな長男、口が達者な長女、無鉄砲小僧の二男。ドタバタ騒がしい三匹のかいじゅうの成長ぶりを、基本的にダラシナイにやけ顔で見つめるシーナ。ぐんぐん新しいことを吸収...続きを読む
  • 岳物語
    何度読み返しても子どもの成長をあたたかい視点でかいてありほっこりする。こんな親でありたいと思っていたが難しいなぁ
  • 学校に行きたくない君へ
    読みながら思ったことは、学校に行きたくなくなる前にこういう本を読んでいてもらいたいなあということ。

    逃げてもいいんだ、という感覚があって耐えるという選択肢がより現実的になると思うので。
  • 蚊(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    2019.01.07

     小学校の塾で、国語の先生から特別賞としてこの小説を譲ってもらった。思えば、これが私の読書人生の始まりであって、それから今日に至るまで仕事でも余暇でも多くの本を読む最初のきっかけになった本である。

     全体として、当時の椎名さんらしい「面白い」文章に笑いが出てしまう。電車の...続きを読む
  • 孫物語
    自分が独身時代、そして結婚後も何度も読んだ「岳物語」の岳少年が大人になり、結婚して生まれた3人の子供たちとジイジイとなった椎名誠さんの私小説。

    岳物語の舞台になった武蔵野の家から新宿の西側に引っ越し、その武蔵野の家を処分しようという話に時間の経過を感じる。そして全く無責任に寂しさを覚える。

    孫の...続きを読む
  • 学校に行きたくない君へ
    不登校というテーマを通じて、インタビューされる側の人生観もすくい上げる一冊。
    囲い込まれた環境で、今そして過去に辛い思いをした人に確実に届く力を持っている本だと思う。
  • 定本 岳物語
    岳物語は続も含めて3回位は読んでいると思います。それなのにこの「定本」を読む理由。それは岳の文章が巻末載っているという事が大きいです。
    椎名誠を父に、そして僕の敬愛する野田知佑を友とする岳少年。年代で言うと恐らく僕と同年代だと思います。
    直情径行だけれども明るく自分の道を進む彼の姿は、弱腰な少年だっ...続きを読む
  • わしらは怪しい探険隊
    内容もさることながら、文章が最高。電車の中で下向いて肩揺らしてた。苦しかった(笑いをこらえるのが)。こんな仲間がいてうらやましい。
  • 続・岳物語
    徐々に父親から離れていく岳の姿に、父の立場としての寂しさと、息子としての立場の切なさ、両方を感じた。
    中学に入学するまでの残り10年弱、あれもしたいし、これもしたいし。ロードマップでも描いてみようかな。
  • 新装版 武装島田倉庫
    著者とはアウトドアを趣味にしている頃に野田知佑氏つながりで出会った作家だ。ただし著作は『わしらは怪しい探検隊』1冊しかもっていなかった。現実世界のどこにもない地理的背景の地名と、同じように有り得ない人名。核戦争と思われる戦後の荒廃した世界というのはステレオタイプだが、飽きることなく読み進めることがで...続きを読む
  • わしらは怪しい探険隊
    行動の豪快さもあるが、観察眼、語り方の鮮やかなこと、鮮やかなこと。センスもきわめて独特。話が行ったり来たりするのにもかかわらず、なぜかスムーズに読めてしまう。
  • すばらしい黄金の暗闇世界
    椎名誠と言えば、『哀愁の街に霧が降るのだ』に衝撃を受けて以来の大ファンで、(多作なのでとても全部とはいかないけれど)エッセイも含めかなり読んで来た。
    新聞社主催の講演会の抽選に当たったこともあり、その時サプライズで野田知佑さん沢野ひとしさんとのトーク、木村弁護士の歌まで聞くことができたのはファン冥利...続きを読む
  • 岳物語
    大学生の頃に読んだ1冊。
    20年ぶり位に自分がヒトの親になってから改めて読むと、子育てアルアルは今も昔も変わらないんだなぁと思ってみたり、お父さんならではの視点に驚かされたり。
    でも一番びっくりしたのは、はさんであった集英社文庫のしおりに、今で言う錦織君的な さわやかな松岡修造が起用されていたことだ...続きを読む
  • わしらは怪しい探険隊
    椎名隊長をはじめ、個性的な仲間たちが離れ島でキャンプする。

    ぐだぐだでベロベロな毎日が繰り広げられる。

    あー遠くに行きたいな。