椎名誠のレビュー一覧

  • もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    椎名誠先生の作品はあまり読んだことがなかったけれど、内容が面白くてあっという間に読み終えてしまいました。それにしても、もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵なんていうタイトル、凡人にはとても思いつきません。

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    2017年07月30日
  • おれたちを笑え! わしらは怪しい雑魚釣り隊

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    もう、中学生の時から椎名誠の「怪しい探検隊」シリーズは読んでいた。母が椎名誠を好きすぎて本を買い、それらを私や姉が読んでいたから。中学の自分は、大人がバカバカしい事を真面目にバカバカしくやっていることが許せなく、読んでいてもつまらなかった。
    今回は20年ぶりの「怪しい探検隊」をつい懐かしさのあまり手に取り買ってしまった。タイルとるは「怪しい雑魚釣り隊」になっていたが、歳をとると真面目にバカ騒ぎをしている大人が羨ましくなり、読み進めながら「なにやっとんねん」とツッコミ、あきれながら楽しくよんでいた。
    椎名誠という人は不眠症ながらも子供でありながらどこか冷静に世の中を見ている人なのかもしれない。

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    2017年06月25日
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(下)

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    前巻から引き続き安賃貸での共同生活が続いていく。いつまでも続くと思われた仲間たちとの共同生活も、一人、また一人と自分の道を見つけ、抜けていく。いつまでも子供のままでいられない、その寂しさのようなものが感じられた。

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    2017年05月19日
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(上)

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    椎名さんの若かりし頃の生活を描いた作品。気の合う仲間たちと、日の当たらないような安賃貸で共同生活を営みながら、酒を飲んだりバカをやったりしている様は、レールの上を歩んでいるような私にとって、刺激的で惹かれるものがあった。私もこんな生活をしてみたいと思った(1か月で嫌になるかもしれないが)。

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    2017年05月19日
  • 続・岳物語

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    内容(「BOOK」データベースより)
    ご存知、シーナさんちの岳少年。男の自立の季節を迎えている。ローバイしつつ、ひとりうなずく父親シーナ。子と父のやさしい時代が終わり、新しい友情物語が始まる。大好評「岳物語」PART2。

    岳くんが自立を始めて椎名さんサミシイの図です。返す返すも我が父のしょうも無さが思い出されます。こんな父親欲しかったですなあ。
    犬ガクもまだまだ若くて元気で、ずっと見守っていた読者としては再読なのにホロリとします。
    野田知佑さんも若いからはつらつとしてかっこよくて、こんな環境に居た岳くんの事がうらやましい。
    この本が切っ掛けでこの親子長い断裂期に入ってしまうのですが、今は孫に

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    2017年05月14日
  • 続 大きな約束

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    内容(「BOOK」データベースより)
    サンフランシスコの息子・岳から家族ともども日本に帰るという連絡が入った。マゴの風太くん、海ちゃんとのひさびさの対面を前に、シーナの意識にタダナラヌ変化があらわれる。執筆や取材の旅で身辺多忙をきわめながらも「いいじいじい」になるためにベジタリアン化したり人間ドッグに入ったり…。もうすぐだ。マゴたちとの楽しい「約束」が待っている。シーナ家三世代の物語、待望の続編。

    椎名さんもすっかりお年を召しましたがますます忙しいようで、自由な印象とは程遠い原稿四の字固めで毎日毎日忙しく過ごしているようですね。この本からも数年経っていますが、未だに本出てますから本当にすごい

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    2017年04月14日
  • 大きな約束

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    内容(「BOOK」データベースより)
    シーナ家に新しい家族が加わった。名前は「風太」。サンフランシスコに住む岳の子供だ。あいかわらず、旅に出て釣りをして写真を撮って酒を飲んで大量の原稿と格闘する日々の中に、涼風のように飛び込んでくる風太くんからの国際電話。スバヤク「じいじい」の声になって対応しながらシーナは思う。人生でいちばん落ちついたいい時代を迎えているのかもしれない、と―。シーナ的私小説、新章突入。

    シーナさんもおじいちゃんになり、日々忙しく過ごしながらも穏やかな気持ちでおじいちゃんやっているんだなあとほっこりします。
    が、しょっぱなからケンカで殴って人の歯折ってますがな。相変わらず血の

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    2017年04月07日
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(下)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、イサオの四人は、相変わらず「克美荘」の暗く汚い六畳の部屋で、共同貧乏生活の日々を送っていた。しかし、それぞれが徐々に自分の生活を確立していくにつれ、四人が揃うことは少なくなっていく。そして、共同生活にもついに終わりの時が訪れた。木村は司法試験の勉強のために実家に戻り、沢野が去り、業界新聞社に就職した椎名も、次第に克美荘から足が遠のいていった―。自身のまわりを怪しく徘徊する魅力的な人々を、椎名誠が生き生きと描く傑作長編

    いつかは終わる共同生活。皆成長して自分の世界を獲得して行くにつれ、部屋に帰って来なくなります。未来溢れる若者

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    2017年02月23日
  • 麦の道

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    内容(「BOOK」データベースより)
    津田尚介は、県立高校の受験に失敗し、創立2年目の“落ちこぼれ救済”の市立高校に滑り込む。最初は「まあいいやどうだって…」とすべてに醒めていた尚介だったが、親友ができ、打込めるスポーツをみつけ、気になる女学生が現れ、しかも喧嘩相手には事欠かず―と、その高校生活は徐々に熱くなって行く。喧嘩と柔道に明け暮れた高校時代を、パワフル&爽やかに描く、自伝的熱血青春小説。

