椎名誠のレビュー一覧
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最近、思うことあって、
椎名誠を全制覇しようと心密かに誓ってしまった。
この本は、1980年3月発行。
椎名あやしい探検隊最初の記念すべき傑作探検本。
何がいいって、裏話ネタが椎名誠、旅する文学館に書いてあるけど、沢山の離島探検を行っているが、
全体的に行き当たりばったり旅で、そこがドキドキ感が出て面白い。行く場所を決めるのも、飲み屋の会議で決めたとあるが、実は椎名の独断だったとか、行き先も当初予定した所には、キャンプする場所が無くて、見える島に移動してキャンプしたとか、もう、めちゃくちゃ。
面白い。
これは、あやしい探検隊の全体に共通するところである。
まだまだあるぜえシーナワールド! -
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なんとなく読み返したくなって。
いまや三児の父となった岳少年。エネルギーのままに全速力で駆けている子ども時代が、永遠にここにしまわれている。岳君自身によるあとがきや、シーナ隊長の他の本でも書かれているとおり、そのことで父を恨んだり距離を置いたりした時期があるというのは、ファンとしては胸が痛むが、まあ当然の成り行きなのだろう。
それでもこれは本当にいい本だと思う。岳君が「この物語とは関係なく自分の人生は続いてく」と書いているように、現実のシーナファミリーとは別のものとして、ここで書かれた家族の姿は永遠だ。
蛇足だけど…。前から思っていたのだが、椎名さんや岳君が出会った学校の先生って、つまら -
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赤マントシリーズ単行本第6弾。週刊文春1994年9月29日号~1995年7月13日号掲載分が収録されている。おそらく自分が赤マントシリーズの単行本をリアルタイムで買っていはのはここまで。いろいろ忙しくなったり、何かがあったりで途絶えてしまったのだろう。ざっと当時のニュースを見てみると、ナリタブライアンが菊花賞を勝ち、シンボリルドルフ以来10年ぶり、日本競馬史上5頭めの三冠馬に。 大江健三郎がノーベル文学賞受賞。「兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)」が発生。オウム真理教によって地下鉄サリン事件発生。13人が死亡、5,510人が重軽傷。など。震災とオウム事件が立て続けにあって世の中がザワザワしてい
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赤マントシリーズ第5弾。『週刊文春』1993年12月2日号~1994年9月22日掲載分をまとめたもの。前半は日本国内を旅している話。後半は映画撮影のためモンゴル滞在の話。今からちょうど20年前の世相を垣間見ることができて、あのころはそうだったよな~と忘れかけていた風景を思い出させてくれて興味深い。たとえば、「北海道内ではYS-11が現役で飛んでいた」「新幹線のグリーン車は同じ車両内で喫煙席と禁煙席が分かれていた。当然禁煙席も煙だらけで意味がなかった」「雪国都市でスパイクタイヤが塵被害のため禁止されスタッドレスに」「冬の新幹線や飛行機はガンガンに暖房が効いていた。新幹線の温度計は29度。旅客は汗
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長年のシーナファンだけれど、隊長の執筆量たるやものすごく、とても全部は読めていない。あまり読んでいない時期もあったので、ちょっとさかのぼって読もうかと思い、特に好きな「私小説」シリーズで未読のものを文庫や古本で入手。
まずこれをしみじみ読み終えて、本棚の椎名本の列に加えようとしたら、なんと! 同じのがあるじゃん! 読んだことあったのか。この手の話は珍しくもないけれど、自分だけは無縁だと思ってたのに…。
ええ、面白かったですよ。しみじみ読みましたよ。葉ちゃんも岳君も遠く離れようと、「家族」はいつも「かえっていく場所」なんだなあと思いながら。きっと前もそう思ってしんみりしたんでしょうよ。全然覚 -
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週刊文春に連載されていた赤マントシリーズ第3弾。1992年1月16日号~1993年1月7号掲載分がまとめられている。単行本が出た当時に買って読んだことがあるので、ところどころ覚えているエピソードもあった。オヤ?と思ったのが「丸顔ETとの遭遇」の巻。伊丹空港から乗ったタクシーの運転手が凄かったという話。「どうも私はこの地球上の生命体ではないらしいんですよ……」ワハハ。普通ならば頭のネジが2、3個飛んでしまった方の妄想で片付けることができるのだが。。運転手の話が「中国で建造中の巨大な鉄塔」からロシア・中国・モンゴルが一体化し世界征服を…ブッシュ→クリントン…あやしい世界情勢へ移っていき、地球温暖化
