椎名誠のレビュー一覧
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「椎名誠」の私小説『続・岳物語』を読みました。
『岳物語』に続き「椎名誠」作品です。
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「シーナ家」の長男「岳」少年。
オトコの自立の季節を迎えている。
父子の濃密でやさしい時代は終わろうとしていた。
ある日、エキサイティングなプロレスごっこで、ついに「岳」は父の体を持ち上げたのだ。
ローバイしつつも、息子の成長にひとりうなずく「シーナおとう」。
カゲキな親子に新しく始まった、キビシクも温かい男の友情物語。
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「シーナ家」の長男「岳」少年の成長を描いた第二弾… 小学校高学年から中学校入学までの成長が、以下の11篇のエピソードで描かれています。
■あかるい春です
■少年の五月
■盗聴作戦
■ガク物語
■ヨコチンの謎
■チャンピオン・ベルト
■冬の椿
■オバケ波
■骨と節分
■闇の匂い
■出発
■あとがき
■解説 野田知佑
『岳物語』を読んで、「シーナさん」と「岳」少年の距離感がイイよなぁ… と感じたのですが、、、
「岳」少年の成長とともに、その距離感が急激に変わってきましたね。
カヌーや釣りの腕前では親の抜く実力を発揮するところは『岳物語』でも予感されましたが、、、
運動会を見学に行ったことを非難されたり、ホンキの父子プロレスで持ち上げられたり、「野田知佑」の住む亀山湖畔キャンプには付いてくるなと言われたり… と、一気に大人びた感じです。
小学校高学年から中学校にかけて成長著しい息子と、その父親… 適度な距離感を保つのは難しいかもしれませんね。
『冬の椿』に描かれていたエピソードは、どこかで読んだ記憶があるんですよねねぇ… 別なエッセイ読んだのかな。 -
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「椎名誠」の私小説『岳物語』を読みました。
「椎名誠」作品は、昨年の6月に読んだ『飛ぶ男、噛む女』以来なので久しぶりですね。
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山登りの好きな両親が山岳から「岳」から名付けた、「シーナ家」の長男「岳」少年。
坊主頭でプロレス技もスルドクきまり、ケンカはめっぽう強い。
自分の小遣いで道具を揃え、身もココロもすっかり釣りに奪われてる元気な小学生。
旅から帰って出会う息子の成長に目をみはり、悲喜こもごもの思いでそれをみつめる「おとう」…。
これはショーネンがまだチチを見棄てていない頃の美しい親子の物語。
著者初の明るい私小説。
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「シーナ家」の長男「岳」少年の成長(幼稚園~小学校高学年)が、以下の九つのエピソードで描かれています。
■きんもくせい
■アゲハチョウ
■インドのラッパ
■タンポポ
■ムロアジ大作戦
■鷲と豚
■三十年
■ハゼ釣り
■二日間のプレゼント
■あとがき
■解説 斎藤茂太
「シーナさん」と「岳」少年の距離感がイイですよねぇ、、、
(多分)現代の一般家庭には珍しい、ひとつの理想の姿だよなぁ… と感じました。
のびのび育てられた結果なんでしょうが、、、
「岳」少年の腕白な行動や天真爛漫な素直な言動… 現代っ子には失われてしまった子どもらしさ、無邪気さに魅力を感じ、ワクワクしながら愉しく読み進みました。
勉強は苦手なようですが、遊びへの集中力への高さでは卓越した才能を発揮して、カヌーや釣りでは小学生にして「シーナさん」に勝る腕前を披露… 「野田知佑」との交流も大きな影響があったようですが、人間って、得意分野を上手く育ててあげれば、才能が開花するもんなんですよね。
続篇も読みたくなりました。
第一話の『きんもくせい』は、どこかで読んだ記憶があるなぁ… と思っていたのですが、、、
アンソロジー作品『家族の絆』に収録されていたので既読でしたね。 -
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「椎名誠」の『あやしい探検隊北へ』を読みました。
「椎名誠」の“あやしい探検隊”シリーズの第二弾作品です。
『あやしい探検隊焚火発見伝』に続き“あやしい探検隊”シリーズです。
-----story-------------
本書は、1980年前後、「椎名誠」隊長の厳しい隊規にのとって、離れ島に通い、釜たき、水くみ、たき火、宴会に命をかけていた頃の貴重な記録である。
「椎名」さんとその仲間たちの魅力のすべてが収められている“あやしい探検隊”シリーズ、待望の文庫版第二弾。