    椎名誠の青春小説はどれもこれも自伝的な本ばかりなので、登場人物に愛があります。本人が郷愁を感じながら書いているのが分かるので、自分も失われた時間を見つめながら読んでしまうので、懐かしい気持ち

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    2017年02月13日
  • すばらしい黄金の暗闇世界

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    椎名誠が「好き」だけど「怖い」ものを書いた一冊。闇、不眠、水問題、蛇…。と一般的に怖いと言われるものや、イソメやゴカイと気持ち悪いものも書かれている。シーナはイソメ、ゴカイが嫌いだが、文章からあふれんばかりに伝わってくるのが面白い。ぎゃおおおう。

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    2017年01月30日
  • ヤマケイ文庫 あやしい探検隊 アフリカ乱入

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    椎名誠って、こんな感じなのね。
    仲間内の話が多いけど、不快な感じも嫌味な感じもせず、のんびりと読める。
    まあ、真面目に読む内容ではないから、暇つぶしにはちょうどよかったかな。

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    2017年01月15日
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(下)

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    ベースは貧乏なヤローたちの共同生活を面白おかしくつづった小説なのだが、ときおり描かれる叙情的な風景や心理描写がちくっと胸を刺す。

    いつもはバカばっかりやっているのに、ふと夕焼けがしみたり、冬の夜の冷たさにハッとして空を仰いだり、一人のときに将来のことを夢想したり、何も知らないくせに人生や世の中に絶望したり。そんな瞬間が確かにあった。

    振り返ってみればなかなかすてきだった、そんな日々を思い出させてくれる本なのでありました。

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    2017年01月12日
  • 哀愁の町に霧が降るのだ(上)

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    20年ぶりぐらいに再読した、シーナマコト的青春白書。
    スコーンと抜けるような、男の青春がまばゆい。人生というか、生き方に窮屈さを感じているタイミングで、この本を選んだのは偶然か。それとも必然か。
    もちろん下巻だって読むもんね。

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    2017年01月05日
  • アド・バード

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    読んで顔を上げれば、ぞっとする。
    我々は既に広告の中に暮らしているのである。
    そんな、現実をすこし浸食するSF。

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    2016年10月18日
  • 大きな約束

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    あとがきのシーナさんのことば通り、なんにも起きないお話。でもそれを面白く、感じ入るのはやはりシーナさんの人柄と文章だなぁと思った。ちょうど沖縄に行くときに持っていったのでタイムリーだった。

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    2016年08月22日
  • 風の道 雲の旅

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    あやしい探検隊のように、大勢の仲間とわいわいやる話も面白いが、この本のように一人旅の椎名誠の世界も好きだ。各風景に風を感じられるところがよい。力強く静かに風を纏う男、椎名誠。かっこいい。。。写真もきっぱりしていてお人柄が偲ばれる(全てモノクロだがカラーで見てみたいのもある)。

    解説で藤代冥砂さんが冒頭に「椎名さんは、椎名誠として、どーんとあって、なんというか、もはや地名みたいなもので…」と書かれている。地名笑。でも本当にその通り。私にとっても椎名誠は道標。

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    2016年08月05日
  • 新橋烏森口青春篇(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    椎名誠の青春三部作の一つで、僕が一番好きな友人同士で同居していたアパート時代から、彼がサラリーマンとして働き始めた時の話しです。
    自由で少しやさぐれた出版業界の端っこで、まだどうなるとも言えなかった、椎名青年の少しひねくれた男っぽい葛藤がとてもいいです。
    まだ20代そこそこなのに、酒の飲み方ややる事がすでに荒くれたおっさんのようで、昔の若者ってげんきだったんだなあとしみじみ思います。僕の世代は大分大人しい世代だと思うし。やはり高度経済成長時に青春を送るというのはなんでも面白い時期だったんでしょうね。
    やはり好きです椎名誠さん。僕の青春の一部です。

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    2016年04月26日
  • 鍋釜天幕団フライパン戦記 あやしい探検隊青春篇

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    冷静になれないのです。やはり憧れの椎名誠の、それも大好きな怪しい探検隊の黎明期の写真を見ながら椎名さんと沢野さんが語り合うなんて大した内容でなくともぐっと来るに決まってます。初期によく出てきた人物がやたらと懐かしく、またシリーズを読み返したくなりました。

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    2016年02月17日
  • あやしい探検隊 不思議島へ行く(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    あやしい探検隊シリーズ第3弾。
    いつもの沢野ひとし氏が今作では一度も参加していないのが少し寂しい。

    日本には知られざる島がたくさんあるんだな。
    椎名誠氏は石川の舳倉島には行ったことあるのかな?

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    2016年01月30日
  • あやしい探検隊 不思議島へ行く

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    あやしい探検隊シリーズ第3弾。
    いつもの沢野ひとし氏が今作では一度も参加していないのが少し寂しい。

    日本には知られざる島がたくさんあるんだな。
    椎名誠氏は石川の舳倉島には行ったことあるのかな?

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    2016年01月30日