椎名誠のレビュー一覧
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シーナ流、サケにまつわるヨロズよもやまバナシを集めたエッセイ集。「サケ飲みの、サケ飲みによる、サケ飲みのための」1冊。あ、勝手に考えたキャッチコピーです。以前のいろんな本に載っていたネタがちらほらありますが、新たに書きなおされているのでまた新鮮でおもしろい。それに加えて、挿絵は知る人ぞ知るはた万次郎画伯なのだ!これがまたいい味を加えている!ワタクシ、はた画伯のマンガ好きなので、ヒジョーにうれしい。シーナさんとはたさんのコラボなんて、最高だぁ!しかし、サケ飲みの同士各位が読めば文句なく楽しめる本だと思うのですが、「非サケ飲み(いわゆる下戸のヒト)」が読んだらどうなんだろう?おもろいのだろうか?サケ飲みの特殊な心理(?)なんぞを垣間見て、アキレて苦笑するってかんじか?
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Posted by ブクログ
読んでも役に立たない話です。
そりゃぁそうでしょう。酒を飲むという行為自体、何の役にも立たないものですから。
酒が生み出すのはオシッコとアセトアルデヒドぐらいなものです。
そう考えると、酒を飲むという行為はひたすら哀しくも空しい行為なのです。
しかし、これほどヨロコビに満ちた行為もないのです。(飲まない人にはひらすら迷惑なだけですが・・・)
今日も日本のあちこちで、いや世界のあちこちで酒を飲み、どうでもいいことを考えバカ話をする。
人間は一生のあいだどのくらいビールが飲めるか!?なんてことを考えてもしょうがないけど考える。
そんなシーナさんを私は激しく支持するのだ。
(追記)
このエッセイの中で人間が一生の間に飲めるビールの量はせいぜい25メートル・プール一杯分しかないというくだりがある。それを夜中にビールを飲みながら読みつつ、本棚から村上春樹氏の『風の歌を聴け』を持ってきて「一夏中かけて、僕と鼠はまるで何かに取り憑かれたように25メートル・プール一杯分ばかりのビールを飲み干し、「ジェイズ・バー」の床いっぱいに5センチの厚さにピーナッツの殻をまきちらした」と書いてあるのを確認し、「村上はん、大法螺でんな~、ウシシッ!(^o^)」などとツッコミを入れている私はつくづくアホだと思う。 -
Posted by ブクログ
タイトル通り「辛さ」を求めて駆け回るオジサン一行の食べ歩き旅行記。韓国、チベット、遠野、信州。それにしてもよく食べる、食べる、食べる、食べる。どれも本当に美味しそうに書かれていて、読んでいてお腹が空いてくる(笑)韓国旅行食べ歩きガイドとしてぴったりの一冊かも…今では気軽に食べられるようになった「辛いもの」だが考えてみると、昔は日本にこれだけ「辛い」ものは滅多に存在しなかったような…以前に比べて家庭の食事が国際化して、日本人の味覚も変化しているような気がする。私も以前はキムチだのニンニクだの食べられなかったのに今じゃ大好物だ。また韓国に辛くて美味しいものを食べに行きたいなあ…
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Posted by ブクログ
椎名誠の小説はひとつも読んだことがなくてときどき、旅のエッセイを読むことがあるくらいだけど、『岳物語』に始まる椎名家の物語は、ひそかに気にとめていて『続岳物語』『春画』と、本屋で出会うたびに、つい買っていた。先日、本屋でその私小説シリーズの続編ともいえる『かえっていく場所』を見つけて、さっそく手に取り、最近の椎名家のことを知ることとなった。『岳物語』ではまったく姿を見せなかった娘がずいぶんと登場していて、ちょっと驚いたが、それよりなにより、あのパワーの塊のような椎名氏が心を病んでいたこと、さらに、いつもきりっと背筋を伸ばしているイメージの一枝さんまでも、心を弱らせていたということに、あんなに元気に好き勝手してこれた人たちでも、やっぱりそうなんだ〜〜と、タメイキが出てしまった。まあ、でも、考えてみれば椎名誠も62歳だよ。信じられんが。椎名家の物語に惹かれるのは、この家族4人の成熟したオトナの付き合い方だ。今の日本では珍しい個人を尊重したスタイル。アメリカに住む子どもたちと、旅の多い親たちが、時には世界のあちこちに散らばりながら、好き勝手に暮らしているようでありながら、しかし、根っこの部分でつながっている。いったいどこの何がその求心力なのか。「かえっていく場所」を、それぞれに持っているということなんだろうか。それって、どうやって培われてくるものなのだろうか。椎名家のことが気にかかるのは、その部分。その謎を知りたくてこの家族の物語を追っているようなものだ。