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作品タイトルから、北日本での活動ばかりなのかと思っていたのですが、、、
新潟の粟島以降、千葉の館山、再び粟島と続き、その後、物語(旅行記?)の舞台は思いっきり南の八丈島、フィリピンのエルニド諸島、パラオ島と続き、こりゃタイトルと違うじゃん… と思いながら読んでいたのですが、最後に福島の塩屋埼という北の地味な場所で幕を閉じ、タイトル通りの内容でエンディングを迎えました。
やっぱり“あやしい探検隊”の活動は、南国のトロピカルなリゾート地よりも、国内の地味な場所の方が似合いますよね。
焚火を熾して、食べて、飲んで、踊って、唄って、昼寝して… イイ大人が真剣に遊ぶ姿に、なんだか憧れちゃうんですよねぇ。
一緒に馬鹿なことができる仲間がいるのって羨ましいですね。
それにしても、、、
本書の中で紹介されている「椎名誠」の姿… 30歳代後半なんでしょうが、若いですよねぇ。 -
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4時起きで河川敷で早朝ハーフ。春爛漫でポッカポカ。
厚着しすぎて汗ビッショリ。半袖でプレイしてる人も居た。気温の変化に機敏に対応できないタイプ(汗)
10時前には自宅に戻って、もう何十年も前から読もうと思って未読になっていた、椎名誠の「哀愁の町に霧が降るのだ」を読む。
これを読んだら誰だって、自分の青春時代と重ね合わせてノスタルジックな気持ちになると思う。笑って読んでいるうちに、いつの間にか「哀愁」という言葉が胸にずんとくる。
もう40年も前の作品なのが驚き。新鮮で全く色褪せて無い、評判通りの傑作だ。「新橋烏森口青春編」「銀座のカラス」との三部作になっているそうなので、それも読んでみよう。
白いTシャツに洗いざらしの青いジーパンを履いた若さ溢れるイメージだった椎名誠は、もう77歳。
去年コロナで大変な思いをしたらしいが、回復して執筆活動を再開したとのこと。若い頃、椎名誠の生き方に憧れたが、今でもその思いは変わらない。 -
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「椎名誠」の『熱風大陸―ダーウィンの海をめざして』を読みました。
『ギョーザのような月がでた』に続き「椎名誠」作品です。
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熱気70℃、死の灼熱以外何もないオーストラリア砂漠。
アラン・ムーアヘッドの『恐るべき空白』に魅せられたぼくたち、あやしい探険隊は、4WDを駆ってアデレードからダーウィンをめざして内陸縦断の旅に出た。
見わたすかぎりの地平線、これこそ狂気的広大の極北。
なんだか熱い胸さわぎがしてこないか?
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やっぱ「椎名誠」作品って、紀行モノがイイですねぇ。
読んでいると一緒に旅をしている感じがしてくるんですよね。
赤い砂漠を四駆で縦断ですよ。
そんな旅に憧れてしまいますねぇ… でも、蠅の多さ、しつこさ、性質の悪さには耐えられそうにないですね。
本書によると、
『強引で陰険で獰猛でしつこく、無遠慮でずる賢い、という恐るべき性格をしており、たいていいつも汗のしみでたシャツの背中のあたりに常に百匹ぐらいがとまっており、そこから絶えず数十匹が飛び立っては顔方面にまわりこみ、主として目と口と鼻の穴のまわりをぶんじゃがぶんじゃがと攻めまくり、疲れると背中に回ってひと休みする』
とのこと。
こんなのに纏わりつかれたらかなわんなぁ。
行ってみたいけど、、、
もし、行こうと言われても、ちょっと躊躇しそうですね。
オーストラリアって、ワラビーズ(ラグビー)と豊な森、青い珊瑚礁のイメージしかなかったけれど、本作品を読んで、改めてオーストラリアの自然の多様さを感じさせられるとともに、認識を改めさせられましたね。
衝撃だったのは原住民アボリジニの食文化。
慣れなのかもしれないけど、カエルや蛾の幼虫等を生で食べる食習慣には馴染めないだろうなぁ。
でも考えてみるとナマコを食べる日本人を外国人が理解できないのと似たようなモノかな。
やっぱ食文化は慣れなんだろうなぁ。 -
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「椎名誠」の『日本細末端真実紀行』を読みました。
「椎名誠」の旅行記は2ヶ月程前に読んだ『でか足国探検記』以来です。
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中央線国分寺駅から極北のシベリア、南米先端のパタゴニア―小さな散歩から大きな冒険まで、世に「シーナさん」ほど「旅」と共に生きる作家はいないであろう。
本書では、誰でも行けて誰でも興味がありそうな、観光のメッカといえる要所に、忽然と登場!
