あらすじ
人生のヨロコビはいつもの場所で仲間と呑む冷たい生ビールなのだあ! 心の底から叫ぶ量産型原稿職人シー「ナマコ」ト。カツオの一本釣りにムネときめかせ、タマネギの効用を熱く語り、多機能機械にスルドイ突っ込みを入れ、本場トルコ風呂で大悶絶。至福の時が手に入るならシメキリ地獄もなんのその。ナマコ一匹やるときはやるのだ。いちゃもんと妄想がおりなす脱力系ナマコ・エッセイ第2弾。
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Posted by ブクログ
著者の身辺に起こった由無し事を綴るナマコエッセイ2冊目。行動と交際範囲が広い著者なればこそ、月20本の締切を抱えてもネタが枯渇しない……のだろうが、宮田珠己氏の解説を読むと、作家の苦悩と才能が透けて見えるようで面白い。「それで何がどうなのか」で見知らぬ人から送り付けられる原稿に苦労する話は、筒井康隆氏のエッセイを彷彿させ、どの作家も苦労しているのだなぁと思った。
Posted by ブクログ
巻末の解説に「デタラメに見えて、実は綿密に計算された文章であった」とある。デタラメだから面白いと思ってた椎名本、目から鱗だ。そうなんだ、だから面白いんだ!怪しい探検隊にであってコロッケだのカラスだの色々読んだけど、椎名氏の計算された洗脳計画に乗っかって三十余年、今気付いた。
Posted by ブクログ
椎名誠さんは、ハズレなし。
釣りネタ、グルメネタは好き。
でも、本人も書いている通り、いくつかは手抜き(?)も見られる。
まー、それもシーナさんだけど。
シーナさんの驚異的な主筆スピードが紹介されている。
酔ってても仕事出来る人は偉い。
私は仕事とお酒は両立出来ません。