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週刊文春に連載されていた赤マントシリーズ単行本第2弾。1990年12月20日号~1992年1月30日号分を掲載。1993年に刊行された単行本を当時買って読んでいるはず。ところどころ断片的に覚えているエピソードがいくつかあった。1990年代初めの自分は何をやっていたのかな?とふと考えた。一言で言うと「自分を見失っていた時代」といえる(謎)。なぜこんなことを突然書いてしまったかというと、このエッセイを書いていた当時の椎名さんの年齢に自分がかなり近づきつつあることに気がついて、思わず「わあっ」と叫びそうになったからである。椎名さんはすでに世界中・日本中を旅していろいろな経験をつんでいるのに対して、自
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「からいはうまい、うまいはえらい」を合言葉に、
椎名さん率いる極辛追跡探検隊が本場の辛味を求めて韓国、チベット、日本の岩手県、長野県を旅する。
椎名さんの旺盛な好奇心によって生まれたとても薀蓄に富んだ奥の深い1冊であります。
個人的に意外だったのは、
韓国キムチの歴史が予想以上に浅いこと。
トウガラシを使ったキムチが文献に登場するのに、
17世紀まで待たなくてはならない。
日本を経由して韓国にトウガラシが伝わったことも意外であった。
五千年以上の悠久の歴史を誇る韓国の伝統料理にしては、、(以下略)。
とても勉強になりました。
ちなみに日本の漬物が記録に現れるのは、天平年間(8世紀前半)の木 -
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『気分はだぼだぼソース』につづく初期のスーパーエッセイ。
『ブルータス』誌や『翻訳の世界』誌に掲載されたエッセイをまとめたもの。
作家として独立する前の業界紙にいたころの作品。
原稿代でよく飲みに行ったそうな。
業界紙の堅苦しい文章でたまった鬱憤を、
好き勝手に書いて晴らすこともできるし、
副収入も入るしで、趣味と実益を兼ね備えたうらやましい副業だったのであった。
「かつをぶしとダイコンオロシの極致的状況は素晴らしい」
「不倫の人妻は餃子のラー油と白桔梗の花が嫌いです、と言った」
「大相撲はマホービンに負けてよいのか」
「憎しみのタクシーが愛に変わるときおれは熱い吐息でウッフンと言った」
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サンデー毎日2007年8月19日・26日合併号~2008年6月8日号に掲載されたコラムをまとめたもの。週刊文春の赤マントシリーズは開始当時から知っていたのだが、こっちの連載はまったく知らなかった。文春の方は身辺雑記中心、サンデー毎日の方は企画物という住み分けのようだ。この連載を引き受けた当時、月に最低20本、多い時で24本の締め切りをすでに持っていたそうな。これだけ多大な本数と交錯するスケジュールをこなすバイタリティと創作力はどこからやってくるのだろう?というわけで、個人的にもっとも共感したのが「ボウフラニッポン」の巻。「日本のテレビは異常にハッピーで、それが行き過ぎて何か本質的に嘘くさい」「
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『週刊文春』に連載されていた「新宿赤マント」をまとめたものシリーズ第一弾。1990年1月4日号~12月13日号分が収録されている。なぜ急に椎名誠作品を今さら読みたくなったのか?というと、この週刊文春の連載が終了していたことを最近知ったからだった。「ひるめしのもんだい」が発売された当時、単行本を買って読んだはずなのだが、ほとんどのエピソードを覚えていなかった。。従って、初めて読む本のように新鮮な気持ちで読み進めることができた。改めて思ったことは、椎名誠のモノゴトの考え方に共感できる部分がいっぱいあるなということだった。例えば、杓子定規で融通の効かない役人にコノヤロ化するところとか、コトの本質や背
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1997年4月本の雑誌社から刊行された『むはのむは固め』を改題し文庫化されたもの。『本の雑誌』に「今月の話」として1994年9月~97年2月に掲載されたエッセイがまとめられている。ホネ・フィルム時代の椎名誠が精力的に映画を作り、全国巡業を行っていたころのエピソードが中心。映画制作と並行して多数の連載をかかえ日本だけでなく世界を飛び回っていたわけだから、そのエネルギーの凄まじさに改めて驚かされる。自分の本棚サイトに最近いくつかのSF作品を登録したけれど、いずれもこの本にチラッと紹介されていて気になったものすべてである。いつ読めるかわからないけれど、今後の楽しみとしてメモしておいた。