“ウッソー”を連発する女の子が群がる渋谷スペイン通りを嘆き、瀬戸内海の離れ島では「自然」にいだかれてヒルネを楽しみ、札幌のキャバレーでは人生の一抹の「空しさ」を知る。
眩しいシーナ光線を全国津々浦々に照射する、心さわがす痛快エッセイ。
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今回の「シーナさん」は、パタゴニアやモンゴル、インド等の特別な場所には行ってません。
国内の誰でも行こうと思えば行ける場所で、訪れた土地の空気や雰囲気を「シーナさん」が感じるままに表現してある作品です。
1980年代の文化や風俗がリアルに描かれていて、懐かしさを感じながら、そして当時のことを思い出しながら愉しく読めました。
ガイドブックと違い、その土地の良い面だけでなく、「シーナさん」の目に映るウスラバカな景観やハズカシイ街並みについての辛辣な意見も素直に表現してあります。
当時の若者が好んで訪れた神戸、倉敷、渋谷スペイン通りについては酷評でしたが、ウンウンと頷ける部分も多かったなぁ。
旅に出たくなる一冊ですね。 -
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「椎名誠」の『あやしい探検隊アフリカ乱入』を読みました。
「椎名誠」作品って、アウトドア生活にどっぷり浸かっていた20代の頃には良く読んでいたのですが、、、
抑えていた放浪したい気持ちが沸き出してくるのが恐くて、最近は読んでなかったんですよね。
ホントに久しぶりです。
-----story-------------
マサイ族の正しい雄姿をこの目で見たい、と過激に果敢にアフリカ入りした「椎名隊長」率いるあやしい探検隊の五人の面々。
万事、出たとこ勝負、気分はポレポレ。
サファリを歩き、野獣と遊び、マサイと話し、キリマンジャロの頂に雪を見るというような至福の日々に、思いもかけない“災い”も待っていた―。
大胆不敵でありながら、哀愁にみちた「あやしい探検隊記」の第五弾、ますます楽しい熱風草原の巻。
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「椎名誠」の旅行記って、読んでいると現地の空気や風が伝わってくるような感じがするんですよね。
そんなリアルさを感じることができるところが大好きです。
旅先のどこでもガバガバと酒を飲み、ケニアの草原でライオンやキリン、ゾウ、カバ等を眺めたり、高山病になりながらキリマンジャロに登ったり、白砂の浜辺と紺碧の海のインド洋で泳いだり、、、
一緒に旅をしたくなりましたね。
旅が順風満帆ではなくハプニングがあるのも旅の楽しいところ。
そんなハプニングも、面白おかしく織り込んであって愉しく読めました。
20年程前に仲間達で≪冒険野郎BoBeBa団≫を名乗って、アウトドア生活を楽しんでいた頃を思い出しました。
出かけたくなったなぁ。
まずは家族でデイキャンプからかな。 -
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「椎名誠」の『あやしい探検隊アフリカ乱入』を読みました。
「椎名誠」作品って、アウトドア生活にどっぷり浸かっていた20代の頃には良く読んでいたのですが、、、
抑えていた放浪したい気持ちが沸き出してくるのが恐くて、最近は読んでなかったんですよね。
ホントに久しぶりです。
-----story-------------
マサイ族の正しい雄姿をこの目で見たい、と過激に果敢にアフリカ入りした「椎名隊長」率いるあやしい探検隊の五人の面々。
万事、出たとこ勝負、気分はポレポレ。
サファリを歩き、野獣と遊び、マサイと話し、キリマンジャロの頂に雪を見るというような至福の日々に、思いもかけない“災い”も待っていた―。
大胆不敵でありながら、哀愁にみちた「あやしい探検隊記」の第五弾、ますます楽しい熱風草原の巻。
