あらすじ
日本SF大賞の授賞式、フォークランドでの不気味な体験など作家椎名誠の日常が綴られている人気エッセイ、新宿赤マントシリーズ第二弾。
本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
旅がしたい、酒が飲みたい、旨いもの食いたい、キャンプがしたい、本が読みたい、酒が飲みたい、ガハガハと笑いたい、旅がしたい、海に行きたい、山に行きたい、川に行きたい、焚き火がしたい、飯を食いたい、綺麗な女性を眺めたい・・・酒が飲みたい。
読むたびにそう思う椎名さんのエッセイ。
そういう気分に浸りたくて読むんだろうな、椎名さんのエッセイ。
憧れの人、こういう男になりたい。
だから無条件で★5つ(笑)
Posted by ブクログ
週刊文春に連載されていた赤マントシリーズ単行本第2弾。1990年12月20日号~1992年1月30日号分を掲載。1993年に刊行された単行本を当時買って読んでいるはず。ところどころ断片的に覚えているエピソードがいくつかあった。1990年代初めの自分は何をやっていたのかな?とふと考えた。一言で言うと「自分を見失っていた時代」といえる(謎)。なぜこんなことを突然書いてしまったかというと、このエッセイを書いていた当時の椎名さんの年齢に自分がかなり近づきつつあることに気がついて、思わず「わあっ」と叫びそうになったからである。椎名さんはすでに世界中・日本中を旅していろいろな経験をつんでいるのに対して、自分はあまりにも狭く単調な世界に閉じこもって生きているのだなということを痛感してしまったのである。失った時間はもう戻らないから、これからはもっと広い世界に向かっていかなくては後々後悔するのではないか?しみじみとこれまでの人生を振り返ってしまったのであった。余談だけど「あとがき」が秀逸。たまたま電車の中でここを読んだのだが、面白すぎて吹いた。あとがきをオマケだと思って飛ばしてしまうと、この本の本当の面白さを知らずに通りすぎてしまうことになる。非常にもったいないので要注意なのだ。