椎名誠のレビュー一覧

  • 地球どこでも不思議旅
    「日本代表の麺は果たしてなんになるのか」

    本場ものの真実を追求して高松にやって来た。



    『地球どこでも不思議旅』(椎名誠著 集英社文庫)



    「うどんとソーメンの真実追求コンバット・ツアー」を敢行するために

    P・タカハシ氏。野沢ひろし氏。ヤマコーこと山本皓一氏の参加者が集められた。

    この...続きを読む
  • 時にはうどんのように
    毎度おなじみ、椎名さんのエッセイ集。

    今回の【時にはうどんのように】は1994年〜1995年にかけて週刊文春で連載されたものだ。

    最近は毎週のように文春を買うことはないが、4月23日号の時点でいまだに連載しているこの【風まか

    せ赤マント】は933回を迎えた。スゴイなしかし。椎名さんの場合、長期...続きを読む
  • ネコの亡命
    やはり、何度読んでも椎名誠のエッセイは面白いな〜と思える作品。

    ちなみにタイトルの【ネコの亡命】は、本文中に少しだけ触れられる程度であって、このエッセイ集はほ

    とんどネコのことなど書いていない。そこがまた椎名誠らしくていいなぁ。

    久しぶりに本を開いて1行目から笑った。タイトルは「野シャブ三昧」...続きを読む
  • わしらは怪しい探険隊
    椎名誠氏の旅行記、怪しい探検隊シリーズ第一弾『わしらは怪しい探検隊』を再読しました。先日『わしらは怪しい雑魚釣り隊』を読み、本棚に収めたときにこの本が見あたらなかったため「ひょっとしてこの記念すべき第一書を読んでいないのではないか?読んでいないのならスグにも読みなさい。兎に角、即、確認すべし!」とい...続きを読む
  • ひるめしのもんだい(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    椎名 誠の【ひるめしのもんだい】を読んだ。

    懐かしき我が青春の椎名 誠である。懐かしいって言っちゃ失礼か。

    なにを隠そう僕は高校二年生の時に椎名 誠の【インドでわしも考えた】という本を読んで、「物書き」

    という職業をはじめて意識し、「作家」になりたい!と思ったのである。

    いうなれば今こうして...続きを読む
  • 風の道 雲の旅
    高校生の時に通学バスの中で読んだ一冊。
    これが最後の本でした。

    今までの形式を踏まえて、写真と文章でリアルに物事を書いています。読んでいて実際に情景が浮かんでくる程です。
    探検記の中では椎名さんの集大成とも言えるでしょう。

    とても良い本なので、詳しい内容は敢えて教えません。
    実際に買って読んでみ...続きを読む
  • フィルム旅芸人の記録
    本気で好きな事をやってる大人だなぁとわくわくします。
    行動力と度胸と人柄もろもろ凄く尊敬します。
    日記なんですが、最後の方になると感動でぐっときます。
    すごくいい。
  • 雨がやんだら(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    淡々と綴られる少女の日記を通して知る、雨にゆっくりと浸食されていく人々の生活に、静かに恐怖と悲しさを覚えた。
  • ハマボウフウの花や風
    いい具合に働けている時の充実した気分が感じられました。さわやか。
    あとなんかいい感じにちょっと悲しくなります。
  • はるさきのへび
    最後まで読んで「はるさきのへび」というタイトルに納得。のんびりと、どこかあたたかい気分になりました。
    結婚まもなく、子供が産まれた時を母親視点から、さらに子供が産まれてから20年後、それぞれの三編からなる私小説。
  • むははは日記
    80年代前後の椎名さん、あるいは当時書かれていた小説の出来方や、テレビ出演逃亡に関することなど、イキオイのある文体で書かれた元気なエッセイ。
    昔の雑誌の書評など既に休刊になったものも多いが、カナリ辛口に評価されていて、椎名さんらしいさがとても出ている。
    「もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵」とあわせ...続きを読む
  • 秘密のミャンマー
    ビルマ、行きたくなっちゃった…
    でも、どうしたらいいのかな?民主化する前に行けば外貨を軍事政権に渡しに行くようなものだぞ??
  • アド・バード
    2007.11.13 殺伐とした世界なのに、何故かほのぼのとしているのが不思議です。空と海が青いって幸せ。
  • 麦の道
    すごく良い本に出会えた気がします。作者の自伝だそうですがこんな光景今ではあんまりないですよね。麦の道というタイトルも読んだ後思うとすごく雰囲気に合ってます。7.30
  • ハマボウフウの花や風
    手当たり次第に椎名さんを読んでるけど、これはSFともエッセーとも違って、温かい普通の小説。エッセーに書かれていた実話とリンクする部分があって、小説にも一部真実があるからこそ面白いんだろうなと思った。表題作も、主人公がいつもメッセンジャーで、この波乱万丈を経た友情が続いているのって温かいし、「倉庫作業...続きを読む
  • 続・岳物語
    ホントシーナ親子カッコイイなって思う。
    それで私の知り合いのおじさんを思い出す。かっこいいオトコだな!!
  • さらば国分寺書店のオババ(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    データを見れば自分が生まれた年に出ている本である。なんと。確かに古いところはあるけど、あまり古さを感じさせない。椎名さんの本は読んだことがなくて、出だし、あまりに文体が軽くて好きになれなかったのだけど、国分寺⇔小平、あたりの懐かしい生活区域が舞台で、このどうしようもない怒りの矛先の向け方も段々好きに...続きを読む
  • わしらは怪しい探険隊
    この本に出会って。椎名誠さん知って。から。ハマッタ。テント買って。チャリンコ買って。バイク買って。リュック買って。地図買って。トモダチ誘って夢中になって旅した。けっして豪華な旅とはいえなかったけど。楽しかった。旅の魅力がわかったのはもうちょっとあと。遊ぶだけの楽しい旅だけじゃなくほかもあるんだって。...続きを読む
  • 風の道 雲の旅
    旅が多いシーナさん、その旅先の風景、空、雲、風、人々。
    ああ、旅に出たいなあ。
    読みながら何度もそう思ってしまいました。
    『朝起きたとき、自分がいまどこにいるのか一瞬わからなくなる』ような旅に。
    元々は単行本として出版されたこの本、たくさんの写真が掲載されています。
    やはりできれば本来のスタイルで読...続きを読む
  • あやしい探検隊 北へ
    はじめて読んだ椎名誠。北へ向かう道中のパンツの1号・2号・3号の命名や、覆面トランシーバーの無差別的警告などは大好きなエピソード。馬鹿馬鹿しいけど、じんわり寂しさも漂う。