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「椎名誠」の旅行記って、読んでいると現地の空気や風が伝わってくるような感じがするんですよね。
そんなリアルさを感じることができるところが大好きです。
旅先のどこでもガバガバと酒を飲み、ケニアの草原でライオンやキリン、ゾウ、カバ等を眺めたり、高山病になりながらキリマンジャロに登ったり、白砂の浜辺と紺碧の海のインド洋で泳いだり、、、
一緒に旅をしたくなりましたね。
旅が順風満帆ではなくハプニングがあるのも旅の楽しいところ。
そんなハプニングも、面白おかしく織り込んであって愉しく読めました。
20年程前に仲間達で≪冒険野郎BoBeBa団≫を名乗って、アウトドア生活を楽しんでいた頃を思い出しました。
出かけたくなったなぁ。
まずは家族でデイキャンプからかな。 -
購入済み
本作は椎名誠さんが週刊誌に連載されたエッセイをまとめたもので、時期的には30年近く前に書かれたものとなります。ただエッセイとは言いましても椎名さんがアクティブに行動されていた頃(今でも十分アクティブではありますが)のものですので、北海道の別荘で大雪と格闘するエピソードや、映画撮影でモンゴルに長期間滞在した際の記録などがメインになっておりまして、旅行記と呼んでもそれほど違和感はないと思います。それで表題作の「ネコの亡命」はタイトルだけ見るとスパイ小説みたいで何だか意味ありげですが、これもモンゴル滞在時のお話で単にモンゴルでは猫は働かない動物なので日本のように愛玩用の目的で可愛がられることはなく、いつも足蹴にされているということです。なので猫たちは国境を越えてロシアや中国に移動しているのではないかという他愛のないお話で、何でこれを表題作として選んだのかは不明なのですが、まあそれを言うと椎名さんのエッセイ作品のタイトルは全部そんな感じではあるのですが。
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購入済み
椎名さんの数多いエッセイ作品の中でも、本作はかなり上位に位置するのではないでしょうか。中でも巻末での目黒さんとの対談でも取り上げられてます「クソまみれの人生」の回は外すことが出来ないというか、ただタイトルからも察することが出来るように尾籠な話なので詳しくは書きづらいのですが、要は電車での帰りに便意を催してしまうという内容です。ただ、週刊誌での著名な作家による連載ものなのですから、最終的には何とかなるんだろうなとそんな気持ちで読んでいると最終的に何ともならなかったという、下手な推理小説よりもどんでん返しが効いていて驚かされます。他の回もちょうど映画の製作と公開時期に重なっていることもありまして、海外よりも国内での旅話が多く、それも昨日は沖縄、明日は北海道とまさに東邦西走しておりまして、そんな時代の空気も感じられる作品となっております。
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ネタバレ 購入済み
行き過ぎは恐ろしい
椎名誠さんがSFを描いているなんて知らずにいたのですが、先日、新聞で「SF三部作」なるものがあるということを知ったので、読んでみることにしました。このお話は、より良い生活や社会を求めて、様々な試行錯誤がされた後の世界を描いたもののように感じました。ただ、その試行錯誤の結果がまさしく「戦争」のようになってしまい、自分たち人間をも食い尽くす「ヒゾムシ」のようなものを生み出したり、それらの混乱等を治めるために、様々な粛清を行ったりするなど、デストピアになってしまったのですね。こうなってしまったのは、「命を顧みない」ということが要因の一つではないかと思います。今の日本などでも、気をつけていかないと、こうなってしまう可能性はあるのではないでしょうか。そう言ったことを示唆している小説だと感じました。面白かったです。次は「水域」ですね。